ロジックが凄いミステリー教えて

トリックの発想は面白いけどロジックに無理があるのが多い
誰から見ても無理のない作品なんて存在しないだろうが
お前ら的に、真相にたどり着くまでの論理の組立が秀逸だと思った作品ってなに？
推理に限らず犯行の計画でも騙し合いの戦略でもなんでも良い

やはり、ここは占星術しかないだろ

石持浅海、氷川透、霞流一、
加藤元浩、エラリー・クイーン、有栖川有栖、
小貫風樹、あとは、ええと……

御手洗…は過程が飛んでたり無理矢理っぽいとこも多いかなぁ
でも上位には食い込める

依井貴裕の「記念樹」
小説としてはアレだがロジックはよく出来ている

以下は短編
法月の「縊心伝心」
有栖川の「スイス時計の謎」
柄刀の「イエローロード」

都筑道夫が出てないなんて！
あと西澤保彦も

都筑の「退職刑事」の初期の方
法月の「死刑囚パズル」
有栖の「スイス時計〜」
流水の「木村間の犯罪」

長編なら海外が多いかな。クイーン、デクスター、ホック。
西澤保彦はタックシリーズが好きだが、少々穴がある部分がある。
あと氷川透を最近読んだが、なかなかおもしろかったね。
ただ、もう少しミステリ的なケレンがあっても良かったと思う。

平石貴樹の更級ニッキシリーズも入れといて

クイーンのオランダとギリシアとエジプト

劇的にロジック積んでく・・クイーン「エジプト十字架」
仮説たてまくり・論理の飛躍っぷりを楽しむ・・・デクスター「ウッドストック行き最終バス」「キドリントンから消えた娘」
飛躍しすぎてもはや妄想・・・ケメルマン「９マイルは遠すぎる」

エジプトは確かにすごいな

デクスターの場合、読者をロジックで酔わすのに成功しているのは、
「ニコラス・クイン〜」と「死者たちの礼拝」の方だと思う。

国名シリーズが穴だらけなのはamazonレビュアーの落伍生氏によって明らかにされとる

はいはい、本人乙
クイーンが穴だらけなのは昔から言われてることじゃん（それでもすごい）
アマゾンレビュアーなんてクソの極みだしなｗ

>>13
この人、国名シリーズしかレビューしてないみたいだけど全てご丁寧に穴を１つ１つあげては
「みんなは論理的と言ってるが大した作品じゃない」風なこと言って低評価にしてるなぁ

致命的なロジックの穴でも指摘しているのかと思ったが
指摘してるのは穴じゃなく荒だな

ミステリーのミの字も知らんカスがやりそうなこと

みんなが褒めてるものをけなしたがるって、典型的な中２病だよなあ
たとえ穴があろうがあれだけのことを考えるクイーンはすごいよ

穴があるからといってロジックが成立しなくなるわけではない

でも穴あると「なんでその可能性に直結する」みたいな不自然な飛躍のせいで
結果的に偶然勘が当たっただけのように見えることもある

まあそこら辺は痛し痒しなんじゃね？
穴がないようにしちゃうと、面白さはグンと減っちゃうと思うし
クイーンなんて言ってみりゃ仮説仮説の積み重ねだしね
（そこが面白いが、それ故に穴ができるわけで）

エジプトは犯行内容にすげーツッコミ入れたくなる部分があるが
謎解きの凄さには思わず「うへぇ」となった
やっぱロジックではクイーンの右にでる作家はいない気がする

amazonなんだけど「エラリー・クイーンの冒険」の
レビューはなんとかならないのか。
犯人の名前を思いっきりばらしてるじゃないか。

森博嗣の私的詩的ジャックはクイーンのマーキュリーの瓶のような証拠が出てくるよ

さんざん出てるけどスイス時計はすごいな
一見脆弱でよく考えてみるけど穴がない

でもスイス時計って話としてはあんまり面白くない気がする
ロジックは綺麗だけど

ロジックが凄いミステリスレなんだから難癖つけんなよ

>>23
俺なんて読もうとしたら思いっきりネタバレ食らったぜ
まあ犯人ミエミエってか、ロジックを楽しむ作品だったから被害は少なかったけど
でもゆるせんわなあ

ロジックなら鮎川哲也でしょう

ミス板住人的にQ.E.D.ってどうなの？漫画の方の。

>>7でも挙げたが、清涼院流水の「木村間の犯罪×�U」（19ボックス収録）はもっと評価されてもいいと思う。
初期の西澤保彦風のＳＦミステリ（アチャコパズラー）だが、
最後の探偵役が、犯人を突き止めるまでのロジックの応酬が素晴らしい。
初期西澤作品をぎゅっと凝縮した感じ。
何度か読み返しているが、ダイイングメッセージに関する伏線も巧いと思ったし、ロジックにも穴も無い。
コズミックやジョーカーを投げた俺でもこれは凄いと思った。作者で損をしている作品だよなぁ。

