【謀略空路】大藪春彦の本を語る 5

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929名無しのオプ:2006/03/06(月) 16:26:06 ID:YfLBMruv
>>926
「オールナイトニッポン」で大藪氏について喋っていたんですか?
私は昔、テレビ東京系で放映されていた「気分はパラダイス」で
たけしが大藪作品について喋っているのを見たことがあります。
「大藪作品の主人公って笑っちゃうんだよな。
主人公が撃たれても肉喰って翌日は元気になってんだから」とか言ってました。
文章にすると茶化しているような感じになるけど
たけし本人は結構、大藪作品が好きだったんじゃないかなあ
という印象を持ちました。
930ブル:2006/03/06(月) 16:52:59 ID:LlHCIaer
>>926>>929
そういえば、ひょうきん族のタケちゃんマンのコントで、
たけしの役名が“北野晶夫”だったことあったの思い出した。
931名無しのオプ:2006/03/06(月) 21:44:48 ID:ZGnCsb0n
たけぢ、に大藪なんか撮らすととても貧相な映像になりそ
でも彼が監督の「野獣死すべし」が見てみたい
どんな解釈をしてくれるか楽しみ。
優作・版に近い気がするなぁ
932名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/10(金) 20:41:48 ID:RdyQWuOa
個人的には、北野武監督・主演(または主演がダンカン)で「大藪春彦物語」を
観てみたいですね。少年時代の苦闘や劣等感に満ちた青春時代、そして作家として
デビューした後の栄光とスキャンダル等々。以前、テレビドラマでたけしが
大久保清を演じたのを思い出して、そんなことを夢想。
933名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/10(金) 21:27:35 ID:T1JIvoLB
>>932
「金喜老」をも連想してしまいました。
「ソナチネ」はたけし演じる主人公はヤクザでしたが、ふてぶてしさは超一流でした
これまで映像化された大藪作品。その生産物に一番欠けている物は、
主人公のふてぶてしさなんかもしれませんぜ。生命力ならぬ生活力と言い換えてもいいかもしれませんが
934名無しのオプ:2006/03/10(金) 22:50:20 ID:lkkYz3gh
大藪ファンと望月三起也ファンはかぶってそうだ
935書斎ウセロ:2006/03/11(土) 18:29:25 ID:XEWEe3qe
936名無しのオプ:2006/03/11(土) 22:48:42 ID:WPRY3GxN
いまの年齢になってみると、「強靭な肉体、精神」なぞ言われも
どうもピンと来ないな。現実的にはあり得づらいからかな?
937名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 00:11:21 ID:HjgkCK30
>>936
俺ももう「特務工作員01」の石坂晃の年齢を追い越してしまった。
大藪ヒーロー達を「年下」として読むのが当たり前になる日も近いのか。考えたこともなかったなあ。
938名無しのオプ:2006/03/12(日) 00:42:14 ID:Nps0A4h+
伊達邦彦が、いつの日からか「中年」とアバウトに称される年齢に入った俺。
しかし、今が一番しっくりくる感じがする。
939名無しのオプ:2006/03/12(日) 02:43:08 ID:3EZRYfkC
>>935
というか同一人物、つまり俺
あそこの板を見つけて書き込んだものの誰もいないなぁ、と思ってたら
こっちを見つけたので再び書いてみた
いわゆるマルチではない(2ちゃん初心者なのでそれが何故嫌われている
のかも良く分からない)、また大藪ファンが望月を嫌っている、という様な
流れ等あるのかどうかも過去ログが見られないので分からない
ただ、20年来思ってたことを共感してくれる人もいるかと思ってか書いてみた、というわけ
ところで、書斎ウセロ って何?悪口なの?
940名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/12(日) 07:09:27 ID:VT9keShZ
>>937
バカボン・パパより年上になった私は、もう怖いもの無いです。

伊達邦彦や西城秀夫、それに星島弘たちが年齢による気力、体力の衰えを
口にする場面は寂しい気もしますが、例えば片山健一なども「黄金の
青春時代の体力は失っていたが〜」と若い頃に比べれば確実に肉体が
衰えているという当たり前の設定だったんですよね。脳を損傷するほどの
大ケガや後遺症のある主人公もたくさんいるし、本当の意味での超人では
ないからこそ楽しめるというのもあると思います。

