526 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :
F・W・クロフツ「フローテ公園の殺人」を読んだ。
人当たりが良いジョーことフレンチ警部シリーズ開始前の作。
「樽」に次ぐフリーマンの初期代表作とする見解も存するが、
「訳者あとがき」にも記されたとおり、「・・・退屈な部分もある」という
のが正直な感想。
事件は本年のWカップ開催国南アからスタートし、英国(スコットランド)に
まで及ぶのだが、当時の両国の関係性を考慮するとしても、
南アでの知り合いがスコットでご近所さんになる(それも複数)ってのは、
創り過ぎを感じざるを得ないものあり。
それにピエロに止まるファンダム警部可哀想杉だろってか。
(うーんファンダム〜なーんちゃってな(w )
527 :
名無しのオプ:2010/12/18(土) 15:52:55 ID:c1l5XYLe
>>526 激務の合間を縫っての論考、お疲れ様です。
書斎さんの論考は緻密なだけでなく、どこか心の余裕があるんですよね。
それがユーモアに繋がってるのかな。
最後は思わずニヤリとせずにいられません。