【推理パズル 総合スレ】第16回モナギコ蜘蛛の会

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309旅館の殺人解答篇1/2
ほとんど解答出てるようなので答えに行きます。
>>296-297の「解答篇1/2」
『犯人那覇神戸海話』とは「はんにん、なは、しん、ど、うみ、わ」
つまり元は「はんにんなはしんどうみわ」と記されてあったものが
それを女中がぶつかったときにキーを押してしまって『犯人那覇神戸海話』と誤変換されてしまった。
「はんにん なは しんどう みわ」とは「犯人名は新藤美和」のことである。
では新藤美和が犯人か?それは違う。
被害者は睡眠薬を飲み熟睡しているときに首を絞められ殺された。
殺害された大和田には犯人の名をダイイングメッセージとして残せるわけがなく
「はんにんなはしんどうみわ」という文字は犯人が偽装したことになる。
真犯人が新藤美和を犯人に仕立てようとしたのだ。
よって新藤美和は犯人ではない。
さらに、新藤美和は「しんどう よしかず」と読むのに「みわ」と書かれていたことから
犯人は新藤美和という文字は知っていながら「よしかず」と読むのを知らなかったことになる。
すなわち、新藤の彼女の岩木裕子も犯人ではない。
では、新藤美和という文字を知りながら「よしかず」と読むのを知らないとはどういうことか?
犯人は宿帳に記入する時、宿帳の中に自分より先に泊まっている新藤美和という名前を目にしたのである。
310旅館の殺人解答篇2/2:2009/06/06(土) 01:39:15 ID:ldVyHolc
>>296-297の「解答篇2/2」
神崎彩音の場合、新藤美和より先に宿に着いているので、彼女は新藤美和という人物が泊まることを知らない。
仮に大和田のノートパソコン内の、金を借りた名簿の中から新藤美和の名を見れたとしても
多くの名前の中から知らない女性名と思われる新藤美和の名前を犯人として仕立てようとするのはおかしい。
宿帳に名を記すときに新藤美和という名前を見ることのできたのは新藤美和よりあとに旅館に着いた古田広介。
彼は寝ている大和田の部屋に忍び込み、首を絞め殺害したあと、ノートパソコン内を見る。
金を借りた名簿欄から自分の名前を削除しようと考えたが、大和田の事務所等にもデータは残っていると思い
自分の名前を消すとかえって怪しまれることに気付き、名前を消すのを思いとどまる。
が、そこに宿帳で目にした新藤美和という宿帳にあった同じ名前を発見した。
「こいつも借りていたのか」と思い立ち、新藤美和を犯人に仕立てようと「はんにんなはしんどうみわ」と書き残した。
「よしかず」と読むとも知らずに「みわ」だと勘違いして…。

宿帳を前にし警部は声を上げた「そうか!犯人は古田広介だ!」
やがて古田広介は観念し、地元警察に連行されていく。
「それにしても他の金を借りた者達も、こんな田舎の旅館にたまたま集まるとは偶然なのか…。
いや、もしかしたらあの連中も機会を狙って…、いやいや考えないでおこう、事件は終わったんだ。
これじゃせっかくの休暇が代無しだな」と警部は、やっと宿帳に名を記した。(終)