肉体の成長〜ピーク〜衰えという曲線は常人と同じですが、全体的にその
レベルが高くてピークの後の降下もゆるやかなのが大藪作品の主役たち
なんでしょうね。
941名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 08:37:09 ID:HjgkCK30
大藪作品の主人公達は、高見沢優ほどの明白なトレーニング中毒とまでは行かないにせよ
体を絶えず動かしていることによろこびを感じ、厳しい自然の中での五感と肉体の全てを使った
「フル・ライフ」を楽しめる男たちなんだと思いますよ。後はアドレナリン中毒かもしれない。

カール・ゴッチ曰く「20代の運動は(必要性として)more、30代以上はmostだ」と述べていますし
あの食生活も考えると、かなりの運動量がないと、生まれてから培ってきた優秀な肉体の維持はおろか
成人病の巣になっちまうんじゃないでしょうか。
942名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 08:58:34 ID:HjgkCK30
>>939
「何かやりそな」ワイルド7は大好きです。大藪作品がハードバイオレンス作品全体に与えた影響
は計り知れないと思いますし、ファンの志向としても重なる部分は多いと思います。
ビッグバイクでのスタント・アクションも今となってはエクストリームで実現されていますが、
かっこよかったですね。前にも書きましたが「蘇える金狼」の冒頭での松田優作扮する偽白バイ警官が
コルト・ウッズマンを使っていたのがよかったです。
943書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/03/12(日) 10:36:13 ID:n9Pv+Sn5
俺も「ワイルド7」を愛読した時期があったが、組織のアウトサイダー集団とはいえ、
一応警官チームであるワイルド7は、反権力的体質の作家大藪春彦の世界とは本質的に
異なるかと思う。
録画しておいた藤田敏八監督「野良猫ロック ワイルドジャンボ」を見たが、
学会の資金強奪を企む不良青年グループの顛末、むしろこちらの方が大藪的自爆へ
向かう青春の世界に近いものがあるかと思う。
ただし、この映画を見ると、梶芽衣子や范文雀が演じたパンキーで魅力的な女性キャラ、
の存在、これが大藪ワールドに欠落(又は捨象?)した要素だとわかる。
944名無しのオプ:2006/03/12(日) 11:00:25 ID:Nps0A4h+
>>943
女のことを知らないからじゃないかな?それとも理解しようとはしてなかった、とも。
オオヤブの場合、個人の内面からくるナニかから作品が発せられる事が多い気がス。
945名無しのオプ:2006/03/12(日) 11:58:56 ID:7wsXfEgk
また恥さらしに来たのかよw
946名無しのオプ:2006/03/12(日) 12:23:56 ID:m00gcpea
大藪氏は失礼ながらかなり醜男だから、女性にはあんまり縁が無く、
書きたくても書けなかったのでは?リアリズムの作家だからね。
体験してないことは書きようがない。で、女性に精神を求めないとか、
男と女がベタベタするだけの恋愛物を軽蔑するとかエッセイで書いてたけど、
それは強がりで、実際は書けない。
947名無しのオプ:2006/03/12(日) 14:28:04 ID:lvZGlw4o
>>945
見え透いた自演君(Nps0A4h+、m00gcpea)は放置推奨。
948名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 14:44:30 ID:HjgkCK30
>一応警官チームであるワイルド7は、反権力的体質の作家大藪春彦の世界とは本質的に
異なるかと思う。
 大藪の「ハイウェイ(エアウェイ)・ハンターシリーズ」の西城は警視庁の秘密捜査官でしょう。
 
それに論じるにしてもおのおのの単位を合わせないと、対比にならない。
 望月三起也の一作品「ワイルド7」と全体としての「大藪春彦の世界」を同列に扱うつもりなのか。
 望月三起也は「ワイルド7」しか描いていないのか。
 「狂い犬(マッドドッグ)」は別名義だったけどね。

女についてはどうなんでしょうね。「デビュー前夜の大藪には常に二,三人は女が周りを取り巻いていた」
ともいうし、美男子だけに女が寄っていくわけでもないだろうし。バイタリティあふれる口説きなんかを
していそうな感じですけどね。
949名無しのオプ:2006/03/12(日) 15:09:24 ID:Nps0A4h+
>>947
そうか・・・俺は自演者だったのか・・・・。 んなら放置してくれw

