社会派ミステリーといえば松本清張 第四章

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431書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
>>426中にあるレスだが、「熱い絹」未読のまま書いているのか、あまりに外し過ぎている。
本作は外国文学ではないし(ミステリないしは清張作品の読者が全て外国文学を
読み慣れた愛読者だとでもいうのであろうか)、
元ネタとなった事件、その舞台共に日本人に馴染みがない上に、
>>418にもあるとおり、ある程度のボリュームもある点を問題としたのである。
従って、他にも長い小説はあるという反論は成立し得ない。
反論は、もっとポイントを突いて書いてこそ意味を持つかと思う。
俺は清張初学者時代に、「点と線」→「眼の壁」→新潮文庫の短篇集と読み進めた後に
「神と野獣の日」を読んでぶっ飛んだ記憶がある。
確かに、シミュレーション小説としては>>421が書いているような欠点もある作なのだが、
ヒーロー不在のまま社会パニックに陥ってゆく状況が、清張作品らしくクール、かつ、
スリリングに活写されている。
ラストのミサイルは夢にまで出て来たほど(w