【鷲の啼く】西村寿行Part10【北回帰線】

『去りなんいざ狂人の国を』

鳴島小菊　　神谷玄二郎　　石舟警視正
この三人の男たちのうち、鳴島だけが尻を犯されなかった理由。
寿行ファンのあなたなら、もちろんすぐにピンときたことでしょう。
鳴島だけが肛門に男根を突っ込まれなかった理由、
それは彼の名前にあります。
小菊――
女性名のようにも感じられる、美しくも愛らしい名前です。
実際、神谷は鳴島を「小菊ちゃん」と女の子を呼ぶように呼んでいます。
女性的な名をしていながら、
ただ一人、女性のように男に犯されることがなかった鳴島。
それはなぜか？
小菊、小さな菊というその名の本当の意味は――
そうです。「小さな肛門」という意味だったのです。
小菊の菊とは菊の座のことだったのです。
菊の座とはいうまでもありませんが、肛門の異名です。
もうお分かりでしょう。
鳴島小菊の肛門はとても小さい、小さくて男根など入らない、
だから鳴島が男に尻を犯されることはないよ――
そういう寿行先生からのメッセージが、彼の名前には隠されていたのです。
さすが寿行先生、洒落たお遊びをなさいます。

「垰」の主人公の娘も小菊じゃなかったっけ？

>>769「垰」の主人公の娘も小菊じゃなかったっけ？＞そうだよ。

寿行のネーミングセンスって独特だね。
響きだけ聞くとジェンダーの不明な名前ってけっこうある。
浜村千秋 ♂（われは幻に棲む）とか、貴船かおる ♂（白骨樹林）とか、槐帰雲 ♀（晩秋の陽の炎ゆ）とか‥‥
舞台が現代なのに、侍みたいに古風な名前も多い。徳田左近、拝郷樺之介、御門輿宣、包木一膳‥‥
それと、名前に使われる漢字は「十」や「秋」がお気に入りのようで、出てくる頻度が高いね。

十といえば十樹吾一だな

黄金の犬のサウンドトラックCDが発売されるね。

朗報ですね。
でも何故、今頃なんだろう？
何かのタイミングなんですかね。

寿行作品の映像化の出来は、ハッキリ言って微妙なものが多かったと思いますが、
映画「化石の荒野」も「黄金の犬」も「犬笛」も
テレビ版の犬ドラマ「黄金の犬」「犬笛」「炎の犬」‥‥
すべて音楽やテーマソングは素晴らしかった。
寿行ドラマのサウンドトラックを集めたコレクションを出して欲しいくらいです。

「炎の犬」ってTVドラマ小学生のころ大好きだった
大人になってから寿行作品を読み出して、
あれの原作が寿行先生だったと知ったときはビックリした

寿行先生の犬シリーズはワンダフルですね

鯱シリーズの中でも特にお気に入りだった「碧い鯱」を再読。
いや、再読なのに面白いのなんの。
テーマが時代を先取りしていた事もあり、30年も前に書かれたものなのに全然古びて感じない。
逆に、いまだに（赤い国）が存在して、KGBが暗躍しているような錯覚すら覚えますw

寿行の再読は、実に久々であって、そのせいもあってかサクサク読めた。
この人の文章はリズム的で本当に読みやすい。
かといって、ライトノヴェルや、昨今の人気作家のような（軽さ）とも無縁。
もう、ほとんど職人芸の域。
エンタメ系の小説は、今も結構読んでるけど、
これほど読みやすく引き込まれる作家って最近ちょっといないなあと思う。

