横溝正史 -火の十字架-

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147書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
寵児や白と黒は横溝御大の作の中では出来は芳しくないものゆえ、
どうでもいいようなものだが、新古書店等では、その草創期と比較すれば、
全体的に見て横溝作品の品揃えは減少傾向かと思う。
赤川、西村、内田というある種の三大作家は別格としても、
ミステリに関しては、新本格以降の作家の品揃えが充実して来た分、
横溝御大や大乱歩といったマエストロの作が押されているという感がある。
怪奇探偵小説は日本の十八番と考える自分には、極めて残念な傾向ではある。