1 :
名無しのオプ:
2 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 13:49:19 ID:M5HBbBeN
おい
>>1、Mass(ミサ)とacre(エ−カー)だよ。続けて読んでみたまえ。信仰と富貴がMassacreーー虐殺に化けてしまうぜ。
3 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 13:51:31 ID:NSLno1sj
(((((;゚д゚)))))ガクガクブルブル
4 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 22:23:34 ID:xZkZExTG
5 :
名無しのオプ:2005/07/01(金) 01:17:55 ID:R9WYJJtW
6 :
名無しのオプ:2005/07/01(金) 01:31:07 ID:O0v9S0OB
佝僂らが立った!佝僂らが立った!ヽ( ・∀・)ノ
7 :
名無しのオプ:2005/07/01(金) 22:50:20 ID:S5527NVX
真斎も立った!ヽ( ・∀・)ノ
8 :
名無しのオプ:2005/07/03(日) 00:10:01 ID:B0XiXpeC
ピラミッド三角に立つヽ( ・∀・)ノ モコーリ
9 :
名無しのオプ:2005/07/03(日) 00:15:43 ID:ic/vCqP9
そういやこの間テレビで「"金字塔"とはある有名な建築物のことですが、その
建築物とは何でしょう」という問題が出されてて、一般の正解率は20%ほどだった。
芸能人は8人中1人が正解。
10 :
名無しのオプ:2005/07/03(日) 06:20:19 ID:WxTl5dd+
即死は避けたいので話題ふり。最初に読んだのは何でですか。
俺は現代教養文庫。大学生のとき。注解の多さにびっくりした。
11 :
名無しのオプ:2005/07/03(日) 18:56:49 ID:x1/y2db0
漏れは四十代。
初小栗体験は、少年マガジンのグラビアページだったりする。
例の大伴昌司プロデュースの。
12 :
名無しのオプ:2005/07/03(日) 20:09:08 ID:OuykoYLF
四十代の人も2chなんかで「漏れ」なんて書いてるんだ。
最近の大人ってガキっぽいんだね。
13 :
名無しのオプ:2005/07/03(日) 23:41:14 ID:s2QU4Ts7
>>10 俺が始めて読んだのは、中学2年の時。
近所の古本屋に桃源社のゾッキ本がいっぱいあった。
同じ本屋で三一の夢野久作全集も何冊か買った。
14 :
名無しのオプ:2005/07/04(月) 12:54:24 ID:HHF1aUKs
無難に、創元推理文庫
15 :
名無しのオプ:2005/07/05(火) 23:52:35 ID:k20gG+2p
16 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 00:00:39 ID:mgEG1g4+
上げるか。このスレの住人は4人はいる、と。
17 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 00:19:59 ID:Xf2Of/kQ
>>15 確かに、あれしかないという終わり方だったなw
18 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 10:45:22 ID:uxv3Sy7B
黒死館だけの初心者です。
読中、読後の悪酔いしたような感覚が良かった。
次は何がおすすめですか。入手困難な作品も多そうですが。
19 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 11:16:10 ID:glel9HyD
次があるのか?
と、煽ってみる
20 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 12:23:41 ID:3NRXYV7a
次というより前だけど法水麟太郎関係なら
「失楽園殺人事件」
「二十世紀鉄仮面」
が手に入りやすいんじゃないかな
21 :
名無しのオプ:2005/07/08(金) 00:23:28 ID:bcAi42/f
>>19 勉強しますた。
>>20 とりあえず、「失楽園」注文しました。乙です。
22 :
名無しのオプ:2005/07/08(金) 01:08:33 ID:rE7HXm/B
夏のボーナス一括払いで新潮社版黒死館買いましたよ
23 :
名無しのオプ:2005/07/08(金) 01:43:17 ID:iur0ki7y
ハヤカワポケットミステリの黒死館買ったよ
24 :
名無しのオプ:2005/07/09(土) 00:17:42 ID:QDXpJVer
>21
ちくま文庫「完全犯罪」も
25 :
名無しのオプ:2005/07/09(土) 04:15:52 ID:TpPiyPyD
昔の講談社文庫の装丁好き。
26 :
名無しのオプ:2005/07/13(水) 04:45:21 ID:tzB5zf3e
黒死館だけでも10册持ってる。松山の完全校異注釈版が出ても多分買ってしまうなw。
27 :
名無しのオプ:2005/07/13(水) 12:16:46 ID:KItGo3ko
全部一行ももらさず読んでいたら神
28 :
名無しのオプ:2005/07/14(木) 04:17:48 ID:3W5suTZC
普通読まないか?
頭に入ってるか入ってないかは別として。
29 :
名無しのオプ:2005/07/14(木) 14:39:53 ID:6xubtC72
俺はミステリーは殆ど読んだことなくて、小栗と夢野だけにハマった口。
純粋なミステリーファンの中には「とりあえず有名だから」って飛ばし読みした人も多いかも。
30 :
名無しのオプ:2005/07/14(木) 22:37:32 ID:8Roz5HPO
>>24 遅くなりました。乙です。
危うく他社のを買うとこでした。
31 :
名無しのオプ:2005/07/15(金) 21:11:59 ID:5A4k8yYT
>>30 ハマってしまったら桃源社版にまっしぐらだ
沖積社の小栗虫太郎全作品の方は印刷があまり綺麗じゃないのでオススメしません。
32 :
名無しのオプ:2005/07/16(土) 23:28:37 ID:OjgQOxnf
33 :
名無しのオプ:2005/07/17(日) 20:22:57 ID:YFTjfYaH
これから桃源社版を買うかもしれない人達への注意点としては
大きく分類すると3種類あります。
1:ハード、カバーなし、函入 '68〜(全8巻これがベスト)
2:ハード、カバーあり、函なし'70〜(改題、収録作品の変更あり)
3:ソフト、カバーなし、函入 '79〜(全9巻小栗虫太郎全作品)
体裁を気にしない方はバラバラになってもかまわないとは思いますが、
2は注意しないと作品がかぶります。
沖積社版は高価なわりに印刷がつぶれてますので私も推奨しません。
34 :
名無しのオプ:2005/07/17(日) 20:28:14 ID:quQGkA5h
まあつぶれてるっていってもまったく読めないなんてもんじゃないんだし、古書店で偶然見つけるしか
手のない桃源版ではなく金だしゃまだ手に入る沖積版でも悪いとは思わんけどね。
35 :
名無しのオプ:2005/07/17(日) 20:40:53 ID:YFTjfYaH
36 :
名無しのオプ:2005/07/20(水) 14:46:44 ID:YGriKEvu
ゲーテのファウスト読んでみたが
あまり黒死館との関連性が見出せなかったな。
悲劇というが、どちらかといえば喜劇に見えてしまった。
37 :
名無しのオプ:2005/07/26(火) 21:31:58 ID:fi9CqJ64
良スレage
38 :
名無しのオプ:2005/07/27(水) 05:21:35 ID:bPWz4nTg
「小栗虫太郎の夢」にあった高志書房版「屍體七十五にて死す」を間違って削除してしまいました。
どなたかhtmlファイルを保存している方はいらっしゃらないでしょうか?
UPしていただけるとありがたいですm(_ _)m。
39 :
名無しのオプ:2005/08/08(月) 21:21:16 ID:RUf4n9cP
>25
講談社文庫版は薄くて持ち運びしやすくて
お気に入り。
ドグラマグラも講談社版で読んでる。
40 :
名無しのオプ:2005/08/09(火) 00:10:20 ID:ubsHTUjC
上下巻に分かれてると却って煩わしいが。ドグマグなんてたしか三冊本だろ。
41 :
名無しのオプ:2005/08/09(火) 23:48:38 ID:LjO2pi9j
読めるなら何でもいいとは思うけど
講談社文庫版は松野一夫の挿画がないのが寂しい。
章分けされていないドグラマグラを分冊してしまうのは酷いな。
42 :
名無しのオプ:2005/08/10(水) 02:42:58 ID:RFgVvgLR
>松野一夫の挿画がないのが寂しい
新潮社版の初刊本もダメですか?
43 :
名無しのオプ:2005/08/10(水) 03:58:37 ID:cKQiLEBO
各篇の扉絵等はありませんが、新潮社版(覆刻参照)の装幀は松野一夫(おそらく解説図も)。
新青年とも比べてみましたが、講談社版の解説図は書き直された物です。東都書房版と同じですが詳細は不明。
44 :
名無しのオプ:2005/08/10(水) 15:11:04 ID:li9HPzHg
戦時中兵士が戦場に持っていく本っていう
ふれこみが気になり
現代教養文庫の黒死館を読んだ
だめだ〜わからねー
もう一回読んでみる
45 :
名無しのオプ:2005/08/10(水) 17:02:33 ID:LHohMswC
46 :
名無しのオプ:2005/08/10(水) 21:11:09 ID:I+cf63No
小栗というと自分の頭の中では、屍蝋・オルガン・ドイツ人の三点セットだ。
(プラスメル欄)
47 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 20:31:35 ID:1/llmydc
今何かと話題の松本清張「砂の器」。
でも原作の方の犯人は小栗を超えた?(メル欄)
48 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 21:31:00 ID:i+ICIu3H
49 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 21:36:27 ID:EBQ61nO5
>47
あれは海野十三のパクリ
50 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 22:29:04 ID:KhHH13OV
海野のは殺人じゃないだろ?
いや・・・ある意味殺人かw
51 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 23:09:02 ID:EBQ61nO5
「砂の器」だって元々は殺人でなくて同じ目的。完全なパクリ。
スレ違いスマン。
52 :
名無しのオプ:2005/08/12(金) 01:26:32 ID:Ztt6I94W
小栗に関してはトリックがどうのこうのとか語るのは無意味だと思うが、
後光殺人事件で胎龍が殺された時の心理状態が凄い。
53 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 17:20:42 ID:rxz/yKO1
ここの住人だったら、ご存知かもしれない。
綾辻行人と法月綸太郎との対談だったと思うんですが、
「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」「虚無への供物」「匣の中の失楽」
の読む順番について、こう読むべきだと語っていたんですね。
ところが、何故その順番なのか理由が書かれていない。
京大ミステリ研出身作家の二大巨頭のことだから、これは「読者への挑戦」だと思うんですが。
どなたか心当たりのあるかたいらっしゃいますかね。
54 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 17:22:58 ID:Jeh5dJiD
好きに読んだらいいんじゃないのw
55 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 18:53:25 ID:cwrj6rIt
単純に単行本発刊の順序の通りの方がいいって事なのかな?
「虚無」「匣」が戦前の2作品に比較されている点がイマイチわからない。特に「匣」
56 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 20:35:36 ID:yDX0qUOu
「虚無」には「ドグラ」のネタバレと「黒死館」の言及があるから、先入観なしで
作品に臨みたい人にとっては、
「ドグラ」→「虚無」
「黒死館」→「虚無」
がよかろう。
「匣」は「虚無」(特に第4章)の圧倒的な影響のもとに書かれたから、
「虚無」→「匣」も頷けるかな。どうしてもこの順で読めってわけでもないけど
57 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 21:44:17 ID:rxz/yKO1
>>55 確か、本格派の原点というような括り方をされていたように記憶しています。
実はこの対談なんですが、「セッション−綾辻行人対談集」所収と思っていました。
ですが、確認してみたところ載っていませんでした。
引っ越しの際に蔵書を整理したので、その際にこの対談が掲載されている本を紛失したようです。
従って、順番の確認を取れていません。
件の対談の掲載されている本を教えて頂けたら、という思いもあって書き込みました。
>>56 ご丁寧なレスを頂きまして、ありがとうございます。
上記のように、こちらの不手際で順番の確認が取れていません。申し訳ありません。
ただ、非常に説得力のあるご意見で、納得させられました。
ご自身は順番にこだわっていらっしゃらないのに、まずは、こちらの問い掛けに答えて頂き、感謝いたします。
58 :
名無しのオプ:2005/08/17(水) 00:37:10 ID:7Z3KoBlE
虫太郎とはあまり関係ないけど
元ネタをさかのぼる楽しみをとるべきかと迷ったあげく
結局「匣の中の失楽」→「匣の中」の順で読んだが
それで正解だった。元ネタ読んでないと見落とす
ささいなパロディがあふれてたから
59 :
名無しのオプ:2005/08/17(水) 00:53:54 ID:vQdpWwOc
基本的には出会った順に読めばいいと思うけど、
オマージュを謳った作品はやはり事前に読んだ方が作者も嬉しいかも。
60 :
名無しのオプ:2005/08/18(木) 01:16:52 ID:X6lt+ccn
>>58 なるほど。
明石散人氏が映画を楽しむには「情報量のストック」が必要である、という趣旨の発言されています。
それに一脈通ずるものがあるかと。
>>59 そうですね。結局は出会った順に読むより他ないのでしょうね。
ある作品へのオマージュであることを、知らなければ意識することもないでしょうから。
情報を共有化し、作品と作品とを関連性の網の目で結びつける。
そのことに、何かしらの意味があるのではないかと思います。
お二人ともご意見ありがとうございました。
順番の確認のため、件の対談を見つけ出したいのですが、さてどうすればいいものやら。
61 :
名無しのオプ:2005/08/18(木) 10:52:36 ID:FZu8kwGL
>>60 >明石散人氏が映画を楽しむには「情報量のストック」が必要である、という趣旨の発言されています。
>それに一脈通ずるものがあるかと。
構造やスタイルとかにあらかじめのお約束事がある、という点は
確かにジャンルとしてのミステリ小説も映画(もしくは映像一般)も共通する部分がある。
あのおっさん、気の利いたこと言うなw
62 :
名無しのオプ:2005/08/19(金) 22:00:16 ID:fSpobyEc
>>61 確かに批評理論も突き詰めればパターンの当てはめですしね。
明石氏いうところの、フォームを身につけることの必要性ですね。
能も予め、幾つかのお約束を踏まえてないと理解できないそうですし。
「黒死館殺人事件」も、ジョイスみたいにネタを知っていればいるほど楽しめそうですね。
私はその境地には到底、至らないようですが。
63 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 01:13:54 ID:IDPZbmoL
知的、言語遊戯の最高峰「フィネガンズ・ウェイク」をサラサラと読める日本人は皆無に近いでしょうね。
64 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 12:05:48 ID:tW4Iarco
知的、言語遊戯の最高峰「フィネガンズ・ウェイク」をサラサラと読める英国人は皆無に近いでしょうね。
65 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 14:35:37 ID:zVhF114d
>>64 確かにw 話が横にそれたので小栗の話題に戻るとするか。
66 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 19:15:07 ID:CNZtwwSt
確かに日本人にも英国人にも難しいでしょうね。
「黒死館殺人事件」は英訳しても英国人に通じるでしょうが、「フィネガンズ・ウェイク」を和訳しても…
実際に訳された方がいらっしゃったと記憶してますが、評価不能としか言えないと思います。
だからこそ、虫太郎の作品世界に安住できるのではないでしょうか。
67 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 02:54:07 ID:oORpRBTk
ヤナセさんのことかぁっ!
>>66 あのペダントリーと舞台設定がかもし出す重々しさは
日本人独特の「洋館」のイメージや、西洋文化への
背伸び的憧憬に負うところが大きいと思うのだが
翻訳してあの雰囲気が残るのかなあ
68 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 04:48:20 ID:VP5kxKUj
そりゃぁ細かいニュアンスは伝わらないのは翻訳にはつき物かとw
柳瀬訳は全巻購入したけど挫折中。。。
69 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 04:54:02 ID:oORpRBTk
ニュアンスのレベルじゃなくてさ
もっと総体的なもの
70 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 22:09:44 ID:TpbRVK0k
昭和初期のモダニズムとかオカルティシズムの雰囲気か?
翻訳者の腕次第だろうが難しそうだな
71 :
名無しのオプ:2005/08/27(土) 20:29:29 ID:Tk+Jok1N
作中に出てくる見慣れない言葉やものを
ちまちま調べながら読んでるんでぜんぜんすすまないんだけど
「王妃ブズールが唱えば、雨となって降り下って来る―黒人のpenis」
っていう一節の原典も意味もまったくわからなくて止まっとります。
黒死館徘徊録なんかも参照してみたけどのっていなくて。
誰かご存知でしたら、原典でも意味でも教えて頂けないでしょうか。
72 :
名無しのオプ:2005/08/27(土) 22:22:52 ID:rQys6Pm6
黒死館徘徊録の掲示板で聞いたほうがええと思う。
73 :
書斎魔神 命:2005/08/27(土) 23:01:44 ID:2i9o1za2
書斎魔神様 神様 稲生様
私は一生憑いていきます。
74 :
名無しのオプ:2005/08/27(土) 23:08:33 ID:Tk+Jok1N
>>72 ありがとう。そうしてみます。
気になって続きが読めやしません。
75 :
名無しのオプ:2005/08/29(月) 00:25:32 ID:SMhezkNw
>>71 王妃ブズールって『千一夜物語』のブズル姫ちゃうか?
76 :
名無しのオプ:2005/08/29(月) 00:35:33 ID:SMhezkNw
↑
『千一夜物語』って『千夜一夜物語』の事ね。
バートン版とかマリュドリュス版とかあるやつ。
77 :
71:2005/08/29(月) 22:20:52 ID:S9o94Prb
>>75 なるほど、確かに検索してみたらブズルでひっかかりました!
ボズールとかいろいろやってみたんですが、ブズルでしたか。
ちくまで出ているようなので、ちょっと読んでみます。ありがとう!
この調子だと黒死館を読み終わるのに他の本を何冊も読み終えそう。
78 :
名無しのオプ:2005/09/03(土) 13:33:25 ID:m17/Cmvf
愛地球博で逮捕された撮影隊が撮ろうとしてたのが「絶倫万国博覧会」ってタイトルだったら泣くよ
79 :
名無しのオプ:2005/09/03(土) 16:23:28 ID:p3nKBrAV
80 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 03:28:06 ID:TDRz/t36
何かのアニメのサブタイトルがオグムシ作品名のパロディーで通してたのを思いだした
81 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 04:06:44 ID:WxrvzZDs
ソウルテイカー? 乱歩と久作もあったと思う。
82 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 04:39:16 ID:UEE/6nMM
83 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 08:52:10 ID:WxrvzZDs
そうそう、これ。「黒衣の聖母」は風太郎か。マニアックだなー。
84 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 11:55:05 ID:hR1ChVdM
>>82のHP
「少女地獄 変」
というのも笑える。
85 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 16:45:07 ID:jdW2PzL0
乱歩、久作、虫って猟奇趣味だったのか
自覚全くなかったや
86 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/12(月) 13:36:21 ID:VofjAcjD
y
87 :
名無しのオプ:2005/09/14(水) 22:28:13 ID:PXYdmOuN
88 :
名無しのオプ:2005/09/16(金) 03:45:30 ID:14sHZO6d
青空文庫の黒死館を待ち続けてはや7年。未校正版は工作員さんのページにあったのね。
知らなかった。
89 :
名無しのオプ:2005/09/26(月) 18:36:10 ID:4f2mKNzf
たまにゃあげとく
90 :
名無しのオプ:2005/09/29(木) 22:58:04 ID:6QjMK0aF
ものすごいネタバレ質問で申し訳ないんだけど
黒死館、なんで乾板を割ったんだっけ…。
あの足跡はメル欄に行った痕跡を隠すためと考えていいんだよね
91 :
名無しのオプ:2005/09/30(金) 00:43:18 ID:bA7JbwWU
乾板に犯人の秘密が書いてあったからだろ?
最後の方に途切れ途切れの文章がなかったっけ?
92 :
名無しのオプ:2005/09/30(金) 02:34:55 ID:+uRzKTil
ちん子タンハァハァ
93 :
名無しのオプ:2005/09/30(金) 03:04:01 ID:KRLf6mW/
しずこは50過ぎてますが・・・
94 :
名無しのオプ:2005/09/30(金) 03:29:36 ID:+uRzKTil
セレナタンハァハァ
95 :
名無しのオプ:2005/09/30(金) 13:39:35 ID:aRFJIdbv
>>91 や、そうなんだけど
そもそもなんで割る必要があったのかと…
ついカッとなって割って
その後思いなおして回収したってことかな?
読解力なくてすいません…
96 :
名無しのオプ:2005/10/01(土) 22:26:20 ID:uL1aMaxs
単なる不注意では?もしくはヒステリーでマヒしたとか。
97 :
名無しのオプ:2005/10/01(土) 23:56:48 ID:uc+YOqTf
算哲の遺書を見たのは去年の四月頃だから今更憤慨して割ったりはしないだろう
これから始まるであろう法水との知的遊戯を予見しての行動
(目的を達したのちに真実を知ってもらいたかった)
ってのはどう?
