エラリー・クイーン&バーナビィ・ロス〜PART5〜

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「ランキング」は作品同士の比較ですから相対評価になりますね。

書斎の挙げている「東西ミステリベスト100」「ミステリハンドブック」等
こういう全作家全作品に対する投票でクイーン作品挙げるなら
普通の人はZよりも “相対的に評価を高く置く” XやY、エジプト十字架を選ぶから
結果的にZの順位は低いものになって当然。

こういうことは傑作や良作を数多く生み出した作家にはよくあり、
その作家を代表するような傑作がランクインする一方で
他作家なら傑作だがクイーンとしては良作、という二番手クラスの作品は
割を食ってランキングされないというパターンが多い。
「21世紀に伝える翻訳ミステリーオールタイムベスト100」で78位なら健闘したほうでしょ。

でもあの書斎、
「全体を見れば、コンパクトに纏まった良作という評価もあってよいかと思うが」
などと比較論ではなく、その作品単独の価値(つまり絶対評価)について語ろうとしていたのに
いきなり相対評価であるランキングを持ち出して「評価が低い」なんて言っている。

評価の方法が全く違うものを持ち出していることを理解できずに「適宜反論」しているのだから
所詮書斎は八流だということですね。

ちなみに絶対評価が高いか低いかは人によって違って当然。
絶対というのは相対の反対語だということを理解していないから
>そもそもミステリに厳密な絶対評価などあり得ないにもかかわらず
なんてトンチンカンな反論しかできない