Mass◆小栗虫太郎スレ◆acre

このエントリーをはてなブックマークに追加
684名無しのオプ:2009/10/18(日) 02:25:04 ID:Lm0buR5u
ある人が「文学以前の感じ」と評したけど正に言い得て妙だね

それと、ドグラマグラと黒死館殺人事件が二人の男たちによる密約が発端だったって
ことに恐怖を感じる…
685名無しのオプ:2009/10/19(月) 04:41:15 ID:Vm8QVI6M
正木vs降矢木vs若林vs八木沢って話題が昔あったなー
686名無しのオプ:2009/10/19(月) 20:57:20 ID:vbVoSyTA
テレーズがラブな俺は魔童子も楽しく読めたな
687名無しのオプ:2009/10/24(土) 13:16:11 ID:9fJa7Ppo
テレーズ一体欲しい。
688名無しのオプ:2009/11/19(木) 04:36:55 ID:FfrDYLZZ
序章に過去の事件などが書かれてるからよーし年表にまとめようと思ったんですよ。
ところが西暦表記と元号表記が混在しててわかりにくいわけです。

1868=M1
1912=M45=T1
1926=T15=S1
1989=S64=H1
2009=H21

などを調べて、対応させようと思った矢先、
「1852年 6/4の記事」で医学生・鯉吉(算哲)が追放されたことが報じられてることになっている。
これ明治以前、それどころかペリーが来日する前ですよね。
そんな頃から日本はドイツへの留学生なんて送ってたんですかね。

算哲の経歴など考えると、1870年代が合ってそうですし
日本の対外交流を考えても1870年代以降だと思うんですよ。
689名無しのオプ:2009/11/19(木) 04:53:27 ID:FfrDYLZZ
ためしに青空文庫で調べてみたら1872になってました。

創元推理文庫の虫太郎集が間違ってたようです。
690名無しのオプ:2009/11/19(木) 21:07:26 ID:lrlmGeCk
>>689
ホントだw
創元推理文庫で読んでたけど気付かなかったよ…
編集後記であれほど語ってたのにこの体たらくw
691名無しのオプ:2009/11/20(金) 16:25:47 ID:iIYUx15C
青空文庫のは教養文庫のが底本になってるから、
ペダントリーの間違いはだいぶ訂正(改竄?)されてる。
692名無しのオプ:2009/11/21(土) 00:17:01 ID:bISuHyvz
史実では少年使節4人のうち
ビアンカ・カペルロと接触があったのは
千々石ミゲルではなく別の人なんだよな。伊東マンショだっけ。

で、キリシタン関係ってことから子孫の降矢木家が神聖家族と呼ばれてたりするけど
4人の中で千々石だけが真っ先にイエズス会からドロップアウトしてるんだよね。

でもそのへんを訂正しちゃうと本編の骨格に影響するからいじれない
693名無しのオプ:2009/11/26(木) 01:11:49 ID:92QYMOYI
久々に再読

初読のときと比べて法水の印象が全然違う

昔読んだ印象…周りがついてこれない天才ホームズ。ワトソン役の検事たちはただただ感心するのみ
今読んだ印象…たわごとばっかり言うので適当にあしらわれてるお荷物キャラ

昔はなんとなく法水マンセー、尊敬の的なイメージがあっただけに
今になって見てみると思ったより扱いが悪くて笑えた。

他の人には真似できない深い知識と鋭い洞察力に支えられた
奇跡的神がかり的な鋭さで謎を一つ一つ解いてたような気がしてたが
今回読んでみると、推理間違いや空振り、余計なことなどが結構多かった
694名無しのオプ:2009/12/04(金) 21:33:24 ID:aw12Yhhu
>693は山田正紀
「黒死館の積木唄」でも書いて呉れ給へ
695名無しのオプ:2009/12/05(土) 19:28:28 ID:PUdgWUDC
法水のせいで余計に人が死んだようにも見えるし…
696名無しのオプ:2009/12/06(日) 21:41:48 ID:Hgw5PBUd
真犯人はテレーズに化けた怪人二十面相、のちの「青銅の魔人」である
697名無しのオプ:2009/12/06(日) 23:25:03 ID:lY/kO4FW
二十面相シリーズとして書かせると
4外人のうち2人くらいと旗太郎、津多子、その夫、伸子くらいの多人数が
全て20面相の返送ってことになるんだろうな
対抗して4外人のうち1人や車いすの執事などが実は明智の変装だったりもするんだろう
698名無しのオプ:2009/12/07(月) 12:07:32 ID:Tm7aNPxA
ヨーロッパに渡った老ファイロ・ヴァンスがジャポニズムの風を受けて来日、
連続殺人進行中の黒死館に乗り込んで法水麟太郎と衒学博識ぶりを戦わせながらの推理合戦…
被害者がまだまだ増えるな
699名無しのオプ:2009/12/09(水) 16:35:25 ID:SWthaSqM
多分犯人以外全滅してもまだグダグダ話してるんだろうな
700名無しのオプ:2009/12/09(水) 23:44:59 ID:fCkqRKSI
いや、犯人も含めて全滅してもまだグダグダ話してるだろう
701名無しのオプ:2009/12/10(木) 22:07:31 ID:rGzthf6r
そして、このスレでもスレ住民がグダグダ(ry
702名無しのオプ:2009/12/11(金) 00:47:35 ID:jDNaZXV2
そして閉幕(カーテン・フォール)
703名無しのオプ:2009/12/11(金) 20:51:34 ID:DKgbStsh
下がった幕に向かって座布団や湯呑みが飛びまくり、法水が「香を焚け、香を!」と叫ぶ。

