横溝正史【貸しボート十三号】

俺も横溝作品は独自のレトロ、かつ、おどろおどろしい雰囲気を楽しむ
という面はある。故にミステリでありながら、再読等にも堪え得るわけである。
全盛期に書かれていたとしたなら、病院坂や悪霊は冗長さが無い引き締まった傑作
と成り得たかもしれぬが、舞踏会はこのスレで不評が多い長編と同じ犯人パターン
であり、その分衝撃も少なく、わかり難いマッチ棒の謎解きといい、
久々の書き下ろし長編刊行というわりには失望する面が多いものであった。

そんなこと今更言わんでも、前から指摘されてるだろ

>>951
そりゃ２ちゃんを否定する発言だ。

「車井戸はなぜ軋る」みたいな、
単純だけどあっと驚くトリックで
ストーリーもそれなりに面白い作品こそが良い作品だね。

>>953
でも、あのトリックはそんなには独創性はないけどね。
まあ、推理小説とはそんなものだが。

あの時代では十分独創性あったと思うが

>>955
(メール欄１)は既成のﾄﾘｯｸなんだけどね。
(メール欄２)を参考にしたんだろうけど。

まあ、横溝という男は非常に有名作のトリック流用やその変型が多く、
トリックにはあんまりオリジナリティはないんだよね。

ただ、推理小説には横溝くらいしか読まない人が多いので、
そういうトリックを横溝のオリジナルだと思いこんで
「横溝正史はミステリの天才だ神様だ」とか言う人が結構いるんだよね。
例えば「夜歩く」のトリックを横溝が考え出したと思ってる人もいるし・・・

今日の気違い警報
ID:14QB8gMn

ID:14QB8gMnって密室トリックを全部「モルグ街の流用・変型でオリジナリティはない」って言いそう

あ、バカ相手にしてｽﾏｿ。以後あぼーんするわ。

>>例えば「夜歩く」のトリックを横溝が考え出したと思ってる人もいるし・・・

そんなやつはおらんわw

「夜歩く」のトリックって言ったところであの作品のトリックは一つじゃないけど

「童謡殺人」をクリスティが考え出したって思ってる人は多そうだね。
アクロイドもね。
そもそも長編は一つだけのトリックで成り立つはずもないのに
“「夜歩く」のトリック”なんて書いちゃう時点でアレな人だな。

メル欄に何も書かずにageてる時点からしてアノ人臭がプンプンしてるけど

車井戸はパート１スレ以来、中編屈指の傑作との定評が固まっている。
時代性を感じさせるトリックも悪くはないのだが、短編ながら本作も
「見えないこと」による焦燥感＝サスペンスが鬼気迫るかのような展開の面白さ、
哀感を感じさせる幕切れ等、「物語」の魅力が優る作である。

真珠朗ってどうよ？

神戸文学館に乱歩への献呈署名入りの真珠郎が展示されてたな

検索したら写真のっけてるブログ発見
ttp://blog.kobe-np.co.jp/antenna/modules/wordpress/index.php?p=15
しかし写真撮ったうえにブログに載せるとは。許可とったんかな？

車井戸はヒロインの鶴代があまりに魅力的だし。

>>966
そりゃ当然新聞社として許可取ってるだろう。

>>967
本陣の鈴子もいい。
白黒や仮面みたいなものもあるが、御大はこの系統のなんとも可憐なキャラも書く。

あまり評価されていない面であり、御大自身も主張してはいない点として、
近年の多くのミステリ作家とは異なり、
御大は登場キャラや人間ドラマ（異様なという形容詞付きだが）をしっかりと
書ける作家であったことが挙げられる。
ゆえに、通説に従えば「横溝文学」という名称は成立し得るかと思う。
少し前に出ている話題を例に取れば、「夜歩く」は蝶々とは異なりメーントリックのみを
バラされても読むに厳しい作ではあるが、
（この点は、本陣等もメーントリックの裏にエル作品風の捻りがあるとはいえ同様か）
それでも再読に堪え得るのは、独自の雰囲気を持つ濃いドラマの魅力があるためである。

>>969
レスの中に矛盾があるよ。

ヒロイン談義はよくされてるが、では男性キャラクターはどうだろう
…と思ったが、男性はやっぱり二大探偵か二大警部に人気が集中するだろうなあ
自分も、一番魅力を感じるのはやっぱり金田一だし
警部はお二方ともそれぞれに魅力があって選べない
世間の評価は　磯川＞等々力　なんですかね？

