『読みました』報告・海外編Part.4

このエントリーをはてなブックマークに追加
893書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
・「空っぽの動物園」
これはジャック・ケッチャムをソフトにしたような作。まあまあかな。
・「静かに鐘の鳴る丘」
主人公の神父の心理の推移を含めてリアルな展開が良な作。
収録作品中でもベストな1作であろう。
・「やめられないこと」
ハードボイルドタッチなリベンジ談だが、
最後にもう一発ぶち込むとスピレーンになる作。
問題点は前記したとおり(作品そのものの疵にあらず)。
・「もうひとつの戦争」
長編(映画化もあり)でこの手の傾向の作があったわな。
勿論、リッチー作品と共通するテーストもあり。
ゆえに俺には展開が見えた。初学者向きの作であろう。
・「不可能な不可能犯罪」
ポケミスで読破済みな作であった。
しかし、このトリック、
ホックがイネス長編を読んでいたかどうか気にかかるものあり。
・「出口」
それなりに纏まったクライム・ノヴェルで読ませる。
ラストシーン後の展開が気になる作だ。
・「大物中の大物」
これはオチが非常に効いている作で面白い。
主人公が大物中の大物に会えないのは必然。
・「家族の墓」
シン・コナーズならぬランダム・コーナーズを舞台にした事件。
ロリっぽい雰囲気もある作でその辺好きな椰子にはたまらんだろうな(w
事件の真相そのものはサム・シリーズにありそうな展開。
・「サソリ使いの娘」
これはやや期待外れの作(言葉尻推理ネタ)。
そそるタイトルだし、本作にもロリ・ムードあり。