梶龍雄スレッド

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107名無しのオプ:2009/03/16(月) 18:50:27 ID:nbjiyJ6G
「大臣の殺人」というのがあったはず。中公文庫に入っていたけど。
108名無しのオプ:2009/04/10(金) 18:48:10 ID:choUs2Tw
これから図書館でバンバン借りて梶作品が廃棄にならないように努力するよ!
あんま借りた形跡がないと廃棄になりそうだからね
109名無しのオプ:2009/05/05(火) 21:59:35 ID:9HL0mGf7
ギョライage
110名無しのオプ:2009/05/13(水) 20:08:55 ID:HdQvy1F/
古本屋で文庫版「透明な季節」「海を見ないで陸を見よう」「ぼくの好色天使たち」ゲト
111名無しのオプ:2009/07/16(木) 00:52:27 ID:qp+UeBSs
中学生の友の付録本を4冊持ってるけど、それ以外は読んでないな。
112名無しのオプ:2009/07/27(月) 17:08:45 ID:A7GOttUK
それって偏り過ぎだろww
113名無しのオプ:2009/07/28(火) 20:07:18 ID:Z+5tOgaB
再販の見込みとかは全く無いのかな
114名無しのオプ:2009/08/28(金) 09:49:05 ID:m40cLPda
「殺人への勧誘」読了
遠くから狙撃してくる殺し屋のライフルを岩陰に避けながら5人の男女が殺し屋への依頼を告白しあう…
ミステリとしての意外性は薄かったが物語の舞台が特殊すぎて一生忘れられそうもないわコレ
モンティパイソンの映画で見た戦場で兵士たちがお誕生会するコントのようだった
あとヒロインの告白がエロすぎる
115名無しのオプ:2009/09/01(火) 10:50:58 ID:/48zI0lx
「天才は善人を殺す」「殺人者にダイアルを」読了
同じ大学生グループが登場するシリーズで前者はイマイチ
後者は同じ服毒自殺&銀行のキャッシュディスペンサーネタを用いながら別の謎を構成してて面白い
主人公らと刑事が協力体制を取らないのに無理を感じたが作者の仕掛がある以上しかたない
全体的には荒っぽくて終盤のアリバイ表くらいしか見所ないかなと思ってたらエピローグにやられた
116名無しのオプ:2009/09/13(日) 01:21:05 ID:DGJ8xrxM
「銀座連続殺人手帖」を読んだ。内容はタイトルそのまんま、しかし
なんとセンスのないタイトルなんだろう。
「幻の蝶」「淡雪の木曽路」に続くシラケ姫・女子大生奈津子シリーズ、
シリーズで読むと真犯人の意外性が際立つ仕掛けになってますね。
117名無しのオプ:2009/09/26(土) 16:23:25 ID:pSMeq3sv
やっと梶龍雄の本が手に入った。

タイトルは、「殺人者は長く眠る 草軽鉄道女優失踪事件」。
「草軽電鉄殺人事件」ですね。

中央公論社のC☆NOVELS。神保町で210円でした。

楽しみ!
118名無しのオプ:2009/09/26(土) 16:33:13 ID:OI+ujMrp
「浅間山麓殺人推理」って自分が以前読んだ「殺人への勧誘」と同じようなあらすじなんだが同一作品なんだろうか
119名無しのオプ:2009/09/26(土) 17:43:19 ID:pSMeq3sv
>>118
こちらによると、同一作品ですね。
ttp://homepage1.nifty.com/kobayasi/author/kaji.htm

