『読みました』報告・国内編Part.3

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941名無しのオプ:2007/01/15(月) 01:22:18 ID:00R+5qGC
別にあらすじ書いたっていいだろ。ゴチャゴチャ言うほどの事かw
書かれて何か困る事でもあるのか?
942名無しのオプ:2007/01/15(月) 01:25:16 ID:jvB8vOZ8
まーまーみんなおちつこうぜ
何事もなかったように次ドゾー
943名無しのオプ:2007/01/15(月) 02:13:54 ID:SlXuTJwK
深谷忠記
『五十年目の序章−東京・佐賀殺人ライン』(徳間文庫)【7点】

あらすじは>>887

887さんも言ってるけど、早いうちに「ある結末」が予測できる。
手記の(メール@)という表現など手掛かりもあからさまで、
見破られることを前提してると思えず、もうひとひねりあるのかと期待した。
887さんのいう「矛盾」とは(メールA)の箇所かと思うが、あれはちょっと
疑問(以前読んだ深谷作品にもこういう疑問点があった。)

作者は戦中の若者の青春が書きたかったようでそれは成功しているが、
ミステリーとしてもう少しひねりがあれば、傑作になったであろう。
だが良くも悪くも「佐野洋大絶賛」どまりの作品に落ち着いている。
944名無しのオプ:2007/01/15(月) 02:25:16 ID:dIhwmAJs
「五十年目の序章」は深谷の単発ものの中では出来が悪いからな
945名無しのオプ:2007/01/15(月) 02:42:50 ID:SlXuTJwK
オススメを教えて。
946名無しのオプ:2007/01/15(月) 02:43:20 ID:4FdNQ7hk
>>943
メール欄はいらない
947名無しのオプ:2007/01/15(月) 02:57:34 ID:dIhwmAJs
>>944
「目撃」がイチオシ
「自白の風景」「Pの迷宮」「審判」「毒」も良く出来ているけどね
948名無しのオプ:2007/01/15(月) 02:58:20 ID:dIhwmAJs
アンカーミス。>>945
949名無しのオプ:2007/01/15(月) 03:00:05 ID:SlXuTJwK
>>947
ども。『五十年目・・・』もつまらなかったわけじゃないが、
あれはたいていの人が「もう一段階ウラがあるな」と思うんだが。
その期待が満たされず残念。
950名無しのオプ:2007/01/15(月) 09:54:05 ID:DsWTPdyd
「五十年目の序章」
俺も読んでみた。
>>943メ欄@については早くから気が付いていたんだが、真相についてはまったく気が回らなかった。
これについては素直に賞賛したいのだが、高木の死にからむ心理的葛藤にはかなりの違和感。
普通(メ欄T)と思うのが普通ではないか?
あとメイントリックはパクリではないまでも、いかにも某(最近旧作が注目されている中堅)作家を連想させるもの。
自分がだまされておきながら僭越ではあるがw「あれ?どこかで聞いたことある話じゃん」感が強かった。
まあ、総じていえば>>943とほぼ同じような感じで、まあ読んで損のない佳作ではあるが、それ以上ではないってな感じか。

>>947
おれは「目撃」はそんなに感心しなかった。
一番の謎の解明が、あれはないよw
「審判」>「毒」>「五十年目」>「目撃」
深谷は最近読み始めたので「P」「自白の風景」は未読。よかったら感想うpしてくれ。
951887:2007/01/15(月) 18:11:51 ID:cpt/OeKj
「五十年目の序章」が厳しい評価に晒されている・・・。
コロッと騙された俺が単純なのか・・・・orz

深谷忠記「長崎・壱岐殺人ライン」(光文社文庫)
1996年の壮・美緒シリーズ長編。
長崎・壱岐島のペンションで美緒と友人ら一行と泊まり合わせた三人組の男たち。翌朝、メンバーの一人が
殺される。メンバーの一人が逃げ出しており、他の泊り客らにはアリバイがあった。そして姿を消した男は
自殺し、メンバー最後の一人もまた、長崎市内で殺される・・・。
壮の推理は、些細な矛盾点を突いてゆく、いつものパターン。三段構えの謎解きとなっており、二段目までは
見当が付きましたが、三段目の真相は、ちょっとした「先入観」から見破ることが出来ませんでした。「新本格」
ではお馴染みのアレの類で、深谷作品では珍しいかも。なおアリバイ工作は今ひとつ。「現場には何の痕跡も
なかった」と地の文で断定していると思うけど矛盾しないのかなあ?

歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」(講談社ノベルス)
久々に新刊を速攻で買い、読了。
チャットのメンバーが各々、実際に犯罪を起こして他のメンバーに事件の真相、トリックを当てさせる趣向。
メンバーの頭狂人、044APD、伴道全教授、aXe、ザンギャ君の5名は、ミッシングリンク、アリバイ崩し、
密室などなど、本格ミステリの王道を行く事件を起こし、他のメンバーに挑戦するのだが・・・。
なかなか楽しめました。個人的には生首の事件がベスト。全体として、ちょっと最近の世相から不愉快にも
思えてしまいそうなところをギリギリで回避した描き方は上手い。「全ては冗談なんじゃないか?」と思わせる
ところがミソでしょうか?そう思わせての、あのラストでしょうかね。でもあの決着の付け方で良いのかなあ。
あと、各話のタイトルは新旧ミステリのパロディか?森村誠一のアレや笹沢左保のアレとか・・・。
952名無しのオプ:2007/01/15(月) 21:07:47 ID:SlXuTJwK
>>951
いや、ある意味うらやましい(皮肉でなく)。

かく言う自分も貫井『○○』に引っかかって、
知人に「プ」と嗤われたクチだが、むしろ騙されて嬉しかった。
953名無しのオプ:2007/01/15(月) 21:54:47 ID:/iwMk3eB
>>951
上の4行はいりませんね
954名無しのオプ:2007/01/15(月) 23:27:34 ID:fGpuXMd1
レスを添削するスレになりました。
955名無しのオプ:2007/01/16(火) 12:09:20 ID:LRm+6A1C
>953
下らない茶々はいりませんね
956名無しのオプ:2007/01/16(火) 12:46:38 ID:ojzaAyOT
>>955
スルーすることになってるから、反応しないでくれ
957名無しのオプ:2007/01/17(水) 18:11:18 ID:H+PKcHcs
伴野朗「蒋介石の黄金」(徳間文庫)
1980年の長編。
昭和22年、かつて中国で特務機関員として馴らした滝は、国共内戦中の中国へ再び潜入、友人の遺志を継いで、
蒋介石一派の金塊輸送計画に携わることに。だが旧日本軍の馬賊や共産党ゲリラもそれを狙っていた。更には
滝を弟の仇と狙う殺し屋も後を追う。滝は無事、任務を遂行することができるのか・・・。
主人公が弱すぎ、という訳でもないのですが、ちょっと魅力不足か。むしろ脇役の連中に味があり、彼らをもっと
活躍させてほしかった(この後の作品で何名かは活躍するらしいが)。結末の意外性は、やや拍子抜け。
あと長さ故か、緊張感が持続しないのも残念。「九頭の龍」や「三十三時間」を超える作品はないのかなあ・・・。
958名無しのオプ:2007/01/17(水) 20:59:41 ID:9Jsf9zUl
>>957
最初の4行が不要だと思うなり
959名無しのオプ:2007/01/17(水) 22:26:00 ID:lS+sqUc+
>>958
じゃあ見るなよカス
960名無しのオプ:2007/01/18(木) 13:08:33 ID:eyv5pDBk
>>958
最初の4行なかったら何の本かわからないよハゲ
961名無しのオプ:2007/01/19(金) 00:10:36 ID:miw7H+i0
だから反応するなって…どうしてスルーできないんだ。
反応するお前も荒らしなんだぞ。
962名無しのオプ:2007/01/19(金) 00:25:30 ID:aBAcuC6A
>>961
その2行がいらない
963あらすじごめん:2007/01/19(金) 18:52:41 ID:LnteW32x
斎藤栄『金糸雀の唄殺人事件』(ケイブンシャ文庫)【7.5点】

五年前に友人柳瀬を生き埋めにした5人の下に再会を促す手紙が届く。
疑心暗鬼のまま指定された湖に赴くが、1人が失踪。現場には血痕が。
本当にあのとき柳瀬は死んだのか? そしてまた1人・・・

