2ちゃんだけのかまいたちの夜 Part6

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691名無しのオプ:2008/04/25(金) 22:01:08 ID:xcIuKtrL
>>681の続き

B. 「政府へ警告する。48時間以内に送金を完了せよ。」

「…何だ、こりゃ?」
小林オーナーが紙切れを見ながら呟いた。
ぼくは、咄嗟に美樹本の顔を見る。
かなり驚いている様子だ。
言うまでもなく、これはテロリストの仕業である。
これで、このペンション内にテロリストが潜んでいることは、
ほぼ確定となった。
しかも、相手は、こちらの存在をすでに把握している。
だからこそ、このような手段に訴えたに違いなかった。
「中々おもろいことするやないか。
こういう悪戯、嫌いやないで。」
香山さんが笑いながら言う。
「俺は、俺は許せない!!!」
俊夫さんが、正義感を丸出しにしながら言う。
「まあまあ、皆さん。
こんな悪戯は無視して、談話室でトランプでもしましょう。」
小林オーナーが紙切れを握り潰しながら言う。
「そうですね、それが良いですよ。」
春子さんが頷きながら同意する。
「透もトランプするんでしょ?」
真理が聞いてくる。
「いや、ぼくは美樹本さんに話しがあるから、先に行ってて。」
692名無しのオプ:2008/04/25(金) 22:15:32 ID:xcIuKtrL
数分後、ぼくと美樹本さんは、静まり返った食堂にいた。
「…どうやら、テロリストがこのペンションにいるのは間違いないようだな。」
「そうですね。
隠れる場所なんてないですし、普通の宿泊客のフリをしていると思われますね。」
「現状では、疑わしい者はいないようだが…。
どうやって炙り出す?」
「向こうはこちらの存在を把握している。
こちらはテロリストが誰なのか分からない。
今の所、相手が圧倒的に有利です。
下手に動かない方が良いでしょう。
美樹本さんは、組織に現状報告をして下さい。」
「分かった。」
ぼくは、話を終えると、そのまま談話室へ向かった。

談話室では、皆がトランプで盛り上がっている。
どうやらポーカーをやっているようだ。
「真理、調子はどうだい?」
「聞いてよ、私、さっきから勝ちっぱなしなのよ。
凄いでしょ?」

A. 「凄いね。」
  賭けごとに弱いぼくは、素直に感心した。
B. 「ぼくの方が強いよ。」
  ぼくは、ポーカーに参戦した。
C. ぼくは、トランプを真理から取り上げると、
  手裏剣のように俊夫に投げ付けた。
693釘魔編 ◆IJUrPaET6E :2008/04/26(土) 00:03:53 ID:PVJ9VOQa
正義感を丸出し、

正露丸を丸出し
に見えた

>>692Cで
694名無しのオプ:2008/04/26(土) 00:04:25 ID:XXlgrL40
しまった、またやっちゃった…orz
695名無しのオプ:2008/04/26(土) 13:13:47 ID:hpJHTDQ6
釘の人発見
696名無しのオプ:2008/04/26(土) 14:15:08 ID:iGHXRbPw
>>694
ドンマイ
697名無しのオプ:2008/04/26(土) 22:22:19 ID:nS8BLNBM
>>692の続き

