横溝正史【第十四章 トロムボーン】

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96書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
>>95は典型的アホ(w
全く同じような説明を何度させるのか。
空間的・時間的に限定された舞台設定(密室、クローズド・サークル等々)が多く、
またそれが活きる(=物語的に面白い)ことが多いのが「ミステリ」というジャンル
である。
ゆえに、ミステリは空間的・時間的スケール感においてSF、冒険、ファンタジー等
他のエンタメに劣るのが通常なのである。
この点において、クロニクル的趣向(事件の真相解明までの三代に渡る時間の経過が
丹念に描かれている)を活かし、その中で同時に謎解きの興趣を展開することを
試みた病院坂は、ミステリには珍しい時間的スケール感溢れる作ではあるのだ。
ただし、あまりに人間関係が錯綜し過ぎの感はある。
(映画版はこの点をかなり整理している)

>迷路荘を読んでます・・・ジジイの刑事がムカつくんですが
これは前に話題に挙げた終盤の金田一の判断に対し、読者の共感を得るための伏線という気がせぬでもない。