高木彬光part2

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70名無しのオプ:2009/09/04(金) 01:31:04 ID:dP9viTm6
検事霧島三郎シリーズは火サスとかでもよくやってたな
確か作者自身そういうのを狙って書いたシリーズだったような記憶が
71名無しのオプ:2009/09/04(金) 22:08:56 ID:uUl9jN/x
小泉劇場でも効果的に使われた、ワンフレーズポリティクス。
角川商法の典型でもある、メディアミクスでも大量のCMスポットで
イメージを植えつけるように、様々なワンフレーズが使われた。
横溝は「鵺の鳴く夜は恐ろしい」森村なら「恐いよ、誰かがお父さんを・・」
「母さん僕のあの帽子・・・」大藪だと「0.1秒のエクスタシー」
「教科書とは無縁のその名を僕らは忘れない」
他にもたくさんあるが、高木彬光の作品ではひとつも記憶に残ってない。
72名無しのオプ:2009/09/04(金) 23:02:59 ID:2aRQDUWC
>>71

「狼は生きろ、豚は死ね」は一番インパクトがあったと思うが!
73名無しのオプ:2009/09/04(金) 23:11:46 ID:aeU/GtqN
「刺青」、「人形」、「誘拐」は傑作と思うが
それ以降は・・・
「ジンギス」なんて笑うべきシロモノ(残念だが)
74名無しのオプ:2009/09/05(土) 00:13:28 ID:dIUbTOrn
ジンギスカンの秘密が無ければ、島田荘司は作家になってない。
よって綾辻も京極も東野もいない。
75名無しのオプ:2009/09/05(土) 09:25:18 ID:9HyJE0wj
邪馬台国と古代天皇は夢中になって読んだけどな
76名無しのオプ:2009/09/05(土) 12:33:31 ID:74VLsTm9
古代天皇って成吉思汗や邪馬台国みたいになにかはっきりしたものを見つけていく話じゃないんで
結局何をさがしてて何が結論だったのかよくわかんなかった
77名無しのオプ:2009/09/06(日) 08:35:38 ID:/wpApT8U
『古代天皇』以降は、どれもメリハリに欠ける。
良きにつけ悪しきにつけ、ハッタリを利かせた高木節は、本人以外には出せない味だった。
78名無しのオプ:2009/09/07(月) 16:49:06 ID:4qi3ZujV
>>71
1970〜80年代の角川が
メディアミックスで推そうとした作家
(個人的)印象深さのランキング

1.横溝正史(鵺の鳴く夜は恐ろしい)
2.森村誠一(母さん、ぼくのあの帽子、どこへ行ったんでしょうね)
3.大藪春彦(北野晶夫、教科書とは無縁のその名を〜)
4.赤川次郎(カ・イ・カ・ン?)
5.片岡義男(今の気分は、オールディーズ・バット・グッディーズ)
6.高木彬光(狼は生きろ、豚は死ね)
7.西村寿行(わが恨み、現在完了)
8.半村 良(歴史は我々に何をさせようと〜)
9.つかこうへい(銀ちゃん、カッコイイ・・・・)
10.夏樹静子(私、お爺様を殺してしまった!〜)

私的には6位辺りです。
79名無しのオプ:2009/09/07(月) 22:29:38 ID:Wr1tXFgp
>>78
個人的には、小松左京が抜けている気がする。
その作家10人で、角川文庫からシナリオ本が出ていないのは
高木彬光と西村寿行だけというのも結構興味深いかも。
80名無しのオプ:2009/09/20(日) 15:49:46 ID:0u/Ii4cQ
高木は、社会派にも対応出来てしまった作家という気がする
そのおかげで、新本格ブームの中で、夏木や森村らと一緒に過去の作家扱いになっていったのでは
清張は復活したが、この辺りの作家がまた読まれるようになる事はあるのだろうか


81名無しのオプ:2009/09/20(日) 22:18:22 ID:NM9vSJTC
神津と大前田が共演した「狐の密室」を読んだんだけど、
ほかにもこういう同じ作者の共演した作品はあるのですか?
大前田と霧島検事とか…
82名無しのオプ:2009/09/20(日) 22:46:31 ID:M7qLopFR
「仮面よ、さらば」には神津恭介と墨野隴人が両方登場するな

83名無しのオプ:2009/09/21(月) 22:58:27 ID:q+B7fAFz
>>82
お前というやつは…
84名無しのオプ:2009/09/21(月) 23:06:40 ID:IhLHsqIg
論創から「高木彬光探偵小説選」だと?

