943 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 15:34:37 ID:vdvrWmDA
>>942 >「おのれジャップの糞猿め!」しか言わない
>ハルゼーしか出てこないんですけど。
「今夜が山だ」としか言わない「ガキの使いやあらへんで」に出てくる
外人医者みたいだな。
944 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 17:21:36 ID:r2GpZsHZ
MLで商業デビューの報告をした人への先生のRES。
-----
△△さんへ
おめでとうございます。
でも、専業は厳しいですよー、ホント。私も長続きせず、現状ですから。小説すば
る受賞の鐸木さんなんか、私より惨状みたいな気がするし。
火浦功は、分かりません。会ってるかも知れないけど……。記憶が曖昧。
大原まり子、その旦那なんかとは会ってるけど。いちばん会った回数が多いのは川
又千秋さんかな。従兄と学生時代の同人誌仲間だから、その縁で。
SF畑の受賞ですか?
名村烈
945 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 18:16:07 ID:vdvrWmDA
なーんか、コントを見てるみたい。
話題が途中で変わってるじゃないか。
オマエが誰に逢ったかなんか、誰も知りたくないんだよ!
というツッコミが入ってオチ。
なんだか、本当に狂ってきてませんか?このセンセイ。
946 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 18:25:53 ID:/y81XHIl
947 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 18:31:48 ID:Ch6ugS+t
お祝いとか祝福の言葉でもなんでもなく、ただの垂れ流しだな。
努力が実った人を素直に祝福することすらできんのか? ……できんわな、センセは。
948 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 19:01:23 ID:dNTghWpI
>SF畑の受賞ですか?
あわよくば接触して、引き込もうとしてないか?
949 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 19:20:53 ID:Tpk12dt0
霧島那智『忍術忠臣蔵外伝』読了。あまりのまどろっこしさに思わず笑ってしまうこと幾度となくあり。
この人は一文ごとに改行しないと文章が書けないのか?「なぜここで詰めないの?」と思うことしばしば。
接続詞の多さ。某雑誌で「接続詞をなるべく避けるように」と言っているにもかかわらず、
一ページで『そして』が三回ほど出る有様。知識はあるのか無いのか分からんが、
ブンショーは話にならんほど下手くそ。『行間からにじみ出る雰囲気』などとよくいうが、
そんなもの一切無し。ただの説明文が一文ごとに行替えしながら淡々と続くだけ。
これをまともな文章書きに書かせたら、絶対に短編になる。おまけに自分は長編作家だと言い切る。
素晴らしい!
これでよく作家になれたよな〜。これでよく作家として写真載せられるよな〜。
センセの文章力を例えるなら、愛の歌を歌っているセックス・ピストルズだな。
太宰治『駈込み訴え』読め! ユダの訴えが最初の二文を除いて全て行替え無し20ページ。
今月号の某雑誌の作家講座、あれは自分に対していっているとしか思えね。
「本が好きな人なら大概のものを読んでいて、意外性をつくようなネタが無いことに自ずと気づきますよね」
ってこの前に芥川賞候補に名前があがった作家先生が言ってたけど、センセが意外性の強調をする裏を返せば、
意外性に頼らずに賞を取れる才能が自分にないから強調しているだけ。
意外性に頼っても、最終的に新人賞の作品を読むのは読者。
だから、センセは読者側からと編集者側からの意外性の違いを言ってたけど、
編集者立場からの意外性を強調してどうするの? 最終的に読書を楽しむのは編集者なんだ、ふ〜ん。
ま、これも『意外性』を強調した場合の話だけど、
本当は選考の読み手は平等に『筆力』や『構成力』で判断するんじゃないの?
選考のときに意外性を重視されたら、それこそ、その読み手の好みに委ねるしかねぇしな。
それに、センセの作家講座では、ミステリー前提で話が進んでるし。
ミステリーならトリックなどで意外性を突くことは出来るけど、
ミステリーじゃないエンターテイメント小説なんか、ネタはもうどこにも残ってねぇよ。
そんな当たり前のことも分からないの?
名村劣
950 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 22:47:55 ID:gFWL/JDA
>火浦功は、分かりません。会ってるかも知れないけど……。記憶が曖昧。
>大原まり子、その旦那なんかとは会ってるけど。
これってギャグで言ってるんだよな……。
誘い受けだよな?