98 :
90:2005/10/02(日) 04:10:55 ID:WjifQtVr
不注意か意識的にか
なんかどっちもありそうに思えてきた…。
それともロダンの彫像に入れ込むためには
細かい破片である必要があったのか。
でも、ただ割るためなら部屋で割ればいいわけで
やっぱり法水(というか捜査陣)に対する
なんらかの意思表示だったって考えるのがいいのかも。
99 :
名無しのオプ:2005/10/04(火) 00:07:57 ID:MI6NyVEy
100 :
無名草子さん:2005/10/22(土) 12:31:35 ID:hJH109mW
6
101 :
ホットカルピス(;´Д`)ハァハァ ◆PDG4DGZXd2 :2005/10/22(土) 16:33:37 ID:Pspam5gv
カルピスからの一言
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(; ´Д`) < オタクの衒学趣味に付き合わされる事はないぞ。
_, i -イ、 |
(⌒` ⌒ヽ \________________
ヽ ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 |
/ |
{ }
| |
{ ,イ ノ
102 :
名無しのオプ:2005/10/22(土) 21:16:15 ID:IYEbnczu
103 :
名無しのオプ:2005/10/23(日) 02:29:56 ID:xEOKQRVQ
ホッカルは黒死館挫折したんだろ。
104 :
名無しのオプ:2005/11/09(水) 04:33:55 ID:6ErF14vV
黒死館読了したよ。
うーん、個人的にはドグマグの方が好みだったなあ・・・
105 :
名無しのオプ:2005/11/15(火) 22:41:16 ID:gjOzVJfj
既出かも知れんが、
唐沢俊一のフェイバリッツが『黒死館』で
竹熊健太郎は『ドグラマグラ』派だというのは
さもありなん。
106 :
名無しのオプ:2006/02/03(金) 20:54:19 ID:A7GaIjK2
初めて読んだんだけどここまで分からなかったのは初めて。
理解できなかったんじゃなくて、読後話を全然覚えてないのは初めてです。
ドグラマグラとかは普通に読めたんだけどね。
また数年後にでも読み返してみるしかないのか。
107 :
名無しのオプ:2006/02/05(日) 12:19:42 ID:TGz/u4cY
「そんな人用」にあらすじを書いてた本があったなw
あれは良くわかった。
108 :
名無しのオプ:2006/02/13(月) 04:22:36 ID:evg2G6gk
「そんな人用」に「黒死館=MMR」視点をどうぞ。
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
109 :
名無しのオプ:2006/02/13(月) 04:23:24 ID:evg2G6gk
(1)ノリミズがもっともらしい珍説をぶちあげる
↓
(2)文献から得られた膨大な情報で裏付けをする
↓
(3) 、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
_) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/ `''.v'ν Σ´ `、_,.-'""`´""ヽ
i' / ̄""''--i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ
. !ヘ /‐- 、u. |' |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、 |
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ! iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
. ,`| u ..ゝ! ‖ .j (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\ (二> / ! _`-っ / | 7  ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' / \ '' /〃.ヽ `''⊃ , 'v>、
!、\ \.  ̄ハゼクラ クマシロ \二-‐' //
↓
(4)違った。
このくり返しだと思えば気が楽です
110 :
名無しのオプ:2006/02/15(水) 19:45:14 ID:BqB4Ygzu
法水の台詞は全部飛ばすといいよ
111 :
名無しのオプ:2006/02/18(土) 06:11:27 ID:b5bUalMd
↓
そしてカーテン・フォール
112 :
名無しのオプ:2006/02/19(日) 18:53:20 ID:uPepPoF+
黒死館殺人事件をオンラインで読みたいのですが……
113 :
名無しのオプ:2006/02/19(日) 20:38:09 ID:GPgToO3T
>>112 希望だけ書かれても,それで?としか返しようが無いな。
114 :
112:2006/02/19(日) 22:20:11 ID:CDDTULmZ
すみませんでした
未校正のものが青空文庫で読めるとあったので
それへのリンクが貼ってあるページはどこにあるのでしょうか?
115 :
名無しのオプ:2006/02/22(水) 08:44:40 ID:oZQ3/NQ3
青空文庫というキーワードで検索すればいい。
携帯でもパソコンでもすぐ見つかる。
116 :
名無しのオプ:2006/04/05(水) 18:45:22 ID:3JwCY4Dk
『白蟻』読んだら具合悪くなったwsage保守
117 :
名無しのオプ:2006/04/10(月) 21:02:17 ID:4AMv85r5
黒死館殺人事件読みました。何となく誰は犯人かわかりました。でもなぜ最初の被害者
は光ってたのかや、なんで最後の被害者ああなったかとか全然わかりません。
理解してる皆さんを尊敬します。
118 :
名無しのオプ:2006/04/10(月) 21:05:23 ID:IULeOvAz
雰囲気を楽しめればいいですよ
そういう推理小説ですw
119 :
名無しのオプ:2006/04/12(水) 22:25:56 ID:V0uG1z3c
この人の本、なんとなく読みづらい
120 :
名無しのオプ:2006/04/12(水) 22:59:20 ID:mnBF2lNC
読みづらくなかったら価値がない。
黒死館は10回以上も読んでるけど、そのたびに新鮮だw
121 :
名無しのオプ:2006/04/13(木) 14:15:41 ID:iqGDnJD9
120>同感
私も30年間で十回程、通しで読んだ。
122 :
名無しのオプ:2006/04/13(木) 23:39:14 ID:+ouxi9rY
ストレスたまりそう
123 :
名無しのオプ:2006/05/06(土) 22:04:21 ID:1xVbedbL
...
124 :
名無しのオプ:2006/05/07(日) 20:37:33 ID:LQP2TQMN
しかしスレすすまねーなw
125 :
名無しのオプ:2006/05/10(水) 23:08:30 ID:/sJELrnl
全読した勇者はいるかい?
126 :
名無しのオプ:2006/05/13(土) 03:29:20 ID:fG9mGuaD
いないのね・・・ふたつの意味で
127 :
名無しのオプ:2006/05/13(土) 03:42:57 ID:BhjU0yeF
今読んでる三島由紀夫の本よりは
かなり意味がとりやすいけどなあ>黒死館
黒死館はペダントリーが煩雑なのと
トリックが机上の空論っぽいのが多いだけで
抽象的ではないから。
128 :
名無しのオプ:2006/06/01(木) 08:50:05 ID:3GI9Y3EN
129 :
名無しのオプ:2006/06/01(木) 22:10:39 ID:m07dF6E1
教養文庫版か
130 :
名無しのオプ:2006/06/20(火) 17:15:02 ID:3ddoG4aR
父よ、吾も人の子なり
131 :
名無しのオプ:2006/06/21(水) 05:03:12 ID:zGO0wtoW
デスノートは寿命帳のパクリ
132 :
名無しのオプ:2006/06/21(水) 10:39:21 ID:XWjSmHZj
ワラタ。パクリというより直訳だな。
133 :
名無しのオプ:2006/06/21(水) 17:00:08 ID:EJbo5TCi
青空文庫きてたのか。
青空文庫で全部読むような熱意のあるやつは自分で購入すると思うが
ちょっと興味のある奴が、どんなもんなのか見るのにいいかもしれんね。
134 :
名無しのオプ:2006/07/30(日) 17:28:47 ID:R60R+AlC
自分でもなぜだかよくわからぬが夏になると黒死館読みたくなるんだよな
ってことで毎夏恒例になりつつある黒死館再読を今年も始めたですよ
135 :
名無しのオプ:2006/08/25(金) 07:43:50 ID:6XHhhioJ
今日も元気だ! イエンドラシック反射age
しかし、人いないな・・・
先日、『二十世紀鉄仮面』を読んだ。
・・・法水さん、恋愛的欲求に溺れ過ぎw
136 :
名無しのオプ:2006/09/14(木) 06:53:24 ID:KELLFR/Q
タイトルはうまいよね
国士舘とか後光とか失楽園とか鉄火麺とか
タイトル(だけ)はそそるものがある
137 :
名無しのオプ:2006/09/14(木) 09:04:51 ID:zk2fTey2
『オフェリヤ殺し』『皇后の影法師』『紅毛傾城』
『成吉思汗の後宮』『成層圏魔城』『絶景万国博覧会』
確かに、キャッチーな題名が多いね。
138 :
名無しのオプ:2006/09/14(木) 11:40:27 ID:kFF0eFqX
ラーメンとマグロで海苔巻をつくるわけだな。
139 :
名無しのオプ:2006/09/23(土) 21:14:35 ID:xc4K5JXu
国士舘
映像化されないかな
ゴシック趣味むき出しで。
140 :
名無しのオプ:2006/09/24(日) 06:28:35 ID:xwtKsgMR
監督は誰がいいかな・・・・・
鈴木清順とか、実相寺昭雄とか、山本迪夫とか。
法水麟太郎の役は・・・誰だろうな。
英、仏、独、ラテン語を話せなくちゃいけないしな。
141 :
名無しのオプ:2006/09/24(日) 12:54:54 ID:0xxT55Zk
広告宣伝費を除く「正味」の制作費で100億円くらいかけて
酷使間を再現して欲しいね
142 :
名無しのオプ:2006/09/25(月) 11:47:11 ID:FxtuHuz7
黒死館は大昔に鈴木清順で映画化の話があったようです。
難解過ぎるので久生十蘭のほうがやりたかったと語ってます。
観てみたかったような気もするけどやっぱりいいや。
文字でこその黒死館だと思うし。
143 :
名無しのオプ:2006/09/25(月) 11:59:28 ID:taqgeaPD
だが、天才・大和屋竺が「ドグラ・マグラ」をみごとに脚色した例があるからな。
キチガイ地獄外道祭文までドラマに取り込んじゃったんだから度肝を抜かれた。
やはり脚本家がカギでしょうね。野沢尚が生きていればなあ……。
監督は「乱歩地獄」でこりたので、耽美主義や映像美に走らない手堅い人。
美術はもちろん木村威夫で。
144 :
名無しのオプ:2006/09/25(月) 16:41:49 ID:Jq/p7W4g
このスレ1000いくのに10年かかるな。
145 :
名無しのオプ:2006/09/27(水) 07:20:07 ID:+GS6BIzJ
松本俊夫はトホホだったなあ
146 :
名無しのオプ:2006/09/27(水) 15:08:56 ID:v5lki0rM
ミステリに限らず、文学作品を映像化したがるというのがわからん。
オリジナル作品に手を入れて改悪するなということではなくて、
散文作品と映像作品はまったく違うもんだってこと。
黒死館の映画なんて、ほんとうに見たいか?
147 :
名無しのオプ:2006/09/28(木) 15:19:03 ID:NNEfhIrL
是非見たいな。
だって原作は読了したが、内容の三分の一も意味が分からなかった。
だから映像化してもらった方が分かりやすそうだから。
ドグラマグラも映画見て初めて概要が分かったし。
148 :
名無しのオプ:2006/09/28(木) 15:48:42 ID:D7DLjjYA
「こんなの映像化不可能」「映画化して何の意味があるんだ」というのこそ
チャレンジしてほしい気がするんだ。
ドグマグなんて典型だし、今度リメークされる犬神家だって、
まさか横溝ミステリを華麗なる文芸大作として撮るとは当時は誰も思わなかったわけで。
そのためには映像と活字に両方にフェチな作り手がいないと駄目だから
期待薄だけどね……。
黒澤明がシムノン読んでたり、市川崑が夫婦でミステリマニアだったり
するような例は、もう少ないのかもしれないな。
149 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 00:00:12 ID:oOBCRkcL
昔、「人外魔境」読んだけど、妙なカタカナに頭がクラクラしたきた。
これがこの作者の作風なの?有名な黒死館読もうかな…。
150 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 10:02:56 ID:2Plqkgv+
納豆好きってさ、いつも「納豆嫌いの人」のために、カレーに入れたり
マヨネーズ入れてみたりしたがるんだよな。
で、行き着くところは決まって「納豆アイスクリーム」。
映画化を意識していない原作を映像化するって、「納豆アイスクリーム」を
作ってるってことじゃないか?
「納豆アイスクリーム」って、納豆好きにもアイスクリーム好きにも
マイナスなような気がするし、ネギとかカラシとかで美味いと思わない人に
ムリして食べてもらう必要はないと思う。
特に「黒死館」のような嗜好性の強いものは。
151 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 14:30:55 ID:I9pntlGk
黒死館映像化希望派だけど、納豆アイスとはうまいこと言いますねぇ。
まあ、本音を言えば、映画屋さんの手を借りて「絵」にしてほしいってことがある。
黒死館ってとは、脳内での視覚化を拒否するというか、
読み進むうちにだんだん情景が浮かばなくなってきて、
手探りと聴覚だけで歩いている気分になる。それが毎回不安で不満。
ドグラマグラの映画版があの原作のストーリー構造を読み解くものだったように、
黒死館のビジュアル的解釈というのかな、そいつを見せてほしいんだよ。
152 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 04:50:57 ID:C60T0RjL
映像化については、ひとつ問題がある。
ゴシック趣味にしろ、バロック趣味にしろ、
白黒で撮らないと、その魅力が半減するということだ。
しかし、『黒死館殺人事件』の場合、
白黒で撮ると、あのトリックがアレしてしまうから・・・・・
153 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 15:52:29 ID:XweBH3AB
154 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 22:39:35 ID:VpND2w/+
篠田&富岡ATGの心中天網島、
ドグマ具の松本俊夫の修羅みたくか?
低予算でその手もあるかもしれんが
個人的にはやっぱ完全ロケでゴージャスに撮って欲しいね
155 :
名無しのオプ:2006/10/02(月) 00:05:03 ID:3ehQrX/u
虚無への供物をラジオドラマで聞きたい
156 :
名無しのオプ:2006/10/02(月) 00:26:09 ID:wu/C+8jv
今映画化されるとしたら、京極映画とかトリックとかみたいな演出をされそうなヨカンがする。
157 :
名無しのオプ:2006/10/02(月) 12:43:30 ID:LTLIsFnk
>>153 岩崎邸って、占領時代に接収されて、
何とかいう秘密機関の司令部になってたよね?
いい感じに、怪しさがあるなぁ・・・
『悪魔の発明』から、ちょっと連想したんだけど、
人形アニメーションなんか、どうだろう?
登場人物は、みんな等身大の人形で、
テレーズだけ、生身の俳優が演じるとか。
158 :
名無しのオプ:2006/10/02(月) 15:44:31 ID:zZp4D+AK
ヤン・シュヴァンクマイエルの「アリス」みたいだな。
この人、オブジェの買い出しでときどき日本に来るらしいから、頼んでみたらどうか。
個人的には「帝都物語」みたいな支離滅裂ごった煮ムービーになるのも
ひそかに期待したりしてる。
159 :
名無しのオプ:2006/10/03(火) 07:56:30 ID:81A8GaOB
ごった煮を良しとするなら、
数人の監督が、シーンごとに分担して撮るというのも面白い。
でも、『帝都物語』ならOKとしても、
『カジノ・ロワイヤル』みたいになったら困るな。
あるいは、誰が誰を殺したのか、
『三つ数えろ』みたいになっちゃったりして。
160 :
名無しのオプ:2006/10/06(金) 06:18:39 ID:/qKveZxi
音楽は・・・武満かな・・
て、故人か。
161 :
名無しのオプ:2006/10/06(金) 08:35:16 ID:ujgj5Mqs
故人の名前を挙げてもOKなら、さらに夢は拡がる。
『黒死館』は、閉鎖的な空間における、
「神聖家族」の葛藤を描いた作品だから・・・
小津安二郎監督で。
【法水】 「ないかい、屍光が・・・ そうか・・・ ないんだねぇ」
【紙谷伸子】 「いいのよ、そんな、蝋質撓拗症なんて・・・ ねぇ、そうよねぇ」
【テレーズ】 「あんパン、食べない?」
162 :
名無しのオプ:2006/10/06(金) 16:53:45 ID:viZpIjUS
突然の怪老人の出現に驚く一同
「き、貴様っ誰だ! 降矢木博士はとっくに死んだはずだぞ」
「そうよ、もし博士が生き返ったのなら、あの装置で知らせがあるはずよ」
「この偽者め……正体を現せ!」
フッフフフ……と低く響く怪老人の含み笑い。やがてウワッハッハという
哄笑に変わり、「ふふん、正体を知りたいか」と変装を解き始める。
「わが正体は……超論理と衒学の使徒、法水麟太郎だっ!!!」
言うなり一同が見たものは、二丁拳銃を構えた名探偵法水(片岡千恵蔵)!
※比佐芳武脚色による。老若男女誰にもわかる娯楽巨編なので安心。
ただし犯人は原作と変えてある。
163 :
名無しのオプ:2006/10/06(金) 18:07:04 ID:dD1H0wAV
なんか芦辺拓みたい。
164 :
名無しのオプ:2006/10/07(土) 07:39:36 ID:m0pRq3Zw
>>162 ある時は、片目の大女優
ある時は、せむしの給仕長
またある時は、インド帽の下半身不随・・・
ちょっと待て。
「名探偵としての名前」は、何なんだ?
165 :
名無しのオプ:2006/10/07(土) 14:28:26 ID:b5ERbkJV
探検家折竹孫七
166 :
名無しのオプ:2006/10/07(土) 22:05:13 ID:1aHfgnwq
黒死館を読了したがサッパリ意味が判らん。
やさしい誰か、俺に真犯人と動機とトリックの解説お願いします。
167 :
名無しのオプ:2006/10/07(土) 22:11:54 ID:Z/cSkrbM
テレーズが生前の算哲のプログラミング通りに連続殺人を実行
168 :
名無しのオプ:2006/10/07(土) 22:12:55 ID:Z/cSkrbM
しまったメール欄に書くつもりがうっかり本文にかいちまったよ。
許せ
169 :
名無しのオプ:2006/10/08(日) 01:30:53 ID:+vbkxjqY
真相
1年前の医学会で八木沢博士との論争に敗れ、国外追放の憂き目にあった降矢木算哲は
イギリスから去る旅の途中で妻テレーズまでも失い、二度と学会に立てない体になって復讐の鬼と化し、
1年後に開かれた医学会の決勝で持てる医学知識をすべてインプットしたテレーズ人形を使って
八木沢博士にリベンジをはかったのだった
チリンチリンと不気味な鳴動音しか発さない殺人マシーンテレーズ人形は
1回戦ではダンネベルグ、2回戦ではクリヴォフを殺し、そして準決勝ではレヴェズを植物人間にする。
しかし決勝で法水がテレーズを破り、その人形のマスクをはがすと中から出てきたのは…
170 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 06:26:20 ID:a8ozD2Bx
悪鬼と化した降矢木算哲そのひと
人形と「一体化」するという究極のエクスタシーに陶酔し
人格を崩壊させたまま、殺人を遂行していたのだった。
カーテンフォール
171 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 07:37:14 ID:gPer0W20
172 :
名無しのオプ:2006/10/14(土) 03:20:41 ID:K5SFwwX7
法水…わたしの正体は人形人間なんだ…
人間でも人形でもない人形人間として生まれて来たわたしの人生は悲劇だった…
幼いころより黒死館に幽閉され算哲の人間栽培説の実験台にされ
毎日が地獄の生活…
肉のカーテンフォール
173 :
つまり・・・:2006/10/15(日) 02:47:41 ID:HcZGUu6L
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 黒死館連続殺人事件の犯人は
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' / ウォーズマンだったんだよ!!
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │
174 :
名無しのオプ:2006/10/15(日) 02:49:58 ID:HcZGUu6L
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
ミミ:::;,! u `゙"~´ ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ ゞヾ ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ|
'" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y /
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u /
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / /
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ
ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i
175 :
名無しのオプ:2006/10/15(日) 02:50:29 ID:HcZGUu6L
こういうことですか
176 :
名無しのオプ:2006/10/19(木) 13:23:23 ID:g/DTGqqz
ううん、ちがう
177 :
名無しのオプ:2006/10/20(金) 21:34:19 ID:Pa5GVrL1
しかし、それにしてもマリー・キュリーって本当にあっぱれな女性だな。
住み込みの家庭教師として働いて稼いだ金を姉に学資として仕送りし、自分もソルボンヌ大学に
入学、栄養失調でたびたび倒れながらも研究に打ち込み物理学の学士試験に一番で合格。
生涯にノーベル化学賞を2度受賞。一生を人類と科学の発展のために捧げつくした人だった。
ほんと、全無神論者の誇りのような人だな。
178 :
名無しのオプ:2006/10/20(金) 22:32:10 ID:6rNSmtFn
おまい、話題のそらせ方うまいな!
179 :
名無しのオプ:2006/10/28(土) 23:15:54 ID:0Br9ZF6M
うおう小栗スレがあがった!
180 :
名無しのオプ:2006/10/29(日) 02:18:32 ID:+2gpmyAR
悪魔の尿溜
181 :
名無しのオプ:2006/10/29(日) 10:05:54 ID:xmsxiFZs
182 :
びっくり:2006/11/02(木) 00:09:09 ID:U91MFfCl
私は虫太郎(栄太郎)の孫なんですが、スレッドがあったなんて、感激です。ありがとうございます
183 :
そっくり:2006/11/02(木) 01:23:30 ID:CuMvLL5T
私は虫太郎の読者なんですが、お孫さんが来るなんて、感激です。
184 :
びっくり:2006/11/02(木) 06:53:17 ID:U91MFfCl
恥ずかしい事に、孫なのに読んでみても意味がわからないのです。唯一わかったのは人外魔境。これも松本零二さんがマンガにして下さったものを併用してやっとわかった位です。
185 :
名無しのオプ:2006/11/02(木) 10:20:38 ID:mBcGgVce
栄太郎って……
186 :
名無しのオプ:2006/11/03(金) 02:43:17 ID:KdnMivxY
お孫さんw
あったなぁ…松本零士の漫画
187 :
名無しのオプ:2006/11/03(金) 07:26:49 ID:HiBryTwD
桑田次郎じゃなくて、松本零士なの?<漫画
188 :
びっくり:2006/11/03(金) 08:01:58 ID:fMU3qYHd
そうです。松本零司さん。なんかレコードもあったなぁ。良くわからない曲の。
189 :
名無しのオプ:2006/11/03(金) 09:15:45 ID:EXyvoE9R
栄次郎
190 :
名無しのオプ:2006/11/04(土) 01:48:24 ID:BOPmQszV
シーッ! まだ黙ってようよ
191 :
名無しのオプ:2006/11/04(土) 07:37:17 ID:81ORu8HH
名前間違えて、いつも親に怒られてるんだ。ごめんねこんなところでもやっちゃった
192 :
名無しのオプ:2006/11/14(火) 00:19:41 ID:n2GuD4Lu
小栗虫太郎って名前に元ネタあるのかなあ、と思って調べてみよう
とやってみたら、「小栗虫」って、古語でキリギリスのことなんだね。そ
れに本名を引っかけたわけだ
いや、まーそれに気づいたのはくっだらないきっかけからなんだけ
ど、清涼院御大のジョーカーに出てくる「螽斯太郎」ってキャラのおかげなんだけど
193 :
名無しのオプ:2006/11/18(土) 09:44:31 ID:RDxyeALK
お!、栗、蒸したろう?
