社会はミステリーといえば松本清張。第三章

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315書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
「波の塔」はわかる気がするが、「草の陰刻」を読むと検事という職業がむなしくなる面も
あるのではないだろうか。
理科系の学部あるいは修士課程あたりを経てロースクールに進学し、
今回の司法改革の効果のひとつとも言える理科系出身の法律家でも目指して欲しい
ものである。

確かに「西郷札」は面白い。物語の締めにおける視点の切り換えが実に見事、
既にデビュー作にして情に流れずクールな清張節が冴え渡っているという感がある。