951 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 22:52:28 ID:Mm9499tf
952 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 23:15:33 ID:YyeRdFSt
>>944 最近のSF作家を全く知らないのが一目瞭然のセンセイの自慢話に、
思わず口元がゆるみました。
953 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 23:19:15 ID:YyeRdFSt
今後センセイが「以前私がMLでアドバイスしてあげた方が、その甲斐あって
見事プロデビューを果たしました」とあちこちに自慢することに30万ペリカ。
954 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 23:45:38 ID:1d18QzML
>950
大原まり子の旦那は岬兄悟だと思ったが
955 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 23:56:35 ID:vdvrWmDA
956 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 00:02:15 ID:6p7G58LQ
957 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 00:04:39 ID:1d18QzML
大原まり子の旦那が火浦功と言う
突っ込みをしてるんじゃないかと思ったんだが
俺の誤読かorz
958 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 00:04:50 ID:jcHm6IXV
普通の詐欺師・・・シロサギ
詐欺師への詐欺師・・・クロサギ
作家への詐欺師・・・ワカry
959 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 00:46:17 ID:eWhSrXkE
960 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 10:38:47 ID:Dhgo0rcM
読者への詐欺は上手くやれば許される。場合によっては賞賛される。
多分。
作家というより作家志望者への詐欺だと思う…
961 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 12:23:45 ID:fz9exbC2
962 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 12:42:42 ID:7CJZPu/Z
953に同意。ただ、この人が自分を凌駕するだけの
売れ筋になってきたら
今度は悪口を言う。(大野のパターン。「自分が手を入れて乱歩賞の
二次まで言ったんだ」)
963 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 13:57:25 ID:AUyqVmfa
>>962 腐乱の場合は実際に原稿見てもらってたんだから、言われても当然だと思うけど。
それに、腐乱が売れ筋になってセンセイが悪口を言った、なんて事実があったっけ?
964 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 14:52:27 ID:oV3C1efD
じゃあ松井氏のパターンw
965 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 16:11:28 ID:KQmmPtd1
誰か新刊買ってやれよw
966 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 07:02:33 ID:b7iI63WF
金の無駄。
967 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 08:08:56 ID:d/A6AW9K
物集高音『冥都七事件』読了。連作短編集。
時代考証に唸らされる。××××さん好みの話かと。
名村烈
968 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 13:38:42 ID:5UuHM4OK
ろくに時代考証しない先生に唸られてもねえ。
969 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 13:47:12 ID:rQbo0brz
970 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 17:38:13 ID:ZccI1fYk
それにしてもセンセイはボキャブラリーが貧困だな。
感心したら必ず「唸らされた」だもんな。
言葉で飯食ってる人間なら、たまには別の褒め方をしろよ。
971 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 18:10:26 ID:KAVfNSUE
物集高音『冥都七事件』読了。連作短編集。
時代考証に拙者の愚息もおっきおっき。××××さん好みの話かと。
名村烈
972 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 18:38:33 ID:zT8jqSLV
973 :
名無しのオプ:2006/04/16(日) 21:04:07 ID:epctDgv7
974 :