アマゾンの密林で十樹と関根が一触即発となるシーンのやりとりは、
何度読んでもカッコイイわあ。

絞首系じゃけん
もう決めたけん

>>777
梅吉じいさん、今度は誰を絞首刑ですか？

御坂亜紀とやりたい

タイトルど忘れしたんだが、寿行先生本人が登場人物の話
あれが異常に面白かった記憶がある

あとアマゾンだかどっかで兄弟が頑張る話、確か弟があんちゃん言ってた
姉が輪姦されまくりのうえに兄がケツ掘られまくる話

なんつったっけ・・・

>>780
＞寿行先生本人が登場人物の話
「地獄」（上下二巻）

＞あとアマゾンだかどっかで兄弟が頑張る話
「炎の大地」

「黒猫の眸のほめき」も寿行先生本人の登場する スラップスティックコメディ

あんちゃん「うるさい。いちいち、あんちゃんあんちゃん言うな」
弟「わかったよ、あんちゃん」

弟を守って弟の身代わりにケツ掘られるあんちゃん
とにかく惨すぎる
兄弟が酷い目に遭いまくり
日本人はブラジルへ行ってはいけません

最近、TVプロデューサーが自分の番組の視聴率を稼ぐために、
殺し屋を雇って事件を起こしていたのが発覚したりして、
なんかもの凄い国だよな。ブラジルって‥‥

そうそう、うっかり忘れそうになってしまったけど、本日は先生の御命日。
アーリー・タイムスでも飲みながら、三周忌を偲ぶことにしましょう。

麻紀子様の尻や野萩広子の腹のうねり、土田明子様の肉付きなどを
思いながら巨匠の三周忌を偲ばせていただきます。

改めて本当にありがとうございました。

空蝉の街好きだったら何がお勧め？
しのぶで抜いてます。

>>786
「空蝉の街」はトリオだっけ？
ちょっとテイストは違うかもしれないけど、
とりあえず「わらの街」「風紋の街」「陽炎の街」あたりを読んでみては？
ダメ主人公コンビが、ヘタレながらの珍活躍みたいな‥‥

>>786
蘭菊の狐〜襤褸の詩、あたりも捨てがたい。

>>787
>>788
ありがとうございます。読んだら感想書きます。
コンビが〜、ってより共同妻とかの設定とかしのぶがかわいいとこが好きです。

>>781
亀だけどthx、まさにそれです
地獄のほうはリアルでニヤニヤが止まらないほど面白かったなあ

今になってブクオフで再読しまくってる
殺戮の美少女だとか戦うヒロイン徹底凌辱だとか、今でこそありふれた描写を当時からやってたんだな
あと基本的に娯楽小説なのに自然知識の凄さとか海外描写のリアルさとか

かなり前の話だけど、「化石の荒野　映画版」で、「海に向かって歩く後ろ姿の
全裸女性は、エアブラシで描いた」ってここで聞いたので、映画のポスターを見
たんだよね。
何度みてもこれが実物じゃないのが信じられないくらい、本当っぽい後ろ姿だね。
書いた人、超絶テクだと思ったよ。

でもあのポスターみて、映画見たくなって実際にみた人は、裏切られた気分だっ
たろうな（笑）。

ジュコラーの夢を具現化したお尻だった。

何度じっくり見てもあの後ろ姿は最高。
7頭身以上のボディー、長い黒髪、くびれたウエスト、高い位置にある腰、
豊かな尻、長い足と、女性の後ろ姿はこうあるべしと寿行監修がまちがい
なく入っていそうな裸身だ（笑）。
ポスターが欲しくなった。

化石のポスター、少し前だけどヤフオクに出品されてたな
落したのはこのスレの住人かな？
例のお尻姿のポスターと、プロモーション用らしい渡瀬恒彦の2種類がセットになってたけど
渡瀬のは、スーツを着崩して、拳銃の銃把を頭の後ろに当ててるポーズのやつ
若い頃は眼光鋭くて意外にカッコよかったんだな
今、テレビで見るおっさんキャラからは想像できなくて少し驚いた

渡瀬に限らず、現在おっさんキャラになってたりするおっさん爺さん俳優の大半は、
若い頃はカッコいい二枚目で売ってたのさ
たとえば時代劇
昔は時代劇が盛んだった
現在おっさんキャラになってたりするおっさん爺さん俳優は、ほとんどが、
若い頃は時代劇で活躍してた
時代劇の中の若い頃の彼らは眼光鋭くて、
刀を抜いて凄んでるとこなんて、現在の彼らとは同一人物とは思えないかもね
現在の若手俳優にはない鋭さであり凄みがあるよ

>719さん
そのすぐ前に、鳴島は40年配の女を相手していましたね。
その女が騎乗位で果てたぐらいですから、二人のセックスはかなり佳境だったわけです。
状況としては、40年配の女が離れたすぐあとに、亜紀と接合した鳴島の方はもう暴発寸前
だったかも知れませんね。
でも、亜紀はそれを許してくれなかったと思います。
腰は打ち振っていましたが、文章から読み取るに、ふたたび鳴島から離れるまで12秒程度
しかありません。
それでは、あまりにも短すぎるでしょう。