194 :
名無しのオプ:2006/11/18(土) 10:01:33 ID:UnXwWq2w
んー、15点
195 :
名無しのオプ:2006/11/18(土) 10:37:25 ID:teh0C8Vg
こっくりちゅうたろう
196 :
名無しのオプ:2006/11/19(日) 01:06:39 ID:DmxrQvLu
銭湯に、両性具有の人を探しに行ってたって
197 :
名無しのオプ:2006/11/20(月) 23:33:30 ID:ZD1WxoA9
いきなりだが、大阪は難波の古本屋・天地書房に沖積社か桃源社の小栗虫太郎全作品が
揃いで一万八千円で出てた。
俺は、値段はともかく置くところがないんで誰か買う人いない?
198 :
名無しのオプ:2006/11/20(月) 23:48:52 ID:hUV4iyYm
すみません。その値段は、高いの?安いの?
昨日、資料の整理してたら、戦争中の書簡がたくさん出てきた。
検閲が入るから余計な事は書けないらしく、嘘ばかり
199 :
名無しのオプ:2006/11/21(火) 00:54:49 ID:bgcZDZnZ
200 :
名無しのオプ:2006/11/21(火) 13:12:19 ID:lL6HCAso
また孫か
201 :
名無しのオプ:2006/11/21(火) 20:44:00 ID:U968Ay6Y
200さん、すみません。嬉しくて書いてしまいました。もう、ここは見ないので、許して下さい
祖父の本、みなさん読んでいただいて、ありがとうございます
202 :
名無しのオプ:2006/11/27(月) 23:58:26 ID:jg1SAuHi
何故彼がこうまで自身が虫太郎の孫であると言い張るのか、
日常の謎ですな。北村薫より倉知淳に書いて貰いたいたぐいの。
203 :
名無しのオプ:2006/11/28(火) 21:52:41 ID:FEHr9aHw
202さんかな?別のサイトでも見つけた。私はただ嬉しかったから、本当に祖父の本が好きな人がいれば、本になっていない原稿や井伏さんや乱歩さんなんかと書いた物も読んで貰いたいと思っていただけなのに、疑っていただいてありがとうございます。ちなみに彼ではなく彼女です
。祖父には6人子供がいて、戦後生き残ったのは5人ですが、そのうちの子供の孫です
。残念でしたね、手元にたくさんあるのに。まあ、嘘だと思ってるから、いいか
204 :
名無しのオプ:2006/11/28(火) 22:26:12 ID:iorChTxf
205 :
名無しのオプ:2006/11/28(火) 22:49:35 ID:S9P/606l
あー、はいはい。孫だね。
206 :
名無しのオプ:2006/11/28(火) 23:27:34 ID:dQUBkmzd
黒死館80pくらい読んで挫折…orz
お前らよくあんな本読めるな…
207 :
名無しのオプ:2006/11/29(水) 00:51:30 ID:t/HcskGW
208 :
名無しのオプ:2006/11/30(木) 01:55:22 ID:6dx1C6uZ
80pまで読めるなら、勢いでそのまま読めんか?
俺はいつも3pぐらいで挫折してたぞ。
209 :
名無しのオプ:2006/11/30(木) 23:05:20 ID:P2TqwIdV
初めて読んだ時、序篇だけで一週間費やした。
210 :
名無しのオプ:2006/12/11(月) 00:07:08 ID:LS8T0xel
実相寺昭雄が他界したと聞いて、あの世できっと
素晴らしい「黒死館」を作ってくれるだろうと夢想した
法水は岸田森が見事に演じてくれるだろう
この世では・・・決して映像化されない事を望みます
211 :
名無しのオプ:2006/12/12(火) 23:10:10 ID:xBWSnwFn
こちらの世界でも黒死館を誰が撮るかは議論の的なのですよ
とりあえず、小栗作品では今までに
中川信夫監督の「後光殺人事件」と
佐藤肇監督の「聖アレキセイ寺院の惨劇」が撮られていて
今は実相寺さんより一足先に来た石井輝男監督の
「失楽園殺人事件」がクランクインしてますが
実相寺さんには「オフェリア殺し」の方が
合っているのではないかという声もありましてね…
212 :
名無しのオプ:2006/12/18(月) 03:18:22 ID:+RtFmbKL
とりあえず清順さんが来るまで待ちなよw
213 :
名無しのオプ:2006/12/24(日) 02:35:08 ID:GFmp1VXY
すみません質問です。
文体が新字体の黒死館って出版されてますか?
浅学菲才な自分に旧字体はキツイです。
214 :
名無しのオプ:2006/12/24(日) 13:01:45 ID:wQ9rLUbU
著者名が小栗蟲太郎じゃなければ大丈夫なのでは?
215 :
名無しのオプ:2006/12/27(水) 13:19:50 ID:XyayePZe
小栗蟲太郎 ×
小栗虫太郎 ○
虫は「蜥蜴・爬虫類の意」
本人が爬虫類好きだったためつけた筆名。
216 :
名無しのオプ:2007/02/16(金) 21:53:55 ID:EEuixScf
黒死館、非常に面白かった。
次は復刻版で再読したいです。
「カリオン」「カリヨン」でググると、カリルロンが置いてある所が
いくつか見つかったので行ってみたくなりました。
椅子の上で失神してきます。
217 :
名無しのオプ:2007/02/17(土) 18:28:42 ID:7tGI6IPH
218 :
名無しのオプ:2007/02/17(土) 20:06:02 ID:F2/myrlb
天正遣欧少年使節の末裔は、梅干作りだったのか
219 :
名無しのオプ:2007/02/17(土) 23:41:24 ID:Z3IrVFa0
まさか実際にこんな名前の人物がいるとは・・・
ほんと本名?
220 :
名無しのオプ:2007/02/18(日) 05:40:04 ID:7zd7Mr8f
リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール(父よ・吾・も・人の・子・なり)
221 :
sage:2007/02/19(月) 17:21:02 ID:MvHrbmzy
てか、218はメル欄だ。
222 :
名無しのオプ:2007/02/20(火) 05:08:56 ID:xV+3e970
まあでもこんだけ回りくどければ
ペダントリーの洪水に溺れやすい構造上
つっこまれて改めて考えてみないと
218が指すメ欄に気付かん人も多いだろう
223 :
名無しのオプ:2007/02/22(木) 13:59:00 ID:s+va0ffh
ヷルデマール一世觸療呪文集
ヷン・ダイン
ヷン・ヘーレン
224 :
名無しのオプ:2007/02/23(金) 02:30:42 ID:8TvllTFq
ワ”レンシュタイン
ワ”レンタイン
ワ”ギナ
ヰ”クトリア
ヴ王
ヱ”リーグッド
ヲ”イスパーカッション
225 :
名無しのオプ:2007/02/25(日) 10:13:05 ID:5J75GKgZ
黒死館、一番読みやすいのは「復刻版」
続いて教養文庫版
逆に読み辛いのはポケミス版…かな?(持ち運び易さは一番なんだけど)
226 :
名無しのオプ:2007/02/25(日) 19:19:30 ID:pwFVA3C7
>>225 復刻版て旧仮名で読みづらくないですか?
227 :
名無しのオプ:2007/02/25(日) 19:20:31 ID:UrXLMwhI
いや。
そこは慣れと言うかなんというか。普通に読めるぜ
ああおれ225じゃないけどね
228 :
名無しのオプ:2007/02/25(日) 22:09:07 ID:lhka+ybP
舊假名なのがいいんだ
229 :
名無しのオプ:2007/02/26(月) 13:01:55 ID:p0RcT9FJ
何故復刻版が読み易いか、
その種明かし
復刻版には
全ての漢字に
フリガナが付いている
230 :
名無しのオプ:2007/02/26(月) 15:59:34 ID:jKzWWZ6y
総ルビなのか。
それはいいなあ。
231 :
名無しのオプ:2007/02/27(火) 01:12:10 ID:mMbGLBcc
カリルロン
ゴソニック
232 :
名無しのオプ:2007/02/27(火) 13:41:08 ID:KTNVms0J
テレーズ・シニヨレ
レキヱム
233 :
名無しのオプ:2007/03/15(木) 18:36:06 ID:P6hnoIN5
どなたか初版発行当時の黒死館持ってる方いらっしゃいますか?
または書店等で生の現物を見た事ある方いらっしゃいますでしょうか?
234 :
名無しのオプ:2007/03/15(木) 20:19:19 ID:zzjMlDvx
自由が丘のN堂かどこかでガラスケースに入ってた気がする。
何十万だったかは忘れた。
235 :
名無しのオプ:2007/03/15(木) 23:02:08 ID:d2qZE5wC
236 :
名無しのオプ:2007/03/16(金) 09:20:28 ID:qkbZpkuH
>>234-235ありがとうございます
>>235はさすが復刻版とは色艶が違いますね。
美しい!
私もいつか必ず手に入れたいとは思っているのですが…
安くて10万くらいかな
買えない値段じゃないな
238 :
名無しのオプ:2007/03/17(土) 18:24:18 ID:V1Av0sLa
239 :
名無しのオプ:2007/03/17(土) 22:34:35 ID:O6Z5V3ZZ
新潮社ってこのころはよく探偵小説を出していたんですか?
240 :
名無しのオプ:2007/03/18(日) 01:25:45 ID:KI6KGmju
ハードカバーで横溝や大下の長編やヴァンダインなどの翻訳書も出してた。
長編文庫というソフトカバーのシリーズには牧逸馬、甲賀三郎、大下宇陀児、浜尾四郎などの名前も見える。
今より大判だった新潮文庫にも多くの探偵小説が収録されているし、立派な装丁の江戸川乱歩選集も出している。
241 :
名無しのオプ:2007/03/18(日) 22:51:30 ID:1OEy+aC1
>>238欲しいけどこんな大金すぐには出せません…
この位の金額、自由に使える身なら、迷わず購入するんですけど…
242 :
名無しのオプ:2007/03/19(月) 21:57:49 ID:AQXWg4Xc
>>240 どうしてそこで新作探偵小説全集を挙げないのかと…
243 :
名無しのオプ:2007/03/20(火) 05:10:15 ID:Kop+Fjfx
ED333-N512M
244 :
名無しのオプ:2007/03/31(土) 23:26:41 ID:RFb8OujP
吉祥寺の古書店で、筑摩書房の昭和国民文学全集14「小栗虫太郎・木々高太郎集」
を買って来ました。
245 :
名無しのオプ:2007/03/31(土) 23:30:44 ID:mI5ySBwM
それなら100〜300円程度でよく見かけるよ
246 :
名無しのオプ:2007/03/31(土) 23:54:13 ID:RFb8OujP
600円でした(´・ω・`)
247 :
名無しのオプ:2007/04/02(月) 21:44:57 ID:IOKh6nYy
>>235って、どこかのショップの写真?あまりにも綺麗に撮ってあるから…。
248 :
名無しのオプ:2007/04/03(火) 00:03:32 ID:NA/rEom3
自分の本ですが
249 :
名無しのオプ:2007/04/03(火) 10:03:52 ID:9gWsFmcq
250 :
名無しのオプ:2007/04/04(水) 00:46:57 ID:wOZVJcAH
著者降臨 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!?
251 :
名無しのオプ:2007/04/04(水) 01:05:28 ID:v38KtLj2
自分の(書いた)本
自分の(所持してる)本
(゚ν゚)ニホンゴムズカスィネー
252 :
名無しのオプ:2007/04/24(火) 20:21:41 ID:3nPGUq/D
叙述トリックだな
253 :
名無しのオプ:2007/05/17(木) 03:21:36 ID:4rHO9NSV
254 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 09:59:18 ID:vIediNOL
DSで名作を…か。
どの世代を対象にしてるんだろ。
ゲーム機って物に全く興味がないから分からない。
255 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 12:02:54 ID:VKSRqTzs
DSはゲーム機の枠からはみ出てるからな
という俺も3台持ってるぜ
256 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 13:44:54 ID:8fbko/oc
>>206 「黒死館」は読むんじゃないんです。視るんです。
257 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 17:21:50 ID:LKPvX1eo
>>254 そもそもこれ、小栗と夢野をこっそり入れてみましたって感じだしな
258 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 17:30:59 ID:5d13DgbD
100選なのに収録作家が26人のみってのはどうよ
259 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 17:57:40 ID:mDKP0KNy
ちょさくけん
260 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 19:49:10 ID:8fbko/oc
だったら最初からそういえ
261 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 20:34:38 ID:oR9kaObX
262 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 20:55:24 ID:mDKP0KNy
著作権ないのしか入れられないからこうなった
263 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 20:58:41 ID:oR9kaObX
264 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 21:33:13 ID:j3XDxicv
著作権といっても1956年までに死んだ作家の作品は使い放題のはず。
それなのに26人きりってのはやっぱり変だよ。
265 :
名無しのオプ:2007/05/21(月) 19:27:55 ID:9TyaRtkJ
著作権がないとこんなことになる訳だ…。
まぁ誰が書くのか気にはなるが、読まないだろうな。
『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』
著/ゆずはらとしゆき イラスト/宮の坂まり
まわるまわる時間がまわる――おかしな大統領にとぼけた博士、
歯車のズレたミルキ国の物語……?
“跳訳”とは?
「跳訳」シリーズは、伝説の名作をライトノベルとしてよみがえらせる試みです。
第一弾は海野十三の「十八時の音楽浴」をゆずはらとしゆきが大胆に翻案した
『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』! 第二弾として夢野久作「人間レコード」を
佐藤大監修のもとリメイクした『脳Rギュル』を 7月に刊行! そのほか小栗虫太郎や
国枝史郎、蘭郁二郎などを続々とお届けする予定です。
266 :
名無しのオプ:2007/05/21(月) 19:33:58 ID:9nnOeLBC
冗談かと思ったら本当だったのか
わざわざラノベ化するくらいなら普通に原作をイラストでもつけて出したほうがいいと思うんだが
昔ポプラ社とかから出てた大人物の児童向けリライトとでも思っておけばいいのかな
267 :
名無しのオプ:2007/05/23(水) 23:44:25 ID:Sgx5ndb9
なんてこったい・・・
268 :
名無しのオプ:2007/05/24(木) 00:10:07 ID:WgqlOI11
おお、もう・・・
269 :
名無しのオプ:2007/05/24(木) 19:55:49 ID:WpM42de2
まさか黒死館をラノベにするのか
270 :
名無しのオプ:2007/05/25(金) 00:39:09 ID:wM+hpxSe
MMRにならなってるよな。
271 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 11:32:18 ID:IiEc8p9K
奇書っていうと黒死館、ドグラ、虚無っていわれるけど、俺はむしろ虚無アウトの魔都インのがええな
272 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 20:32:13 ID:nCvM3N4F
『魔都』って、久生十蘭の?
273 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 21:16:35 ID:1rzk0pxf
魔都は奇書かなあ? 十蘭一流の文体や都市構造をフルに活かしたストーリーは大変面白いけどさ。
274 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 21:20:58 ID:gmMIaIXQ
Wikipediaで三大奇書を調べると
「推理小説でなく、単に日本三大奇書といった場合、『黒死館殺人事件』のかわりに
沼正三の『家畜人ヤプー』が入る」
なんて書き込まれてるんだが、そんな説聞いたこともない。出典はどこだろう。
275 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 21:59:41 ID:0D6RH6L8
編集しといた
276 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 23:17:07 ID:6+8b7YqP
魔都は奇書ではないな。
でも三大長編探偵小説がドグラ・黒死館・魔都であるというなら同意。
277 :
名無しのオプ:2007/06/09(土) 23:21:18 ID:TXLa5Ear
黒死館はいちおう探偵小説と言えてもドグラマグラと魔都は探偵小説じゃない。
久生十蘭なら金狼を推薦。
278 :
名無しのオプ:2007/06/27(水) 17:24:01 ID:qX5YxmR3
黒死館をついに読み始めました
今まで何度も読もうと試みては序篇で力尽きてたんだけど、
読み進めると面白くなってきたよ。意味わからんけど
以前読んだファウストは二部から何が起こってるのかすら理解不能で苦痛だったけど、
黒死館の方は難しいけどシュールすぎて楽しいw
279 :
名無しのオプ:2007/06/28(木) 01:55:24 ID:VxeoVXwA
(1)ノリミズがもっともらしい珍説をぶちあげる
↓
(2)文献から得られた膨大な情報で裏付けをする
↓
(3) 、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
_) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/ `''.v'ν Σ´ `、_,.-'""`´""ヽ
i' / ̄""''--i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ
. !ヘ /‐- 、u. |' |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、 |
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ! iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
. ,`| u ..ゝ! ‖ .j (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\ (二> / ! _`-っ / | 7  ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' / \ '' /〃.ヽ `''⊃ , 'v>、
!、\ \.  ̄ハゼクラ クマシロ \二-‐' //
↓
(4)違った。
このくり返しだと思えば気が楽です
280 :
名無しのオプ:2007/06/28(木) 01:58:09 ID:qAuPIXny
4ヶ月以上前のレスをコピペして何が楽しいんだろう
281 :
名無しのオプ:2007/06/28(木) 19:25:11 ID:i6mpvSek
いやそもそも驚いてるもう一人は誰よw
282 :
名無しのオプ:2007/06/29(金) 00:26:18 ID:omjHqBWO
昔のコピペだとムシタロウになってたな。
283 :
名無しのオプ:2007/07/05(木) 22:06:46 ID:vPGZGTku
法水は「君たちあんなヨタ話を本気にしたんじゃないだろうね」、
とかいいだしたりするけど、そのヨタ話と真面目な推理がまったく見分けがつかないところが
なんともいえない魅力のひとつだと思ったりします
284 :
名無しのオプ:2007/08/04(土) 17:10:51 ID:eWR/cACh
やっぱり小栗虫太郎の最大の魅力って、探偵小説のコードや常識を無視して突き進んでいくところだと思う。
探偵小説って、『展開の中の論理性を強調して、展開の進行と共に明らかになっていく論理の駆動の、読み手の予測した論理の駆動とのズレ』を愉しむものだと思うけれど、小栗はもはやその論理進行すらよく分からないわけで。
>>279 みたいな批判(なのか?)は意味がないと思う。もし批判されるとすれば逆に探偵小説的観点からだろうね。
本来はジャンルの名の下で攻撃されない筈が、逆にそのジャンル性の下で批判される、っていうところが奇書と云われる所以なのかも、と思ってみたり。
与太でした。
285 :
名無しのオプ:2007/08/05(日) 00:47:01 ID:JJQfmS9C
>>284 浅はかな。
>『展開の中の論理性を強調して、展開の進行と共に明らかになっていく論理の駆動の、
>読み手の予測した論理の駆動とのズレ』を愉しむものだと思うけれど
どんな探偵小説を読んでそういう理解に達したのか知らないが
そもそも「探偵小説」はそこまで論理性に特化してない。
こういうのは、もっと時代が下ったミステリでの話だろう。
探偵小説は「いかにも探偵小説な雰囲気の小道具や状況設定」というような
ある種のパターンに沿ってるところと、
理論性よりむしろ、先に何が起こるかわからない展開のダイナミックさなど
冒険小説に通じるような部分が醍醐味だろう。
そして、その点で虫太郎は探偵小説の枠や常識から逸脱してはいない。
286 :
名無しのオプ:2007/08/05(日) 02:52:58 ID:/x6irQ2o
つーか単に「論理の駆動」という言い回しを使ってみたかっただけちゃうんかと。
あんまり見たことない言い回しだけど、どっかで流行ってんのか?
287 :
名無しのオプ:2007/08/05(日) 15:04:01 ID:HHLKwc4x
>>あんまり見たことない言い回しだけど、どっかで流行ってんのか?
いやなんとなくでございます。流行ってはおりませんが、使ってみたかったという意味でいえばそうです。まあだから与太とね。
探偵小説=推理小説といったイメージのもとで書いた文なので、クイーンとかを念頭においたわけですが、まあ確かに戦前の探偵小説はSFやら怪奇やら幻想やらが分かれないまま寄り添っていたので、ある面ではその通りかと。
推理小説は『謎→探索→推理→解決』という基本パターン的なもの(だと思っているだけです、はい)から逸脱したものもあると思うのでこういう書き方をしただけで、深い意味はありません。
探偵小説の枠や常識から逸脱する、というよりは、それを高めていった結果、ある種の高みには辿り着いたのではなかろうかと思います。
それで、探偵小説=推理小説としての目で書いた文なので、あの衒学的な部分などは推理小説としては下手したら批判を受ける対象にあったはずだと思います(現に批判を受けたというようなことも小栗自身書いていますし)。
まあ、そこまで深い意味はありません(ということは浅はかというわけだけれども)。そこまで気になさらずどうぞ。
288 :
名無しのオプ:2007/08/05(日) 21:03:06 ID:pEp2ZvhB
いろんな読み方があってもいいと思うけどなあ。
決定版とも言える「小栗虫太郎論」が書かれていないわけだし。
289 :
名無しのオプ:2007/08/09(木) 04:08:14 ID:wKW2VS/C
二十世紀鉄仮面の法水と明智小五郎シリーズの天知茂が重なったのは俺だかけか?