名無しのオプ:2006/04/17(月) 08:08:19 ID:uSJWtnea
乙埋め。
975 :
名無しのオプ:2006/04/17(月) 17:55:29 ID:uSJWtnea
夜の埋め。
若桜木虔。かつて「ノベライズの帝王」とよばれた男である。
しかし、その実態は、筆の速さだけがとりえの末流作家。
彼を称して『焼畑作家』という。ブームになっているジャンルの作品を手がけ、
駄作の山を築き、そのジャンルを衰退させるからその名前がついた。
他の作家には迷惑この上ない人物である。
架空戦記華やかなりし頃、『霧島那智』という創作ユニットの中心人物となり、
作品数が少し話題になっただけで、例のごとくジャンル衰退の一因となった。
後にホームレス作家として話題となる松井計が、松井永人という名でこのユニットにいた。
松井は若桜木と絶縁の後に裁判沙汰。絶縁の理由は架空経費をめぐるトラブルで、
松井に払ってもいない給与を送ったことにしたこと。
訴訟理由は松井が若桜木虔に借りた金を返さなかったためである。
当時の日記には、松井に対する罵詈雑言に満ちている。以下はほんの一部にすぎない。
http://members.jcom.home.ne.jp/wakasaki/diary0403.htm http://members.jcom.home.ne.jp/wakasaki/diary0404.htm 裁判沙汰といえば、弟子の瑞納美鳳に訴えられたこともある。
一時期は霧島那智を彼女と二人で執筆したことがあり、腹心と言っていい。
暴露された話で傑作なのは、
「――「今の家族とは別れるから」と離婚書片手に結婚を迫られた」
詳細を知りたければ、『オリジナル蘭』で検索することを奨める。
師匠が師匠なら元弟子も元弟子、という言葉が出てくること間違いない。
こうして若桜木は様々な厄介ごとの原因となりながら、今や静岡の田舎に逼塞する日々を送っている。
さてこの若桜木、ブックオフ巡りを趣味である。
105円コーナーであさった本の書評を自サイトで発表するという、
プロとしてはいささかみみっちいと思われる所業を行う。
ある日、50円特別コーナーを見つけた。
そこにあったのは長州力著『これが俺のやり方だ!―革命戦士との訣別』である。
http://i-bbs.sijex.net/imageDisp.jsp?id=magma&file=1145244745471o.jpg 若桜木は、本を熟読はしない。速読法と呼べばきこえはいいが、斜め読みである。
トリックが他の誰かの著作と似てないかという目的で速く読む。
「久しぶりに日記を書くか」
去年まで書評を兼ねた日記つけていた。
最近は20歳年下の従弟という脳内設定で、作家志望者のMLに書評を載せているが、
愚にも付かない論争で書き込み自粛を求められたりしていて、居心地が悪い。
×月×日
『これが俺のやり方だ!―革命戦士との訣別』
「著者の長州力は、例によって超弩級のド間抜け。
あの顔を見ていると、編集者はド阿呆に書かせたくなるのだろうか。
プロフィールを見ると長州が専修大学を出て、
新日本プロレスでデビューになっていたのは失笑もの。
バカ田大学水平線学部の間違いだろう」
若桜木ごときにボロクソに貶されるいわれはない、と言いたいところだが、
当の長州も「プロレス界のど真ん中に立つ」と宣言して旗揚げしたWJプロレスが、
一年すら持たずに崩壊。プロレスファンの間では失笑とともに伝説となった。
今では後ろ足に砂を掛けて出て行った新日本プロレスに出戻り、
試合構成を担当しながら自らもマットに立つ引退目前のレスラーである。
数日後、若桜木邸に来客が来た。長州力である。玄関を開けるなり突進する長州。
「お前これなんだ?」長州の手にはこの前の書評をプリントした紙がある
「何がやりたいんだ、コラ!書評飾ってコラ!
何がやりたいのか・・・はっきり言ってやれコラ
噛み付きたいのか噛み付かないのかどっちなんだ、どっちなんだコラ!」
「何がコラじゃコラ水平線級の馬鹿!」若桜木も応酬する
「ナニコラ!タココラ!!」
「なんやコラ」
「書評飾るなって言ってんだコラ!」
「駄作書いたんだろこの馬鹿!」
「酷評したのはてめぇだろう、コラ!」
「おい・・・」
「ナニコラ」
「いつでもやるぞ、コラ!お前騒がれてぇんだろうこの水平線級」
「お前今言ったなコラ」
「おう言ったぞ」
「吐いた言葉飲み込むなよ!」
「そのままじゃコラ。舐めんなよ超弩級のイモ!」
「ようしわかった、じゃそれだけだ。・・・お前今言った言葉お前、飲み込むなよ。そんな吐いて。わかったなぁ
ほんとだぞ。ほんとだぞ。なぁ。噛み付くんならしっかり噛み付いてこいよコラ、なぁ
中途半端な言った言わないじゃないぞお前。わかったなぁコラ。わかったな」
「お前にわかったな言われる筋合いねぇんじゃゴラ」
「噛み付くんだなコラ?」
「オッサン、舐めんなよこの馬鹿!」
長州は去った。車のドアが開閉する音がした。
今までの威勢のいい罵倒はどこへ行ったのか、若桜木は呆然と突っ立ったままだ。
股間からアンモニアの臭いが立ち込めた。
今から所用で外出。続きができればまた今度。ノシ
979 :
名無しのオプ:2006/04/17(月) 20:31:41 ID:IExsiv5m
おつかれー
980 :
名無しのオプ:2006/04/17(月) 21:07:13 ID:4Vo5ie+X
熟読しました。
こう来ましたか。
昨日の長州小力と有田の漫才を思い出して大笑いしました。
981 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 11:31:01 ID:5nscVgwV
朝の埋め
982 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 11:32:52 ID:5nscVgwV
生め
