【推理パズル 総合スレ】第16回モナギコ蜘蛛の会
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「幽霊からの電話」解答篇1/2:
皆さん推理のレスありがとうございました。レスで指摘の穴もたしかにあるけど
「幽霊からの電話」解答篇いきます。納得していただけるといいのですが…
まず、電話の通話記録は証拠が残っているので確かなものです。
仮にこれを牧村か、または他の者の細工だとしても、それによって犯人が得をするようなことはありません。
通話記録により犯行が0時6分以降だと思わせるためなら、犯人は凶器の置き時計の針もそれ以降の時間に動かしておくはずです。
時計の針が11時46分を指して止まっていたままにしておいて、電話で犯行が0時6分以降だと思わせる細工には必然性がありません。
細工ではないとすると、電話の声は猿渡本人だったことになり、猿渡は0時6分までは生きていたことになる。
隣室の花崎の証言を信用すると、7月7日午前0時30分頃にはすでに殺されていた可能性が高く、
(それ以後の殺害だと隣室に物音が聞こえるだろう)
殺害犯行時刻は7月7日午前0時6分を過ぎてから午前0時30分頃の間ということになります。
とすると凶器の置き時計の針が11時46分を指して止まっていた謎が残る。
猿渡は几帳面でコマメな性格なので置き時計の時間が20分以上も遅れていたりすることはまずないでしょう。
じっさいの犯行時、凶器に使用された置き時計は12時6分から12時30分の間で針が止まったものと考えられます。
それをあとから犯人が、置き時計の割れたガラスの間に指で、止まった時計の針を11時46分に戻した。
針を11時46分に戻すことによってアリバイが成立する者もいなかったことから、アリバイ工作のためでもなかった。
ではなぜ犯人はそうする必要があったのか?そしてそうする必要のあった人物は誰なのか…?(つづく)