「餓狼の弾痕」「血の来訪者 新潮」「血の来訪者 徳間」購入した。
未読の文庫が山積みなんで大藪読むのはかなーり先だなw



950書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/03/12(日) 17:06:10 ID:MU5D3GZV
>>948
だから西城は組織からスピンオフしてしまう。
大藪氏の作家としての体質を考慮すれば、シリーズが長期化すれば当然の流れ
だったとも言える。
諜報員時代の伊達邦彦が精彩を欠くこと、矢吹シリーズ等宮仕えものが長期シリーズ
とはならなかったこと等を見ても、大藪作品には基本的に飼犬は不適と言える。
この辺は、スパイものブームに合わせて秘密諜報員ものを書いてみよう、
デビュー時からの秘蔵っ子ともいえる伊達に宮仕えをさせてみよう、
捜査官も書いてみるか、といった作家としてのチャレンジ、実験作的意味合いが
あったのかと思う。
「ワイルド7」があくまで警察官の物語であることを指摘したのみで、
他の望月作品の事がなぜ出て来るのか不可思議である。
それはともかく、一応、権力を利用して云々というのは大藪ワールド的ではない。

大藪フリークである芥川賞作家花村萬月なんかの場合だと、
反権力(大藪氏同様、ここには教会に象徴される宗教者も包含される)志向の作家
であっても、「皆月」のヤリマン女由美のように汚れた聖女的に存在感を持って
描かれている。
これは芥川賞受賞作「ゲルマニウムの夜」に始まる王国記シリーズに登場する
シスターやアスピラントにも見て取れることだ。
まあ、大藪氏の場合は、女を「書かない」ではなく、「書けない」でも一向に構わない
とは思うのだ。
女がガンやカーどころか食物にも及ばない小物程度の存在感しか持ち得ない世界、
これがあっても良いのである。
結局、女豹シリーズも実験作(大藪ワールドで女性主人公を投入)という意味のみで
終わったかに思う。
951名無しのオプ:2006/03/12(日) 17:11:56 ID:Om9tKVpj
「小池徹平のケツを掘る」と豪語した男が「ヤリマン」なんて
言葉使って女を語ろうとするなんて、滑稽だなw
952名無しのオプ:2006/03/12(日) 17:53:11 ID:gvGXzWpZ
NGワードが来てたか
道理で
953名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 18:00:40 ID:HjgkCK30
>>950
貴君が大藪または望月作品について「思う」「ではない」と思いこんでいるのはよく分かりました。
「けなし」の方向に傾きがちな思いこみについてとやかく言うつもりもない。
でも、なぜ、大藪世界というおおまかな物と、ワイルド7という望月世界の一部分を対比して比べる
と言うことの滑稽さに気がつかないのかがわからない。論考ならぬ学生のレポートでも
「各対象を同じ物差しで比べるときは、要素の範囲を合わせること」は構成の大前提でしょう。

同じように現代風俗を舞台とする大藪作品の対比に花村萬月作品を持ち出すのであれば
無理に「芥川受賞作」を引っ張り出さずに「眠り猫」や「猫の息子」「なで肩の狐」でも選んで欲しかった。
で、「ゲルマニウムの夜」のフォーマットと対比すべき大藪作品はどれがあるのかな?
女を語りたいなら「竜胆道玄坂探偵事務所」でもいいかもね。


 
954名無しのオプ:2006/03/12(日) 18:05:02 ID:/wgW/nAt
もうスルーしとけって。
955名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 18:16:03 ID:HjgkCK30
了解
956名無しのオプ:2006/03/12(日) 18:33:33 ID:7J6UYbzH
わざわざ馬が来たのは「いかなるスレでも950を取ったものが次スレを立てる」とか言う脳内ルールのためだろ。
957名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/12(日) 19:52:44 ID:GtlTP2LT
>>953
>でも、なぜ、大藪世界というおおまかな物と、ワイルド7という望月世界の一部分を対比して比べる
>と言うことの滑稽さに気がつかないのかがわからない