C. ぼくは、トランプを真理から取り上げると、
  手裏剣のように俊夫に投げ付けた。

ぼくは、真理から素早くトランプを取り上げた。
「あっ、何するのよ!!!」
真理が抗議するが、ぼくは無視した。
トランプを水平に構えると、右手で摺るようにトランプを投げる。
組織に教えてもらった殺人術の一種だ。
トランプはたまたま俊夫に当たった。
俊夫の額にトランプが刺さる。
「アウッ!」
死んだ。
トランプが脳に達したのだ。
It reaches brain...Ah...
ぼくは感慨に耽りながらその死体を見つめた。
「キャーーーッ!」
まただ。
また誰かが騒ぐ。
「うるさいんじゃボケェ!
死んだら死んだで埋めれば済むやろ!!!」
香山さんだ。
香山さんがキレたのだった。
しかし、言っていることは正しいのではないだろうか?
「しかし…、外は寒いし、埋めるのは大変だろ…。」
美樹本さんが正しいことを言う。
「全く迷惑だな!」
「そうや!
あの生意気なベンチャー企業社長の部屋に入れて来い!」
「それはいいですね!」
698名無しのオプ:2008/04/26(土) 22:28:14 ID:nS8BLNBM
善は急げ。
ぼくと香山さんは協力して、2階の田中さんの部屋へ俊夫を運んだ。
ドアを破壊すると、田中さんの部屋に侵入した。
「君達!
一体何のつもりだ!!!」
田中さんが、猛然と抗議する。
おかまいなしに、俊夫を配置した。
「手の角度はこっちの方が美しいんやないか?」
「そうですね、アートは細やかな拘りが大事です。」
美を体現する為、拘って配置した。
満足した。
喚き散らす田中さんを置いて、1階に戻り、皆でトランプを楽しんだ。
翌日はとても綺麗に晴れた。
真理とスキーをしたりして、大学生活へと戻っていった。

                                終 【美の巨匠】 ( コンテニュー>>692 )
699名無しのオプ:2008/04/26(土) 22:30:55 ID:iGHXRbPw
善は急げってwwwwwwwww

>>692
Bで頼みます
700名無しのオプ:2008/04/26(土) 22:38:26 ID:hpJHTDQ6
地雷選択肢が確実にバットになりしかも話が続く書き手さんに感謝

こうなると最初の頃の地雷選択肢の結果も知りたいと思うのは贅沢でしょうか?
701名無しのオプ:2008/04/27(日) 07:27:55 ID:B0a34mbQ
自分はやっぱり清原別バージョンがw
702名無しのオプ:2008/04/27(日) 15:46:07 ID:8rBRqAmt
ぼくはペンションシュプールに遊びに来ていた。
彼女?の真理に誘われたのだ。
スキーを終え、談話室でくつろいでいると、
泊り客が次々と集まってきた。
まるで何かに導かれるように全員が勢ぞろいしていた。
すると、突然視界が白くなり、何も見えなくなった。
みんなが咳き込んでいる声だけ聞こえた。
そしてぼくも意識がなくなり……。

目が覚めるとそこはただ広い空間だった。
ぼくたちは並んで地面に座らされていた。
座っていたのはおなじみの泊り客だったので、ぼくは一安心するも、
周りを見渡すと僕らに銃を向けている兵士の姿があった。
一体これはどういうことなんだろう?
真理、真理は?
ぼくとはかなり離れた所に座っていたが、無事のようで安心する。
他の泊り客も次々と目が覚めたようで、ざわめきだした。
「何これ〜。お腹すいた」
と言うのはもちろん啓子ちゃん。
「何やこれ、どうなっとんのや!」
「おい、お前ら一体どういうつもりだ!」
香山さんや俊夫さんもいきり立った。
「おまえら静かにしろー」
突然前方から声がした。みんないっせいにそっちを見る。
その男は金七先生というドラマに出てきた先生に似ていた。
「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」

バトルロワイアル編
703バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 15:48:10 ID:8rBRqAmt
「えーっ!」
OL三人は叫び出す。
「ふざけんな。どういうつもりだ!」
そう言って前の男に掴みかかったのは美樹本さんだったが、
周りの兵士によっておさえられる。
「はーい。では説明します。みんな、お手元の地図を見てください」
そう言われて足元に地図があるのに初めて気が付いた。
「やってられるかふざけんな」
今度は俊夫さんだ。
パンと耳に痛い音がして一瞬静まり返った。
俊夫さんの足元に銃声が響いた。
「きゃーっ!」
「もうやだ私帰りたい」
亜希ちゃんが泣き出した。
「今度は当てますよ」
撃ったのは前にいる男だった。男は小銃を服のポケットにしまった。
「いい加減にして下さい! 私たちを元のペンションに戻してください」
そう言って立ち上がったのはもちろん真理だ。
ぼくは真理の勇気ある行動に感動したが、同時に危険だと思った。
さっきのように撃たれるかもしれない。
現に次は当てると男は言ってたじゃないか。
ぼくは、

