>>539に関して、
大阪メーンで、
>「面影双紙」
既に存在感が薄い短篇のこの作を挙げても意味をなさない。
館ものの件では、「夜歩く」と「迷路荘」の作品全体における「館」という舞台設定の比重を
読み違えている。
前者が舞台となる土地まで変遷するのに対し、後者は主要な出来事が全て迷路荘に集約されて
いる。
>「貝殻館奇譚」
これを挙げるなら、もっとミステリらしいものとして「芙蓉屋敷の秘密」なんかもある。
いずれもボリューム的にも内容的にも本格的な館ものとは到底言い難いものである。
>>543は思い込みが強い単なるアホ(w
>横溝が本当に関西なり大阪なりに嫌悪感を抱いているのならば
>代表作どころか関西を舞台にした話なんか一切書かないか
>書いてもよほど辛辣な書き方になるかのどちらかになるだろうに。
なんでこんな事を断言出来るのか、本人にも説明できまい。
嫌悪感から必要最小限しか書かない、極力外すという方向性ありである。
(この点でトリックの関係から、蝶々では大阪を舞台のひとつとして使わざるを得なかったと
考えられる)
晩年の御大は成城に居を定め、信州に別荘(なんと隣人が民法のマエストロ、我妻栄先生)を
構えたが、関西は完全スルーしてしまった。