http://www.ronso.co.jp/kankouyotei/kankouyotei.html
85名無しのオプ:2009/09/22(火) 09:04:51 ID:aqWgEsDu
「仮面よ、さらば」は墨野の非人間性がよく現れてる
あそこまでやるかって感じたわ
86名無しのオプ:2009/09/29(火) 20:55:55 ID:X/6dA+0I
高木作品。概ね今読んでも面白いけど
作品序盤に講談風の前口上で「空前絶後の」だの何だのと
吹きまくる所が「古臭いな」と感じさせてしまうんだろうな。

社会派作品と云われてる『白昼の死角』でも
冒頭に作者が旅館で主人公に出会う場面は
正直「いらないんじゃないの・・・」と思うが、
逆に考えると、
こういうスタイリッシュに徹し切れない所が
高木彬光らしいとも言えるし・・・。

前門の横溝正史、後門の松本清張に挟まれて
埋没してしまい、
創作に傾けた情熱や労力のわりに評価されない所が
私は堪らなく好きですけどね。
87名無しのオプ:2009/09/29(火) 21:02:29 ID:nW6s2a+P
刺青、能面、呪縛の家、一高、人形、白昼、帝国、古代天皇、邪馬台国

これ以外は読まんでおk
これから読む初学者は
88名無しのオプ:2009/09/29(火) 22:01:40 ID:2QJw1dqG
黒白の囮、一ニ三死、誘拐。白雪姫(短編)、炎の女
まだまだあるじゃないか…
89名無しのオプ:2009/09/29(火) 22:18:52 ID:o6LNQMXW
「ハスキル人」と「連合艦隊ついに勝つ」を抜きにして高木彬光の何を語るのか
90名無しのオプ:2009/09/29(火) 22:23:00 ID:HK9yIj0z
妖婦の宿(短編)、影なき女(短編)、破戒裁判、人蟻
まだまだあるぞ。
91名無しのオプ:2009/09/30(水) 00:08:49 ID:xsvbf5Ol
ノストラダムス大予言の秘密、大予言者の秘密 易聖・高島嘉右衛門の生涯、、相性判断、方位学入門、易の効用
なんならこのあたりも。
92名無しのオプ:2009/09/30(水) 10:41:11 ID:PVtIBkGQ
>88
タイトルに「白」がつく神津ものは危険が多い
93名無しのオプ:2009/09/30(水) 21:04:32 ID:wklncOR3
「ふざけんな!!」となったのは「神秘の扉」
高木は編集者に原稿渡す前に、自分で読み返さないのか? とまで思った駄作
94名無しのオプ:2009/10/01(木) 09:25:32 ID:guzz2B0z
あたりはずれが大きい作家だよね・・・
95名無しのオプ:2009/10/02(金) 09:15:20 ID:TQYNeW59
>>93
アレ、わりと好き

土曜ワイド劇場とか火曜サスペンスで
ドラマ化するのにピッタリな「安さ」でw
96名無しのオプ:2009/10/02(金) 12:31:09 ID:99wYwA6x
つーかもともとラジオドラマ用に作った話を小説化したんじゃなかったかな
97名無しのオプ:2009/10/15(木) 00:26:37 ID:ZmPU/jgj
『誘拐』読んだ、これは素晴らしいな
98名無しのオプ:2009/11/21(土) 16:42:09 ID:e70X4vbn
高木zage祭り開催w

今「人形はなぜ殺される」を読んでいる。
第二の殺人、グロテスク過ぎるorz
99名無しのオプ:2009/11/21(土) 19:25:33 ID:/H/3MXu5
人形かついでえっさっさ
トイレの前に立っている
100名無しのオプ:2009/11/27(金) 12:36:30 ID:B8dr7WB9
『乱歩・正史・風太郎』(出版芸術社)ゲト
表題の三人にまつわる文章を網羅したほか、彬光全集の月報に連載した自伝的エッセイが収録されてる
101名無しのオプ:2009/12/12(土) 21:55:49 ID:AqTCntQZ
なんか高木彬光って「断筆もしくは引退宣言」→「復帰」が多い作家という印象がある。