たぶん、大藪春彦の作品はもちろん、「ワイルド7」もあまり読んだことが
ないんだと思います。同じ警察官でも西城秀夫はとりあえず自分の意思で
警察官になったと思われますが、飛葉たちは死刑延期や脅迫など強制的に
組織に参加させられています。安っぽい正義感が行動原理にないという
点では「ワイルド7」も大藪作品も共通している部分があると言えますし、
そういう意味では警察官である飛葉たちが活躍するワイルドの世界が
“反権力”と本質的に異なるという理屈は成立しないでしょう。そもそも
警察機構の人間が主役の大藪作品は西城秀夫シリーズの他にたくさん
あるわけですし、諜報機関を含めて“飼い犬”として組織に使われる、
あるいは使われていたという主人公の作品数も二桁なんですが、おそらく
それも知らないと思いますよ。

女性に関しては、以前にも指摘しましたが主人公の行動に影響を与え、
運命すら狂わせる女たちが初期の頃から大藪作品には何人も登場して
いますし、後期では安藤好子の存在も忘れることは出来ません。いまだに
大藪小説の女性と言えば小島恵美子しか口にできないあたりからも、
大藪作品に関してはあまり詳しくないということは容易に想像できます。
958名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/12(日) 20:13:12 ID:GtlTP2LT
今日は何度目かの「挑戦者」読破。「黒い死の影」は読めば読むほど中断したままに
なってしまったのが惜しい作品です。主人公が傭兵を経て作家になるというのも
なかなか興味深い設定ですが、スランプからの脱出を求めてハンティングに行く
主人公は言うまでもなく作者の姿そのものですね。
959名無しのオプ:2006/03/12(日) 20:55:11 ID:4AJ7xI9y
>>956
あぁ、そういうことだったのか。

>「いかなるスレでも950を取ったものが次スレを立てる」とか言う脳内ルールのため
この板のルールにも、このスレの中にも、そんなルールは書かれていないのにね。

それはそうと、ヤツは次スレを立てたくてしかたないのかな?

IEを使ってスレ立てをしていれば分ると思うけど、
スレ立てをした人の情報は2ちゃん側にきちんと記録されるんだよね。
(もちろん、スレ立て時にその旨を伝えるメッセージがちゃんと表示される。)

普通の人なら、そういった記録が2ちゃん側に残っても問題無いと思うけど、
ヤツの場合は困ることになっちゃうんじゃないのかねぇw
960名無しのオプ:2006/03/12(日) 21:37:43 ID:edPG/pog
>それはそうと、ヤツは次スレを立てたくてしかたないのかな?

タイトルを「決定版!これが大藪スレだ!」と変えたり、
テンプレから自分が荒らしだという部分を削ったりできるからね。
それよりなにより、スレ立て人は「スレ主」として君臨でき、
住人を奴隷のように従わせることができる、と勘違いしているらしい。
961名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/12(日) 22:08:57 ID:HjgkCK30
>>957
(主人公達は)積極的に自らのスタイルで社会に関わりを持とうとし、その過程で社会的な決まり事を破壊し、
その結果、自分と社会との繋がりを断ち切っていく。その行動原理は自らの生存を贖うためであり、
傍目には社会規範に基づいた活動に関わるように見えて、実ははるか断絶したところにある。



 
962書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/03/12(日) 22:10:49 ID:xz2ZkOAX
単なるコテ叩きのレスはスルーするとしても、大藪作品の比較対象としては
望月作品全体を取り上げなければならないというのは、むしろ固定観念に囚われ過ぎた
考え方であり、各作品の本質を見えなくするものかと思う。
「ワイルド7」という作を見れば、飛葉たちが好むと好まざるとにかかわらず警察権力
というバックを利用して戦っていることは事実であり、この点で組織からのスピンオフ
(それは往々にして死という形を取る場合もあるわけだが)を志向している大藪作品の
主人公とは異質なものがある。
また、作品数などの問題ではなく、組織内における大藪作品が精彩を欠く点については、
具体例を挙げて教示したとおりであり、実際、一般に代表作・傑作と言われる作は、
ワンマンアーミー、アウトロー集団等が主役のものが圧倒的多数を占めている事実を
想起されたい。
(余談の範疇に入るが、「皆月」や「王国記」等の花村作品との比較を不適切と判断する
のであれば、各作品と大藪作品の本質の相異につき敷衍するべきであろう)
大藪作品に登場する女性の問題だが、一部の脇役の例を取り上げて過大評価しているレス
があるが、これは全体を見た場合には不適当な例と言い得る。
大藪作品で女性が主役を張ったのは女豹シリーズのみであり、これも必ずしも成功した
作ではなかった事実を記憶にとどめられたい。
いずれにしろ、映画野良猫ロックシリーズに登場するようなヒロインたちを大藪氏が
書かなかった(書けなかった?)のは否定出来ない事実ではある。
さそり(映画版の方、原作漫画のキャラはやや異なる)なんかも、その超人的かつ
反権力志向は、大藪ヒロイン像として「適」という感がしないでもないが。
963名無しのオプ:2006/03/12(日) 22:32:43 ID:edPG/pog
>望月作品全体を取り上げなければならないというのは、むしろ固定観念に囚われ過ぎた
>考え方であり、各作品の本質を見えなくするものかと思う。


