『読みました』報告・海外編Part.3

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583書斎魔神
レオ・ブルース『三人の名探偵のための事件』を読んだ。
真田啓介氏(注 真田幸村ではない(w )の解説に詳しいが、
密室トリック、多重解決、アントニイ風の名探偵パロディと探偵小説論等、
盛り沢山の本格ミステリで、最終的な解決(=真相)も面白く、かなり堪能出来る。
しかも300頁程度とコンパクトに纏まって読み易いのも良し。
作品内容を離れた意外性ということでは、作者がこのような洒落っ気がある遊び心が
あるものを書く作者は、著名なプライベート・スクールからオクスブリッジ卒の
インテリ上流階級の紳士かと思いきや、転校、転職を繰り返したDQNなプロファイルの
持ち主であることである。