【目羅博士の不思議な犯罪】 江戸川乱歩 第八夜

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485書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
講談社の全集、そのうちライブラリーでチェックを入れてみる。
しかし、編集委員が天才三島と清張先生とはある意味凄いものがある。
(2人の因縁を知っていれば尚更のこと)

市井の犯罪描くことを主眼とした清張先生が、初期の乱歩の短編を評価したのは
良くわかる気がする。「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」「心理試験」等々、
怪人も謎の洋館もダンディな探偵(若き日の明智は貧乏書生スタイル)も登場しない
まさに、当時の市井における犯罪をスリリングに描いた作品群である。
この辺の事は「随筆 黒皮の手帖」に詳しい。