「出題編だけでも鷹野黒幕説や大災害国家関与説を言い当てた人はいた」
↓
「いや、断定するには情報足りないだろ。それは推理じゃなく予想にすぎない」
これは分かる。ひぐらし出題編は、たしかに本格ミステリの条件を満たしていない。
しかし裏を返せば、出題編時点での唯一正しい論理的推理は
「情報不足につき現時点では推理不能」
だったはずなんだよ。
つまり、プレイヤーは問題そのものの妥当性を検証して然るべきだった。
そうせずに(
>>635が指摘したような)矛盾に目を瞑った局所的考察が止まらなかったのは、
実はプレイヤーの側も「推理」の定義を厳密に考えてなかったということに他ならない。
未知数が3つあるのに式が2本しかない方程式を躍起になって解こうとするようなもの。
作者的には未知数を拾い出して式を立てることができればOK,くらいの認識だったんだろう。
個人的には「予想」や「考察」の範囲で楽しめたけど、
厳密な「推理」に拘るのならば責めを負うのは作者だけではないんじゃないの?
(もちろん作者にも非があることは否定しないけどね。「推理」の意味を見直す機会になったことは一つの収穫だと思うヨ)