横溝正史 -第十五章 本陣の悲劇-

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そんなに関西が嫌いなら、
専業作家になる決意を抱いて執筆した『面影双紙』や、
小栗の弔い合戦として書いた『蝶々殺人事件』の主要舞台がなぜ大阪なのか、
『悪魔が来たりて笛を吹く』で1/5以上がなぜ神戸を中心としているのか、
という点に対する反論がゼロですね、結局。
だいたい関西が嫌いなら、「刺青された男」「深紅の秘密」「物言わぬ鸚鵡の話」
「丘の三軒家」「キャン・シャック酒場」みたいな短編も書かないだろう。
まともに考えれば、
戦前のわずか数年間しか住んでいなかった大阪を舞台にした作品が
戦後の作品にほとんどないというのは当然の結果。
由利ものにしても他の主要短編にしても、
電車嫌いな横溝が身近なところを舞台にしたと考えた方が普通。