京極夏彦総合スレッド 第四拾陸〜柳女〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
920分冊帯まとめてみた
ガイシュツだったらごめんよ。

【姑獲鳥の夏】
<<上巻>>
京極堂シリーズ分冊化開始!
この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君――
<<下巻>>
古本屋にして憑物落とし
何、この家に巣くっている悪いモノ――そう、ウブメ退治に来たのです――


【魍魎の匣】
<<上>>
推理作家協会賞受賞作
それにしても――奇抜な建物だった。
正面は完全な正方形をしている。高さから考えて
中が吹き抜けと云うこともないだろうから、三階、いや四階建てくらいはあるだろうか。
<<中>>
謎の霊能者・御筥様
――関口君から聞いた話に依ると、久保竣公は手袋をしているようだよ
<<下>>
科学者・美馬坂の「実験」
今日これから――物語に終わりを齎すために、
ある陰気な男がここに来ることになっているのです。
921名無しのオプ:2007/03/28(水) 20:43:15 ID:HtnPtFVe
【狂骨の夢】
<<上>>
死霊は例によって、にやりと笑った。
――何だ、また抱いてほしいか。
<<中>>
夫はどうしたのだろう
そして茫然と驚愕の表情で立ち竦む者――。
――復員服の男だ。
<<下>>
やっと現れてくれましたね
中禅寺は……静かに、しかし威嚇するように云った。
「そう。そしてあなたは実験をしたんだ。」


【鉄鼠の檻】
<<一>>
拙僧が殺めたのだ
儂はな、こう見えても禿げる前から医者しとる。あれは坊主じゃないわい!
坊主の死骸だ!
<<二>>
――見事な領解である。
もう解りました。あなたの腹に巣喰っている大きな鼠の正体が
<<三>>
ここに犯人はいない
暗闇を見つめて半年、魔境はそこにも、ここにも、あなた達の周りにもある!
<<四>>
あなたがたは咎なき虜囚だ
あるべきでないものは――矢張りない方がいい……
発見なんかされなきゃ良かったんだ
922分冊帯まとめてみた:2007/03/28(水) 20:47:34 ID:HtnPtFVe
【絡新婦の理】
<<一>>
あの方とは誰?
「でも、あのう、お二人に会いたいって人が――」
「会いたい?誰?」
「蜘蛛の僕の――人達が」
<<二>>
偶然は必然である
中禅寺は目を細めて、「その偶然――既に蜘蛛の巣の上に乗っちゃあいないか?」と云った。
<<三>>
今回の敵は手強い
蜘蛛は自分では何もしないんだよ。罠を張って、獲物が掛かるのを
――真ん中でただ待っているんだ。
中禅寺はそう云った。
<<四>>
これからこの家は滅ぶのに違いない
出来ることなら――もう終わりにしましょう。
死人の数が多すぎる。
ただ、僕はこれで真犯人の大計が阻止できるとも思ってはいない――。
923名無しのオプ:2007/03/28(水) 20:49:08 ID:HtnPtFVe
【塗仏の宴】
<<支度上>>
大量殺戮?
……この村は虚構の村ですよ。でもねえ、ここに来る途中にも云いましたが、
虚構と現実に差なんてないんですよ。
<<支度中>>
記憶の改竄?
尾国は訪問を重ねて機会を狙っていたんです。勿論貴女を嵌める機会です。
<<支度下>>
徐福伝説?
自分は全部自分だと思うのは。――勘違いか。
ものすごい勘違いですよと少年は云った。

<<始末上>>
あの音は!
刑部は厳しく云い放った。
「誰も知らない事実など事実ではございません。過去とは亡霊のようなもの」
<<始末中>>
<<始末下>>
くんほう様?
男は笑った。
「それにしても久しぶりだったな中禅寺。会いたかったぞ」
「僕は――二度と会いたくありませんでしたよ」


そいじゃま、スレ汚し失礼。