618 :
書斎魔神:
他板からの乱入者だと思うが、
>もともと小説は小説、映画は映画というスタンスで見てるから。
一般論としてこの考え方はあり得るとしても、
>尺が足りないとか、原作と違うとかどうでもいいので。
書籍系のミステリ板でこの考え方は通用しない。
原作との比較論考、まずこの一点が最重要視されて当然。
>獄門島と八つ墓村読みました
>脳から汁が出るくらいおもしろいっすね
御大の代表作中でもテーストが異なる2作(本格ミステリと冒険探偵もの)を
手にしたのは実にラッキーだったと言え、上記の感想には納得がゆくものがある。
ただし、この後、この2作以上の「満足」を与え得る横溝作品(長編)があるか否か…
本陣にはボリューム的に不足を感じてしまうのではないか。
非金田一ものの蝶々、金田一ものなら手毬唄、笛、夜歩く。
順当にこの辺に目を通してみることである。
>病院坂はまず映像が明るくて萎える…
これは同感であった。
もっと明暗を強調した工藤栄一演出のようなキャメラワークとライティングで
あれば、原作には濃厚なレトロ感も表現出来たかと思う。