某スレよりのセレクト。新本格風の見立て殺人(あんまり意味ないが)、
密室トリックなどが使用され、伏線はていねいに張られている。
警察の捜査が無能すぎるなどいろいろ矛盾もあるけど、
ここは大家による意図せざるバカミスということで評価しておきたい。

964あらすじごめん:2007/01/19(金) 19:43:31 ID:LnteW32x
陳舜臣『孔雀の道』(双葉文庫)【6点】

日英ハーフのローズは13年ぶりに日本に帰国し、焼死した母親、
スパイ事件に巻き込まれた父親にせまろうとするが、帰国早々
隣室のフランス人女性が殺害される。過去に両親に何があったのか?
第23回日本推理作家協会受賞作。

調査の舞台は神戸・金沢・広島など多岐にわたるが観光案内めいていて、
単調。主人公男女二人のロマンスも時代がかっていてこれまたタイクツ。
事件の真相はシンプルなトリックが用いられており、これにはひっかかったが、
それまでの平板な物語がかなりマイナス。
965あらすじごめん:2007/01/20(土) 06:20:22 ID:xJMbOjxw
歌野昌午
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』(講談社ノベルス)【8.5点】

ネット上でリアルな推理クイズを愉しむ怪しい面々。
出題者は実際に犯罪を犯し、他のメンバーがそれを推理するのだが・・

個々の事件の真相だけ取り出すとさほどの出来ではないが、
悪趣味で異常なかれらのチャット、遊び心溢れる犯罪計画が、
単なる推理クイズには終わらせていない。しかもあの歌野の作品なので、
終盤まで気が抜けない。好き嫌いは分かれそうだが、とりあえず問題作
であることは疑いない。ただ最後の一章は蛇足のような気がするが・・

「正解」(プツン)w
966書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2007/01/20(土) 12:53:07 ID:oiLVCSEV
佐々木俊尚「グーグル 既存ビジネスを破壊する」(文春新書)を読んだ。
国内の個人サイトに過ぎない2ちゃんねる閉鎖騒動で阿鼻叫喚している輩に
付き付けて読ませたい書である。
「もっとネット社会をグローバル、かつ、トータルに把握しろ!」と。
また、ブンヤ上がりの気鋭のライターの手になるミステリ、スリラー色濃厚な
非常に面白い書でもあった。
新書中でも、ベストセラーとなったちくま新書「ウェブ進化論」が
ネット社会の「明」の部分をクローズアップしたポジティブ志向なのに対して、
本書は、今や単なる検索エンジンの域を越えて、マイクロソフトにも比肩される
巨大ネット産業と化したグーグルを通して「暗」の部分(グーグル八分の問題等)
にも目を向けているのが特色であり、ここが読ませどころと言い得る。
ただし、抑え気味の筆致ではあるが、いかに巨大化し、権威化したとはいえ、
グーグルの脅威を強調し過ぎている感は否めないものがある。
特に、著者が批判しているメリケンやチャイナといった国家からの規制に対する追従は、
グーグルもゴーイング・コンサーンを志向する一企業に過ぎない以上、当然の帰結であり、
このような事は歴史的にも繰り返されて来たことなのである。
967あらすじごめん:2007/01/20(土) 15:57:33 ID:xJMbOjxw
あ、×昌午 → ○晶午 だった。

>>951
個人的にはコロンボ氏の事件がおもしろかった。
(気の長い伏線含めて)
968名無しのオプ:2007/01/21(日) 21:34:25 ID:K4+v1hFd
おなか痛い
969名無しのオプ:2007/01/22(月) 12:20:16 ID:giBJ2xTz
伴野朗「必殺者」(集英社文庫)
1983年の長編。
駅のホームで急死したロシア人の老人。彼が自宅に残していた手記には驚くべき秘密が隠されていた。日露戦争の
旅順口で戦死したはずの「軍神」広瀬武夫中佐と杉野兵曹長が実は生きており、日本軍の密名を帯びて満州から
ロシアに潜入したというのだ・・・。広瀬と杉野は、ロシアの秘密警察や謎の工作員たちの追及を潜ってシベリアの
原野を西へ向かう。目指すはペテルブルグ、狙うは皇帝ニコライ二世の首・・・。
これは傑作。肩の凝らない冒険小説として非常に面白く読めました。広瀬武夫が登場するミステリは、海渡英祐の
「白夜の密室−ペテルブルグ一九○一年」があるけど、あれと同様、上手く広瀬武夫を描けていると思います。しかし
杉野兵曹長、強すぎる・・・w
ただ、現代での手記を巡るストーリーは思い切って省略し、広瀬と杉野のシベリア潜入行だけにしても良かったかも。
970名無しのオプ:2007/01/22(月) 12:41:56 ID:giBJ2xTz
連投スマソ

