社会はミステリーといえば松本清張。第三章

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307書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
>>302
一応、清張賞受賞者ということもあって横山秀夫の名を挙げておく。
受賞作を収録した「蔭の季節」(作品集)よりも出来栄えが良い作品が多い
「動機」(作品集)を推しておく。
ただし、取り上げる題材は清張的ではあるのだが、横山作品は清張作品に比較して
全体的にウェットに過ぎる感がある。(後の作品でこの傾向は強まりつつある)
清張作品のクールな昭和テーストといったものを好む場合には、同時代に活躍した
笹沢左保(あの「木枯し紋次郎」の原作者としても有名だった)を推す。
笹沢氏の作品なら謎解きミステリとして保証付きのものが多い。
乱歩賞候補作「招かれざる客」、協会賞受賞作「人喰い」、「霧に溶ける」「求婚の密室」等
がお薦め長編だ。短編集なら、なんと言うても「六本木心中」(なぜか一般にはミステリと認識されていないが)