社会はミステリーといえば松本清張。第三章

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926書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
「赤い月」こと「高校殺人事件」は、「高校コース」という学習雑誌に60年4月から
61年3月の1年間に渡って連載されたジュブナイル、
清張作品らしからぬのは初期作というだけではなく、
(既にこの時期には「文藝春秋」に「日本の黒い霧」の連載を開始している)
掲載誌の関係もあったのであろう。
後年の少年ドラマ化には適した素材だったとは言い得るが、青春と怪奇の物語は、
これが清張作品と思いながらも、結構面白く読ませるものがある。