290 :
名無しのオプ:2007/08/11(土) 04:21:32 ID:xO5SifXj
20年ぶりに黒死館殺人事件を読み返している。
さすがに中学生の時は訳が分からなかったが、
今度は法水がどんな無茶な論法で来るか
わくわくしながら読んでる。
ある程度以上の歳になってからの方が
楽しめるものだな、黒死館は
291 :
278:2007/08/29(水) 10:09:53 ID:haZp6kGS
結局3分の1ほど読んでから止ってしまった…(´;ω;`)
292 :
名無しのオプ:2007/08/30(木) 11:27:39 ID:MDtgFHfS
>>291 俺も何度も3分の1で止まってしまい、その度最初から読み直し
ようやく読破したから…頑張ってね
293 :
名無しのオプ:2007/08/31(金) 15:21:55 ID:ckpaFMN4
>>292 どうも
黒死館は他の本と比べて読むのに何倍も時間かかるから、
気がつけば他の本読んでるんだよな(´・ω・`)
294 :
名無しのオプ:2007/09/01(土) 05:46:05 ID:CepBuOBa
ペダントリー部分との適当な付き合い方を身につけると結構楽勝
あと、あまり推理小説と思わない方がいいね
伏線とか気にして注意深く追っていくことになるから
どうしてもペダントリーの部分に深入りしてしまう
なんつーか、トムとジェリーとかによく出てくるまわりくどい自動装置のしかけや
最近で言えばピタゴラスイッチのピタゴラそうちみたいに
機能を持ったパーツを
これでもかというほど複雑に組み合わせたところを見て
感心するようなものだと思った方がいい気がする
実際百科事典の知識の切り貼りで作った話なわけだし、
都合良く知識と知識が組み合わさりすぎて、
その人為的さに現実味がないところもそんな感じ
295 :
名無しのオプ:2007/09/08(土) 20:50:08 ID:eK1g0HIn
単行本で読まないで連載時の新青年で読めば結構楽しくよめるよ
296 :
名無しのオプ:2007/09/09(日) 16:25:41 ID:Jl35j5sA
じゃあ神田行って探してくらぁ
297 :
名無しのオプ:2007/09/10(月) 18:12:25 ID:A2hAwUxf
黒死館再読中。
ドグラ・マグラの方が100倍楽勝だと思うのは
私の気のせいでしょうか?
298 :
名無しのオプ:2007/09/10(月) 21:27:38 ID:dJYyiMmB
まぁあのスカラカチャカポコを乗り越えればな
299 :
名無しのオプ:2007/09/11(火) 00:58:23 ID:UcUuRk2g
読みにくさの方向性が全然違うからな。
どっちが楽勝というのは、その人の向き不向きによる
もっともドグマグの方が文そのものが平易な分間口は広い
300 :
名無しのオプ:2007/10/03(水) 01:21:32 ID:VZTWR87u
一日がかりで読み終えたけど
なんだコリャw
301 :
名無しのオプ:2007/10/08(月) 00:43:46 ID:er1FGBsQ
「白蟻」の舞台を埼玉の秩父山中だと思っている人がかなり多いみたいだ。
だが序文をよく読むと、冒頭の地理描写のくだりでは
秩父町(当時、現・秩父市)から志賀坂峠を越えて群馬県に入って
(ここで出てくる「神ヶ原」という地名は、峠を下りた群馬県神流町の集落)、
例の御巣鷹山のある上野村を通って、更に十石峠を越えて長野県に入る。
現在の国道299号のルートだ。
「その峠をくだり切ったところは、右手の緩斜から前方にかけ、広大な地峡を
なしていて、そこは見渡すかぎりの荒蕪地だったが、その辺をよく注意してみ
ると、峠の裾寄りのところに、わずかそれと見える一条の小径が岐れていた」
十石峠の長野側は、長野県南佐久郡佐久穂町(平成17年〜)だ。
更に遡ると、佐久穂町の前身の一つが南佐久郡佐久町で、
そこに昭和31年に合併された大日向村というのが、位置で言えば「白蟻」の舞台になるようだ。
調べたが、戦前はそれこそ気の滅入るような貧村だったらしい。
「白蟻」の3年後、昭和13年に村民の半分を満州開拓に送り出しているほど。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/14th/05-269.html 虫太郎の設定とストーリーの荒唐無稽さはさておいて、
あの話の舞台としてはけっこうふさわしい場所ではあったようだ。
302 :
名無しのオプ:2007/10/08(月) 16:33:15 ID:VkFF2Dwu
大日向村の話は、戦前に映画になっているよね、前進座の出演で。
今度『白蟻』を読むときは、十四郎に長十郎を重ね合わせてみよう。
303 :
名無しのオプ:2007/10/12(金) 05:40:16 ID:0CdMzJiD
黒死館は整合性など考えて読んではいけないのだが
一度読んだ後も気紛れにあちこちを開いて法水の言葉から
妄想を膨らませて行くと何度でも読める不思議な書物
よく言う無人島に持って行く一冊というやつだと思う
304 :
名無しのオプ:2007/10/15(月) 01:12:54 ID:ev2I0zmB
そもそも「無人島に持って行く一冊」ってのは黒死館の逸話をヒントにしてるんとちゃうか?
305 :
名無しのオプ:2007/10/15(月) 02:03:07 ID:FVlO3Nsn
>黒死館の逸話
どういうこと?
306 :
名無しのオプ:2007/10/15(月) 08:49:41 ID:s6gFsKve
乱歩の知人だか知人の息子だかが
兵隊にとられて出征する時に本は黒死館一冊だけ持ってった、とかなんとか
307 :
名無しのオプ:2007/10/15(月) 08:57:25 ID:YgJ6JDpS
308 :
名無しのオプ:2007/10/16(火) 00:54:11 ID:UxsQ//8q
>>307 ・・・あったと思うよ。
・・・じゃねーかな。
全部予想じゃないか
309 :
名無しのオプ:2007/10/16(火) 00:56:49 ID:FGdm0LPj
無人島へは夢野の瓶詰をもっていく
310 :
名無しのオプ:2007/10/17(水) 01:01:50 ID:+23z412L
これ一冊持ってヨーロッパの古城巡りをしたいね
311 :
名無しのオプ:2007/10/17(水) 01:16:04 ID:SHOu592O
持ってくなら新潮社版の初版本じゃないとダメだな
312 :
名無しのオプ:2007/10/17(水) 18:49:48 ID:MKzdrKd3
初版買えるだけの金が天から降ってきますように
313 :
名無しのオプ:2007/10/17(水) 19:07:29 ID:rFWZU3w8
正社員なら一月働けば手に入るよ
314 :
名無しのオプ:2007/10/17(水) 23:04:30 ID:DzuuzyId
沖積社の復刻版でいいやと思う我であった。
315 :
名無しのオプ:2007/10/18(木) 00:00:34 ID:0kzoAktq
沖積社の復刻版の出来の悪さは異常
316 :
名無しのオプ:2007/10/18(木) 08:33:20 ID:lSYj/eSG
>>315 特に本体背表紙の出来の悪さは復刻史上最低の部類に入る。
317 :
名無しのオプ:2007/10/18(木) 19:01:43 ID:moE7oPZf
このスレの住人沖積きらいだよなあ・・・
復刻にしても著作集にしてもぼろかすw
318 :
名無しのオプ:2007/10/18(木) 21:11:23 ID:jU+IbNf4
>>316 あの背表紙って本体の写真撮ったときのテカりがそのまま印刷されちゃってるよねw
319 :
名無しのオプ:2007/11/22(木) 19:04:05 ID:R/eo9hA1
読み始めて二週間ぐらいになるけど解らなくてぜんぜん進まないです。
最後まで読んだ人みんな尊敬します。ちなみにいま第五篇の中頃。
ネタバレ怖いから250ぐらいから軽くレス眺めたけど、
>>279 俺もこんな感じです。なんか法水に弄ばれてる…orz
320 :
名無しのオプ:2007/11/23(金) 03:25:15 ID:2K9UMUsn
てか、どうせ覆るというかノリミズの推理は空振りするので
理詰めで追うことはやめて、
ペダントリー部分も雰囲気を楽しむ程度に流すと
読書時の負担をかなり軽減できるよ
321 :
名無しのオプ:2007/11/23(金) 08:29:40 ID:hWki7qSB
322 :
名無しのオプ:2007/11/23(金) 12:17:56 ID:s7V/dibO
大仰なへぼ探偵なんだなあw
323 :
名無しのオプ:2007/11/25(日) 06:05:53 ID:M7pJP4+S
バカ・ミュンスターベルヒ
アンポンタン・ポカン
324 :
319:2007/11/26(月) 21:37:15 ID:OkbyCF0o
読み終わったぁ!
>>320 すぐにそうしましたがそれでも辛かったです。相の手入れる支倉と熊城を尊敬します。
読解力が足りないのか当時の知識が足りないのかどうもわからない説明あったし。
ドグラと虚無も最近読みましたがこれがダントツで理解不能でした。好きなのはドグラ。
法水変すぎる。相手を怒らせたと思ったら顔面蒼白になったり馬鹿にしてきた熊城をおちょくったり。
あらゆる意味で超探偵でした。
325 :
名無しのオプ:2007/11/27(火) 01:09:04 ID:+xb94sQF
326 :
名無しのオプ:2007/11/30(金) 15:55:38 ID:BHWE8s2l
>>317 何度か沖積社に電話したけど
いっつも汚い言葉を大声で怒鳴り散らし、怒りまくってるおっさんがいる。
327 :
名無しのオプ:2007/12/06(木) 01:34:22 ID:t7eLq5CU
>>324 どうして?ハプスブルグ家の宮廷陰謀じゃあるまいし
328 :
名無しのオプ:2007/12/07(金) 01:37:37 ID:b+190u4B
笹沢左保による「悪霊」の続編ってどの本で読めますか?
329 :
名無しのオプ:2007/12/08(土) 00:28:46 ID:evEA9o2E
扶桑社文庫の「二十世紀鉄仮面」で読めるよ。
330 :
名無しのオプ:2008/01/12(土) 20:47:56 ID:gXAneuxh
hosyu
331 :
名無しのオプ:2008/01/26(土) 18:13:21 ID:sG2SeyVm
昨日、聖アレキセイ寺院の惨劇を読んだんだが・・・
最後のトリック説明、文章を一読しただけで理解できる奴がいるんだろうか?
332 :
名無しのオプ:2008/01/26(土) 18:27:05 ID:YfCubKjB
Don't think, feeeeel!!
333 :
名無しのオプ:2008/01/27(日) 01:08:56 ID:5w9wuAOT
あれは、ジナイーダの魅力が伝われば、それで良い、という話だ。
334 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 00:48:12 ID:UmCCBREW
小栗の小説で一番読みやすい(難解じゃない)のって何?
335 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 02:25:38 ID:8eJWsvfw
『成層圏魔城』
336 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 08:56:22 ID:/plbdx7A
「白蟻」
難解さは欠片もないが一番かと問われると自信ねぇな。
337 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 09:03:02 ID:7Knzxctt
いやいやいや、『白蟻』は読みにくいだろ。
小栗で読みやすいというと、戦中の人外魔境ものじゃないかね。
338 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 09:22:37 ID:/plbdx7A
あれ? そうだっけ?
教養文庫で順に読んでったから黒死館との落差で読みやすく感じたのかな……
ちょっと本棚掘り返してみるわ。
339 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 21:57:38 ID:mWyl5z2M
リアル鬼ごっこ
340 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 22:41:06 ID:nWl9TGBX
この人は文章がいいな。
露伴、鏡花と並んで文章で酔わせる作家だ。
341 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 22:45:57 ID:5yxgRIXb
「酔う」の意味がたぶん違うw
342 :
名無しのオプ:2008/01/28(月) 23:58:11 ID:7Knzxctt
悪酔いだなw
343 :
名無しのオプ:2008/01/29(火) 00:12:41 ID:ENbQeavR
白蟻、多分黒死館と双璧で読みにくい。
まだ完全犯罪の方が読みやすい。
あと、二十世紀鉄仮面とか。
344 :
名無しのオプ:2008/01/29(火) 00:23:59 ID:+pGo2xBT
黒死館はいうほど読みにくくなかったおれ
そんなおれは夢殿殺人事件がさっぱりわからん
345 :
名無しのオプ:2008/01/29(火) 23:38:07 ID:A8dr3iRG
法水ものの短篇の中では、文章が一番アクロバットだからな。
346 :
名無しのオプ:2008/01/30(水) 22:25:37 ID:aZQMMdnC
黒死館ってどこにあるの?
神奈川県相模原市?
347 :
名無しのオプ:2008/01/30(水) 22:45:39 ID:kuPYSMlI
蘇格蘭の高地地方じゃね?
348 :
名無しのオプ:2008/01/30(水) 23:37:05 ID:QSzXAfDl
現代教養文庫の挿絵がものすごく好きでした
画家の名前覚えてないけど
349 :
名無しのオプ:2008/01/31(木) 01:50:15 ID:4uOklkIn
350 :
名無しのオプ:2008/02/04(月) 22:32:03 ID:RE2HgLLT
>>348 俺は、やっぱり松野一夫のほうが良いなぁ。
351 :
sage:2008/02/16(土) 12:17:23 ID:KUSy/vll
なんで、こんな面白くもない作家のことを長年追いつづけていたんだろう。オレはバカだ!
352 :
名無しのオプ:2008/03/04(火) 02:54:23 ID:JlgyEOba
名前見ただけでわかるよ
353 :
名無しのオプ:2008/03/12(水) 02:17:32 ID:hH81ezEF
>>334 法水が出てくる話と「白蟻」のような有名な地雷を避ければ、かなり読みやすくなると思う
(超探偵と、山奥で壊れた電波妻は、読み手の理解を阻害するという点で等質だw)
「蒼い鷺」なんか、あの有閑階級の気分が好きだ
秘境物も香山滋の先駆みたいな所があってなかなか面白い
戦前の探偵作家たちの座談会で蒼井雄の古風で独特な文章が話題に上って
その場にいた虫太郎曰く
「しかし、妙な文章だ」
……まともな文章を書かない最右翼がこんな事を言ってはいけないと思う
354 :
名無しのオプ:2008/03/12(水) 23:28:52 ID:KHxLwBgb
個性的な文体かも知れんが、特に読みにくかったという記憶は無いな。筋が実直だからかね。
狂躁曲殺人事件の載ったやつは、とむらひ機関車やら猟奇歌やら載っていて、実際賑やかだ。
355 :
名無しのオプ:2008/03/14(金) 19:21:31 ID:e+bLSU8B
356 :
名無しのオプ:2008/03/14(金) 19:25:26 ID:ZXBhMDaT
文庫か。挿絵は入るんだろうか。
国書刊行会の『定本・黒死館殺人事件』が気になる。
357 :
名無しのオプ:2008/03/14(金) 20:19:30 ID:M/1MoFZk
中学生にして、親が持っていた現代教養文庫の「黒死館殺人事件」を読んだ俺が来ましたよ。
当時はチンプンカンプンで、犯人の名前すらはっきり分からなかったw
今読んだら少しは分かるようになったが、でもやっぱりチンプンカンプン。
358 :
名無しのオプ:2008/03/14(金) 20:22:29 ID:VoSiE9TS
このスレにいるような奴は初読は中学生ってやつがほとんどだと思うが
359 :
名無しのオプ:2008/03/15(土) 04:51:00 ID:ritILQjc
そんなことなかろう
俺は二十歳過ぎてから読んだぞ
360 :
名無しのオプ:2008/03/15(土) 14:14:56 ID:1w1v3Eww
どうせ、定本・黒死館殺人事件』も企画だおれになるんじゃねぇか
361 :
名無しのオプ:2008/03/15(土) 17:21:36 ID:HRL0kiUq
イソ裂変酋長が「さっさとやらんと俺が定年になっちまうだろうがゴルア!」と
松山翁を脅…イヤイヤ必死で激励しとるそうな。
362 :
名無しのオプ:2008/03/15(土) 23:58:08 ID:yLb2G17y
虫太郎についての予備知識無しで、
高校の図書室でぶち当たった教養文庫の版を
「これは、何だか怪しそうだ」という「カン」で借りて読んでみたのが初読だったな。
偶然だが「虚無への供物」もきっかけは同じだった。
どっちも理解するのが大変だったな。
「ドグマグ」は予備知識持ったうえで創元で読んだから、まだしもだったが。
363 :
名無しのオプ:2008/03/16(日) 00:04:48 ID:PbIwDvIk
俺は長田順行の本で知った。当時知ってる文庫なんて角川新潮徳間創元早川講談社くらいだったから
友人が現代教養版を古本屋で300円で買ってきたときは驚いた。
その友人も絶版だと思い込んでたらしく、俺が1000円で売ってくれと頼み込んでも売ってくれなかったな。
364 :
名無しのオプ:2008/03/18(火) 02:40:29 ID:dgSWEZHG
>>4の「黒死館徘徊録」が小栗とは無関係なサイトに化けてるんだが
365 :
名無しのオプ:2008/03/18(火) 02:42:48 ID:dgSWEZHG
アップロードの方法を間違えたってかw早く直せよ
366 :
名無しのオプ:2008/03/18(火) 18:14:05 ID:ewML0gCL
河出文庫は、この前も「神州纐纈城」なんか出してたな。
今に始まったことじゃないが、新規読者狙いが過ぎる。
367 :
名無しのオプ:2008/03/18(火) 20:06:19 ID:RiDHijf1
『黒死館殺人事件』の冒頭に
「ボスフォラス以東にただ一つしかないと云われる降矢木家の建物」
という表現があります。
そこで質問。
降矢木家の建物以外に「ボスフォラス以東にただ一つしかないと云われる」ものはあるのでしょうか?
おそらくアジアで唯一という意味なのでしょうが、慣用句あるいは有名な書物で使われた表現なのでしょうか?
368 :
名無しのオプ:2008/03/18(火) 23:46:09 ID:NnH9OEHm
369 :
名無しのオプ:2008/03/19(水) 01:50:34 ID:6GLCWgcl
>この前も「神州纐纈城」なんか出してたな。
うわ、ほんまや、つい半年足らず前やん
色々探してたのに復刊されてたのか
情報サンクス
370 :
名無しのオプ:2008/03/19(水) 22:15:41 ID:QBW5vaZm
どうせ今度だす河出バージョンも高志版『黒死館』の劣化コピーだろうw
371 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 22:13:59 ID:YzfFteCT
二十数年ぶりに「完全犯罪」を再読中
小栗の文章は悪魔的ですね 濃密さがはんぱじゃありません
ところで映画化された作品ってありますか
372 :
名無しのオプ:2008/03/22(土) 01:52:53 ID:Q80eo3T6
流れてしまった企画だけど、『黒死館殺人事件』は、昭和11年に、
日活とウーファの合作として、撮影寸前まで行ったことがあるよ。
製作・川喜多長政 監督・阿部豊 原作・小栗虫太郎
脚色・大泉黒石 撮影・リヒャルト・アングスト
装置・ワルター・レーリッヒ 音楽・諸井三郎
江川宇礼雄(法水麟太郎) 杉狂児(支倉) 小杉勇(熊城)
ツァラ・レアンダー(ダンネベルグ) ドロテア・ヴィーク(クリヴォフ)
マルタ・エッゲルト(セレナ) ハンス・アルバース(レヴェズ)
河原崎国太郎(旗太郎) 井上雪子(伸子) 夏川静江(押鐘津多子)
梅村蓉子(久我鎮子) 上山草人(田郷真斎) 団徳麿(川那部易介)
参考: 『日活四十年史』 (昭和27年発行・非売品) P.213〜215
373 :
名無しのオプ:2008/03/22(土) 07:58:45 ID:mdMgjsZe
稲垣吾郎(法水麟太郎) 西村雅彦(支倉) 山本太郎(熊城)
美輪明宏(ダンネベルグ) 野際陽子(クリヴォフ)
374 :
名無しのオプ:2008/03/22(土) 09:30:56 ID:+DDZGF0D
375 :
名無しのオプ:2008/03/22(土) 21:03:08 ID:yZiW5ydm
>>372 ガセもいいところだが
(ダンネベルグごときにツァラ・レアンダー引っ張ってくるなんて豪華過ぎにも程がある)
江川宇礼雄の法水と、
小杉勇の熊城、神山草人の真斎老は
見てみたいような気もするようなしないようなw
>>373 それだと舞台劇になるが、映画にせよ3時間で収まるか?
376 :
名無しのオプ:2008/03/22(土) 22:59:46 ID:uw0z1KWx
「白蟻」の削除部分を読みたいよう
理由はエロ? 差別? 不敬?
377 :
名無しのオプ:2008/04/05(土) 13:14:53 ID:MvabLte1
本を読むまで、「おぐりちゅうたろう」だと思ってた。
378 :
名無しのオプ:2008/04/05(土) 20:19:22 ID:tBJJB1tC
「こくりちゅうたろう」だろ?
379 :
名無しのオプ:2008/04/06(日) 16:41:20 ID:agF2E/RF
小栗☆虫太郎
380 :
名無しのオプ:2008/04/06(日) 18:23:32 ID:jB9lSxr1
ぉ<〃L|厶∪ナニЗぅ
381 :
名無しのオプ:2008/04/06(日) 20:00:00 ID:6ZL8X3Y3
↑無理有り過ぎ
382 :
名無しのオプ:2008/04/07(月) 17:44:15 ID:hfKi6GJR
>「ボスフォラス以東にただ一つしかないと云われる」ものはあるのでしょうか
→阪神甲子園球場
383 :
名無しのオプ:2008/04/09(水) 01:15:35 ID:eE9IL5w6
ボスフォラス以西になくていいなら
日付変更線とか俺んちとかいくらでもあるぞ
384 :
名無しのオプ:2008/04/09(水) 06:19:45 ID:eSKN1+fJ
今度河出文庫からでるやつの底本は何?
385 :
名無しのオプ:2008/04/10(木) 15:57:34 ID:fwzdJQdY
新潮社版じゃねぇ?