あくまで文章からの推測ですが、「鳴島は果ててない」に一票です。

>>796
鳴島に果てさせても許した、というか別にどうでもよかった
というのが正しい気がする。
なぜならここまでの間に中年男どもに徹底的に犯され
膣の中は見知らぬ男達の精液で満たされていたから。
後の描写にも「どうせ汚れた体」と
半ば諦め状態だし、ただの鳴島との接触なら別に
挿入させる必要までない
訳だし。
むしろ亜紀が自分の意志で挿入させたようにしか思えないのだが。

http://d.hatena.ne.jp/hisane/20100829/1283044723

伝奇作家の荒山徹が、一番に影響を受けた作家は、西村寿行だそうだ。
これは、あまり知られてないんじゃないかな。

立腹した女が命令、男を全裸で駅前歩かせる

　神奈川県警緑署は３１日、ともに横浜市緑区に住む無職の男（２１）と女（２２）を、
公然わいせつ容疑で横浜地検に近く書類送検する方針を固めた。

　捜査関係者によると、男は、女に命じられ２０日午前０時頃から約１５分間、
終電間際で人通りの多い同区のＪＲ横浜線十日市場駅前などの道路約３５０メートルを
全裸で歩いた疑い。通行人の通報で駆けつけた同署員が男を同容疑で現行犯逮捕し、
その後、釈放していた。

　２人は昨年１月頃から同居しており、女は、滞納していた家賃を男が払わないことに腹を立て
「服を全部脱げ」「自転車の後をついて来い」などと男に指示。女が運転する自転車の後を
全裸で歩かせた。男の服は自転車の前かごに入れていたという。

　調べに対し２人は「ばかなことをした」などと反省しているという。
捜査関係者は「前例のない事件。草食系男子が増えているというが、
ここまで言いなりになるのは理解できない」と、あきれていた。




お尻さま〜〜〜

そこに跪くのよ、おまえ！

ごめん、女王様キャラが出る作品でお勧めの作品ある？

寿行先生の作品は、男が女を奴隷化する作品は読んだことあるけど、
女が男を奴隷化する作品は読んだことない。

>>801
女王様キャラというとちょっとニュアンスが違うかもしれないが、
女奴隷が何かをキッカケに主従逆転して、男を奴隷化するエピソードは多いね。
「怒りの白き都」とか「死神（ザ・デス）」とか。

あと、「襤褸の詩」なんかは、女も男も関わりなく奴隷にしたり、されたり渾沌としている。
そういうのは特に後期の作品に多い。

「われは幻に棲む」や「鬼の都」は、怖い鬼女が男を喰らい殺しちゃう話。

峠に　時点でパイズリや足コキが出てくるのがスゴイ

>>801
「闇の法廷」「鉛の法廷」
「鷲の啼く北回帰線」
「涯の鷲」
「雲の城」

鞭の柄をお前の肛門にぶちこむわよ！

奥さんは、美しいお身体をされてますね（ねばい目）。

関係ないがジブリのアニメに「ハウルの動く城」というのがあって、
主人公のハウルの半ケツが見られるのだが、「ハウルの動く尻」で
検索したら約１７万件がヒットした。中にはこんな会や会員の声が。

「ハウルの尻を崇める会」

・ハウルの尻にときめきすぎてうっかり変な同盟まで作ってしまいました。尻愛。
・「ハウルの動く尻」既に５回見ました。あと３回は見ます。
　先行上映の時からハウル様の尻しか目に入りませんでした。
　尻同盟を本当に作った○さんは神だと思います。
　これからも共に尻を愛で続けましょう！
・ハウルの全てがあのケツに描かれているくらい、印象的…というか衝撃的な尻でした(笑)
　そんなハウルの尻を愛してます。
・ハウルの尻命！！（笑）
・ハウル大好きですが、ハウルのお尻はもっとスキです(オイ)。目に焼きついていて離れない(笑)。
・あのときのシーン（お尻）は忘れられません!!!!　そんな（お尻な）ハウルが大好きですvvvv
・思わず尻に反応してしまいますーｗ
・２回目を見たときに画面から消えて行く尻を拝めました...!!
　グッズにないのが残念で仕方ないです...
・映画で一番印象に残ってます！
・目線が尻に釘付けになりました。
・出血・・・（出尻？）大サービスに大喜びしたのは私です・・・。
・ハウルのお尻が頭から離れません！！ラブリーvv
・不意打ちサービスショットに鼻血逆噴射でした。
・アレに視線（心も）釘付けになったのは、私だけじゃなかったのね、と感動。
・お尻のインパクトが強すぎました！可愛い〜！
・あのシーンはずっとお尻ばっかり見てました（爆）
　いつまでも愛でいたいですvv