小杉健治「絆」(集英社文庫)
1987年の推理作家協会賞受賞作。
夫殺しで起訴された美貌の妻。本人は全面的に起訴事実を認めているが、何故か弁護士の原島は無実と
確信する。殺人罪に問われても被告が隠そうとする謎とは何なのか。裁判が進むにつれて明らかになった
意外な事実とは・・・。
ミステリとしての評価はともかく、確かに感動する話ではあります。似たテーマの横山秀夫「半落ち」より
も上だと思う。でも読者としては、殆ど手掛かりも与えられずに、弁護士だけが知っている意外な事実を
次から次へと拝聴するだけの独演会に付き合わされる感じなので、真相に驚いて感動しても、何か割り切れ
ない思いが残りました。
971名無しのオプ:2007/01/22(月) 18:33:12 ID:17WkCBdq
>>969-970
2から5行目はいらん。


感想よりあらすじが長いってどうよw
972名無しのオプ:2007/01/23(火) 00:50:10 ID:+oAH3g9g
>>971
お前、あらすじに何か恨みでもあるのか?
あらすじがあると何が困るんだよ、早く言えやw
973名無しのオプ:2007/01/23(火) 04:11:52 ID:e5ydTt1b
喧嘩すんなってば〜
974名無しのオプ:2007/01/23(火) 09:19:15 ID:n1Um/Fxs
>>971
厨房のころ読書感想文書かされて、まんまあらすじになってしまってバカにされた過去を持つバカ
975名無しのオプ:2007/01/23(火) 09:28:31 ID:ZucEsVFq
西澤保彦 「彼女が死んだ夜」

お酒を飲みながらgdgdとくだらない推理をしてたと思ったら
急に気持が暗くなるような切れ味鋭い妄想推理が飛び出す。
一部の登場人物の心理が本当に小汚い。現実的過ぎる。
気の弱い人なら凹むよ。俺はちょっと凹んだ。

長編なんだけど途中で独立した短編みたいな話がある。
面白かったけど、本編には寄与しないので省いて欲しかったかな。

レギュラーになるであろう登場人物らは個性的でよさげ。

もともと綱渡りみたいな現実性しかないのに
その綱をさらに頼りなくするようなエピローグ。
後味的にも不要だったんじゃないかなぁ。

お酒飲んでる雰囲気は好きだ。
下戸なので憧れる。




あとシリーズを色々な出版社に跨って発表するのはまじ勘弁。
976読後感:2007/01/23(火) 16:01:34 ID:4QwrXjf+
「ぬはは殺人者」中原涼(光風社)

ヤクザの息子でいいことにした超能力を使えない裕次郎が
学校の地上げの邪魔になる殺人犯を探す話

いやぁ僕初めてゲロを読みました。まあこんな見るからにイロモンを
買った自分も大概だけども、まさかここまでとは予測がつかないわえ。
かずいのいないこんな世の中じゃ早く記憶が風化するのを祈るばかり。
977名無しのオプ:2007/01/23(火) 20:25:39 ID:Bxxzs2iZ
>>976
「ぬはは〜」はある筋では有名な作品だねw
978名無しのオプ:2007/01/23(火) 20:56:50 ID:EDUXB3jO
>>976
ヤクザから探す話までは不要だと思います
979名無しのオプ:2007/01/23(火) 22:00:40 ID:c2k87EW2
>>975
西澤作品は初期をのぞけばどれもこれも後味悪いからな……
980あらすじごめん:2007/01/26(金) 00:23:17 ID:4wUQ/Ozz
ちょうどこのスレ立って1年ですね。
数えたら再読含めて94冊の感想書いてました。