386 :
名無しのオプ:2008/04/10(木) 20:14:52 ID:wc2OxcKM
新青年
387 :
名無しのオプ:2008/04/10(木) 22:13:21 ID:wjwccCb3
そろそろ松山翁が本格的に「黒死舘」の完全版?に着手したそうな
388 :
名無しのオプ:2008/04/10(木) 23:33:20 ID:7JTVPY5X
389 :
名無しのオプ:2008/04/11(金) 02:40:24 ID:ayOQoImp
390 :
名無しのオプ:2008/04/11(金) 22:11:34 ID:4s0c00n2
松山先生が生きてる間にお願いします
391 :
名無しのオプ:2008/04/12(土) 01:22:25 ID:HadRfOoH
「海峡天地会」最高だよう
悪文だとよく言われる小栗だけどこれはまちがいなく名文だよう
392 :
名無しのオプ:2008/04/15(火) 22:07:28 ID:CgJ/u1Ps
393 :
名無しのオプ:2008/04/17(木) 22:52:12 ID:gAK9o5en
>>375 舞台だと上演時間の他に図面を投影したり空中にでかい鏡を吊って客席に別方向からの視点を見せるとかしないと難しいな。
394 :
名無しのオプ:2008/04/21(月) 21:11:35 ID:bxiEZtHh
沙翁時代の舞台を造営するとか。
395 :
名無しのオプ:2008/04/22(火) 02:50:11 ID:uRqELYXC
舞台だと原作通りでない表現や切り口で見せることができるわけだ。
犯人だってかわるかもしれん
あとテレーズ人形のキャスティングが必要だな
396 :
名無しのオプ:2008/04/23(水) 04:08:29 ID:xevDM+Mp
北島マ・・・ いや、何でもない。
397 :
名無しのオプ:2008/04/25(金) 19:58:46 ID:7H3PT3B9
ラジオドラマ・・・・・・・・ルビと注釈の処理が難しいなw
自分はクリヴォフ夫人の声だけメーテルの中の人に脳内決定しているw
398 :
名無しのオプ:2008/04/27(日) 03:59:00 ID:sV0B1NzP
バカミス(という定義を支持するかどうかは別にしても)なのかね小栗は
ポジティブな意味で、唖然とさせられる事を楽しむのなら
それはまさに小栗の正しい読まれ方であろうとも思えるが
399 :
名無しのオプ:2008/04/27(日) 15:13:51 ID:+Ok45yzO
バカミスなんて一部の人たちがハチャハチャSFをパクって、さも自分たちが
発見したジャンルであるかのように「あれもバカミスこれもバカミス」と面白がって
広めようとしてるだけだからなぁ
400 :
名無しのオプ:2008/04/27(日) 16:12:02 ID:4fi//Uz4
>バカミス
ダメになった「と学会」と同じものを感じる
401 :
名無しのオプ:2008/04/27(日) 16:40:58 ID:7CCo4wKT
ボケ扱いしてツッコミを入れるのは安易に楽しめて楽だからな
402 :
名無しのオプ:2008/04/28(月) 04:23:13 ID:5NS94mmN
自分がついて行けないもの、思考回路外のものを馬鹿呼ばわりするのは気に入らないが
虫太郎を読むという事は、理解を越えたものを受け入れるという事でもある
理詰めのミステリーとは違うところに価値があるという意味なら、それはそうなのだが
403 :
名無しのオプ:2008/04/28(月) 08:46:51 ID:HX98uJTH
>理解を越えたものを受け入れるという事でもある
必ずしもそうでもないだろう
ペダントリーと正面から格闘しようとするととっつきにくいだけで
ああいう複雑さや無駄さってのはルーブゴールドバーグマシン的な良さが詰めこまれてると思う
404 :
名無しのオプ:2008/04/28(月) 18:02:49 ID:b1U2sBBD
「黒死館」再読したが
犯人が分かってからの法水の推理の省略ぶりに改めて唖然w
今までの蘊蓄はなんだったのだw。
これも他のミステリ作品と大きく違う所だな。(「魅力」と言い切れない自分が歯がゆいw)
405 :
名無しのオプ:2008/04/29(火) 05:36:38 ID:VnwFZKk1
いかに無駄なウンチクを組み込むかの部分が黒死館のポイント
どっちかというと真相よりそういう枝葉の部分の方がメインといっていいほど
406 :
名無しのオプ:2008/04/29(火) 19:38:57 ID:OMYCt4Cr
けれど、トリックとか薀蓄の細かいところが理解できてないです……
だれか教えて。
407 :
名無しのオプ:2008/04/29(火) 21:36:18 ID:tBPIwR53
あれは読み取るというより感じるしかない
あと、虫太郎と海野十三は基本的にトリックも犯人の動機もデタラメに決まってるから、
あんまり気にせず筋を追うだけの方がいい
戦前の国産探偵小説ってのは、無茶苦茶さを楽しむべきものではないかな
筋道の通った話を書けたのは浜尾四郎と大阪圭吉ぐらいで、
……最近、夢野久作が意外にまともなことに気付いてしまった
408 :
名無しのオプ:2008/05/01(木) 00:44:44 ID:OEvmAig/
この人の小説ってシュールでカッコイイですね
409 :
名無しのオプ:2008/05/01(木) 04:08:44 ID:hA2isrqa
>>406 >ルーブゴールドバーグマシン
半分はまさにこれ。
ピタゴラそうちみたいな、とにかくパーツの機能を
無駄に長々と組み合わせた構造そのものをたのしむようなもの。
もう半分は、文学芸術神秘学とか世界史の故事とかのネタを
出来事に象徴的にあてはめる言葉遊びみたいなもの。
ちょっと違うけど、久米田康治がかってに改蔵や絶望先生で
ニュースや漫画アニメなどいろんなものへのツッコミを羅列してるようなもので
そういう知識を共有できてる人があぁあぁと楽しむような感じ
または、共有してないが関心はある人がなんとなくわかった気になって楽しむような感じ
そっかがガチに社会問題をほりさげて考える人があまりいないのと同じで、
黒死館のウンチクをガチで研究して背後の意味をつかもうとすることにはあまり意味ガないと思う
あれは舞台装置というか装飾品みたいなもんだと思う
410 :
名無しのオプ:2008/05/02(金) 00:47:40 ID:EK+0HX8+
「完全犯罪」の苗族共産軍って史実ですか?
411 :
名無しのオプ:2008/05/02(金) 11:30:06 ID:G06IzAX3
>>410 舞台設定は史実と言える。
毛沢東が南支湖南省の出身である事から見ても、当時は中支を囲むような感じで
共産主義が浸透していった。
戦後もタイが悩まされた匪賊的共産主義集団は苗族が主体だったようで。
412 :
名無しのオプ:2008/05/02(金) 13:47:40 ID:fOq2PmFb
カペルロ・ビアンカ(ビアンカ・カペッロ)がカテリナの隠し子で千々石ミゲルと密通していたとか、
ケルト・ルネサンス様式(あんのか?)とか、黒死病の患者を詰め込んで焼却した城館(黒死館の由来)とか、
あのへんの歴史的記述はどこまで本当なんかな?
413 :
名無しのオプ:2008/05/02(金) 13:51:51 ID:fwuJFNSW
自分の中で黒死館は切れ味が悪いような気がするんですが
小栗自身はどういう評価をしてるんでしょうか
414 :
名無しのオプ:2008/05/02(金) 17:38:47 ID:IsFX7TSM
>>405>>409 正しいとおもう。自分もあのペダントリーによって導き出される世界にハァハァ・・
でもどこかでツっこみをいれてしまう自分は小栗の良い読者とはいえないのかorz
415 :
名無しのオプ:2008/05/02(金) 21:14:32 ID:fOq2PmFb
本書はトリックや推理などでなく、夥しいペダントリーの大交響曲を楽しむものだ…という趣旨の
乱歩の薦辞にすべてが言い表されているな。
416 :
名無しのオプ:2008/05/03(土) 00:05:32 ID:XMGfmlQW
喜国がポケミス判「黒死館」の帯で
「読了しただけで自慢できるミステリ」とかなんとか言ってたが
読み終わった時は確かに自慢したくなった
417 :
名無しのオプ:2008/05/04(日) 18:43:17 ID:6y5sgs3v
喜国の写真ジャマだ、キモいw
418 :
名無しのオプ:2008/05/04(日) 19:22:56 ID:/n+tV6TZ
自慢するために読むなんて喜国らしくて興醒めだわ
419 :
名無しのオプ:2008/05/06(火) 12:35:44 ID:wkQYUnTZ
そもそも、ポケミスなら、他に復刊させるべきものが、いくらもあるのに。
420 :
名無しのオプ:2008/05/06(火) 17:56:14 ID:Kfkxrkb4
「二十世紀鉄仮面」再読
ロリコン法水・・・・・・・・じゃなくて;「黒死館」よりメディア化し易いかな。
問題はあの伏せ字だ。
421 :
名無しのオプ:2008/05/08(木) 03:01:04 ID:BckcpesA
しかし、映像化は厳しいでしょう。
豪華客船の沈没とかあったような。
422 :
名無しのオプ:2008/05/08(木) 09:57:54 ID:LLGzpK8l
黒死館にあう音楽ってなんだと思う?
クラシック系に強い人に訊いてみたいんだが
423 :
名無しのオプ:2008/05/08(木) 20:56:16 ID:Z78r3LTv
やはりベートーベンの弦四でしょう
424 :
名無しのオプ:2008/05/09(金) 00:36:08 ID:0hjZ1bR6
大学生の頃、江戸川乱歩とか大正〜昭和初期の頃の作家にはまって、
「黒死館殺人事件」も読もうと思ってるうちに社会人になってしまった。
もう読む時間ねえよ。
425 :
名無しのオプ:2008/05/09(金) 00:47:47 ID:/N8xPrVc
大正〜昭和初期の頃の作家で具体的に誰にはまってたの?
426 :
名無しのオプ:2008/05/09(金) 01:06:09 ID:0hjZ1bR6
乱歩から入って新青年の傑作集とかを読んだ。角田喜久雄も好き。
427 :
名無しのオプ:2008/05/09(金) 06:11:47 ID:DB5OtLvE
>>424 下手にヒマをもてあましてるときより
貴重な休日潰す覚悟決めて読む方が
読めるかも
428 :
名無しのオプ:2008/05/09(金) 22:52:10 ID:BgIOp7BO
俺は黒死館完読したのは社会人になってから。23,4のときかな。
毎朝通勤電車の中で読んでた。
429 :
名無しのオプ:2008/05/09(金) 23:09:56 ID:5VuLueFx
大学のとき初読
徹夜で完読。ほんと気づいたら朝になってた
そんな本はこれと吉川三国志だけ・・・
430 :
名無しのオプ:2008/05/10(土) 04:46:22 ID:ghBb76iE
俺も大学時代に一晩かけて読んだが、どちらかというと、
閉じると二度と開かないかもしれないというおそれが強かったから……
431 :
名無しのオプ:2008/05/10(土) 09:41:13 ID:HDyeS2W6
こまぎれだとわけわかんなくなってそうだしな。
何度挑戦しても読めないというのは
最初ちょっととりかかる
↓
頭に入って来ない
↓
中断
↓
次読むとき、前回の内容がわかってないので
また最初からとりかかる
↓
ループ
なんだろうと思う。
頑張って一定量読み進めないと続かない感じ
432 :
名無しのオプ:2008/05/10(土) 14:05:20 ID:BUQYOfVC
数日前、朝日だか読売だかの1面に「黒死館殺人事件」の名前が。
433 :
名無しのオプ:2008/05/10(土) 14:18:13 ID:rrzmta0h
河出文庫の広告かな?
434 :
名無しのオプ:2008/05/10(土) 17:09:18 ID:BUQYOfVC
正解です
435 :
名無しのオプ:2008/05/11(日) 23:10:59 ID:KX2/cc4j
黒死館ってバージョン違いとかあるの?
今から買うならどの出版社のがいい?
436 :
名無しのオプ:2008/05/11(日) 23:17:00 ID:rPeAMYqS
437 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 00:48:25 ID:ehzMWJ+k
8155円はつらすぎる。
438 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 00:59:10 ID:uOzAtt2e
河出文庫買ってきました。本編に入る前に澁澤龍彦の解説読んでたら思いっきり犯人バラしてあってビビりました。
「はっきり言ってしまおう」のくだりで慌てて読み進めるのを辞めようと思ったけど、もう隣の行が見えちゃってましたorz
せめて解説の前に「犯人を明かしています」の注意書きが欲しかった...
439 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 04:32:27 ID:JioP4I6v
>>438 ああ、やっぱり犠牲者が出たか。
そう言うおれは桃源社版の渋沢解説で犯人明かされてガックリ来た口。
>>435 創元推理文庫版が一番フォントや組み方などが目に優しい気がする。
「カリルロン」を「カリヨン」に直すような“校訂者のさかしら”を戒めて
いるのにも好感。
440 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 09:40:12 ID:G+OhhZYm
上にもあるけど、復刻は総ルビなのが良い。
441 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 12:42:46 ID:UofMgzTl
>>438 いつものごとく解説から読むところだった
君のレスで救われたよ
尊い犠牲に感謝
442 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 18:36:03 ID:xbrQCsgk
黒死館はまあぶっちゃけメルなんだけどね
443 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 19:39:41 ID:u8buC9XB
結末まで読み終わってカーテン・フォールとなった時、
「凄い作品だなあ」と思ったが
「結局ここまでわやくちゃで無意味に大がかりな連続殺人を企んで、犯人には何の利益があったのやら」
そして
「じゃまな法水なしで、特高警察でも入れて関係者全員強引に締め上げればとっとと解決したかもな」
とも思った。
444 :
名無しのオプ:2008/05/12(月) 23:33:48 ID:oTyritks
法水と犯人は、共犯関係と言えなくもない。
445 :
名無しのオプ:2008/05/13(火) 22:20:51 ID:dqNcP4Bq
446 :
名無しのオプ:2008/05/13(火) 23:39:18 ID:5j2WcmJL
>>443 むしろ、最後、法水は犯人といっているけれど
今まで間違い続けていた彼のいうことを本当に信じていいのか迷う
というのが本当のところではあるまいか。
447 :
名無しのオプ:2008/05/15(木) 04:21:32 ID:BrcYGHqT
>>443 利益ではなく美学の至高性。無意味な程狂おしい。
法水がいようといまいと物事の成り行きに変化はなかったと思われる。(金田一の原型?)
↑ココがシュールで素敵なのだ。
って単なるミステリーファンには理解しにくいか
448 :
名無しのオプ:2008/05/15(木) 18:38:18 ID:dxnO4nzx
同意だが最後の一行が余計だ。
なんでそう「わかってるボクちゃん」を気取るかな……
449 :
名無しのオプ:2008/05/15(木) 23:13:59 ID:dajb+Qwo
> 金田一の原型
八つ墓村一編でそう言われる金田一カワイソス
450 :
名無しのオプ:2008/05/16(金) 14:43:09 ID:ln3Eh5Ex
451 :
名無しのオプ:2008/05/16(金) 20:55:31 ID:sbFdnKkM
通気取り乙
452 :
名無しのオプ:2008/05/17(土) 01:55:36 ID:OnsIklSq
手元にある新青年九年八月号をみるとマイクロフォンという
甲賀三郎らが作品を評しているページがある。そこにある一文
小栗虫太郎氏については、皆がその博識ぶりに感嘆するばかりで(私もそのひとりには違ひないが)
彼の探偵小説に言及せぬはどうしたものか。(延原謙)
黒死館は連載5回目。当時から敬遠されていたらしいw
453 :
名無しのオプ:2008/05/17(土) 02:36:37 ID:SvNaCEqL
敬遠というより呆れられていたんだろう
みんな律儀に目を通してはいたんだろうが
松野一夫もあんな無茶な話に挿絵を描くのは大変だったろうな
454 :
名無しのオプ:2008/05/17(土) 23:09:06 ID:lKdrYVjg
455 :
名無しのオプ:2008/05/28(水) 15:11:51 ID:kof6mDXO
モーツアルトの「リンツ交響曲」を聞きながら読んだな
大学時代
456 :
名無しのオプ:2008/05/28(水) 20:16:40 ID:c4gWwMuw
大学生になっても厨二病ってやつか
457 :
名無しのオプ:2008/05/29(木) 03:12:52 ID:Aq0urpJo
しかし、モッツァルトの埋葬から、黒死館の着想を得た、
なんてのは、著者自身が書いてなきゃ、辿り着かんわな。
458 :
名無しのオプ:2008/06/01(日) 18:01:31 ID:ObGpBLu4
459 :
名無しのオプ:2008/06/01(日) 19:14:06 ID:abTkaTsG
この人のトリックはゴールドバーグ・マシンみたいなのばかりだな
460 :
名無しのオプ:2008/06/01(日) 23:12:17 ID:B3GAAIto
>>459 小栗のは実現不可能なんだからそれはない
461 :
名無しのオプ:2008/06/02(月) 22:09:37 ID:kY/kvsnx
462 :
名無しのオプ:2008/06/03(火) 03:55:00 ID:j/v54+lB
>>460-461 >>409参照
小栗の小説の感想でゴールドバーグマシンが挙げられる場合
物理的なトリックの装置としてゴールドバーグマシンが使われてるという意味ではなく
知識の組み合わせの迂遠さなどがゴールドバーグマシン的という意味合いで使われる
463 :
名無しのオプ:2008/06/04(水) 00:15:06 ID:lvQOz5B6
>>462 いや、いままでこのスレで「小栗の小説の感想でゴールドバーグマシンが挙げられる場合」なんてなかったから
464 :
名無しのオプ:2008/06/04(水) 04:14:36 ID:Qm8Cjcgs
>いままで
このスレ。
465 :
名無しのオプ:2008/06/04(水) 06:00:43 ID:eS8vPx8Q
>なかったから
( ´,_ゝ`)プッ
466 :
名無しのオプ:2008/06/04(水) 22:04:53 ID:4tGGwGm/
467 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 06:16:34 ID:STSHtjqt
初読で読みきった人がいるんだね、すごいな
自分は、まさに
>>431のパターンで
「フィレンツェ市章の二十八葉橄欖冠にほかならないからであった」
までのくだりを十数回読んだ覚えがあるw
読みきっても結局は、何も理解できた気がしないんだけど
時代がかった道具立てとか、あの悪文が癖になる感じ
468 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 10:38:04 ID:YtYavqlj
KFCは突然無性に食べたくなる
黒死館は突然無性に読みたくなる
469 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 23:18:23 ID:h4e81/pe
虫太郎かわいいよ虫太郎
470 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 15:19:40 ID:BfSav8I4
471 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 21:29:45 ID:AtGw/i59
463 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 00:15:06 ID:lvQOz5B6
>>462 いや、いままでこのスレで「小栗の小説の感想でゴールドバーグマシンが挙げられる場合」なんてなかったから
472 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 01:09:04 ID:qnBwLYlj
脱コード化とかメタ理論とかで語ってくれ
ピタゴラとか絶望先生とか幼稚すぎ
473 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 03:52:25 ID:EX/nfrfP
法水の物言いに苛々する熊城の気持ちが解るようなスレの流れですね
474 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 04:07:39 ID:M5qPJNYE
>>472 道具立てで幼稚とは…おまえの感性や知性が幼稚だと思うぞ
そんな精神性でよく黒死館読めたな
475 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 11:51:37 ID:X+Vim8gt
いや、いままでこのスレで「小栗の小説の感想でゴールドバーグマシンが挙げられる場合」なんてなかったから
476 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 00:08:44 ID:4GDkbfjN
477 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 01:01:59 ID:lAvIBRGU
>>473 法水の衒学は「新しい単語を知ったばかりの子供のように使う」のとは違うぞw
もっとも熊城にとっては、それと変わらぬように聞こえるのかも知れんが…
478 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 04:12:45 ID:lwPxMhyH
そもそも
>>459が
>>403>>409的な意味でゴールドバーグマシンをもち出したのか
それとも物理的なトリックの装置のことを言ったのか
そこが問題だ
>>463‐466のような非論理的な煽りあいに堕してしまうと馬鹿らしいね
内容のない足のひっぱりあいをいつまでも続ける
479 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 19:30:43 ID:KMKbUL5V
480 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 22:28:42 ID:KckryGWk
いや、いままでこのスレで「小栗の小説の感想でゴールドバーグマシンが挙げられる場合」なんてなかったから
481 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 02:17:16 ID:pDRz7DxN
>>479 いつまでもひきずる奴がいるからまとめただけだが。
別にどっち側の味方でもないよ。
どっち側だろうと、理解力がないせいでいつまでも繰り返してるのなら理解しろということ
482 :
↑:2008/06/24(火) 02:31:59 ID:S7SAReph
こいつバカすぎw
483 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 03:20:36 ID:pDRz7DxN
いつまでもひきずってる実物登場か…
見事なほど反応がはやいね
484 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 07:33:21 ID:FIEHpODq
煽り荒らしは徹底スルーで頼むよ
485 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 22:03:16 ID:abYV6eb5
ID:pDRz7DxN
486 :
名無しのオプ:2008/06/30(月) 16:30:03 ID:FhM60F2Y
河出文庫の黒死館読んでるんですが
注釈が全く無いせいか、非常に難解です
三大推理小説のラストなのに挫折しそう…
487 :
名無しのオプ:2008/06/30(月) 20:29:59 ID:akn8oP6r
推理小説じゃないから
488 :
名無しのオプ:2008/06/30(月) 21:32:56 ID:2lb0Z+mo
>>487 否定出来ない人間がここにひとり・・・・www
489 :
名無しのオプ:2008/06/30(月) 21:35:15 ID:TtdlYDX6
推理小説なわけあるはずがないじゃないかw
490 :
名無しのオプ:2008/06/30(月) 23:37:37 ID:RhA5g8hz
>>486 >注釈が全く無いせいか、非常に難解です
注釈なら山ほどついてるじゃないか。理解出来るかどうかは別にして。
491 :
名無しのオプ:2008/07/01(火) 08:59:26 ID:/mx34BUF
>>486-489 三大アンチミステリじゃなかったか?