A.「真理やめろ!」と言って制した。
B.僕も撃たれると思って何も言えなかった。
C.「そうだ。真理の言う通りだ!」と言って立ち上がった。 
704名無しのオプ:2008/04/27(日) 16:39:49 ID:ErN/1XvR
>>703
新作キタ!!無難にAで。
705バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 17:14:50 ID:8rBRqAmt
>>703の続き

ぼくは、

A.「真理やめろ!」と言って制した。

「何です? あなたたちは撃たれたいんですか?」
「そんな……」
「真理」
ぼくは目で座るように合図した。
真理は大人しく座った。ぼくはほっと息をつく。
「今度こそ次はないですよ。じゃあ説明に戻ります。
最後に生き残れるのは一人だけ。
みんなは最後の一人になるまで殺し合いをしてもらいます。
ルールはそれだけ。簡単でしょ?」
「すみません、ちょっといいですか?」
一番前に座っている男が突然挙手した。
「あの、私はただのゲーム脚本家でして、その」
男はぼくたちの知らない奴だった。
こんな人ペンションの客にいただろうか?
談話室で見た記憶がないが、その時間部屋にいたのだろうか。
サラリーマン風のスーツを着ているが、
ここからじゃ後姿しか見えない。
「君は先生の話を聞いていたかな?」
「私はペンションシュプールに取材に来ただけでして。
できれば見逃していただきたいのですが」
突然男の首が吹っ飛んだ。
突然の出来事でみんな事態を飲み込むのに時間がかかっていた。
「まあ見ての通り、首輪は爆発します。
だから逃げようなんて思わないように」
ぼくはあっけに取られた。
人の死がいきなりすぎて頭がついていけないのだ。
706バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 17:30:32 ID:8rBRqAmt
「もういや。やめて」
OLたちや、春子さん、みどりさんまで女子たちが恐怖におののいていた。
真理はぎゅっと唇をかんでいるようだった。
男性陣はとっさに反応できないようだった。
「じゃあ、1番我孫子武丸君が死んだので、2番から順にこの袋を取って
外に出て行ってください。一人ずつですよ。
相談しようなんて思わないでください。
何かあったら後ろの兵士が撃ちますからね。
あ、それから一つ言い忘れました」
男は一旦言葉を区切って言った。みんな何も発しない。
「禁止エリアがあります。この建物はみんなが出て行ったと同時に
入れなくなります。それから、何時間かごとに禁止エリアを発表します。
禁止エリアは島内で放送しますので、手元の地図で確認して下さい。
では2番、香山誠一」
香山さんはバッグをひったくって外へ消えた。
「3番、香山春子」
春子さんは不安そうに周りを見回しながら出て行く。
「4番、河村亜希」
亜希ちゃんは泣きそうだったが、必死にこらえて言うとおりにしていた。
次々と名前が呼ばれていく。真理は最初の方だったので、
ぼくは無事落ち合えるか不安だった。ぼくが真理を殺すなんてできるわけない。
他の人はわからないけど、真理だけは信用できる。
ぼくの名前が呼ばれたのは最後から二番目だった。
ブービー賞。ディドゥン(効果音)
707バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 17:36:56 ID:8rBRqAmt
「矢島透」
ぼくは最後に残った可奈子ちゃんの方をちらっと見てから立ち上がった。
残った袋は人数分二つあった。
ぼくは、

A.右の袋を取った。
B.左の袋を取った。
708名無しのオプ:2008/04/27(日) 20:02:54 ID:16p1QIPA
>>707
B.
709バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 20:46:23 ID:8rBRqAmt
>>707の続き
B.左の袋を取った。
ぼくは外に出ると、辺りを見回したが誰もいなかった。
ぼくは近くの茂みに隠れとりあえず様子をうかがうことにした。
そうだ。袋の中身を確認してみよう。
袋の中には、何日か分の食料と、水、そして
「なんじゃこりゃ」
携帯折りたたみモップと説明が書いてある。
これで敵を殴るのか。心もとないが一応武器だ。
そういえば真理は誰と行動しているのだろう。
小林さんや今日子さんと順番が近かったから、一緒にいるのかもしれない。
地図を確認する。どうやらぼくたちがいるのは三日月の形をした島のようだ。
ABCDと四つのエリアに分かれている。
説明では徐々に禁止エリアが増えると言っていた。
ぼくは、

A.すぐに真理を探そうと思った。
B.可奈子ちゃんが出てくるのを待って声をかけようと思った。
C.誰とも組まずに皆殺しだ!
710名無しのオプ:2008/04/27(日) 22:11:21 ID:bcD712c9
711バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 23:03:14 ID:8rBRqAmt
>>709の続き
C.誰とも組まずに皆殺しだ!

