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書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :
久々、幸田露伴「五重塔」を読んだ。
谷中感応寺の五重塔建設に賭ける2人の職人の執念とこれを巡る人間模様を描き切った
古典的な名作。これを人生における「冒険」と言わずして何と表現しようか…
終盤の嵐が五重塔を襲うシーンはまさに圧巻である。
ボリュームは少ないものの、文語体(本作はこの文体あってこその世界観であると言い
得る)、いささか(注 伊佐坂先生ではない(w )ミスヲタには厳しい注文ではあるが、
まあ、この程度の文章が読みこなせないようでは知識人とは言い得ないであろう(w