推理小説でありながら推理小説からはずれている奇書って位置付けでしょ、黒死館やドクラや虚無は
492 :
名無しのオプ:2008/07/01(火) 10:22:04 ID:fT5+Xe7Z
>>491 と、ミステリーファンの間では言われているけどね
493 :
名無しのオプ:2008/07/01(火) 23:29:13 ID:QMXLzPAT
黒死館はいちおう探偵小説の形式をとってはいるがドグラマグラははなっから探偵小説じゃない
494 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 00:18:59 ID:CmbLDGma
松岡正剛曰はく、「自分をさがす探偵小説というものがあるなら、それが『ドグラ・マグラ』である。」
495 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 00:43:32 ID:/0GbYIr6
黒死館の方がより探偵小説的なスタイルを取っているけど、
ドグラ・マグラも書き方が異常なだけで充分探偵小説だと思うよ。
496 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 01:12:01 ID:QO8mWggX
ドグラ・マグラを探偵小説だというのなら際限なく探偵小説の分野が広がっていきそうだが
戦前のいわゆる「変格探偵小説」は今日の探偵小説とは違うからなぁ
497 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 05:12:11 ID:VURrI4i9
形式的にはドグラは探偵小説風ではないな
黒死は法水がもろにヴァンダインな探偵してるけど
498 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 21:34:16 ID:IMhFoaf0
黒死館はどの出版社から出ているのがお勧めですか?
499 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 23:11:39 ID:DbCB3jh7
新潮社
500 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 00:03:47 ID:v5Qg6Pay
ハヤカワミステリ
501 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 00:06:30 ID:vQXwe86b
そりゃ新潮社だろうけど、それはちと難しいので沖積の復刻版で。
ただし、復刻自体の出来をうんぬんするのなら論外
502 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 14:09:03 ID:SaVyoB84
うむ、既出ではあるが確かに沖積社のあの出来は納得できぬものがある。
ドグラの方はなかなかの出来であったが、装丁の仕様の違いからすると
致し方ないのか。
503 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 15:35:37 ID:Uj6ewQNx
ドグマグに対し黒死館は函・本体ともに艶紙を使っているから
写真を撮ったときの照り返しの影響が出てるような気がする
復刻版を作るときってのは現本を解体してコピーをとるんじゃないかなぁ
沖積社のは現本を解体せずに写真を元に復刻したように見える
だって、全体にボケてるもん
504 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 15:45:03 ID:3HT/FcMj
>>498 文字組みなどの読みやすさ(他者とどう違うのかはわからんが、とにかく目に優しい)
校訂がでしゃばって恣意的な書き換えをしていない(カリルロン→カリヨンとか)
挿絵も復刻されているし、他の作品も読めるということで
創元推理文庫版を推奨します。
505 :
名無しのオプ:2008/07/11(金) 16:40:26 ID:y4ijAp9w
黒死館をさっき読了しました。
多分、支倉検事と熊城刑事が居なかったら、最後まで読めなかったと思う。
黒死館と法水に翻弄される自分を、この二人が文中で表現してくれ、
また的確にツッコミを入れてくれるので、自分が作品の一員となった錯覚で、
割とすんなり読み進めることができた気がする。
ただ、法水は田郷さんいじめすぎじゃね?
あと、セレナたん影薄すぎw
506 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 23:27:34 ID:Z2AiV2s5
>>474 論点をずらしたあげくの逃げ
感情まかせで排他主義的な罵詈雑言
パラノイアックなのはキミの個性なんだろうが
ドーパミンのコントロールをマスターしようぜ
キミが来てからスレが荒れまくりだ
507 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 00:41:26 ID:IplVUeci
蒸し返すなよ……
508 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 01:13:06 ID:WHTFDcwz
今更どうしたんだろうな…よほど悔しかったのか
509 :
498:2008/07/14(月) 21:11:33 ID:wrP+NzgC
おまいらアドバイスありがとうございました
今日創元推理文庫版を買った
作者のポートレートが載ってた
ぱっと見想像と真逆のハンサム顔にも驚いたが
この眼光の鋭さは恐ろしすぎる・・・
510 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 21:37:12 ID:6rmjn1JR
511 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 14:23:03 ID:dpJI3JIZ
川出文庫版がでてたので読む前に解説に目を通したら
犯人書いてたんだが。いやいいけどさ。
512 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 21:40:55 ID:KOYb5UcW
>>511 解説に書いてあることが本当という保証はどこにもありませんが
513 :
名無しのオプ:2008/07/16(水) 23:49:42 ID:sqi+62iy
今日黒死館読み終わったがわけ分からんなw
単なる小栗のオナニーでしかないな
「読み物」として書いてないでしょあれ
514 :
名無しのオプ:2008/07/17(木) 01:18:59 ID:BaBQi7WE
論創の西尾正集に載ってる西尾自身の批評文読むと、
「黒死館」連載当時から小栗は「感心されつつ呆れ返られていた」みたいね。
なんか「もう小栗イラネ」ぐらいのこと言ってる奴がいるような話題まで。
「完全犯罪」の内容がメチャクチャだろうって突っ込みも当時からあったみたいだし。
でも好き、というねじけたところは、今も昔も変わってないなあ、読者。
515 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 08:16:52 ID:HsEwlvZP
ケッタイな駄夢みたので書きこんどく
夢の中で女性に「黒死館」の読み方を勧めている夢を見た
「いいんだ。最初はわけわかんなくても雰囲気を楽しめば・・」
どうやら場所は「黒死館」の生ドラマ収録中で役者が小栗もびっくりなシュールな演技に興じている
小栗虫太郎特別番組をやっているらしい
516 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 21:13:04 ID:wcCct8cM
いろいろ端折っても、3夜連続でないと無理だろうな
障害者絡みのネタは外し、旗太郎をもう少し大人しくさせて(10代のガキにあんなに知識があってたまるか)
法水役はなんでもいい、ともかく視聴率を稼げて、長ゼリフを平気で喋れるキザな二枚目なのが条件
しかし、他のキャスティングはいろいろ面白そうだな
「映像化なんて無理だ」と言われたら
「しかし『ドグラ・マグラ』が映画になり、『虚無への供物』がドラマになったんです。
『点と線』だって2夜連続ドラマになったんですから、『黒死館』や『フナと三毛』ぐらい映像化できなくてどうします?」
517 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 21:57:56 ID:ufm36wI7
なんで『点と線』が出てくるのか判らん
518 :
名無しのオプ:2008/07/26(土) 03:48:46 ID:T9jHkzHK
虚無への供物はまだマシなレベルだったけど、点と線はひどすぎたよ。
才能が枯渇しているたけしをメイン化するシナリオに変更してどうするんだとw。
519 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:07:57 ID:zGdZ59YW
>>516 >旗太郎をもう少し大人しくさせて(10代のガキにあんなに知識があってたまるか)
人間栽培のいかれた閉鎖環境だからなあ。別にいいんじゃないか?
>障害者絡みのネタは外し、
逆手にとって大げさにやればいいかもしれん。
つーか、映像化するとなると、ガチでやるよりは
「TRICK」や「時効警察」みたいな感じで
キャラにも状況にもさりげないシュールさと可笑しさを盛り込みつつ
ギャグなのかくそ真面目なのか分からない感じで大胆に演出したほうが
かえって黒死館の本質を残したまま映像化できると思うんだがなあ
癖がありそうでいまいちキャラが立ってない黒死館のくせ者どもも
いっそ思いきったキャラ解釈でカリカチュアライズしてやったほうがよさそうだし
520 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:13:25 ID:t7uI32TL
> 「TRICK」や「時効警察」みたいな感じで
それは勘弁してくれ
521 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:18:46 ID:zGdZ59YW
いや、大いに推す
522 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:22:46 ID:t7uI32TL
あんなおちゃらけた演出は見ていて辛い
523 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:27:41 ID:zGdZ59YW
まぁおちゃらけ度はほどほどに下げてね
本筋からはなれたディテールの部分に妙に凝ったり仕込んだり
そういうのを気付くひとだけに投げっぱなしたりするところは
本筋よりペダントリーに意味がある黒死館の味を表現するにはうってつけだと思うんだな
524 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:32:18 ID:RyrQ3svj
ああいう演出は単なる逃げだと思うよ
525 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:33:20 ID:t7uI32TL
>>523 それはあくまでTV的な演出であって、黒死館には不向きだと思う
526 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 01:49:50 ID:zGdZ59YW
>>525 そもそもがTVに不向きな黒死館をあえて映像化するとなると
考えられる表現方法の中では向いていると思うけどね
527 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 02:15:38 ID:RyrQ3svj
それをあえてやろうってのなら安易な逃げに走らないで欲しいもんだね
528 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 02:41:42 ID:zGdZ59YW
何がどう逃げなのかわからん
529 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 03:48:26 ID:8n/g9+Vk
タマに映像化ネタがあがるが
映像化が小説という作品の最終形態美ではないよ
全く別個のモノ
530 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 11:47:25 ID:RqMSQbxK
>>528 あの原作を“「TRICK」や「時効警察」みたいな感じで”演出するのが正攻法とは到底思えません
531 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 23:58:42 ID:Kc7EhucE
黒死館わけわかんねー
雰囲気楽しむ余裕もない
532 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 19:01:24 ID:ao2xwdIH
>>519-
>>530 もういっそ「TRICK」も超えちゃったピーキーな演技と演出で寺山修二に演出してもらいたい気になってきた。
533 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 19:03:50 ID:ao2xwdIH
「星くず兄弟の伝説」の時の手塚真あたりをお勧めしたい。常識、というより正気な人は同意しないことは分かっての発言だ。
534 :
名無しのオプ:2008/07/30(水) 00:30:42 ID:BMul0Aaw
寺修いいんでね?
535 :
名無しのオプ:2008/07/30(水) 16:17:23 ID:g1ILLp9q
飴屋法水はどう?
536 :
名無しのオプ:2008/08/03(日) 15:12:04 ID:CQ1uZ6hx
いっそのこと序夜と3夜の祭典オペラ化w
537 :
名無しのオプ:2008/08/03(日) 22:18:38 ID:2Ier4/Az
ふと思ったんだけど
あの人(一応名前は伏せる)と旗太郎って同い年でないとマズくない?
538 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 01:09:59 ID:FZ27Z4gm
539 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 23:37:26 ID:995osK4c
同じ年頃でないと幼少期に取り替えが出来ないということか
540 :
名無しのオプ:2008/08/12(火) 01:56:20 ID:OHQAoSio
黒死館読みました。
はっきりいって、ちんぷんかんぷん。
誰が、誰を、なぜ、どうやって殺したのか、意味不明です。
黒死館を下敷きにした、竹本健治の「ウロボロスの純正音律」
は面白かったです。
541 :
名無しのオプ:2008/08/12(火) 03:37:37 ID:pEjCNz25
理解できなかったのなら読んだとは云えない
単に目を通しただけ
趣向が合わなかったんだね
542 :
名無しのオプ:2008/08/12(火) 20:25:29 ID:dLR+RGRc
543 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 02:20:56 ID:HxXa5Bbo
古本の相場は定価の6割だが
沖積舎の本の出来は.......
544 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 10:52:36 ID:HqKAxap0
沖積舎の復刻本をあれこれ言ってる人は初版のオリジナルを見たことがあるのかと
545 :
名無しのオプ:2008/08/14(木) 01:08:15 ID:EK209LmD
現物持ってるからこそ言ってるわけだが
546 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 02:02:57 ID:v9DD0G9w
戦前の本は見た事はないが、何気に全作品9冊も中身は覆刻。
桃源社版と比べると印刷が薄かったり、写真の網点が潰れて真っ黒だったりと。
547 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 11:40:00 ID:q4K/JhGa
別に何気にでもない
548 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 09:02:39 ID:ioCUEf6k
戦前の表記は「蟲太郎」なのですか?
549 :
名無しのオプ:2008/08/22(金) 00:19:04 ID:y9aXb+bu
虫太郎だよ。爬虫類の意味の虫だから。
550 :
名無しのオプ:2008/08/22(金) 00:47:00 ID:w0zKkT9A
>>548 何でそう思った?戦前の単行本で「蟲太郎」名義で出た本なんかないだろ
551 :
名無しのオプ:2008/08/22(金) 00:48:24 ID:w0zKkT9A
ググったら海累齋沿海州先占記が蟲太郎表記か…
552 :
名無しのオプ:2008/09/02(火) 03:28:09 ID:u+oCvDfj
潜航艇「鷹の城」読了。
事件の真相がよくわからなかった。
誰と誰が入れ替わり、誰が誰を殺したのか。。。
553 :
名無しのオプ:2008/09/02(火) 03:43:02 ID:u+oCvDfj
↑扶桑社の文庫で「シュテッヘ」の「ヘ」だけみんな平仮名になってるのが
気になった。「シュテッへ」
554 :
名無しのオプ:2008/09/05(金) 03:08:27 ID:tahI1/fF
確認したがカタカナだ
平仮名は11ページ9行目参照
明朝体だと区別つきにくいが
555 :
名無しのオプ:2008/09/08(月) 00:03:31 ID:1HCtPpAS
>>554 ありがとう。
よくよく調べたら、片仮名の「ヘ」の方が平仮名の「へ」よりも
丸みがあって、見た目がどうしても逆に見える。
私だけかな…
556 :
名無しのオプ:2008/09/11(木) 12:37:25 ID:p2tad862
「海螺斎(べえさい)沿海州先占記」「太平洋漏水孔」あたりの海洋冒険物が推理物より楽しめた。
読みやすいし、結構ワクワクしていい感じ。
荒唐無稽だけど、なぜか背景設定に説得力を感じた。
557 :
名無しのオプ:2008/10/01(水) 12:51:25 ID:Rgla5XTm
「青い鷺」は予想とかなり違う印象だった。小粋でテンポがよかった。
「月と陽と暗い星」(平安もの)はマンガみたいで、こちらも意外だった。
いろんな作風を持っている作家なんだと思う。
558 :
名無しのオプ:2008/10/01(水) 15:07:16 ID:ZAju+AOQ
>>548-549 「小栗虫太郎ワンダーランド」(沖積舎)の中のアンケートで、
塚本邦雄が、
>虫太郎の「虫」は蝮を意味し、「完全犯罪」初出時から「蟲」ではない蟲と虫とは
>別字であることを意識してゐたことを果たしてどれだけの人が知ってゐるのか。
と、コメントしてるね。
559 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 08:20:01 ID:kc3goavI
黒死館の階段に飾ってある「腑分図」が以前ヤフオクに出ていて(複製だろうけど)、
想像したより静謐な美しい絵(版画?)で、意外だった。
若い女性の死体が横たわっていて、その傍らに男性(医師?)がいるような構図。
560 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 20:48:07 ID:idjq0Ful
>>557 お嬢様二人の百合ものを書いてたりもする
まあ会話がいつもの小栗なので違和感が凄いが。
561 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 05:19:17 ID:T8hrzzWS
>>560 「石神不意人(いしがみふいひと)」のことかな?
なんか、小栗さん面白いな。子供向けの本もあるよね。
刑事みたいな風貌だったというのも、彼らしいね。
562 :
名無しのオプ:2008/11/22(土) 22:10:44 ID:V5wZbzzi
重複あげ
563 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 14:44:38 ID:RBx93w9z
入院したときに、読書が趣味の看護婦さんがいて、
「なにかバイブルみたいなのありますか?」と訊かれたので、
黒死館をすすめた。
564 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 17:09:59 ID:twaCSMrA
ひでーw
565 :
名無しのオプ:2009/01/10(土) 20:17:18 ID:5NcaUyG6
オレなら「老子・荘子」を勧めるけどな
てか、オレも可憐な看護婦さんにそんな質問されてみてー
566 :
名無しのオプ:2009/01/12(月) 23:58:31 ID:tcFo0NVK
とりあえず入院してみたら? 天女園とかに。
567 :
名無しのオプ:2009/01/24(土) 20:43:20 ID:NBHg8r4a
聖アレキセイ寺院の殺人事件に法水が解決を公表しなかったので
↑この辺だけは覚えるほど読んだ。
568 :
名無しのオプ:2009/01/24(土) 20:48:52 ID:VwP4elaq
この辺って一行目じゃねえかwwwwww
569 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 03:07:14 ID:AAbbeJ4h
教養文庫の黒死館の出だしを読んでから聖アレキセイ寺院の惨劇が読みたくて悶えてたとき
家族旅行で行った金沢の小さな古書店で聖アレキセイ寺院が収録された「あなたに贈る殺人教科書」
を見つけたときの喜びはいまでもしっかり覚えている
黒死館と同じくらいの長編作品だと思ってたから拍子抜けしたけど
570 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 10:32:33 ID:SKRN8dy7
>>568 これと「カーテンフォール」の終句だけ覚えていて、後は何だかよく分からなかったよ、
という人は多いだろうな
571 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 09:10:18 ID:vBmed7fO
572 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 17:02:55 ID:SUeCG5qU
父よ、あなたも人の子だった
573 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 18:24:47 ID:zcauYX1N
「ハムレットの寵妃」・・・・誰か現役作家が悪戯心を起こして作家劇として上演してくれないか。
無論ハムレットには原作よりも超ナルシーでペダントリーをふんだんに盛り込んだ超長詞をw
574 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 21:47:11 ID:GcezA7xr
>>572 父よ、吾も人の子なり(パテール・ホモ・スム)
運命の星は汝の胸に横たわる!(イン・ダイネル・プルスト・ルーン・ダイネス・シツクサルス・シュテルネ)
この二文には胸踊ったなあ…、とうとうここまで読み進んだかと。
今初めて気付いたけど、第八篇の ニ の標題には「運命の星の〜」となってるけど
本文中では「運命の星は」になってるな。 (桃源社版・昭和四十九年四月五日発行・定価九五○円)
575 :
名無しのオプ:2009/02/01(日) 00:23:19 ID:TenG157N
ゴメン ↑訂正
×胸踊る
○胸躍る
576 :
名無しのオプ:2009/02/09(月) 06:40:24 ID:DhWY45/Q
「絶景万国博覧会」読んだけどいまいちよくわからなかった…
もう一度読んでみます。
577 :
名無しのオプ:2009/02/27(金) 23:23:22 ID:WbKxNnFu
>>573 現代よりも、構成案の発表時(笑)に演ったほうが、楽しかったろう。
例えば、当時の文学座なら、森本薫が本にして、久生十蘭の演出、
ホレイショに仲みどり、オフェリヤに堀越節子、ハムレットに森雅之。
しかし、小屋はどうする、という話になって、現代にも無いわけだが。
578 :
名無しのオプ:2009/03/05(木) 11:35:48 ID:bdVpOpz4
黒死館って読み始めてから100ページも行かない間に確実に寝てしまうんでうんだけど、
最後まで読了する方法ねぇ〜かな?
579 :
名無しのオプ:2009/03/06(金) 18:56:39 ID:NHxpOBZO
>>578 法水の薀蓄語り部分は、初読時は斜め読みでいいと思う。
それより、事件そのものの派手で劇的な場面を
ひとつずつ追っかけていく読み方が吉かと。
580 :
名無しのオプ:2009/03/09(月) 15:20:24 ID:LXQl4vEn
「完全犯罪」は糞つまらなかった
581 :
名無しのオプ:2009/03/09(月) 18:22:44 ID:ze/v1J3B
当時読んだら面白かったんじゃない?
582 :
名無しのオプ:2009/03/09(月) 21:11:01 ID:lGSaH+5z
「地蟲」とか、どうでしょう?
「完全犯罪」より文章は遥かに取っ付き易かったし、
何と言っても、最初の首なし死体が上がる情景は鮮烈(結局メル欄だけどw)
そー言えば船のスクリューで首ちょんぱって
「黒死館」のクロード・ディグスビィと同じような死に方か。
583 :
名無しのオプ:2009/03/13(金) 14:05:43 ID:/YLijT5K
この人の作品でベスト3を挙げるとしたら
584 :
名無しのオプ:2009/03/14(土) 19:18:53 ID:Feo53udx
虫太郎の場合
@客観的に見て作者が心血を注いでいる作品
A初心者に薦めたい作品
Bファンである自分が偏愛してる作品
がバラバラになりそうw
585 :
名無しのオプ:2009/03/14(土) 19:29:12 ID:TwU8QXWE
それは虫太郎以外の作家にも当てはまることだ
586 :
名無しのオプ:2009/03/14(土) 20:02:28 ID:Feo53udx
それもそうか。
まあいいや。
(想像だけど)衆目が比較的一致しそうなのが
3位・・・「二十世紀鉄仮面」
2位・・・「白蟻」
1位・・・「黒死館殺人事件」
かな?
人によっては「完全犯罪」を入れるだろうけど。
587 :
名無しのオプ:2009/03/15(日) 11:35:01 ID:PzFHUWZi
1位 失楽園殺人事件 ・・・この馬鹿トリックは小栗作品の中でも出色w
2位 夢殿殺人事件・・・何度読んでも事件の状況もトリックも理解できないんだぜw
3位 潜航艇「鷹の城」・・・最後のセリフが最高
588 :
名無しのオプ:2009/03/15(日) 21:56:40 ID:dmJ/spUM
>>586 「二十世紀鉄仮面」と「人外魔境」シリーズが一般に見せられるレベルだと思う
「黒死館」は話の種に読ませるならいいのかも知れないが……
「白蟻」は作者の心血の注ぎようとは反比例して、主人公とストーリーと文章自体の壊れ具合がほとんど錯乱状態に達してるので
マニアレベルのファン以外はとても読めないシロモノだし
「失楽園殺人事件」は今じゃ変な団体が大騒ぎしかねないヤバいネタ
(あの病気の遺体をあんな扱いしたら……いま新作で描いたら多分マスゴミ使って抹殺される)に、
バカを通り越して「実現不可能」な曲芸トリックが重なって、これまたマニアでないと笑って許して貰えない内容だし
589 :
名無しのオプ:2009/03/15(日) 22:04:17 ID:3YH6wnS5
かたはしからぶった切るのはいいけど、あんた自身はどうなんだよと
590 :
名無しのオプ:2009/03/15(日) 22:07:27 ID:WNlkr462
状況がわけわからんといえば
「人魚謎お岩殺し」も・・・何が何やらw
血液のトリックは面白かったけどね。
人外魔境シリーズは、失敗作もいくつかあるけど
「有尾人」「太平洋漏水孔漂流記」「アメリカ鉄仮面」は比較的良かったと思う。
591 :
名無しのオプ:2009/03/16(月) 10:34:31 ID:pd7jqs54
水木しげるがこの人の作品を漫画化してるってほんと?