ぼくは後から出てくる可奈子ちゃんを待った。
可奈子ちゃんは茂みに隠れるぼくに気付いていない。
チャンスは今だ。ぼくは可奈子ちゃんの後ろから頭にモップを振り下ろした。
ぶきゃ。嫌な音を立てて可奈子ちゃんは崩れ落ちる。
ぼくは死んでいるか不安だったので、更に止めをさすべくモップで何度も何度も叩いた。
さすがにもう死んだだろうと思ってバッグを奪ってそこを去る。
他の奴に見られたら警戒される恐れがある。
ぼくは急いでその場を離れた。
真理を殺すのは最後だ。
最初に会ったら情が移って殺し損ねるかもしれない。
お楽しみは後に取っておくのだ。

ぼくは少しずつ隠れられる場所に移動しながら進んだ。
すると目の前に小林さん夫婦が歩いてくるのが見えた。
真理は一緒じゃない。しめた。
そういえば可奈子ちゃんの武器は何だったんだろう。やけに重いけど。
袋を確認するとA5の紙500枚の束が出てきた。なんじゃこりゃ。
はずれだな。こっちを選ばなくて良かった。
だが、待てよ。こんなに重いのだから、鈍器として使えるかもしれない。
ぼくは小林さん夫婦の後ろに忍び寄り、二人が人目を気にしてしゃがんだ所に
上から紙を投げ落とした。
ゴンと嫌な音が鳴る。だが、やはりまだ安心できない。
ぼくはモップで何度も何度もry
ふう。やっと小林さん夫婦も死んだか。さあて、次の獲物はどこだ?
712バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 23:20:04 ID:8rBRqAmt
ぼくはその後から真理が歩いてくるのを確認した。
駄目だ。真理は最後だ。今はまだ殺せない。
いや、ちょっと待て。むしろ協力する振りをして、
一緒に殺しまわった方が早く済むんじゃないか。
真理と一緒に忌々しい禁止エリアが出てくる前に終わらせてしまおう。
そして最後に真理を料理するのだ。
ごくっ。ぼくは唾を飲み込んだ。
妄想でにやけている場合じゃない。早く真理に話しかけないと。
他の人が来たらやっかいだ。
ぼくは真理の前に姿を現した。
「透? 嘘。本当に透?」
真理はぼくに抱きついてきた。真理はこれっぽっちもぼくを疑っていない。
むしろシュプールにいた時より積極的だ。
よく危機的状況の男女は結ばれるという話を聞くが、あながち嘘でもないらしい。
ぼくは少し惜しいと思ったが、いかんせん最後に殺す相手だ。
情が移ってはまずい。ここは心配していた風な演技だ。
「真理、何もなかった? 大丈夫?」
「私、怖くて」
真理はそう言って話し出した。
開始早々真理の事を待っていた小林さん夫婦に攻撃されたと言う。
「私こんなものの使い方わからなかったから、必死で逃げたの。そしたら」
真理が見せたのは銃だった。ラッキー! これで後の始末が楽になる。
ぼくは笑みを押し隠して真理に答えた。
「小林さん夫婦にぼくも会ったけど、その」
ぼくが殺しましたとは言えない。ここは誰かに罪を擦り付けるべきだろう。
「俊夫さんと争っている所を見かけて、ぼくは何も動けなくて」
ぼくは小林さん夫婦の死体の場所に真理を案内した。
真理は一瞬おびえ、そしてぼくの胸で泣き出した。
713バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 23:35:38 ID:8rBRqAmt
ぼくは真理を必死でなだめた。
「仕方ないよ。真理は何も悪くない。ぼくだって何もできなかった」
真理は少し落ち着いたようだった。
「その銃を貸してくれないか、君を守るために必要なんだ」
「ええ。でも……」
真理はなるべく殺さないでねと言いたかったんだろう。ぼくは優しくうなずいた。
次にぼくたちが会ったのは、
香山さん夫婦と俊夫さん、みどりさんが争っている所だった。
四人まとめてとは好都合だ。
ぼくたちは隠れて四人の様子をうかがっていたが、