あのダイイングメッセージには俺もちょっとビビったな
御大やるじゃん、みたいな

>>30
ロジックについていえば、「ライアー」や
「学園祭狂騒曲」とかは作者の頑張りに
お疲れ様でしたと言いたくなるｗ

鮎川哲也「赤い部屋」は？

泡坂「11枚のとらんぷ」

光文社文庫「新・本格推理　特別編」所載の
園田修一郎「だから誰もいなくなった」

>>36
あれは複雑すぎてダメだった

俺もダメだった。別スレで丁寧にツッコミ入れてる人が
「ちゃんと読んだんだ、えらいなあ」と褒められてたのがもうｗ

鮎川哲也『黒いトランク』

>>34
密室ものはロジック弱いイメージがある
というか一発トリックがある小説はロジックおざなり
それはそれで面白いけど

エドワード・Ｄ・ホック　「陪審員を盗め」

西澤保彦なら「神のマジック　人のロジック」
だろう？

有栖川の｢フランス時計｣

>>43
スイス時計だよね？

>>1
　　　　　　　　*'``・* 。
　　　　　　　　|　　　　 `*。
　　　　 　　｡∩ﾊ,,ﾊ 　 　* 　　　お断りします
　　　　　　+　( ﾟωﾟ )　*｡+ﾟ
　　　　　　`*｡ ヽ、　 つ *ﾟ*
　　　　　　　`・+｡*・' ﾟ⊃ +ﾟ
　　　　　　　☆　　 ∪~ ｡*ﾟ
　 　　　　　　`・+｡*・ ﾟ

11枚のとらんぷってロジカルだったっけ？
随分前に読んだからあんまり覚えて無いけど、
肝心の事件の解明は弱かった印象があるなぁ。
アリバイ＆ミスリードがメインだった気がするけど
俺の記憶違いかな？

何度か名前が挙がってるコリン・デクスターだが
どうもあまり良い印象がないんだよな
モースがやたらモテるってイメージしかないｗ

デクスターのウッドストックの例の絞込みシーンと、オックスフォードはロジックの飛躍ぶりに最高にワクワクした

>>46
ロジカルだったよ。伏線回収が凄い。

>>48
>デクスターのウッドストックの例の絞込みシーン
やっぱそこなんだろうなぁ、評価の分かれ目は
そのシーンで「よくそこまで考えたなぁ」って思うか、
「何言ってんだコイツｗ」って思うかで印象が変わるっていうか
自分の場合はバリバリ後者だったからなぁｗ

伏線の改修ってロジカルかなぁ？
条件が全て明らかに提出されていて
その事実を基に論理的に解明されるものだよね？
伏線って何が本当か分かりにくいとこあるし
対象も解釈によって変わることもある
拾い方によって違うものが見える性質のものは
論理的とは違うような

11枚のとらんぷは大したロジックないじゃん。
解明が意外とあっけなくてミステリーとしては無駄が多いなと思った。
作中作の方がおもしろい。

奇想天を動かす

>>50
おれは思いっきり「何言ってんだコイツｗ」の側だぞｗｗｗ
あの飛躍振り、すっとばす面白さがいいと思った
ロジックミステリって言っても、緻密な論理組み立ての面白さがあるミステリ（クイーンとか）と、論理の飛躍を弄ぶ面白さがあるミステリ（デクスター、ケメルマンとか）の
二種があるような気がする

じゃあ俺はクイーン派だな。

論理の飛躍（＝論理のアクロバット）の面白さっていったら、日本じゃ都筑道夫かな？ 快感だよね
クイーンタイプのは一つの手掛かりから組み立てていったりするやつが最高

論理のアクロバットって言葉を使ったのは都筑だっけ？

有栖川は、ロジックを使った推理の、その扱い方が凄かった双頭の悪魔イチオシ

>>52
> 作中作の方がおもしろい。

それけっこう同意
最初の作品だからかバランスが悪いんだよね

クイーンなら「ギリシア棺」「Xの悲劇」「中途の家」
日本人作家なら平石貴樹「だれもがポオを愛していた」

あとは都筑道夫の「七十五羽の烏」も良い。

エジプト＞ｷﾞﾘｼｱ＞オランダ＞ｱﾒﾘｶ＞ｽﾍﾟｲﾝ＞ﾌﾗﾝｽ＞ローマ＞ﾁｬｲﾅ＞シャム＞ニッポン

>>61
俺は

ギリシア＞オランダ＞スペイン＞フランス＞アメリカ＞ローマ＞シャム＞チャイナ＞ニッポン

失敬、エジプトをスペインとフランスの間に追加

スペインもかなりﾛｼﾞｶﾙだよな
なぜか評価は低いけど

スペインの解決シーンは鳥肌物。
クイーンのスペインとZの悲劇の解決シーンは全ミステリの中でもトップクラスの緊張感だと思う

>>65
同意。スペインとZは再評価されるべきだと思う。