592 :
名無しのオプ:2009/03/22(日) 20:57:05 ID:BWvmbZCM
>591
聞いたことがない。
松本零時なら「人外魔境」を漫画化していたが。
593 :
名無しのオプ:2009/03/22(日) 21:00:10 ID:BWvmbZCM
すまん。ぐぐったらしていた。
「人外魔境」 平成11年角川ホラー文庫ホラーコミック傑作選
虎人境/手塚治虫 A化木人のなぞ/水木しげる B大暗黒/横山光輝 C黄色魔境/手塚治虫 D有尾人の夢/松本零士 E人類ならぬ人間/桑田次郎
594 :
名無しのオプ:2009/03/22(日) 21:04:52 ID:dtVmzPBd
少年キングの人外魔境シリーズをまとめたアンソロジーだな。
その中では水木、横山、桑田の作品が小栗のコミカライズ。
松本はキングで小栗「有尾人」を漫画にしているのに、なぜか
まったく関係ない「有尾人の夢」が入ってる謎の編集。
595 :
名無しのオプ:2009/03/27(金) 01:10:38 ID:Pn21PUSI
「幻影城の時代」増刊号なるものを本屋で見つけたんだが。。。
たけもとなる無名作家の原稿を貼り付けただけのシロモノだったんだが、
あんなのが出版されるんであれば、「黒死館」の生原稿を本にして欲しいなぁ。
虫太郎の書肆研究者っていないのかいな?
596 :
名無しのオプ:2009/03/27(金) 19:14:05 ID:6ZaKT+qp
あれは「幻影城の時代」の名前を盗用しただけの個人誌だよ
元の発行人のところに高すぎると苦情が複数あったそうだが
「幻影城の時代」とは全く関係がない
597 :
名無しのオプ:2009/03/27(金) 22:01:00 ID:maMqNZGo
鳥取市の誘致企業リコーマイクロエレクトロニクスにアルバイトに行っていた。
勤務態度不良でリコーのアルバイトをクビ同然で辞めた。
その後、鳥取市のテスコという工場に勤め真面目に働いていた。
「真面目に働いているのはリコーに対する報復(あてつけ?)」という噂でテスコをクビになった。
直後、テスコの社長から雇用保険の書類をとりに来るよう泣きそうな声で電話があった。
噂は嘘だと知ったのだろう。
雇用保険の手続きのため職安に行った。
職安の次長と相談すると、口止めをされた。
職安と会社は連絡を取り合っていたらしい。
しかし噂は狭い鳥取市である程度広がっているようだ。
リコーマイクロエレクトロニクスに電話を掛けた。
「君はうちのような一流企業が組織ぐるみでやったとでも思っているのかね?」
「そんなことはありませんけど」
「じゃあ会社には関係ないじゃないか」
しかし公的機関(職安)も巻き込んだ組織ぐるみの人権侵害の揉み消しである。
598 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 12:35:11 ID:A4b/s5EZ
古本屋で「完全犯罪」を買った
初小栗だが、トリックやシチュエーションにあまりにも無理があると感じてしまい、のめりこめなかった
599 :
名無しのオプ:2009/04/12(日) 00:39:54 ID:UiGib+Go
>>598 「完全犯罪」が無理なら小栗自体向いてないと思われ
600 :
名無しのオプ:2009/04/12(日) 09:22:48 ID:y81vVAw6
あれでもまだ穏健な方なんだよ
やっぱり小説としては異常だよな
601 :
名無しのオプ:2009/04/15(水) 00:09:00 ID:e0JJmc7d
小石川で花を見た帰りに蒟蒻閻魔にお参りしたら
寺の前の貸本に明治の判例集が置いてあったが
虫太郎の亡霊以外に誰が借りるというのだろうね。
602 :
名無しのオプ:2009/04/15(水) 03:12:12 ID:hcfFtlA+
怪奇幻想ミステリ150選の黒死館の解説が面白かった
法水の推理は謎を解くよりもむしろ謎を創る情熱に満ちていて
犯罪者と探偵が密かに手を携え更に複雑化させている、みたいな感じ
残酷なメルヘンっていうのも気に入ったw
黒死館の細部の描写は細かいのに全体像がさっぱり
浮かばないっていうのも納得
うんちくもだけど館がイメージできないのも挫折する人が多い原因なんだろうな
603 :
名無しのオプ:2009/04/18(土) 01:24:16 ID:WEEQo4Sp
法水が事実上の共犯者なのは昔から言われてるよねw
604 :
名無しのオプ:2009/04/19(日) 10:19:52 ID:Jelk3NmI
法水って結局遊びに来てみんなを混乱させてるだけじゃないかな
605 :
名無しのオプ:2009/04/20(月) 23:09:28 ID:TW7542mI
人外魔境っておもしろいの?香山滋みたいな感じなのかな
606 :
名無しのオプ:2009/04/21(火) 21:11:09 ID:lIVrWJ3F
>>605 「有尾人」「太平洋漏水孔漂流記」「アメリカ鉄仮面」は良かったけど
「大暗黒」は中絶した感じだし、「畸獣楽園」もオチがあわただしい。
全編を通して変な生き物、変わった民族の羅列はあるから、それ目当てだと面白がれると思いますが・・・。
個人的には、香山の魔境ものってどっちかというと
小栗魔境ものよりフワフワした抽象的な感じがする。大人の童話って表現した人がいたけどそんな感じ。
虫太郎のはあれより甘口が抑えられてるって感じ。(←却ってわかりにくいかw)
ストーリーの面だけで言えば
久生十蘭の「地底獣国」とか橘外男の魔境ものの方が小栗の魔境ものより上かと。
607 :
名無しのオプ:2009/04/22(水) 19:20:19 ID:fS5XOu6A
>>606 なるほど。
秘境物とかロストワールドものが好きなんでちょっと期待してるんだけどね。
久生十蘭の「地底獣国」は読んで面白かった記憶があるな。
608 :
名無しのオプ:2009/04/22(水) 21:53:04 ID:2H56bC/T
香山が魔境ものを発表し出した当時は、小栗の猿真似だという批難の声が推理文壇のあちこちから上がったんだってネ
609 :
名無しのオプ:2009/04/23(木) 07:19:19 ID:0Jsmt+LU
>>608 ほんと?kwskplz
俺が幾つか見た限りでは、むしろ好意的な意味で「第2の小栗虫太郎現る」みたいに
取り上げられてた気がするんだけども。例えば乱歩とか雨村とかによって。
虫太郎を探偵文壇が亡くして悲しみが覆ってた時期だけに、上記のような歓迎ムードの方が
強かったんじゃなかろうか。どうでしょう?
610 :
名無しのオプ:2009/04/23(木) 22:15:22 ID:ZGRb10jO
香山さんは虫太郎よりファンタジックなテイストがあって、到底猿真似には感じられないんだけどなあ。
611 :
名無しのオプ:2009/04/24(金) 20:45:12 ID:xGEjxxWO
沖積社の「小栗虫太郎ワンダーランド」での
松山俊太郎と紀田順一郎の対談でもあったけど
香山滋は作品背景の国際情勢については考えてないかほとんど無視、
対して虫太郎は彼なりに考えてる感じはあるね(どちらがいい悪いの話ではなく)。
戦時中の言論統制には辟易してたらしいけど、
一方で欧米からのアジア解放という、時代に即した熱情も持ってたように見受けられる。
その証拠に、例えば短編海洋冒険小説「南海の鯱」という作品では
イギリスのアヘン戦争について酷評している(ただし作品そのものは凡作)。
軍部を批判した「海峡天地会」の発表後
特高や憲兵の糾弾に決して屈しなかった人だから、
他の作品でもただ権力の追従だけでアジア解放を書いたとも思えない。主観ですけどね。
612 :
名無しのオプ:2009/04/24(金) 22:16:43 ID:+WzsbcG3
当時の日本人の持つ亜細亜観、という意味では「ずれ」てもいないし、
至極当然と思うし、其処に共感がある。
体制に不満があるとしても日本人が当時考えていた世界観、亜細亜観
に共通する認識を小説の中に描いているからこそ、戦前の各作家の小
説が好きで堪らない。将に俺にとっては世界観の指針。
小栗の『人外魔境』シリーズ
海野の一連の軍事小説
夢野の「氷の涯」「爆弾太平記」「暗黒公使」
久生の「魔都」
大好きだ。
613 :
名無しのオプ:2009/04/24(金) 22:41:40 ID:dvNW/XyS
>>612 「氷の涯」は、ケレン味を抜いた夢野久作の底力をよく伝えてくれる点でなかなかいいと思う。
ドグマグ筆頭にすごいが変なものばかり目に付くけど、
こういうのもしっかり書ける人だったんだなあ、と思うと、濱尾四郎と並んで早世が惜しまれる。
614 :
名無しのオプ:2009/04/25(土) 00:08:31 ID:64rwaBZ2
>>613 スレ違いになるんだが、勘弁。
「氷の涯」は其題名からして好きで好きで仕方がない。
がきの頃から変わらず、今も其言葉を見るにつけ、"神秘的なニュアンス
"が心を揺り動かす。いや、本当に悶えるんだ。
親父が亡くなった翌年に後を追う様に亡くなったのは悲しい事だが、ひょっ
とすればあの昭和11年という時点でよかったのではないのかという気はする。
戦後は父親の事もある故に出版界から本当の意味で「抹殺」されていたんじゃ
ないのかと思うから。
同じ様な意味合いでは、海野もそうだな。戦後少なからず作品を遺しているが、
父親が政治的フィクサーであったか否かでは相当変わっていただろうとは思う
し。
「爆弾太平記」は父と叔父の国策に対する苦闘を如実に著わしている意味
で大好きだ。半島開発に賭ける其心意気、将にあの時代の「空気」。
俺の中では夢野の代表作は「ドグラ・マグラ」は別として、「氷の涯」、
「爆弾太平記」はニ大傑作として位置付けている。
「白髪小僧」が本当の意味で完結していたら、もっとよかったが。
スマンね。小栗のスレなのに。
615 :
名無しのオプ:2009/04/25(土) 08:49:47 ID:0um+oXFa
虫太郎は最初期からエキゾティシズムをウリにしてた人だけど
海外の知識や情報はもっぱら西洋の文献から取り入れたんだろうから、
彼らの意識的・無意識的な有色人種蔑視の表現を無批判に取り入れたりしてる。
でも報道班員としてマレーに行ってきた辺りから
その意識も変わりつつあったのかな?というのが
マレーを題材にした随筆で見て取れる。
歴史に「もし」は許されないかも知れないけど、
戦後の彼がより成熟した国際感覚を元にした探偵小説をものしていたら・・・
と思うとつくづく残念です。
616 :
名無しのオプ:2009/05/02(土) 11:39:21 ID:2EOmRw6K
白蟻のネット界重鎮某による書評
「氣狂いの女の独白が大半を占めていて、そこへフォローにもなっていない
作者の地の文が挿入されるものだから、物語の筋を追うだけでもひどく疲れる、
というか、この作者の語りがまた鬱陶しい。
普通の作家であれば、こういう物語は主人公であり犯人でもある氣狂い女の語り
を一人稱で纏めて話を進めていくものですから、
そこは乱歩をして「文學以前の感じ」などと襃めているんだからダメ出しされて
いるんだか分からない評價をされている作者のこと、小説の結構も尋常ではあり
ません。
「文学以前」を斯様に解釈するサルがいるなんて、はじめて知った。
あとで、指摘されてやんのwww
617 :
名無しのオプ:2009/05/02(土) 13:24:45 ID:N/gvqO8/
その評者のことは知りませんが・・・
乱歩が「文学以前」云々と書いたのは
「黒死館殺人事件」の序文で間違いないでしょう。
で、そもそも序文中では、「文学以前」という言葉を
乱歩は「ある人」が述べてたこととして引用しただけ。
それに、乱歩は続けて
“「白蟻」を読了したばかりだった自分には、その人の評には肯けなかった”
という意味のことまでも書いている。
随分うかつな人ですね。
618 :
名無しのオプ:2009/05/02(土) 14:37:37 ID:UG3klEvS
小栗って悪文ですかね?
澁澤龍彦のいう通り「悪趣味な文体というのならわかる」んですけど。
619 :
名無しのオプ:2009/05/02(土) 15:16:50 ID:N/gvqO8/
澁澤の文章は俺も読みました。
確かに彼の言う通り意図的にスタイリッシュな文体を取ってるのは認めますが、
それを考慮しても、やっぱり天然でおかしな文章もあると思います。
例えば「金字塔四角に飛ぶ」とか「ナポレオン的面貌」では
はっきり変な文章が出てきますね。
比較的名文に思える「地虫」でも
「もし・・・」で始まったにも関わらず
「・・・としたら」「・・・ならば」がないまま
いきなり結論にたどりつく文章があって面食らわされました。
他の作品でも「そこにその接続詞?」て思わされるところがあります。
「後光殺人事件」のあの人が使う「すると」とか
「聖アレキセイ寺院の惨劇」でのあの人が使う「ところが」とか。
620 :
名無しのオプ:2009/05/02(土) 21:21:36 ID:m+F8mX31
扶桑社版の『失楽園殺人事件』所収の「後光殺人事件」に脱文がありますね。
「ハァ、午後からずうっと茶の間に居りましたが、多分七時半頃で【御座いましたでしょう。主人
が雪駄を突掛けて出て行った様子で】御座いましたが、程なく戻って来て、薬師堂で祈祷すると
云い、慈昶を連れて出掛けましたのです」
「では、あの雪駄が!? すると、一端戻って来てから履いたのが日和なんですね」熊城は吃
驚して叫んだ。
扶桑社版ではこのうち【】でくくった部分が脱落しているので、意味が通らなくなっていますね。
621 :
名無しのオプ:2009/05/03(日) 16:28:29 ID:N6h2wSSC
小栗の決定版全集をどこかで出さないかな?
今出てる久生十蘭の全集みたいなやつ。
622 :
名無しのオプ:2009/05/05(火) 18:05:52 ID:WX37oJZw
それは、殆ど無理じゃないかな。だって小栗の専門研究家なんていないじゃんw
623 :
名無しのオプ:2009/05/05(火) 19:06:38 ID:b0J/p1o0
松山俊太郎さんもご高齢だからなあ(最近の活動については無知ですが)。
あれぐらいの超人的な人がもう一人でもいてくれればいいんだけど。
一方で資料的な面では、
雑誌の性格上内地にはほとんどないとされてた
『戦線文庫』の研究や復刻が進んでるようですから、
虫太郎作品の初出もチェックできるので桃源社版作品集刊行期よりは恵まれてるのかな。
624 :
名無しのオプ:2009/05/05(火) 21:45:32 ID:rmIlh+0Q
「戦線文庫」に「黒死館殺人事件」が紛れ込んでいたとする
→「キング」「富士」で普通のありきたりな大衆小説を読むのが精一杯の平凡な兵士の手に渡る
(乱歩の通俗物なら喜んで読むレベル)
→ひとりぼっちで捕虜になって「黒死館」しか読む物がない状態に置かれる
→ある日、米軍の警備兵が見に行ったら発狂死していた
独房の壁に血文字で「法水のバカヤロー うんでぃ〜ね〜」と落書きされていた
そんな事になりそうな気がして怖い
625 :
名無しのオプ:2009/05/06(水) 01:33:30 ID:wVKG+oEe
戦地にわざわざ黒死館の初版本を持ってった人が実在するからなぁ。
626 :
名無しのオプ:2009/05/06(水) 10:22:45 ID:Svph+C6e
627 :
名無しのオプ:2009/05/09(土) 22:10:12 ID:Bz22W28V
今週の「世界・ふしぎ発見!」を見てたら
映画「天使と悪魔」に基づいた放送だった。
「天使と〜」ってなんか「黒死館」っぽい。
見立て殺人とか、古代ギリシャ四大元素とか、
中世〜近世のキリスト教世界と最先端科学の話題が作品内に共存してるとことか。
628 :
名無しのオプ:2009/05/11(月) 12:53:55 ID:v9kx5pUl
↑ワ゛ン・ダインを知らない子か(笑)。
629 :
627:2009/05/11(月) 20:10:35 ID:P+wiq495
>>628 何が(笑)だかよくわからないんだけども・・・。
ちなみにマジレスするとヴァンダイン(創元版『黒死館』での表記;「聖アレキセイ」なら“ワ゛ン〜”)
なら全作読んでるし、『僧正』は原文に挑戦中
(←『黒死館』での文章に想像以上に影響を与えてることが推測できる。
この調子だと『グリーン家』も原文を読んでみると新発見がありそう)。
『薔薇の名前』翻訳当時、(『虚無への供物』の他)『黒死館』に似てるっていう評価もあったそうだけど
「ふしぎ発見!」での梗概を見た限りではあれより近いかもと思いながら書いてみただけ。
まあそれを言い出せば『サマー・アポカリプス』も多少連想されるけどそれはスレ違いってことで。
630 :
名無しのオプ:2009/05/11(月) 20:26:44 ID:s4VrqlXz
>>629 言うだけならいくらでもホラがふけるわなあ(笑)。
631 :
名無しのオプ:2009/05/11(月) 20:37:27 ID:P+wiq495
何だ、名無しの書斎魔神か。
632 :
名無しのオプ:2009/05/12(火) 00:25:43 ID:ilK80U6D
633 :
名無しのオプ:2009/05/12(火) 00:47:31 ID:3vFN5EY6
>中世〜近世のキリスト教世界と最先端科学の話題が作品内に共存してるとことか。
こんな共通項で「黒死館」と「天使と悪魔」が似てるって
どんだけ粗っぽいんだw
わざわざそれにあまり該当しなさそうな黒死館挙げずとも、
該当作品は(推理小説に限らず)膨大にありそうだがなぁ
>「ふしぎ発見!」での梗概を見た限りではあれより近いかもと思いながら書いてみただけ。
結局似てるといった2作品をどっちもちゃんと味わってなくて
たんなる印象や想像だけで憶測を述べちゃったってとこか。
634 :
名無しのオプ:2009/08/29(土) 10:30:11 ID:s9eCOzxT
こんど、ミステリー資料館で新青年で活躍した作家たちに焦点をあてて講演会を行うんだってね。小栗を講演するのが平山だって。
平山雄一って小栗の研究家だったの?
どういう基準で講師を選んでいるのだろう?
635 :
名無しのオプ:2009/08/29(土) 20:24:23 ID:N4DXfDZB
うーん、なんか今の識者の小栗評とかあまり見たくないな
何年かに一度「黒死館」その他を再読する
俺はそんだけでいーや
今の時代の空気にあまり晒してほしくない、という思いがあるのかもしれん
636 :
名無しのオプ:2009/09/02(水) 08:12:38 ID:im0vqBaF
おれは黒死館をミステリーの殻を被ったメルヘンだと思って読んでるな
門外不出の弦楽四重奏団やら自動人形テレーズやら驚駭噴泉やら
道具立てもそれっぽい
637 :
名無しのオプ:2009/09/02(水) 19:51:35 ID:0esSfMzi
メルヘンというより幻想小説だな
638 :
名無しのオプ:2009/09/05(土) 21:31:04 ID:8sKsze7n
黒死館に不思議な国のアリス的面白さがあるのは感じる
639 :
名無しのオプ:2009/09/07(月) 08:39:21 ID:yt7fZAj8
ハヤカワミステリマガジンの連載、
夜の訪問者たち(野崎六助 2009.5-2009.9月号)が、
「悪霊」、「黒死館」他の小栗作品を取り上げている。
なかなか面白かったよ。
640 :
名無しのオプ:2009/09/07(月) 08:43:20 ID:yt7fZAj8
× 夜の訪問者たち → ○ 夜の放浪者たち
641 :
名無しのオプ:2009/09/07(月) 14:22:30 ID:vCN+bplx
好きか嫌いかで言えば
好き^^
642 :
名無しのオプ:2009/09/17(木) 22:57:14 ID:t8lAhmFt
友人に、いい推理小説が無いかと聞いたら三大奇書を薦められたのが一年前
そこから半年かけてドグラマグラを何とか読み通し、さらに半年かけて黒死館も読了しました
さぁ最後だと意気込んで虚無への供物に手を出したらすごい読みやすい 一週間で読めました
643 :
名無しのオプ:2009/09/20(日) 15:58:29 ID:j5JOGz/g
よく三大奇書とかいわれてるけど
「虚無への供物」は奇書と呼ばれるほど変な小説じゃないよな
644 :
名無しのオプ:2009/09/20(日) 20:47:15 ID:ai8i37Iu
別に奇書は『変な本』と云う意味じゃないんだが……
645 :
名無しのオプ:2009/09/20(日) 21:55:24 ID:3VhAS0Wd
戦前と戦後の作品ということで、多少座りの悪さを感じるときはあるな
俺的には虚無の代わりに乱歩の孤島の鬼を入れた方が、三大奇書としてしっくりくる
646 :
名無しのオプ:2009/09/20(日) 21:59:59 ID:0hJuvdL+
>>643 虚無が前二者の影響を受けてるからでは?