次第に雲行きが怪しくなってきた。
誰かが銃を構えた。香山さんだ。
「あんたらは信用できないと言うてるんや」
「待ってください香山さん」
「あなた、そんな銃を向けるなんて」
「春子、お前は黙れや」
ぼくはチャンスだと思った。できればこの隙に全員やってしまいたい。
だが、ぼくの隣には真理がいる。そうだ。いい事を思いついた。
「みなさん。やめてください」
ぼくは銃を構えながらみんなの前に姿を現した。
「透」
真理は何か言いたげだったが、気付かれないようにしゃがんでろとうながした。
「こんな所で争って何になるんです? それより、
みんなで脱出する方法でも考えませんか?」
口からでまかせだった。これでぼくに敵意がないとわかってくれ……なかった。
「じゃあかしい。そんな事言って皆殺しにするつもりやろ」
当たりだ。さすが香山さん。ぼくは別の意味で感心した。
「あなた、やめて!」
香山さんが銃に手をかけた。仕方ない。
ぼくはめちゃくちゃに銃を乱射した。
「やめろーーーーーーーーっ!」
714バトルロワイアル編 :2008/04/27(日) 23:51:42 ID:8rBRqAmt
ぼくはみんなを止めるためという振りをした。
香山さんの弾が俊夫さんに当たったようだった。
俊夫さんは崩れ落ちる。みどりさんがそれを支え、香山さん夫婦を睨む。
くそっ。ぼくがやるつもりだったのに。まあいい。好都合だ。
ぼくは香山さんに銃を向けた。
「どうして」
ぼくは手を震わせながら香山さんを撃った。もちろん演技で狙いは正確だ。
みどりさんと春子さんは愛する人が死んだのを見て、
目の前の人物に敵意をぶつけた。つまり相打ちだった。
ぼくはモップで何度も叩きたいのを我慢した。真理がいる。
ぼくの思惑通り四人が死んだのだからよしとしよう。
真理はもう何も信じられないと悲しみに沈んでいた。
ぼくは真理の方に手を寄せる。
後はOL二人組と美樹本さん、田中だけだ。
OL二人組は意外とすぐ見つかった。
真理が二人を説得すると言ったので、ぼくは隠れて様子をうかがった。
だが、予想に反して二人は真理に同時に向かってきた。
金属バットとナイフを持っていた。これは真理が危険だ。
ぼくは銃を二発ぶっぱなす。あっけなくOL二人組は死んだ。
真理はもううつろになっていた。
「透、こんなとこ早く抜け出して帰りたい」
ぼくは何度も真理を慰めた。さあ、後二人だ。
美樹本さんと田中さんは小屋の中にいるようだった。
真理は動こうとしなかったので、外で待ってるように告げ、ぼくだけ中に入った。
二人を殺すところを見られなくて済む。好都合だ。
ぼくは不意をついてあっさり二人を殺し、真理には二人が同士討ちをしたと告げた。
715バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 00:01:11 ID:8rBRqAmt
真理は見るからにやつれていた。
ぼくはこんな状態の真理を殺すのは簡単だったが、
もう少しこの状態を楽しんでもいいだろうと思い始めていた。
だが、まだ生き残ってる人間がいるなんて知らなかった。
ぼくたちは突然後ろから銃を向けられた。
振り向いたぼくが見たのは、最初に殺したはずの可奈子ちゃんだった。
可奈子ちゃんは銃なんか持ってなかったはずだが、どこで手に入れたのだろう。
だが、これはまずい。真理にぼくがやったとばらされてしまう。
だが、結果は予想外の出来事だった。
「矢島透。あんたよくも!」
バタン。倒れたのは真理だった。真理はぼくを庇ったのだ。
そんな。まさかそんな……。
真理はびくともしない。せめてぼくが殺してあげようと思ったのに。
ぼくは怒りで目が血走っていた。真理の仇だ。
ぼくは可奈子ちゃんをじわじわなぶり殺しにする事にした。
そのためにはモップだ。モップで叩き続けるんだ。

