751 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :
>やはり、乱歩としては、こんな探偵小説とは思えない作品を発表するのに躊躇が
>あったんじゃないのかなぁ。ま、この辺は想像の域だけど。
結局、漏れの妄想でしたとはふざけた話である。
大乱歩がミステリ作家であるのは、自他共に認めるところであり、
むしろ逆に私が先に例示した作品について、大乱歩がミステリとは考えていなかった根拠を
示すべきなのである。
大乱歩のミステリ観に従えば、押絵も芋虫も虫も全て「ミステリ」の範疇に入るものなのであろう。
(無論、本格ミステリではない)
ただし、このことから現代的な視点から見た場合でも、大乱歩が相当に広い概念でミステリを
把握していたことがわかる。