>>806
腐女子が作ったんだろそれ

いやもちろんそうなんだが、お尻に対する執着では性差の壁を越えて
相通ずるものがあるのであるな、とｗ

>>802
われは幻に棲むの鬼女は個人的に寿行ワールド最萌のヒロインだった
17歳美少女、素手で悪漢数人を叩きのめす超人、人の暖かみを知るまでは冷酷で世間知らず
女王キャラかと思いきや惚れた相手には従順で徹底的に尽くす

これ何年前の作品だっけか…近年のラノベ等でこの手のキャラは非常に増えている
逢魔一家もそうだけど、寿行先生は常に時代の先を行ってた気がする

>>809
「われは幻に棲む」
もう軽く30年以上前に書かれた作品だね。
鬼畜な行いをする主人公も、ただ鬼畜なだけでは終らない。
その辺のラノベと違って、人間的に成長していくところに寿行作品の深さがある。
寿行さんのあの人間味あふれたラストは泣かせるね。

「われは幻に棲む」に限らず、当時、先鋭的だった寿行ハードロマンは、
一部の書評や作家さんに、劇画的とかあり得ないとか攻撃されていたけど、
そんなことも今は昔。
ラノベやヤングアダルト向けの小説が氾濫するいまとなっては、
誰もそんなことは、言わなくなってしまったな。
寿行作品自体がハードアクションの古典となりつつある。

>>808
腐女子が男のケツに執着するのは、
腐女子的には　男のケツ＝性器　だからである。
一方、我らが寿行先生もまたケツに執着する。

実は、男の作家でやたらとケツに執着する作家、
女性器よりもケツに対して異常に執着する男の作家は、
ゲイの傾向にあるのではないか？と疑われることがよくある。

女のエロシーンを描いても、必ずといっていいほどバックから挿入、
つまり女にケツを突き出させて挿入、という描き方をする作家は、
ゲイの傾向にあるのでは？と疑われやすいのだ。
加えて、女と男は主に性だけの繋がり、男と男は相棒、
という話を書いていれば、さらにゲイの傾向を疑われやすい。

たとえば隆慶一郎なんかもそうである。
隆もまた、女性器よりもケツに執着する。
女が肛門を犯されるケースもよくある
いわゆる「男が男に惚れる」という話ばかりを書く。
実際に男同士の恋愛話も書く。しかも男同士の愛を素晴らしいもの美しいものとして書く。
一方、女と男はほぼ性の繋がりだけ。「しょせん女には何もわからねぇ」的書き方。
いい女が書けない。いい女＝実は中身が男　である。（作中でもそう言われている）
さらにエッセイで自分の若い頃は男色は普通だった的なことを書く。

そんなこんなで、隆慶一郎って精神的なゲイっぽいよなあ、
男が大好きで女嫌いだよなぁ、とよく言われるのである。
寿行先生には、隆と共通するところがややありそうである。
寿行先生の作品を読んで、先生ってちょっとそのケがありそう…
と思った人は、そこそこいるのではないだろうか？
まあ、寿行先生の場合は、信ずるに足りる存在は
犬＞＞＞＞＞（超えられない壁）＞＞＞男＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞女
だろうけど…。

書き忘れた。一段落目

>>808
>お尻に対する執着では性差の壁を越えて
>相通ずるものがあるのであるな、とｗ

腐女子が男のケツに執着するのは、
腐女子的には　男のケツ＝性器　だからである。
普通の女は、男のケツにそれほど執着はしない。

「あるじさまの男根さま！」を連呼してるシーン見るとマジで噴飯するんだがｗ
真面目に書いてるのか寿行流のハイセンスなギャグなのかどっちなんだｗ

そんなにしょっちゅう出てくる台詞じゃあるまい

「晩秋の陽の炎ゆ」の重衡と樹生なんて、
男同士だとこんな感動的に描けるのに、
なんで男女だと
「すばらしい、尻だ」「男根さま！」「性交奴隷として飼ってやる」「ああ」
なんだろう
そういう感想は抱いた
なっ
やはりそこが「女の性を信じていない」ってところなんだろうか

※寿行の描く世界観は性的エンタメ。本物の性的変態は押尾みたいな奴。

押尾被告とドラッグセックスをした女性も出廷し、セックス時の生々しいやり取りを証言。
また、田中さんが知り合いに、「性癖が変なのと付き合っている」と押尾被告との交際を
語っていたことも明らかになった。

http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story/06fujizak20100906011/

>>809
30年近く前だよ