社会派ミステリーといえば松本清張 第四章

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857書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
清張作品を読み見始めた人は、食わず嫌いにならず時代小説にも手を伸ばして欲しい。
清張先生は基本的には短編の名手なので、これも最初の1冊としては短編集いい、
具体的には、新潮文庫の傑作集以外では「無宿人別帳」がお薦めだ。
(ただし、新潮文庫「佐渡流人行」に収録された「流人騒ぎ」は「無宿人別帳」から
セレクトされた作であり重複となる)
長編では、山本一力氏が「かげろう絵図」等を推しているが、本作に限らず現代もの
と同様な偶然性に頼った御都合主義が満載、これをどの程度許容出来るかで面白さが
変ってこようかと思う。