983 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 11:33:31 ID:5nscVgwV
産め
984 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 11:34:06 ID:5nscVgwV
梅
985 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 11:51:12 ID:RG6dAKGm
美味ぇ
986 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 17:07:15 ID:dehesYKT
本日のうめ。
長州力との再開は、強引なものとなった。仕掛けたのは長州である。
東京都町田市のカルチャーセンターに、若桜木は向かっていた。
彼程度の作家でも小説講座の依頼を出す所はある。
弟子にしてピンはねを目論んでいたが、いまのところ水泡に帰す結果しかない。
町田駅を降りると、山田というセンターの事務員が待っていた。送迎すると言った。快諾した。
「先生も凄いですね」山田が切り出した。
「そうか。あははは」能天気に笑う若桜木。
「あの長州力と戦うんですから」
「えっ!」今の顔を若桜木なら、さしずめ鳩が豆の機銃掃射を食らったと形容するだろう。
いや、大和の46サンチ砲から放たれた豆を食らった、かもしれない。「聞いてない!」
「先生、隠さなくてもいいんですよ。生徒さんも皆、最初はびっくりしたんですが、
今は招待客として特別席を用意されました。僭越ながら、私がセコンドを務めさせていただきます」
顔が青ざめる若桜木を知ってか知らずか、山田は車を町田市体育館で停めた。
若手レスラーだろうか、いかつい格好の青年に案内され、裏門から入らされた。
「入れ」と言われた部屋のドアには「X選手控え室」と貼り紙がある。
中に入ると会議用のテーブルが一台と椅子が二つ、テーブルの上に白のレスラーパンツがある。
「アレを穿いてリングに上がれと、長州さんからのお達しだ」
「ぼぼぼぼ僕は何も聞いてないぞ」震えながら若桜木は切ない反論をした
「はぁ?逃げるなよ。長州さんを怒らしたら、タダでは済まないからな」青年はそれだけ言うと、去った。
「やややや山田君。俺たちはどうすればいいのかい?」
「戦うだけでしょう。これカッコいいですよ」山田は若桜木に、
尻の部分に赤の明朝体で『超弩級』と書かれたパンツを見せた。
「山田君!」若桜木の声は上ずっている。「何か武器に使えそうなものはないのか」
山田から鞄をひったくって漁ると、小瓶を見つけた。タバスコだ。
自棄になった若桜木は、蓋を開け、キャップを噛みながらこじ開けると、
一気に激辛の液体を飲んだ。度胸付けに効果があると思ったが、激しく咳き込むだけだった。
「先生、時間はないんですよ!」非情にも山田は若桜木を脱がせにかかる。
体を屈め抵抗しても、相手の力にあがらえず、ブリーフ一枚になってしまった。
ドアが連打されている。若桜木は服を戻すことを考えるよりは、と思い、自らパンツを穿いた。
往年の力は無いとはいえ、長州力の人気は健在だ。
彼のテーマ曲『パワーホール』が流れると、会場は一気に大長州コールに包まれる。
「青コーナーよりX選手の入場です」
スポットライトを浴びた。急に萎縮してしまった。
山田に背中を強く押されて、どうにか第一歩を進めた。
『海ゆかば』が流れると、ようやく観念してリングに向かう。
「だ・れ・だ!だ・れ・だ!」長州コールよりも大きく響く。
リングに上がると、殺気あふれる形相の長州と対峙した。顔をそらしてしまった。
「赤コーナー184cm120kg、長州力!」右拳を高々と上げる長州に大声援。
「青コーナー身長体重不詳、若桜木虔!」申し訳程度に右手を挙げる若桜木に大失笑。
「両選手に花束の贈呈です」花束嬢の微笑みに癒される若桜木。
握手を求めようとすると、長州に花束を奪われた。間髪をいれずに首が潰されるような力を受けた。
若桜木が倒れると同時にゴングが鳴った。
「このクソタワケが!」長州は「クソタワケ!」を連呼しながら、
若桜木の中年腹を中心に足踏み攻撃をする。
さっさと終わらせろ、そう思いながら若桜木は攻撃を耐えた。
覚悟を決めた途端、攻撃はやんだ。頭が痛い。腹のダメージで吐きそうだ。
「スタンダップ、立て立て」レフェリーがしきりに促す。
「超弩級のカス野郎!」観客のヤジが飛ぶ。「そうだそうだ、カス野郎!」
他人のことなど構っていられない、と思う若桜木に耳に「先生!」の声が。
あの娘(こ)だ。常盤貴子似の教室のマドンナ。
早いうちに弟子にして結婚を迫ろうと計画している、あの娘の声だ。
一人の女に応えるべく立った。が、すぐに後悔してしまった。
胃の中のものが口まで来ていて、吐く寸前だ。
さらに長州が、ロープの反動を使って、こっちに向かって来るではないか。
「死ねコラ!」右手を振り上げ、必殺技の体勢に入る長州。
その右手が首に絡み付けばひとたまりもない。
たまらず若桜木は、口にためていたものを、長州の顔面に向かって吐いた。
するとどうだろう、長州は手で顔を覆ったではないか。口にタバスコの味が残っている。
そうか、そういうことか。若桜木は優勢になったと悟ると、俄然攻勢に出た。
(つづく)
990 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 18:11:13 ID:8f36SnVX
>山田というセンターの事務員が待っていた。送迎すると言った。快諾した。
北方謙三みたいな文体だなw
991 :
名無しのオプ:2006/04/18(火) 18:22:28 ID:IkZXKuZ5
山田というから、山田悠介かと思った。
992 :
名無しのオプ:
>>990 ハードボイドドだど!(トリオ・スカイライン)