もともとのタイトルが「殺人への勧誘」(光風社ノベルス 1984年)、
徳間文庫版(1988年)のタイトルが「浅間山麓殺人推理」のようです。
120名無しのオプ:2009/09/26(土) 22:18:45 ID:OI+ujMrp
オオゥ…ありがとう御座います
梶作品に限らず文庫化される際にタイトル変更されると二度買いする恐れがあるので困るよね
121名無しのオプ:2009/09/29(火) 13:04:20 ID:EUHL/+Rm
「青春迷路殺人事件」も文庫化に際して「我が青春に殺意あり」に改題されてる。
本格ミステリフラッシュバックの梶のプロフィール欄だと作品総数45冊にな
っているけど、44冊が正解だと思う。改題本がダブってる?
122名無しのオプ:2009/09/29(火) 17:58:30 ID:xpmwW0+f
ノベルスで出版されたまま文庫になっていない作品は特に見つからないね。
大人向けの作品は、長編は『赤い靴少女殺人事件』だけ読んでいない。
短編集は光風社出版の三冊が未読。
リアルタイムで読んでいたんだけど、当時学生だったから全部買うだけの金の余裕がなかったので図書館で借りて読んでました。
123名無しのオプ:2009/09/30(水) 13:36:11 ID:ILfl489F
光風社出版の短編集3冊はいずれも水準以上の出来ですよ。
特に「灰色の季節」は傑作、「男と女の探偵小説」「殺人魔術」も読んで損は
ないと思う。
124名無しのオプ:2009/09/30(水) 13:59:24 ID:cj3VbaXB
灰色の季節、入手するの難しいよな
復刊してほしい
125名無しのオプ:2009/09/30(水) 14:00:14 ID:6g/mRViV
灰色読んだけど、正直それほどではない
126名無しのオプ:2009/09/30(水) 17:13:03 ID:m6kUwyRT
「幻狼殺人事件」読了
冒頭から猟銃片手に村の女たちを犯しまくったり山に籠もったりする男に
「に…西村寿行??」
洞穴での冒険行や終盤での派手な展開はいつもの梶作品とも違いより新味が感じられてこれはこれで面白い
今回露骨に伏線を匂わすので「フッフッフ今回は見切ったぜ」と思ってたらメル欄1の事は完全に失念しちゃってたぜ
あと珍しく主人公のメル欄2が上手くいったのが意外であったがお陰で読後感は良かったッス
127名無しのオプ:2009/10/05(月) 15:38:08 ID:OCK+A7X/
奥鬼怒密室村の惨劇(角川ノベルス)
奥秩父狐火殺人事件(角川ノベルス)
清里高原殺人別荘(立風ノベルス)

上記3冊ゲット!

最初は「清里」だけでいいかなあと思ったんですけど、他の2冊も買っときました。
>>14>>17あたりを見ると、どれもまあまあな作品のようですね。
楽しみです。
128名無しのオプ:2009/10/05(月) 16:02:29 ID:RRKi3PF5
>>127
『奥鬼怒…』と『奥秩父…』は講談社ノベルスじゃないの?

ま、それはともかく三冊とも自分が読んだかぎりにおいては面白かったですよ。
129127:2009/10/05(月) 16:18:52 ID:OCK+A7X/
>>128
ご指摘のとおり、講談社でした。
申し訳ありません。
130117:2009/10/07(水) 21:21:30 ID:dI4yBKWs
「殺人者は長く眠る 草軽鉄道女優失踪事件(草軽電鉄殺人事件)」読了しました。

24年前に人気女優が草軽鉄道の駅で姿を消した。
一人の青年と失踪した女優の孫が真相を探るべく再調査を行うが、
調査が進むにつれ、女優に関係者のある者が殺される。
女優はなぜ失踪したのか?女優の失踪と殺人事件の関連は?そして犯人は・・・

というような話です。

メインの女優の失踪については、伏線の張り方があまり上手くないので、
大体のからくりは途中で分かっちゃいました。(私が素直じゃないだけかもしれませんが。)

某スレでは5点満点で4.5点という評価ですが、それは高すぎますね。
決してつまらないわけではないのですけど、3から3.5(個人的には平均点の評価)といったところじゃないでしょうか。
意外性もあんまりないし。読み終えたあとで基本的な設定にちょっと納得できない点もあったし。

あと、この小説に「草軽電鉄殺人事件」というタイトルはひどすぎます。
あくまでも女優の失踪に関して殺人事件が起こるわけで、草軽電鉄と殺人は関係ないですから。
131127:2009/10/08(木) 21:20:14 ID:W7aQ9NoX
「奥鬼怒密室村の惨劇」読了。
推理小説としてはなかなか面白かったけど、
前半のエロエロな場面が非常にかったるい。

女中さんとのセックスシーンはなくてもいいな。
132名無しのオプ:2009/10/28(水) 21:19:15 ID:aycuUVco
ついこの間まで、どこに行っても見つからなかったのに、
今日は梶龍雄の本が5冊も手に入った。

・女名刺殺人事件(桃園書房)
・女はベッドで推理する(サンケイ出版)
・奥信濃鬼女伝説殺人事件(講談社ノベルス)
・連続殺人枯木灘(徳間文庫)
・毛皮コートの死体(中公文庫)

今ひとつの作品ばかりだけど、
とりあえず買っとかないと、読めないかもしれないから。
133名無しのオプ:2009/11/08(日) 05:37:42 ID:Ctb5ldt7
>>131
あのハーレム展開があるから読後感が気持ちいいんだぜ

