横溝正史【貸しボート十三号】

このエントリーをはてなブックマークに追加
135129
「刺青された男」
角川文庫52のやつ89ページ
「大正十二年の夏から秋へかけて、私は神戸の下等な船員宿にごろごろしていました」
90ページ
「そのころ、毎日私が出かけていったのは、三の宮の近くにあるトロカデロという酒場でした」

「深紅の秘密」
角川文庫46「恐ろしき四月馬鹿」収録のやつ12ページ。
「「そのころ僕は神戸の山下通りの、小さいながらも、きちんとした西洋館に住んでいた」

他にも神戸ではないが

「物言わぬ鸚鵡の話」
角川文庫69「血蝙蝠」収録のやつ42ページ。
「当事、まだ学生だった私は学校の都合から、阪神沿線の住吉に(中略)小さい家を借りて住んでいたことがありました」


「誘蛾燈」は港町の酒場で始まっているが具体的な知名なし。
横浜かもしれない。
136名無しのオプ:2007/02/10(土) 10:31:21 ID:BjSmnhhQ
あと具体的ではないが「丘の三軒家」はO市に通勤・通学できる範囲の六甲瓦の洋館が舞台。
「キャン・シャック酒場」は六甲おろしが吹く元町の酒場。
「赤屋敷の記録」は偉人街の近くの港町が舞台。これも横浜かもしれない。
作中に「東京の別宅」という表現がある。


文庫数冊見ただけでもこれだけ見つかった。
137名無しのオプ:2007/02/10(土) 10:31:50 ID:BjSmnhhQ
× 偉人街
○ 異人街