それ以外ではどうだろう
自分は迷路の花嫁の松原浩三なんかが好きなんだが

>>971
いっそ美少年に限定するかw

>>972
怖えーよw

最近ふと思ったんだけど
獄門島の三姉妹って現代にいたら全然気違いじゃないよね
あんな感じの娘ゴロゴロいるし

座敷牢にいる実父をからかったり祈祷書でお祈りする娘がゴロゴロいる地方に住んでいる>>974

美少年対決だと、作品の出来・キャラの印象度共に
「真珠郎」＞「仮面劇場」だな。（共に由利先生シリーズ）
古谷金田一シリーズとして脚色され、両作品共に映像化されているが、
出来得れば、池畑氏に真珠郎を演じて欲しかった…
原作の金田一シリーズには、なぜか美少年メーンの作の印象は無い。
（美少女はあり）

多門連太郎がいるじゃないか！

横溝はホモ？

次スレです。
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1184937587/

男性キャラなら寺田辰也

連太郎も辰弥も、そして「金田一東京もの」でおなじみ多門修も美男子であって、
美少年ではないわな。
金田一シリーズ（原作）に登場する印象的な美少年とは…やはり思い浮かばない。

犬神佐兵衛の少年時代

横溝の作品では「悪魔の手毬歌」「八墓村」「悪魔の寵児」の3作を
読みました。
「悪魔の〜」はあまり好みでなく
前2作が大好きです。
叙情的な雰囲気が好きみたいです。
次に読むべきお勧めは何でしょうか？

「悪魔の〜」じゃ手毬歌なのか寵児なのか判らんだろ

とあとで自分でレスつけるつもりですか？

そうですね。すみません。
好みでないのは「悪魔の寵児」です。

>>984
＞前2作が大好きです。
と書いてあるｗ

「獄門島」

じゃないでしょうか？
代表作ですし

ageによる質問レスに注意
誰かの来る前兆です

短編集の金田一耕助の冒険なんかどう？
あとは黒蘭姫とか。

>>986 >>988
ありがとうございます。
読んでみますね。

>>983
そんな君には、『幽霊男』を進めます

代ちゃん……あばね！

そういう君は万さんかい？

横溝が自分で認めているベスト７が
獄門島、本陣殺人事件、蝶々殺人事件、犬神家の一族、
八つ墓村、悪魔の手毬唄、悪魔が来たりて笛を吹く

あとベスト１０に一応は選ぶが出来が不満と評した作が
女王蜂、三つ首塔、仮面舞踏会

だった筈、この辺を読むといい。

個人的には三つ首塔と仮面舞踏会は
横溝が何で「ベスト１０に入れるのは躊躇する」と言った理由がわかるが
女王蜂はなかなかいいと思うよ。

三つ首塔はストーリーもいいし、
横溝作品でというか推理小説史上でも最も人が死ぬ作品の一つで
そのサスペンス性がいい。
ただ過去スレでも何度か言われてた通り、冒頭にヒロインがレイプされるシーンが問題。

仮面舞踏会は犯人像がなかなか魅力的。物語としても優れている。

幽霊男、悪魔の寵児はダサクで有名。
特に幽霊男は普段の作品の金田一像と違いすぎる。

>>994-995と通説から外れたレスが書かれているが、この手のものは初学者にとり
害毒にしか成り得ない。
「女王蜂」は、なんで御大自身が推しているか理解に苦しむような駄作。
特に前にも話題に挙がった密室トリックは、日本ミステリの巨匠がやることとは
とても思えないアンフェアぶりだ。
「仮面舞踏会」も、謎解きの解り難さ等晩年の作では一番出来が悪く、
前述したとおり、>>994が誉めている犯人パターンは過去作の使い回しに過ぎず、
衝撃度は薄い。
「悪魔の寵児」の駄作認定に異論はないところだが、「幽霊男」はストーリーそのものは
面白い。金田一東京もの中では、怪し気なヌードスタジオ等舞台設定を効果的に活かし、御大の怪奇・猟奇趣向が成功している数少ない例と言い得る。

また、初学者にはどうしても金田一シリーズ中心の推薦になるのは、
作品数（特に長編）等から見て致し方ない面もあるが、
金田一シリーズとは一味異なる感がある由利先生シリーズの代表作「真珠郎」は必読。
このスレでも度々話題に挙がる作だが、蝶々以上に由利先生シリーズの
特色（怪奇ロマン）が発揮されており、この手のものが好きなら推せる。

「悪魔の寵児」を読んで思ったこと

望月種子はどんな顔してんの（人間性スゲェ）
横溝センセは誰をイメージして書いてたんだろ

1000じゃがしかたがない

九百九十九