チャッチャチャ チャッチャカチャッチャ チャッチャカチャッチャ チャッチャカチャ
パッパラッパパッパー ブンチャッチャブンチャカチャ……

(オケの演奏と共に舞台が回転し、アイドル歌手がいきなり歌い出して……)
704名無しのオプ:2009/12/11(金) 23:46:38 ID:jDNaZXV2
いや、そこはチャカポコ祭文で
705名無しのオプ:2009/12/12(土) 01:51:29 ID:vWDzaOSm
次いで上映される、K・C・MASARKEY社の超大作「狂人の開放治療」
706名無しのオプ:2009/12/12(土) 03:02:55 ID:hiYkB5Tw
ヴァンス 「…もっとも、彼の抽象理論なんて、むろん愚劣だよ。
     とくにこの事件だっても全くなんの役にも立ってない
     推理しなくてもいいものにまで一生懸命なんだものね、
     それが彼にはわからないんだ、まったくもって可哀想なもんだよ
     だが、もっと達観すべきだろうね
     好漢だよ、法水君は。気易い愉快な男じゃないかもしれんが、
     すばらしくおもしろい人物だ」
  
法水   「莫迦、ファイロヴァンス!」
  
     …法水は唇が涸き、そして心の中で叫んだ
     “ヴァンス君、運命の星は汝の胸に横たわる!”


『閉幕』は、あるのか?
707名無しのオプ:2010/01/05(火) 22:36:45 ID:RvZbEQfi
「二十世紀鉄仮面」読んだけど、ダメだわこりゃ。
やっぱ小栗が小栗だったのは「黒死館」までなんだな。
708名無しのオプ:2010/01/06(水) 18:52:03 ID:QeJjaWK8
>>707
えーどのへんがダメだったの?
文体のゆるみとかロマンスとかが受け付けなかったのかな、
俺はあれも小栗虫太郎のいい持ち味だと思うけど。

それと「白蟻」は既読?
709名無しのオプ:2010/01/23(土) 23:20:03 ID:1Ejhu7Ry
ぼくも「鉄仮面」好き。「黒死館」「完全犯罪」に次ぐ代表作のように思う。
710名無しのオプ:2010/02/14(日) 14:11:29 ID:qLsI9VRO
>>657
超超亀レスだけど

山本禾太郎
711名無しのオプ:2010/02/17(水) 00:22:18 ID:CsRaKj8m
なんだかよく分からんが読み終わったぞ
法水の外見に関する描写が全くないのは何でなんだ
どんな奴なのか全くイメージできなかった
単に読み飛ばしてるだけかも知れないが
712711:2010/02/17(水) 00:24:16 ID:CsRaKj8m
タイトル書き忘れたー
黒死館です
713名無しのオプ:2010/02/17(水) 18:15:42 ID:IR6Yf1S4
>>711-712
いや、その通りですよ>法水の外見に関する描写が全くない
作者はヴァン・ダインの作中探偵ファイロ・ヴァンスを
読者がイメージしてくれるだろうと
漠然と考えてたのでは?

創元『日本探偵小説全集6・小栗虫太郎集』収録の
「聖アレキセイ寺院の惨劇」に出てくる
松野一夫の手になるイラストの中で
法水・支倉・熊城らしき三人(とロシア人ルキーン)が描かれてるのがありますが
真ん中にいる眼鏡の冴えない男が法水なのかも?
その顔で後々「二十世紀鉄仮面」の大ラブロマンスを繰り広げると思うと
失礼ながらちょっとふいてしまいそうになります
(ちなみに「〜鉄仮面」連載中の挿絵での法水は、茂田井武による二枚目キャラ。
 でもやっぱり本文で外見描写はない・・・)。
もっとも、当時の日本の<名探偵>は
法水に限らず、必ずしも克明な描写ではなかったと思います。
記憶の限りでは海野十三の帆村荘六、浜尾四郎の藤枝慎太郎、大阪圭吉の青山喬介、
葛山二郎の花堂弁護士(この人は迷探偵っぽいけど)もそんなにわかんないと思いますし
木々高太郎の大心地章次もせいぜい「こわい顔」としか書かれてなかったかと
明智小五郎も、個性的が描かれてるのは初期だけのような気がしますし。
あとは白髪の由利麟太郎(BY横溝正史)が、ややイメージしやすいぐらいでしょうか。
714名無しのオプ:2010/02/17(水) 21:20:54 ID:ssta4kqz
>>711
石動戯作
715名無しのオプ:2010/02/17(水) 22:17:53 ID:NT9f37Mt
個人的には、法水はメガネを外した虫太郎、帆村は若い頃の水谷準(に虫太郎風の電波を混ぜた感じ)、
藤枝は作者の濱尾本人の禿頭にかつらを被らせたイメージで読んでた。

