ディクスン・カー(カーター・ディクスン) Part8
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書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :
極力主観を排した必読作品ということでは、アンリものは「夜歩く」と「髑髏城」。
(個人的には「蝋人形館の殺人」の濃い雰囲気も捨て難いものがあるが)
ギデオンものとしては、
「マッドハッター」「三つの棺」「アラビアンナイトの殺人」「死人を起す」
「曲った蝶番」「緑のカプセルの謎」
(「連続殺人事件」のようなドタバタ、バカミスを推す個人的嗜好もあるが)
ヘンリーものとしては、、
「プレーグコートの殺人」「修道院殺人事件」「ユダの窓」「読者を欺かるるなかれ」
「貴婦人として死す」「爬虫類館の殺人」
(後期の超ドタバタ「時計の中の骸骨」、バカミスの典型にして古典とも言い得る
「笑う後家」「墓場貸します」等は、独自の魅力はあれど初学者向きではない)
その他のミステリでは、
「火刑法廷」と「皇帝のかぎ煙草入れ」
歴史ものでは、
「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」「ニューゲイトの花嫁」「ビロードの悪魔」
「喉切り隊長」「火よ燃えろ!」「引き潮の魔女」
(個人的にはニューオーリンズ3部作が好きだが)
この辺をノーコメントで黙って読んでもらうしかないかと思う。
これで学部卒レベル程度。