横溝正史 -第十五章 本陣の悲劇-

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654名無しのオプ
横溝正史は関西を舞台にした作品が少ないから、大阪が嫌い。
はい、いつも通り論理が破綻していますね。
 同じ理屈だと、横溝正史は岡山を舞台にした作品を多く書いているから、
岡山が好き。だから「八つ墓村」を書いて、悪名高い「津山三十人殺し」を
日本全国に広めましたとさ、となりますw。

 まず、作品(殺人が起きるミステリは特に)の舞台となる土地と、
作者の好き嫌いは無関係。
単に着想が湧いたか否かの問題です(ミステリでは特に!)。

 次に、書斎の言う関西を舞台にした作品が少ないというのは結果です。
書斎は原因を大阪嫌いとしていますが、その検証の過程が一切無い。
それでは誰も納得しません。
ていうかこの指摘は何度もされていますね。出来ないんですね、
「大阪嫌いである」という証明。根拠が無いから。
 自分は他人に「大阪嫌いでない」証明をしろと言っているのに。
悪魔の証明って知ってますか?ないことの証明は非常に困難ですが、
だからといって「そうである」の証明にはならないんですよ。
通常はないことの証明はする必要はないとされています。
論考、議論の基本ですね。そんなことも知らないんですか?阿呆ですか?

 「〜ではないか」「可能性」?はいはい、書斎の話は全て「可能性」の話
でしたね。便利な逃げ道ですね。
 可能性で言うと、横溝正史は月を舞台に作品を書かなかったのは、
月が嫌いだったからの「可能性」もあります。馬鹿馬鹿しい?そうですその通り。