ぼくは無事バトルロワイアルで優勝した。
一人生き残った人間は、今後の生活全てが保障されるらしい。
ぼくは食うのに一生困らなくなり、ぼくはニートになった。
だが、ぼくはあのゲームで何かをなくした気がしていた。
真理という最愛の彼女をなくしたのはぼく自身のせい。
ぼくの死ぬまでの一生はつまらない平凡な人生だった。

                            終【平凡な人生】( コンテニュー>>709 )
716名無しのオプ:2008/04/28(月) 00:05:03 ID:1EAQPGW7
まさかバッドでこんなに長く書いてくれるとは。
>>709
Bでお願いします。
717名無しのオプ:2008/04/28(月) 00:13:34 ID:kf5bmXBP
新たな作者氏、非常に気合が入ってますな。
718名無しのオプ:2008/04/28(月) 00:28:45 ID:kf5bmXBP
>>692の続き

B. 「ぼくの方が強いよ。」
  ぼくは、ポーカーに参戦した。

ぼくは真理の横に腰掛けると、配られたカードを見る。
…おっ、いきなりツイてる。
スリーカードが狙えるぞ。
ぼくは、ウキウキしながら不要なカードを切った。
…鮮やかに3カードが揃った。
ぼくは自身を持って、カードをテーブルに叩き付けた。
「スリーカードや!」
「残念。
私はフルハウスよ、ふふっ。」
ぼくは真理にあっさりと敗北した。
これで真理は怒涛の10連勝らしい。
…おかしいな、ポーカーは基本的に運の要素が大きいはずだ。
それなのに、こうも勝ち続けられるものなのか?
ぼくは、真理の八百長を疑った。
服のポケットにカードを忍ばせているとか、トランプをきる際にイカサマをしているとか…。
しかし、いくら考えても分からない。
とてもイライラしてきた。
「真理、もう一度だ!」
「何度でもどうぞ。」
…その後、真理の連勝は15まで伸びた。
くそっ、ふざけやがって!
真理のヤツ、絶対に何かしているに違いない。
ぼくは勝負事は正々堂々とやるべきだと、常に思っている。
相手を欺いて勝つことに何の意味があるっていうんだ。
まして、今回は金を賭けている訳じゃない。
ちくしょう!
畜生!俊夫の野郎、許せねぇ!!!
719名無しのオプ:2008/04/28(月) 00:38:00 ID:kf5bmXBP
ぼくは怒りに任せて、ソファを持ち上げ、俊夫に投げ付けた。
「うぎゃあ!」
死んだ。
しかし、これはしょうがない。
ぼくをイライラさせるのがいけないんだ。
「キャーーーッ!」
例によって、周りの宿泊客が絶叫する。
「何やっとんねん、兄ちゃん!!!」
香山さんが怒鳴りつけてきた。
「何です?
何か文句でもあるのですか?」
「あるわ、わるわ!
今日はキヨさんの復帰戦やで!
兄ちゃんがそんなモン投げよるから、テレビが壊れてしもた!」
ぼくは驚いてテレビのあった方を見た。
確かに、テレビ画面が破損している。
ぼくだ。
ぼくが、キヨさんの復帰戦という、神に祝福されるべき行事を見れなくしたのだ。
「ぼ、ぼくは…。
ぼくは何ていうことをしてしまったんだ!!!」
深い絶望が全身を焦がす。
「…ワンセグ。
ケータイのワンセグがあるわ!」
女性格闘家3人組の一人、可奈子ちゃんが、携帯電話を取り出しながら言う。
「アホか!
そんな小さな画面で見てどないすんねん!
大体、ここでは電波がよう届かんわ!
死に晒せこのブッサイクが!!!」
香山さんは怒りで我を忘れている。
言葉遣いが尋常じゃない。
「何よ!
このメタボハゲ!!!」
720名無しのオプ:2008/04/28(月) 00:42:03 ID:kf5bmXBP
「何やと!!!」
可奈子ちゃんが火に油を注いだ。
もうどうにもならないだろう。
談話室では、モップ・ファイトが繰り広げられている。
ぼくと真理は、そっと裏口から出ると、スノーモービルで駅に向かった。
帰りの電車で、イカメシ弁当を食べながら、楽しいひと時を過ごした。
翌日、新聞を見ると、N県のペンションで何やら事件があったらしい。
だが、平穏を生きるぼくと真理には何の関係もないことだった。