「幻の蝶殺人事件」読了
読み始めたとたん「これか!これが>>14のアレかああ!!」と感動した
梶作品の作風といえば  1 意外な動機
                2 バンカラ
                3 機械トリックは割とぞんざいな扱い
                4 年上のお姉さん大好き
                5 昆虫採集も大好き
…となるわけだが今回は4の要素に欠けてたので特に色気を感じなかったな
ミステリとしては普通に面白かったよ
134名無しのオプ:2009/11/10(火) 02:10:59 ID:ug32uc4q
おもろい分析やな
確かに的を射てる
135名無しのオプ:2009/11/10(火) 03:24:40 ID:K8Lw7a8o
機械トリックに重きを置かないのは共感出来るな
「鎌倉XYZの悲劇」でも、「現代科学では色んなことが出来るが
そこを突き詰めても仕方ない」(うろ覚え)みたいなこと書いてた
136名無しのオプ:2010/01/07(木) 22:00:26 ID:IyKBv+IN
「若きウェルテルの怪死」読了
叙述トリック以外でも手記形式って有効活用できるんだなあと感心した
事件の部分部分に対しての自分の予想は当たってたはずなんだが全体像を推理するまでには至らなかった…orz
動機を完全に見誤っていたので俺50点

「連続殺人枯木灘」読了
中盤過ぎまでまでかなり面白くて(特に第2の殺人の辺りとか)これ傑作じゃんと思っていたのだが案外と裏が無くて肩透かし
梶作品では犯人サイドの人間がじっさい何を考えてたんだか直接心情を吐露せずに物語の幕が下ろされて
モヤモヤした余韻を残すものもあって結構そういう嫌いじゃないんだが
今作はもうちょっと犯人の設定そのものを説明して欲しかったぜ
あと自分は元軍人が指導員やってた海洋少年団に子供の頃いたのでちょっと懐かしい雰囲気が感じられたさ
137名無しのオプ:2010/01/14(木) 00:51:33 ID:GkMNjyzb
>>136
ageろよw
138名無しのオプ:2010/02/04(木) 09:52:50 ID:6dI0dpNv
私も「連続殺人枯木灘」読了。
感想は、>>136さんとほとんど一緒。

>>14ではC級にランクされてるけど、 読み始めると本当に面白くて、
なんでC級なんだろうと不思議に思ってた。
ただ中盤を過ぎてサスペンス的な展開になると、少し醒めてくる。
犯行の目的にはあんまり意外性が無いのに、
いろいろなことを詰め込み過ぎてると思う。

ガチガチの本格物だと思って読むから評価が低いのだろうけど、まあまあ面白いですよ。
個人的にはB級の評価でもいいんじゃないかと思うな。

139名無しのオプ:2010/02/04(木) 11:45:27 ID:gXbhxfC0
「海を見ないで陸を見よう」

思春期の終わり頃にを読んだ
俺も陸を見なきゃって思ったよ
140名無しのオプ:2010/02/18(木) 06:46:10 ID:irnQa0TL
大臣の殺人読了
面白かったけど・・・面白かったけどめっちゃ鬱になったorz
141名無しのオプ:2010/02/19(金) 09:47:10 ID:2KSOwD6r
「透明な季節」読了。

これは大傑作!
これまでに読んだ推理小説の中でも、かなり上位に来る作品だ。
純粋に小説として素晴らしい。
推理小説としても伏線の張り方がお見事。

「海を見ないで陸を見よう」 、「僕の好色天使たち」も早く読みたい!
明日は古本屋巡りをしよう。
142名無しのオプ:2010/02/19(金) 11:41:27 ID:+rq4DBLl
引っ越しで荷物整理してたらこの人の本まとめて出てきた
懐かしい、また読み返してみよう
143名無しのオプ:2010/02/19(金) 13:21:54 ID:zH60WMUW
梶龍雄は努力賞が多い
格調が低いのも惜しまれる
144名無しのオプ:2010/02/24(水) 20:40:30 ID:J3Dk70YI
格調が低いってのはキャリア後半のノベルス時代のことか?
初期作読んでみろよ
145名無しのオプ:2010/02/27(土) 04:02:24 ID:ccu6MFLn
「裏六甲異人館の惨劇」読了
今回は残念ながらかなり早い段階で事件のいちの趣向は読めてしまった
自分がその昔初めて購入した国産推理小説が似たテーマを取り扱ってて印象深かったんです
クリスティの某有名作品を事あるごとに持ちだすので作者は意外ともうひと捻り用意してて
犯人指摘の瞬間に「メル欄」という趣向があるかと思えばそんな事は無かったぜ!
動機が説明された時はてっきりそっち方向まで広がるかと思ったのだけど

上のほうではB級に分類されてるが自分なら評価Cかな(金沢やウェルテルは寧ろB…旧制高校に甘いね)
でもこの作品のプロローグだけは捨てがたい味わいがあって結構好きだ
146名無しのオプ:2010/03/24(水) 16:29:13 ID:lhp+JUfj
「海を見ないで陸を見よう」が手に入った!
連休中に行った名古屋の古本屋で、
カバー無しの単行本が100円だった。

読めりゃいいんで買ってきた。
楽しみ。
147名無しのオプ:2010/03/25(木) 08:35:11 ID:qeJwj3SV
>146
俺は反対に古本屋に行くとかなりの確立で『海〜』を見つける。
ハードカバー、文庫問わず。
今はそうでもないけど、前は見つけるたびに購入していた。今のところ計7冊。

ハードカバーの表紙絵の女性、なんでビキニなんだ?
終戦直後の話なのに・・・・・
その時代、セパレーツが無かったとは言わないが、明らかに装画した人、中身読んでないだろ。
こんな愛の無いブックデザインした編集者に喝!