ルックスに特徴のある作者だと、キャラに作者像がリンクしやすいようだ。

花堂弁護士には、濱尾四郎の弟・古川ロッパを連想してたw
716名無しのオプ:2010/02/18(木) 19:09:35 ID:ES5M9BVy
おっさん、寝ろ
717名無しのオプ:2010/02/21(日) 00:59:34 ID:0k+eWMsY
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20100209bk02.htm
松山氏の話題

>いま構想をあたためているのは、ここ数年中断していた「『黒死館殺人事件』のクリティカルエディション(校訂註解(ちゅうかい)本)」
718名無しのオプ:2010/02/25(木) 20:55:49 ID:unUhh2kc
綺想礼讃買ったぜ
アマゾンでぽちっとなしただけでまだ届いてないけど
719名無しのオプ:2010/03/09(火) 18:41:47 ID:3FIt+p1p
小栗作品の外国語訳って皆無なんでしょうか
amazon.comで英訳を探しましたがありませんでした

ドグラ・マグラはフランス語訳があるくらいなので残念です
720名無しのオプ:2010/03/09(火) 20:49:35 ID:k5yO7AmR
>>719
黒死館の中国語訳が台湾で出てるはず。
721名無しのオプ:2010/03/12(金) 05:31:38 ID:HkQ6Lt/T
黒死館を今200Pくらい字面だけ読んでるけど、全く意味が判らないぜ…!
法水と会話してる人達もすごいなありゃ。
722名無しのオプ:2010/03/15(月) 08:19:54 ID:MZIqtujv
>>721
とりあえず細かい理屈は分かったつもりになって
立ち止まらずに読み進むのがいいと思う
トリックとか会話の中身とかは気にせずに。

時々作中人物ですら法水にあきれたりつっこんだりしてるくらいだしな
723名無しのオプ:2010/03/15(月) 18:15:46 ID:0d3quAyS
MMRと読み方は同じ
724名無しのオプ:2010/03/17(水) 11:27:45 ID:FuFL8CDe
三大奇書とやらの中ではこれが一番つまらないね
725名無しのオプ:2010/03/17(水) 19:18:42 ID:wvZbEXph
んなこたぁない
726名無しのオプ:2010/03/17(水) 23:43:33 ID:mdgOSHOO
まぁ価値は人それぞれだからな

同じ方向性ならば優劣のつけようもあるが
それぞれ全然ちがった方向性で「アンチミステリ」なわけだから。
赤と青はどっちがきれいか、というようなもの
727名無しのオプ:2010/03/27(土) 01:49:11 ID:qzrfKeLZ
完全犯罪を読んだ時の衝撃は未だに忘れられない
もうトリックもあれだけど、よくあの時代にあんな危ない設定で書いたと思うよ…
728名無しのオプ:2010/05/13(木) 16:46:11 ID:eF00f2Mo
黒死館殺人事件読み始めたんだが
澁澤訳のラヴクラフトを旧字体で読んでるような感じになってきた
729名無しのオプ:2010/05/14(金) 05:05:32 ID:bb0ET8ST
法水の説明や指摘は思わせぶりな割にスカが多いので話半分に読み流し
さまざまな品や本などの羅列描写も
二度目に出てきたら「そういえばそういう物があったなあ」と思いだす程度で
気楽に読むといいぜ
730名無しのオプ:2010/05/14(金) 06:29:13 ID:DOwqgUAo
>>729
『白鯨』を1章置きに読んでいくような読み方だな
731名無しのオプ:2010/05/15(土) 18:36:35 ID:aZWzEKHh
>>727
「失楽園殺人事件」はもっとやばい
732名無しのオプ:2010/05/26(水) 22:15:33 ID:FZffbVNL
>>730
『戦争と平和』を一日一語づつ読んでいくスヌーピーを思い出した。
733名無しのオプ
奇書系のスレ(四大奇書、ドグマグ、虚無)が軒並みアガってるので何となくage