まあこの一言でこいつが論理的思考力の無い奴だということは明白だな。
好き勝手に捻じ曲げた論理展開は、固定観念に囚われていないから良いのだと言っているわけだからな。
その手の論者を世間一般では「トンデモさん」と呼ぶんだよなぁ。
964名無しのオプ:2006/03/12(日) 22:38:22 ID:/2zehlam
>「ワイルド7」という作を見れば、飛葉たちが好むと好まざるとにかかわらず警察権力 
>というバックを利用して戦っていることは事実

本当に「ワイルド7」読んだことないなこりゃ。
「野性の七人」編の冒頭の、警視正のバッジのくだり だ け 読んで
「この人たちはお巡りさんなんだー」つって語ってんだろ。
965名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/12(日) 22:54:27 ID:V3P+jX3B
>>950
>だから西城は組織からスピンオフしてしまう。
>>962
>組織からのスピンオフを志向している大藪作品の主人公

まったく意味不明ですが、千ヤードほど譲ってビジネス用語としての
“スピンオフ”のつもりで使っているのだとしたら西城が嘱託に
なったのはスピンオフではないし、“組織からのスピンオフを志向
している大藪作品の主人公”も最初から存在しません。

>組織内における大藪作品が精彩を欠く
>一般に代表作・傑作と言われる作は、ワンマンアーミー、アウトロー
集団等が主役のものが圧倒的多数を占めている

「ということにしたいのですね」(by 日下部先生)

>映画野良猫ロックシリーズ

古っ

とりあえず、男に依存しない自由奔放な安藤好子の存在自体を
知らないことは分かりました。未読の作品がたくさんあるというのは
本当に羨ましいです。
966名無しのオプ:2006/03/12(日) 23:11:28 ID:xQeocbtE
>>965
たぶん…だけど。
本来なら「ドロップアウト」と書くべきところを、スピンオフと間違えている予感。
スピンオフという字ヅラだけで、ドロップアウトと同義の意味に捉えているんだろうな。

       ドロップアウト≠スピンオフ

いやはや無知って怖いや。全然意味が違う言葉なのになあ。
これでこっそり、次から「ドロップアウト」に直していたら、更なる笑いものにステップアップ。
967名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/12(日) 23:18:36 ID:V3P+jX3B
>>964
>本当に「ワイルド7」読んだことないなこりゃ。
>「野性の七人」編の冒頭の、警視正のバッジのくだり だ け 読んで

どうでしょうね? 「野性の七人」だけでも読んでいたら、彼らワイルドが
「警察権力というバックを利用して戦っている」なんてことは恥ずかしくて
書けないはずなんですが。
まあ私も新シリーズ以降はほとんど読んでいませんけど。

>>966
私もドロップアウトと間違えているんじゃないかと思いました。それでも
見当違いなんですけどね。
968名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/13(月) 00:27:54 ID:13JSIhHb
>余談の範疇に入るが、「皆月」や「王国記」等の花村作品との比較を不適切と判断する
>のであれば、各作品と大藪作品の本質の相異につき敷衍するべきであろう)
 
 「警察機構やヤクザ組織から転身した男が主人公」の作品をテクストとして使った方が
より対比しやすかろうと思って上げているだけで、つまり隠れた親切心という奴かな。
花村萬月も余り読んでいないのかなあ?俺もだいぶ昔の作品しか読んでいないけど。
どうせなら、「竜胆〜」はマンガ原作を萬月が担当しただけだから云々…くらいは返して欲しかったのだが。