内容は傑作です。
今のケレンだけのミステリなんてばからしくなってしまうほどでっせ。
148名無しのオプ:2010/03/25(木) 12:40:26 ID:3nLb22nq
ポケゴリが死んだ
149名無しのオプ:2010/03/30(火) 10:21:38 ID:AKlCVN9/
>>147
>ハードカバーの表紙絵の女性、なんでビキニなんだ?

菱川君江の初登場の場面では、
セパレートの水着を着てると書かれてるけど。
150名無しのオプ:2010/03/30(火) 15:47:54 ID:TmmIBTQZ
>>147
布教用とかならともかく単なる自己満ならくたばれと言いたい。
俺は一冊持ってるが自分用はそれで十分だよ。
6人の思いを返せ。
151146:2010/04/01(木) 14:02:06 ID:2cScRX1f
「海を見ないで陸を見よう」読了。

非常に質の高いミステリーですね。
純文学ですよ、これは。

ミステリーとしては、ちょっと「安易だな」と感じるところがあるので、
個人的には、「透明な季節」の方が好みですが。

100円で手に入れた本だけど、奥付をみたら初版でした。
しかも私の誕生日に出た本だった。
152名無しのオプ:2010/04/03(土) 05:34:44 ID:ge+mHVE1
格調低いとか純文学とかリリカルな感想が多いな最近
海を見ないで〜は某スレでの高評価が気になって自分が初めて触れた梶作品で
トマス・H・クック「緋色の記憶」ばりに回想の中の回想シーンとか読みにくいわぁと最初は思ってたんだけど
主人公のほのぼのした思い出の下にことごとく地獄が埋め込まれていたのが明らかになっていくインパクトが強くて
これでこの作者ををどんどん追っかけていこうと思うきっかけになったよ

なぜか自分の脳内でこの小説の登場人物は西岸良平キャラの顔に変換されてしまう…
153名無しのオプ:2010/04/20(火) 10:17:36 ID:vkM/exKh
「鎌倉XYZの悲劇」読了。

>>14ではA級の評価だけど、それほどの作品ではないなあ。
凝った小説ではあると思うけど、私はあんまり楽しめなかった。

現時点ではB級だな。
ただ、もう一度、丁寧に読み直してみたい。
154名無しのオプ:2010/04/20(火) 22:46:16 ID:UJO++exH
最後に正体が明かされるあの人物に感情移入してるかどうかで作品の印象が変わる気がする
155名無しのオプ:2010/05/01(土) 05:45:03 ID:S3dkX7T8
「草軽電鉄殺人事件」読了
赤川次郎チックな探偵と小生意気な少女のコンビが活躍するが(メル欄)がキーになる辺りやはり梶龍雄作品であった
真相については不可能では無いと思うが違和感ありまくり
主人公ふたりのキャラとか個人的に面白いと思う要素も含まれているので印象は悪く無い

それはそうと340ページ弱のこの文庫本裏表紙のあらすじが全体の4分の3を過ぎてからの内容を紹介していて
なんぼ後期クリスティばりにスロースターターな展開の作品だといってもフライングにも程があるわ!(微妙に間違ってるし)
156名無しのオプ
規制されてる間に2冊読めたわ
「我が青春に殺意あり」
たまたまホームズを愛読してるというだけでバンカラ応援団長の命令で強制的に
京都から東京まで泣く泣く探偵行させられる優等生が悲しくもおかしいw
証言者の女たちの描写に力を割く一方で容疑者の男たちの描写がほとんど無く誰が犯人でもええやんという感じで
ミステリ部分と関係ない野球対抗戦に一喜一憂する学生や市井の人々を描いた部分がいちばん楽しい
「灰色の季節」
ギョライ先生って頭の形が魚雷に似てるからついたあだ名なのね
性の目覚めに悶々とする中学生を描いた戦前版「パンツの穴」で風俗描写は濃いが推理はあっさり目
各編ごとに触れられる関係者の顛末の描写はささやかだが作者の実体験が反映されてるのかとシミジミ思わせられる
「明治 大正 昭和 不良少女伝---莫連女と少女ギャング団」という本を最近読んだので
作中に出てくるチョイ悪少女たちは非常にイメージを思い浮かべやすかった…なかなか面白い本なので図書館ででも見かけたらどうぞ