                                   終 【 八百長クイーン 】 ( コンテニュー>>692 )
721バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 01:08:50 ID:dZH35ggv
B.可奈子ちゃんが出てくるのを待って声をかけようと思った。

念のため携帯モップを手にする。
この携帯モップ、ジャンプ傘のようにボタンを押すとピュっと飛び出るのだ。
かなり便利だが、所詮モップだ。もっと銃とかが当たれば良かったのに。
残り物に福はないようだった。
ぼくはもう一つの袋の中身がかなり気になっていた。
可奈子ちゃんの袋が当たりだったらかなりぼくは危険な事になる。

可奈子ちゃんはきょろきょろと辺りを見回しながら歩いてきた。
ぼくはどうやって説得しようかと考えた。
「ぼくは敵じゃない」と言っても信じてもらえないだろう。
真理でもいれば良かったんだが。女同士の方が信用され易いはずだ。
ぼくはみんなにこのゲームを抜け出す相談をするつもりだった。
こんなゲーム誰もきっと乗らないだろう。そう信じたい。
まずは最初の一人を信用させなきゃ何も始まらない。
ぼくは意を決して可奈子ちゃんの前に姿を現した。
「きゃあ。近寄らないで」
可奈子ちゃんはめちゃめちゃに袋を振り回した。
「待って、ぼくは君に手を出すつもりはない。ほら、この通り」
ぼくは両手を挙げて降参の合図をした。
可奈子ちゃんは一瞬緊張を解いたが、すぐにまた袋を振り回した。
「嘘。そうやって油断させる気でしょ」
「そんな事ない。ぼくはみんなで生き残る方法を探したいんだ」
「駄目。信用できない。私を殺さないって証明してよ」
証明ってどうやってすればいいんだ?
ぼくは、

A.そんな事できるわけない。諦めた。
B.「じゃあ、亜希ちゃんと啓子ちゃんが見つかるまで一緒にいよう。
  みんなで相談して決めていいから」と言った。
C.ジャック・バウアー
722バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 01:10:07 ID:dZH35ggv
>>721
>>709の続きでした
723名無しのオプ:2008/04/28(月) 06:22:46 ID:PCmspNlP
>>721
B
724名無しのオプ:2008/04/28(月) 06:25:29 ID:1EAQPGW7
どちらも盛り上がってて嬉しいです。これを機に、別の新作&未完の続きも来てくれると更に。
片方は一つしか選択肢が残ってないので、まとめて選ばせていただきます。

>>692
透が俊夫に異常な恨みを感じてる理由は中盤以降で明らかになるのでしょうか?w
Aでお願いします。

>>721
やっぱりこれもバッドになるの!?のCでお願いします。
725バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 12:53:42 ID:R9r0A+ux
C.ジャック・バウアー

そのとき、突然携帯が鳴った。あれ、ぼく携帯なんか持ってたっけ?
「CTUジャックバウアー。何! 三日月島でテロリスト発生だと!
ただちに応援に駆けつける。それまで全捜査官は現場で待機だ」
一方的に電話が切れた。
しばらくすると、一台のヘリコプターが頭上に現れた。
中から出てきたのは……。
あ、キーファだ!ぼくは密かにキーファ・サザーランドのファンだったので、
大喜びした。サインをもらおう。
「すみません。サイン……」
「飲酒運転で捕まってからファンにサインはしない事にしたのだ」
何故かジャックの吹き替え版の日本語をしゃべるキーファ。
「それより、敵はスーツケース核爆弾を抱えているようだ。
みな建物から離れ外で待機しろ」
そう言ってぼくたちが最初に出てきた建物の中に入っていった。
すると、大きな爆発音ととともに建物が光に包まれた。
まさかジャック失敗したのか?
ぼくは次第に意識が遠くなり、放射能の拡散した島は壊滅的になった。
後には何も残らず、しばらく島周辺は立ち入り禁止区域になったらしい。

