そこで、フレーム問題の解消手段、アナロジー的なプロセスしか用意できない中での有効手段
について考えるならば、作中内でアナロジー的な構造をもつ小道具を登場させておいて、ルールXYZに相当する構成原理を
アナロジカルなレベルであれ提示するといった手法がありうると思う。
ただし、その小道具が単一のものだと、ルールへのミスリードがあまりに不足するので、
いくつかのダミー小道具を仕込むなどの工夫の余地はあると思われるが。
そうした作中小道具によるアナロジー的側面は、ひぐらしならば、やりやすかったんじゃないか。
他にもテキストレベルでは、
>>696で挙げた主テキスト/TIPSテキストという二重性があったのだし、
>>701が言うようにTIPSのテキストに本編・所収編につながらないかたちで空間性をもたせたり、
別の時間性を形成していくことも可能だからだ。