エラリ・クイーン総合

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65書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
>>60
バーナヴィ名義も除くとすれば、
まず第一には「靴に棲む老婆」を推す。
細かい着眼点による論理の魅力が発揮された国名上位作品や中途に劣らない面白さ。
長編限定でなければ中編「神の燈火」。ジョン風の謎にエルタッチの謎解きが炸裂する。
世評に流されれば残りの1冊は「九尾のぬこ」で決まりだろうが、サイコ・ミステリ風の謎解きは
エルには沿わない感じで面白くないうえに、他作のネタばれも存するなど、俺は評価していない。
異色作「ガラスの村」の方が、エルオタには「こんなタッチのものも書いてるんか」という驚きが
あってよいのではないか。本作に小林久三氏は感銘を受けたようである。