                     バッドエンド 【 核爆発 】

引き続きBも書かせていただきます。
726名無しのオプ:2008/04/28(月) 13:04:51 ID:1Rp+gPIr
>>725
自分の方が後だから、本来無効なのに書いてくれたのですね。
ありがとうございます!
727バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 13:28:15 ID:R9r0A+ux
>>721の続き

B.「じゃあ、亜希ちゃんと啓子ちゃんが見つかるまで一緒にいよう。
  みんなで相談して決めていいから」と言った。

「まだ信用したわけじゃないけど、わかった」
可奈子ちゃんは、まだぼくを警戒しているも少しずつ表情が緩んできた。
ぼくたちは突然襲われることを警戒し、隠れる場所を探す事にした。
いつまでも茂みにいるわけにはいかない。
それに、いつ禁止エリアが発表されるかわからない。
今ぼくたちがいる場所にいられなくなったら、移動しなければならなくなるのだ。
ぼくはもう一度地図を見た。BCの区域はすぐに禁止にはならないはずだ。
そうなると島が分断されて行き来ができなくなる。
このゲームの趣旨はわからないが、ぼくたちに殺し合いをさせたい以上
分断させては意味がなくなる。
ちなみに現在いる所は最初の建物近くのBエリアだったが、
あまり出発地点の近くにいても敵から狙われる可能性が高い。
ぼくたちが警戒しながら歩くと、近くに小さな小屋があった。
この中に隠れるのはどうだろう?
だが、既に先客がいたら?
もし、その人たちがゲームに乗っていたら
ろくに武器も持ってないぼくたちは終わりだ。
728バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 13:30:38 ID:R9r0A+ux
そういえば可奈子ちゃんの武器は何だったんだろう?
ぼくは聞いてみた。
「可奈子ちゃん、袋には何が入っていたの?」
「え、わかんない。まだ確認してない」
そうか。ぼくがすぐに声をかけたので、袋の中身を確認する暇がないのは当然か。
とりあえずぼくたちは小屋の中から見えない裏手に回り、
可奈子ちゃんの袋の中身を確かめた。
中には食料、水のペットボトル2本と、ヌンチャクが入っていた。
ヌンチャク? あれ、A4の紙が入っていた記憶があるんだけど気のせいか。
とりあえず武器になりそうなので持っておくか。
だが、モップはどうする?

ぼくは、
A.可奈子ちゃんにモップを渡した。
B.可奈子ちゃんにヌンチャクを渡した。
C.ぼくが全部独り占めした。
D.CTUに連絡する。
729名無しのオプ:2008/04/28(月) 13:51:12 ID:yrGE2ZAs
Cはバットかなあ?でも気になるのでCで
730名無しのオプ:2008/04/28(月) 16:25:52 ID:y0MnW3o0
現在、485kbだ。
そろそろ次スレに移るか、それとも全部使い切っちゃうか議論した方がよくね?
731バトルロワイアル編 :2008/04/28(月) 20:32:24 ID:R9r0A+ux
次スレまで待機
732名無しのオプ:2008/04/28(月) 21:39:26 ID:yrGE2ZAs
次スレたてたほうが確実だろうね。
733名無しのオプ:2008/04/28(月) 21:51:14 ID:6U9g1eqV
立ててみた。

2ちゃんだけのかまいたちの夜 Part7
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1209386886/
734名無しのオプ:2008/04/29(火) 01:48:27 ID:p+APQ4Ml
次スレ行って誰か選択肢を選んでほしい。俺は連続で選ばせてもらっているので次の人に任せます
735名無しのオプ:2008/04/29(火) 16:35:29 ID:XZnos6zE
血液型を選んで下さい
A・B型
B・AB型
C・A型
D・B型
736名無しのオプ:2008/04/29(火) 20:27:47 ID:xz6miO8G
E・血が流れてません
737名無しのオプ:2008/04/30(水) 22:04:57 ID:KMwUQxR6
正解!
―10ポイント
738名無しのオプ:2008/05/01(木) 00:04:22 ID:yxHRHw2j
O型がないのは何か意味が?
739名無しのオプ:2008/05/01(木) 08:33:58 ID:GeHgTae0
このスレ残すの?埋めるの?
740名無しのオプ
放置でいいんじゃね?