「神津恭介最後の事件」も「七福神殺人事件」と「メール欄」の二本があった筈。
102名無しのオプ:2009/12/12(土) 23:09:40 ID:DwwUE6Zn
『乱歩・正史・風太郎』読んだけど罵詈雑言のたぐいが気になる。
憎しみが先に立ってては信憑性に乏しいな。乱歩も苦労したことでしょう。
103名無しのオプ:2009/12/12(土) 23:31:16 ID:/pbzHnbj
>>101
引退宣言→復帰は1回だけのはず。
病気休養→復帰と誤解している気がする。
それに「七福神」とあれは、最初から狙って書いているし、
宣言→復帰という話とは全く別。
104名無しのオプ:2009/12/13(日) 22:51:21 ID:o2T8fbMH
じつは復帰してないんだけども。
同人誌の「神津恭介読本」の編集者インタビューによれば、某社の三部作は名前を貸しただけらしい(いろいろ事情があったんでしょうけど…)。
105名無しのオプ:2009/12/14(月) 00:53:28 ID:1x4Oil8b
>>104
エラリークイーンの晩年同様に
ゴーストライター疑惑があるってことか?
106名無しのオプ:2009/12/14(月) 02:00:55 ID:Oyq+2lb4
平成三部作は口述したものをタイプさせたんじゃなかったっけ?
107名無しのオプ:2009/12/14(月) 02:10:10 ID:HKfCu+a0
あれがご本人の作というのはむしろ悲しすぎる話だからな。
もう、病気の後のは全部ゴーストの作ってことにして欲しい。
108名無しのオプ:2009/12/20(日) 18:12:04 ID:SGDLmtPY
>>106
口述筆記は『乱歩・正史・風太郎』の素案
109名無しのオプ:2009/12/20(日) 19:53:22 ID:Fz9bSq46
>>108
そうなのか
指摘d
110名無しのオプ:2009/12/28(月) 22:26:29 ID:lQJWqcGI
高木彬光探偵小説選【論創海外ミステリ】 高木彬光(著)
2010年1月25日発売予定
税込予価3,570円

幻の長編『黒魔王』初出版ほか、単行本未収録作、ここに集成。
【収録内容】
〈創作・読物篇〉
黒魔王
 *
鉄路怪死事件、三十億の金貨を引き揚げる女、戦後派殺人事件、黒い白鳥、酒の罪、時は裁く、吹雪の宿、自殺恐怖症、殺人の挽歌、死とのお見合い、闇の声、狂った拳銃、女の復讐、小栗上野介の秘密、風戸峠の秘宝
 *
首斬り弁護士、軍艦山城の亡霊
〈評論・随筆篇〉
推理小説私見、第二の解答、推理小説とは何ぞや、トリック創造の秘密、わが道を往く、殺人動機について、評の評、探偵小説とは何か、推理小説の将来、推理小説私感
 *
集団、計画的犯罪

キタ━━━━( `Д´)=○)゜Д゜(○=(`Д´ )━━━━━!!!!
111名無しのオプ:2009/12/28(月) 23:23:11 ID:bnL1C3su
「黒魔王」だけでいいから値段を半分に……ても無理か
112名無しのオプ:2009/12/31(木) 17:07:30 ID:pK1M3xRb
「狂った拳銃」が楽しみだ
113名無しのオプ:2010/01/06(水) 21:18:01 ID:K024eoaB
嬉しいんだけど、「単行本未収録」縛りなのか…
「黒魔王」の単行本ヴァージョンが読みたいんですけど
114名無しのオプ:2010/01/30(土) 12:21:27 ID:OfXF9oRw
>>110
「初出版」は、「しょしゅつばん」「はつしゅっぱを」のダブルミーニングだね
115名無しのオプ:2010/01/30(土) 17:09:20 ID:mLZtrgBa
2巻が出せるくらい売れるかな?
116名無しのオプ:2010/02/13(土) 00:13:41 ID:ex94+3fu
墨野読んだが…四谷怪談は面白かったが、仮面は酷いな、色んな意味で

そもそも神津は「日本三大探偵」で一番女性受けしそうで
実は受けないキャラだよなあ、いい意味の隙がないから
名探偵コナンで江戸川、横溝は意図して登場人物に付けてるが
高木は偶然で付いたというのはちょっと寂しい
117名無しのオプ:2010/04/01(木) 17:36:43 ID:2L0/LP+U
高木彬光全集完全版 出版芸術社より発売決定。
2010/09/25より順次刊行。



嘘だけど。
118名無しのオプ:2010/04/12(月) 00:56:47 ID:V3s8hcT9
久々に覗いたけど、順調に過疎ってますなや。
ま、変な爺さんに粘着されるよりはマシか。

完全版の全集ねえ…
大雑把に見積もって、
角川文庫が80冊位で、そこに未収録の光文社文庫他をあわせてミステリー系が90冊。
時代小説が40冊、ジュニア小説が15冊、エッセイや占い本をあわせて20冊。
ちょっと厚手に再編集して、全150巻×2000円、
もしくは全30巻×10000円、ってとこですかね。

…ごめん、俺、図書館で借りるわ。
119名無しのオプ
「人形はなぜ殺される」を読んだ。
こんなに夢中になって読めた小説は久しぶり。
評価が高いだけあって面白かった。
最初は喫茶店マスターが犯人だと思っていたが、第三幕で誰が犯人かわかった。
共犯者の正体のほうが意外だったな。