社会派ミステリーといえば松本清張 第五巻

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920名無しのオプ
>>915
>>お互いにさほど強く意識する存在ではなかったのではないか。
>ということ。
>世代的にシマソウが清張作品の読者だったのは当然だが、「作家」として強烈に意識していたとは
>思えない。徹底したトリックへの拘りを見てもわかるとおり、シマソウの「作家」として理想は
>やっぱり鮎川哲也なんである。
>また、清張サイドから見れば、「シマソウというミステリ作家がいる」という程度の認識であろう。

嘘もここまで来ると壮絶なものがあるな。
吉敷シリーズやノンシリーズのいくつ、それに本人のエッセイを読めば、
島田荘司が松本清張を強烈に意識していることはすぐにわかる。
御手洗もののトリックなんか、鮎川よりも高木彬光の方を意識しているだろう。
某作品なんか、高木考案トリックをそのまま使っている。
「徹底したトリック」以外の部分にこだわった力作も、『夏、19歳の肖像』『火刑都市』等、
いくらでも出てくる。
鮎川哲也を意識していないとは言わないが、それだけでないのは本人の著作やコメントを見れば一目瞭然。
『龍臥亭事件』くらい読んでみたらどうだ?