969名無しのオプ:2006/03/13(月) 00:48:34 ID:TBAcSoSE
いくら久々だからってお前ら構ってやりすぎ。
970名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/13(月) 07:39:09 ID:r8Yee1KQ
>>968
「竜胆」の出来はともかく、市東亮子の描く女性は硬質な色気があって好きです。
「やじきた」が連載を再開していたことを最近まで知りませんでした。

昨日は「アスファルトの虎」の8巻を読みました。モンゴル猟の時と違って
他の連中があまり酒を飲まないので、高見沢が飲んでばっかりのような気が。
971名無しのオプ:2006/03/13(月) 18:35:49 ID:4ypWSXH2
いがいに、書斎人気あるんだねぇ みんなで返レスしてらw
972名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q :2006/03/13(月) 21:43:10 ID:13JSIhHb
>>949
「血の来訪者」をなぜ2冊も購入しているのですか?もっとも、俺も新潮版を2冊持っていますけれど。
「野獣死すべし」「野獣死すべし<復讐篇>」の続きとして読むと一層楽しめると思います。
973書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/03/13(月) 23:05:44 ID:HjHwP18o
不利な事実には目をそむけて、徹底してコテハン叩きでゆく、
これは作品論としてはつまらないですな。
基本的な事実だけ確認しておきましょう。
(1)大藪春彦は、映画版さそり、野良猫ロックのヒロインたち、花村作品のヒロイン等
の存在感に匹敵する主役に相当する女性を書いては(書けて?)いない。
前半は悪女ものと言うてもよい「復讐の弾道」という作が存在し、
比較的マイナーな作の例を見ても、脇役ながら、「男の掟」の由美のようなある意味での
オモシロキャラ等が存在する以上、一概に「女が書けない作家」とは断言出来かねるが、
(ただし、この程度で「書けている」とは言えないとの批判は成立し得る)
総体的に見れば、その作品世界においては、カー&ガン>女性と把握するのが妥当である。
(2)初期において「ワイルド7」のメンバーが草波という権力側のバックアップが
無ければ、あれほどの行動が出来ないのは明らかである。とうに全員抹殺でしょ。
この点で、基本的に孤高(又はアウトロー集団)の大藪作品ヒーローとの
根本的差異が存在する。
(3)理解が不十分が者がいるようだが、単なる作品数ではなく、一般に大藪作品中の
傑作・代表作に列する作品に諜報員もの、女性主人公ものは存在しない点に留意すること。
なお、起業したわけではないが(w、西城の場合には「スピンオフ」のイメージが
ふさわしいかと思う。
(「スピンアウト」がより適当という意見はあり得よう)
974名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/13(月) 23:34:05 ID:qpltygbb
>>972
初期の版との違いを調べるためじゃないですかね? 以前に何度か書きましたが、
大藪小説では“現在では不適切な表現”を読者に断り無く変更するケースが多い
ですから。そういえばNHKラジオの朗読で芥川の作品などを取りあげる時には
「現代では用いがたい表現がありますが原文のまま読みました」と最後に断りを
入れてそのまま読んでました。
975名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2006/03/14(火) 00:09:05 ID:kVK2DlsG
今日(もう昨日になってしまいましたが)は久しぶりに「狙われた野獣」を読み返して
みました。第1話のハンスに関しては、「汚れた英雄」を読んだ後だとモータースポーツに
詳しくない私のような人間でもニヤリとしてしまいます。それにしても彼の飲みっぷりは
壮絶ですね。私の知る限りでは大藪作品の中でもトップクラスの酒豪ではないかと思います。
976名無しのオプ:2006/03/14(火) 00:29:44 ID:kEKII55i
>>974
>初期の版との違いを調べるためじゃないですかね?

あるいは解説に気になることが書かれていた、とか?
977名無しのオプ:2006/03/14(火) 00:39:11 ID:8FPs9gDH
いやファンならやっぱり全ての版をコンプリートしたくなるのでは。
おれも何人かの作家の本は異版同内容でも買ってる。
ちなみに日下三蔵は「版が違えば別の本」という名言残してるw
978名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q
>>977
>「版が違えば別の本
聖書や経典の写本を連想しちゃいました。そこまで極端でなくとも
装丁や活字、字組はたまた表紙や挿絵ですっかり雰囲気の変わってしまう
本というのもありますものね。(最近の平井和正本とか)
角川文庫でも十分に大藪世界を楽しんでいますけど、あの名高いOHSでも
読んでみたい物でございます。