エラリー・クイーン&バーナビィ・ロス〜PART4〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
385書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
内容的に叩くべきものは叩いておきましょう。
ここはそんな甘い場ではないのである。
>>381-382が駄目なのは、ミステリ好きではないまともな読書人に
果して「カーテン」を推せるかどうかという観点を失念していることである。
(例えば、坪内祐三氏を想起されたし)
あの作はアガサの読者であればこそ興趣が盛り上がるのである。
「獄門島」に関しては、遊び過ぎな趣向が読書人の反感を買うのみであろう。
この点で「Yの悲劇」は人間の宿命と業がまずまずよく書けており、
本格ミステリとしての興趣は申し分無いものがある。