野沢尚や深谷忠記を初読みしましたが、
今年もいいミステリに出会えますように・・・
981名無しのオプ:2007/01/26(金) 19:19:05 ID:3Qm6fM2P
>>980
全部いらないと思います
982名無しのオプ:2007/01/26(金) 21:09:04 ID:ug3zT6w7
>>981
全部いらないと思います。
983読後感:2007/01/27(土) 01:02:10 ID:KeQ1L4Hr
「平井骸惚此中ニ有リ」田代裕彦(富士見書房)

時は大正十二年。今をときめく帝大生河上太一は探偵小説家
平井骸惚の門を叩いた。骸惚の探偵小説に心酔の余り弟子入りを
志願した太一は奥方の口添えもあって居候として平井家に潜り込むが、
弟子入りは認められず娘の一人凉からは冷たくされて前途は多難。
そんなとき著名な評論家が不可解な死を遂げ、太一は弟子入りを
認めてもらうためにその謎を解くことになるが――。

ラノベなどといふものは精々高校3年の初夏頃までには卒業すべき
ものであり、それ以降も読み続けるのは大変きもひと言はざるを
得ないわけでありまして。

で、本書でありますが、キャラクターが弱く感じられました。
密室殺人のトリックなどはシンプルで意表を衝いており
分かりやすく、それは動機に関しても同様で正しくラノベ本格と
呼ぶにふさわしい代物ではないかと思ふのでございまして。
ただ矢張りキャラクターの立ち具合いが今一つに感じられまして、
これが5巻完結といふラノベとしては聊か短命な結果に繋がったの
ではないかと要らぬ勘繰りまでも覚える始末でございました。
ただ涼嬢の分かりやすいツンデレは好ましく思えましたので、
2巻以降もとりあえず読もうかと思っているわけでございます。
984名無しのオプ:2007/01/27(土) 12:58:48 ID:BgfVgGNL
新スレたてました。

『読みました』報告・国内編Part.4

http://book4.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1169870022/l50
985名無しのオプ:2007/01/27(土) 13:16:00 ID:kN7mxa89
>>983
時は大正十二年。から 謎を解くことになるが――。 までが不要
986名無しのオプ:2007/01/27(土) 16:54:30 ID:O26agub5
やっぱり、あらすじがあると便利だね。
987名無しのオプ:2007/01/27(土) 17:18:19 ID:elGqjamN
なんか荒れてるのでしばらくこないことにした
985みたいなあほうがいつか消えてくれるのを待つ
988名無しのオプ:2007/01/27(土) 19:06:01 ID:kN7mxa89
これを荒れていると思うようでは…
まぁ、元気でやってくださいな。
ごきげんよう。
989読後感:2007/01/28(日) 03:59:19 ID:4cjcvT+u
「密室と奇蹟」(東京創元社)

カー生誕百周年記念アンソロジー。
「ジョン・ディクスン・カー氏、ギデオン・フェル博士に会う」芦辺拓
センスはあると思うがプロットを重視する余り解明が単調になって
いる気が。蘊蓄は流石。
「少年バンコラン! 夜歩く犬」桜庭一樹
話としてはなかなかだと思うが何故(少年にしてまで)バンコランなのかが
良く分からない。あと文体が雰囲気に流されているように感じた。
「忠臣蔵の密室」田中啓文
題材も真相も面白いと思うが後付け臭さが拭えない。
ラストのこじつけも笑えない。
「鉄路に消えた断頭吏」加賀美雅之
これが首席かな。トリックにカーっぽさが出てると思う。
ただ、ハドレイ警視の名前が違ってるような?
「ロイス殺し」小林泰三
トリックはかなり手垢が付いてるものだし話もありがち。
「幽霊トンネルの怪」鳥飼否宇
これが一番ショボい。恐ろしくオーソドックスなネタにホワイトキック。
こじつけも寒い。
「ジョン・D・カーの最終定理」柄刀一
作品としての面白さはピカイチだがコンセプト的には他者に譲るかな。
「亡霊館の殺人」二階堂黎人
何かまんまやな〜と思っていたがトリックは鮎哲ぽくて好き。3番。
990名無しのオプ
読後感自体がいらない