ハコ入れて四大奇書って呼ばれるのと同じ理由で
647 :
名無しのオプ:2009/09/24(木) 22:40:08 ID:rFe7EG1Y
戦前三大奇書なら「魔都」を入れてください
648 :
名無しのオプ:2009/09/25(金) 23:03:04 ID:3Y5FYqC1
ただのドタバタ物ではないか
649 :
名無しのオプ:2009/09/27(日) 22:40:27 ID:MNpkCPrg
>>643 >>646 >>644 の言うとおり、奇書っていうのは 世に稀なほど卓越した書物 ってことです。
>>647 最近それを知った。
戦後の三大奇書は埴谷雄高で、匣入れたのはおそらく京大ミス研くさいが、
戦前版がどういう過程で黒死館 ドグラ・マグラ 魔都になったか分からんので、教えてもらえるとありがたい。
650 :
名無しのオプ:2009/09/28(月) 06:16:50 ID:FPgFSxve
651 :
名無しのオプ:2009/09/28(月) 20:09:04 ID:JpZ6Af1q
つーか、久生十蘭はいわゆる「奇書」は書いてないだろ。
彼の魅力は巧みな語り口で、1冊の本だけでどうこういうような作家ではない。
652 :
649:2009/09/28(月) 22:39:15 ID:dljcEc/d
>>650 いやいや、そういうわけで言ったんじゃないが。
直接裏取ったわけでなくて、まだ、調べてる途中だから、反論はできない。
>>651 奇書って名前は、たぶん、後から付けられたとおもう。
戦前に雑誌「新青年」の流れで、黒死館 ドグラ 魔都の三つを三大長編として並べてるのは確からしいが、確信は持てない。
今言われてる三大奇書の方は、奇書という名前を、とりあえず置いておくと、
中井英夫が自ら、アンチミステリとして、黒死館、ドグラマグラからの流れを受け継ぐ、という風に書いているらしい。(塔晶夫名義)
その後、埴谷雄高たちが、黒死館 ドグラ 虚無を代表にして、黒い水脈と呼ばれる幻想小説の存在を位置づけて、
匣が入って、4大の形になった。
たしかに、奇書って言い方は、中国の四大奇書ってのを真似たんだろうけど、日本の探偵小説界のそれを指すときは、奇怪な小説ととらえられてしまってるように感じる。
奇書本来には奇怪な書物って意味はないから、
誤用がそのまま定着したか、
最初に言い出した人たちの意思とは別に、黒い水脈の小説群が持つイメージから、奇怪な書物って思われるようになったのかなぁと思う。
653 :
名無しのオプ:2009/09/29(火) 01:38:13 ID:4tzWeXhf
>>652 >>646が結論
そもそも三大奇書なんてのはミステリのジャンルでしか通用してない言葉だしな
言葉の定義に立ち返ってつっこんでもむなしいだけだろう
中国には鬼才なんて言葉はありませんとか
「あたらしい」というのは誤用ですとか。
今さら役不足や確信犯の意味をレクチャーするようなもんだ。
654 :
名無しのオプ:2009/09/29(火) 11:57:53 ID:W6rS9A5H
あらたしい がただしいんだよな
江戸時代に逆さ言葉が流行ったときに あたらしい になったとか
スレチすまん
655 :
名無しのオプ:2009/09/30(水) 00:36:46 ID:xsvbf5Ol
「秋葉原」も「あきばはら」と読むのが正しかったらしいしな。
656 :
名無しのオプ:2009/09/30(水) 00:39:02 ID:oeKscUzf
蟲太郎
虫太郎
657 :
名無しのオプ:2009/10/02(金) 08:09:33 ID:6FEH9ewZ
ミステリ○大「太郎」
小栗虫太郎、 山田風太郎、 木々高太郎、 加田伶太郎、・・・
素で挙げられるのはこのぐらいか
最近の作家はまるで知らね
658 :
名無しのオプ:2009/10/02(金) 08:15:52 ID:6FEH9ewZ
↑一番最近で西村京太郎ぐらいだった
659 :
名無しのオプ:2009/10/02(金) 09:11:58 ID:mMuhm6hL
舞城王太郎
660 :
名無しのオプ:2009/10/02(金) 19:16:57 ID:LWGpuRcx
661 :
名無しのオプ:2009/10/02(金) 19:56:11 ID:AuGsJKr+
中島河(ry
ちがうなw
662 :
名無しのオプ:2009/10/02(金) 23:59:06 ID:+Xj8XPzI
藤原宰太郎も入れてやれよ( ・ω・)y─┛〜〜
663 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 00:25:40 ID:7kXH7KrT
法水麟太郎
は小栗虫太郎の創作人物だな。
似たような名の作家がいた気もするが。
小栗虫太郎の話の中に
小城魚太郎ってのが出てきたが
これは実在するのかな
664 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 00:30:07 ID:G6FH/GDs
秋の夜長には虫太郎でも読もうぜ!
665 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 00:33:01 ID:7kXH7KrT
小栗作品は翻訳しにくいだろうなぁ
作品の雰囲気そのものが
漢字+ルビで当て字読み仮名 という形式によるところが大きいからなあ
666 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 00:44:51 ID:vjASnznr
台湾では出てるな。
667 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 00:50:21 ID:G6FH/GDs
台湾では日本の新本格の翻訳本がブームらしいからね。島田荘司賞があるらしいね( ・ω・)y─┛〜〜
668 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 10:05:54 ID:GjHGBJ4B
法月綸太郎がいたな。
669 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 13:12:49 ID:Yqa+TzH7
黒死館図書館で借りてきた
読みにくいことこの上ない
誰か現代語に訳してくれ
670 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 16:57:59 ID:DCeuFpU0
読書百編、意 自ずから通ず
671 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 18:39:19 ID:F0RhL98M
>>663 >小城魚太郎
セルフパロディーだと思った。
672 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 18:53:43 ID:v2jRhFBf
ミステリ・オペラ@山田正紀にも出てきたなw
673 :
名無しのオプ:2009/10/06(火) 06:52:17 ID:Hi8jFVkS
>>669 その読みにくさ取ったら黒死館じゃなくなる
プロットだけ追ってもMMR風の楽しみ方
>>109は多少あるが
アンチミステリと言われるだけあって嘘くさく三流の推理小説まがいが残るだけ。
知識羅列や言葉遊びがてら細かい謎解きや間違い推理かましていくから
やっぱディテール読まないと意味ない気がする
外人のオバサン1人目が死亡 死体が光ってたり死体の手の位置が変だったり
顔についた傷の生命反応がどうだったり、
死因は毒だが毒を仕込んだ果物をどうやって食わせたかなどいろいろ謎がある。
七面倒臭い説明があちこちで少しずつつくが、ぶっちゃけどれも枝葉末節にすぎないので
「とにかく説明はつくらしい。終了。次いこう」くらいで飛ばし読みすればいいと思ったが
どこが大筋で、どこがディテールかを読み分けるのも難しいしな…
674 :
名無しのオプ:2009/10/06(火) 21:02:36 ID:2Vr95C46
俺は桃源社のハードカバー復刻版が黒死館との最初の出会いなんだけど、
もしこれじゃなかったら、と思うと冷や汗もんだったな
それくらい本自体にも愛着がある
澁澤のネタバレ解説も含めて
675 :
名無しのオプ:2009/10/11(日) 16:56:45 ID:QRrw/HTI
新潮社の復刻版定価8000円て書いてあるんだけど、何でこんなに高いの?
676 :
名無しのオプ:2009/10/11(日) 21:54:00 ID:x/Pq7yMh
>>675 あんな少部数本の値段なんてそんなもんだよ。
今出てる久生十蘭の全集だって一巻一万円だろ。
677 :
名無しのオプ:2009/10/16(金) 00:10:37 ID:TJuXbpNF
小栗虫太郎集読んだけど殆どの推理描写が説明が回りくど過ぎて
頭でイメージできなくてかなり読むのに苦労したわ
678 :
名無しのオプ:2009/10/16(金) 00:55:22 ID:Sj1hRLWD
イメージしなくていいんだよ
679 :
名無しのオプ:2009/10/16(金) 02:30:07 ID:TJuXbpNF
>>678 いや、推理描写をイメージ、理解できなかったらミステリ物として
致命傷だろ…
680 :
名無しのオプ:2009/10/16(金) 08:18:40 ID:ztXrLord
そっ、それだからアンチミステリなんだよっ
681 :
名無しのオプ:2009/10/16(金) 19:39:42 ID:TJuXbpNF
>>680 なるほど、そういう見方もあるか
でも正直再読する気には全くなれないねw
唯一楽しく読めたのは「完全犯罪」「後光殺人事件」「聖アレキセイ寺院の惨劇」
ぐらいかな
682 :
名無しのオプ:2009/10/18(日) 00:57:50 ID:kkpXKVhe
ミステリは
迷路にたとえれば
入り口から出口まで綺麗につながる正解ルートや、それをを徐々に見つけていく過程が
楽しみの主成分の一つ
黒死館は
迷路でいえば正解ルート探しは実は楽しみの主成分ですらなく
正解ルートではない繁雑な分かれ道にひとつひとつ迷い込む過程こそが楽しみの主成分
というくらいの違いがある。
ミステリ、探偵小説の形をとってはいるが
重点を置いてる部分が極端にいえば本末転倒といっていいほどにずれている
そういう黒死館の性質をもって
「アンチ」ミステリと言われてることが多い。
他の三大アンチミステリとは「アンチさ」がまたそれぞれ違うけど。
>>680 理解はできなきゃいかんと思う。
抽象的な言葉遊びや概念遊びのとこは、「現実味を伴うイメージ」はしようがないので仕方ないけど。
683 :
名無しのオプ:2009/10/18(日) 01:53:19 ID:NBgr5UX+
大風呂敷を広げに広げて、畳む気なんてさらさら無いんだが
その風呂敷の柄がすごい綺麗、そんなイメージ
684 :
名無しのオプ:2009/10/18(日) 02:25:04 ID:Lm0buR5u
ある人が「文学以前の感じ」と評したけど正に言い得て妙だね
それと、ドグラマグラと黒死館殺人事件が二人の男たちによる密約が発端だったって
ことに恐怖を感じる…
685 :
名無しのオプ:2009/10/19(月) 04:41:15 ID:Vm8QVI6M
正木vs降矢木vs若林vs八木沢って話題が昔あったなー
686 :
名無しのオプ:2009/10/19(月) 20:57:20 ID:vbVoSyTA
テレーズがラブな俺は魔童子も楽しく読めたな
687 :
名無しのオプ:2009/10/24(土) 13:16:11 ID:9fJa7Ppo
テレーズ一体欲しい。
688 :
名無しのオプ:2009/11/19(木) 04:36:55 ID:FfrDYLZZ
序章に過去の事件などが書かれてるからよーし年表にまとめようと思ったんですよ。
ところが西暦表記と元号表記が混在しててわかりにくいわけです。
1868=M1
1912=M45=T1
1926=T15=S1
1989=S64=H1
2009=H21
などを調べて、対応させようと思った矢先、
「1852年 6/4の記事」で医学生・鯉吉(算哲)が追放されたことが報じられてることになっている。
これ明治以前、それどころかペリーが来日する前ですよね。
そんな頃から日本はドイツへの留学生なんて送ってたんですかね。
算哲の経歴など考えると、1870年代が合ってそうですし
日本の対外交流を考えても1870年代以降だと思うんですよ。
689 :
名無しのオプ:2009/11/19(木) 04:53:27 ID:FfrDYLZZ
ためしに青空文庫で調べてみたら1872になってました。
創元推理文庫の虫太郎集が間違ってたようです。
690 :
名無しのオプ:2009/11/19(木) 21:07:26 ID:lrlmGeCk
>>689 ホントだw
創元推理文庫で読んでたけど気付かなかったよ…
編集後記であれほど語ってたのにこの体たらくw
691 :
名無しのオプ:2009/11/20(金) 16:25:47 ID:iIYUx15C
青空文庫のは教養文庫のが底本になってるから、
ペダントリーの間違いはだいぶ訂正(改竄?)されてる。
692 :
名無しのオプ:2009/11/21(土) 00:17:01 ID:bISuHyvz
史実では少年使節4人のうち
ビアンカ・カペルロと接触があったのは
千々石ミゲルではなく別の人なんだよな。伊東マンショだっけ。
で、キリシタン関係ってことから子孫の降矢木家が神聖家族と呼ばれてたりするけど
4人の中で千々石だけが真っ先にイエズス会からドロップアウトしてるんだよね。
でもそのへんを訂正しちゃうと本編の骨格に影響するからいじれない
693 :
名無しのオプ:2009/11/26(木) 01:11:49 ID:92QYMOYI
久々に再読
初読のときと比べて法水の印象が全然違う
昔読んだ印象…周りがついてこれない天才ホームズ。ワトソン役の検事たちはただただ感心するのみ
今読んだ印象…たわごとばっかり言うので適当にあしらわれてるお荷物キャラ
昔はなんとなく法水マンセー、尊敬の的なイメージがあっただけに
今になって見てみると思ったより扱いが悪くて笑えた。
他の人には真似できない深い知識と鋭い洞察力に支えられた
奇跡的神がかり的な鋭さで謎を一つ一つ解いてたような気がしてたが
今回読んでみると、推理間違いや空振り、余計なことなどが結構多かった
694 :
名無しのオプ:2009/12/04(金) 21:33:24 ID:aw12Yhhu
>693は山田正紀
「黒死館の積木唄」でも書いて呉れ給へ
695 :
名無しのオプ:2009/12/05(土) 19:28:28 ID:PUdgWUDC
法水のせいで余計に人が死んだようにも見えるし…
696 :
名無しのオプ:2009/12/06(日) 21:41:48 ID:Hgw5PBUd
真犯人はテレーズに化けた怪人二十面相、のちの「青銅の魔人」である
697 :
名無しのオプ:2009/12/06(日) 23:25:03 ID:lY/kO4FW
二十面相シリーズとして書かせると
4外人のうち2人くらいと旗太郎、津多子、その夫、伸子くらいの多人数が
全て20面相の返送ってことになるんだろうな
対抗して4外人のうち1人や車いすの執事などが実は明智の変装だったりもするんだろう
698 :
名無しのオプ:2009/12/07(月) 12:07:32 ID:Tm7aNPxA
ヨーロッパに渡った老ファイロ・ヴァンスがジャポニズムの風を受けて来日、
連続殺人進行中の黒死館に乗り込んで法水麟太郎と衒学博識ぶりを戦わせながらの推理合戦…
被害者がまだまだ増えるな
699 :
名無しのオプ:2009/12/09(水) 16:35:25 ID:SWthaSqM
多分犯人以外全滅してもまだグダグダ話してるんだろうな
700 :
名無しのオプ:2009/12/09(水) 23:44:59 ID:fCkqRKSI
いや、犯人も含めて全滅してもまだグダグダ話してるだろう
701 :
名無しのオプ:2009/12/10(木) 22:07:31 ID:rGzthf6r
そして、このスレでもスレ住民がグダグダ(ry
702 :
名無しのオプ:2009/12/11(金) 00:47:35 ID:jDNaZXV2
そして閉幕(カーテン・フォール)
703 :
名無しのオプ:2009/12/11(金) 20:51:34 ID:DKgbStsh
下がった幕に向かって座布団や湯呑みが飛びまくり、法水が「香を焚け、香を!」と叫ぶ。
チャッチャチャ チャッチャカチャッチャ チャッチャカチャッチャ チャッチャカチャ
パッパラッパパッパー ブンチャッチャブンチャカチャ……
(オケの演奏と共に舞台が回転し、アイドル歌手がいきなり歌い出して……)
704 :
名無しのオプ:2009/12/11(金) 23:46:38 ID:jDNaZXV2
いや、そこはチャカポコ祭文で
705 :
名無しのオプ:2009/12/12(土) 01:51:29 ID:vWDzaOSm
次いで上映される、K・C・MASARKEY社の超大作「狂人の開放治療」
706 :
名無しのオプ:2009/12/12(土) 03:02:55 ID:hiYkB5Tw
ヴァンス 「…もっとも、彼の抽象理論なんて、むろん愚劣だよ。
とくにこの事件だっても全くなんの役にも立ってない
推理しなくてもいいものにまで一生懸命なんだものね、
それが彼にはわからないんだ、まったくもって可哀想なもんだよ
だが、もっと達観すべきだろうね
好漢だよ、法水君は。気易い愉快な男じゃないかもしれんが、
すばらしくおもしろい人物だ」
法水 「莫迦、ファイロヴァンス!」
…法水は唇が涸き、そして心の中で叫んだ
“ヴァンス君、運命の星は汝の胸に横たわる!”
『閉幕』は、あるのか?
707 :
名無しのオプ:2010/01/05(火) 22:36:45 ID:RvZbEQfi
「二十世紀鉄仮面」読んだけど、ダメだわこりゃ。
やっぱ小栗が小栗だったのは「黒死館」までなんだな。
708 :
名無しのオプ:2010/01/06(水) 18:52:03 ID:QeJjaWK8
>>707 えーどのへんがダメだったの?
文体のゆるみとかロマンスとかが受け付けなかったのかな、
俺はあれも小栗虫太郎のいい持ち味だと思うけど。
それと「白蟻」は既読?
709 :
名無しのオプ:2010/01/23(土) 23:20:03 ID:1Ejhu7Ry
ぼくも「鉄仮面」好き。「黒死館」「完全犯罪」に次ぐ代表作のように思う。
710 :
名無しのオプ:2010/02/14(日) 14:11:29 ID:qLsI9VRO
711 :
名無しのオプ:2010/02/17(水) 00:22:18 ID:CsRaKj8m
なんだかよく分からんが読み終わったぞ
法水の外見に関する描写が全くないのは何でなんだ
どんな奴なのか全くイメージできなかった
単に読み飛ばしてるだけかも知れないが
712 :
711:2010/02/17(水) 00:24:16 ID:CsRaKj8m
タイトル書き忘れたー
黒死館です
713 :
名無しのオプ:2010/02/17(水) 18:15:42 ID:IR6Yf1S4
>>711-712 いや、その通りですよ>法水の外見に関する描写が全くない
作者はヴァン・ダインの作中探偵ファイロ・ヴァンスを
読者がイメージしてくれるだろうと
漠然と考えてたのでは?
創元『日本探偵小説全集6・小栗虫太郎集』収録の
「聖アレキセイ寺院の惨劇」に出てくる
松野一夫の手になるイラストの中で
法水・支倉・熊城らしき三人(とロシア人ルキーン)が描かれてるのがありますが
真ん中にいる眼鏡の冴えない男が法水なのかも?
その顔で後々「二十世紀鉄仮面」の大ラブロマンスを繰り広げると思うと
失礼ながらちょっとふいてしまいそうになります
(ちなみに「〜鉄仮面」連載中の挿絵での法水は、茂田井武による二枚目キャラ。
でもやっぱり本文で外見描写はない・・・)。
もっとも、当時の日本の<名探偵>は
法水に限らず、必ずしも克明な描写ではなかったと思います。
記憶の限りでは海野十三の帆村荘六、浜尾四郎の藤枝慎太郎、大阪圭吉の青山喬介、
葛山二郎の花堂弁護士(この人は迷探偵っぽいけど)もそんなにわかんないと思いますし
木々高太郎の大心地章次もせいぜい「こわい顔」としか書かれてなかったかと
明智小五郎も、個性的が描かれてるのは初期だけのような気がしますし。
あとは白髪の由利麟太郎(BY横溝正史)が、ややイメージしやすいぐらいでしょうか。
714 :
名無しのオプ:2010/02/17(水) 21:20:54 ID:ssta4kqz
715 :
名無しのオプ:2010/02/17(水) 22:17:53 ID:NT9f37Mt
個人的には、法水はメガネを外した虫太郎、帆村は若い頃の水谷準(に虫太郎風の電波を混ぜた感じ)、
藤枝は作者の濱尾本人の禿頭にかつらを被らせたイメージで読んでた。
ルックスに特徴のある作者だと、キャラに作者像がリンクしやすいようだ。
花堂弁護士には、濱尾四郎の弟・古川ロッパを連想してたw
716 :
名無しのオプ:2010/02/18(木) 19:09:35 ID:ES5M9BVy
おっさん、寝ろ
717 :
名無しのオプ:2010/02/21(日) 00:59:34 ID:0k+eWMsY
718 :
名無しのオプ:2010/02/25(木) 20:55:49 ID:unUhh2kc
綺想礼讃買ったぜ
アマゾンでぽちっとなしただけでまだ届いてないけど
719 :
名無しのオプ:2010/03/09(火) 18:41:47 ID:3FIt+p1p
小栗作品の外国語訳って皆無なんでしょうか
amazon.comで英訳を探しましたがありませんでした
ドグラ・マグラはフランス語訳があるくらいなので残念です
720 :
名無しのオプ:2010/03/09(火) 20:49:35 ID:k5yO7AmR
721 :
名無しのオプ:2010/03/12(金) 05:31:38 ID:HkQ6Lt/T
黒死館を今200Pくらい字面だけ読んでるけど、全く意味が判らないぜ…!
法水と会話してる人達もすごいなありゃ。
722 :
名無しのオプ:2010/03/15(月) 08:19:54 ID:MZIqtujv
>>721 とりあえず細かい理屈は分かったつもりになって
立ち止まらずに読み進むのがいいと思う
トリックとか会話の中身とかは気にせずに。
時々作中人物ですら法水にあきれたりつっこんだりしてるくらいだしな
723 :
名無しのオプ:2010/03/15(月) 18:15:46 ID:0d3quAyS
MMRと読み方は同じ
724 :
名無しのオプ:2010/03/17(水) 11:27:45 ID:FuFL8CDe
三大奇書とやらの中ではこれが一番つまらないね
725 :
名無しのオプ:2010/03/17(水) 19:18:42 ID:wvZbEXph
んなこたぁない
726 :
名無しのオプ:2010/03/17(水) 23:43:33 ID:mdgOSHOO
まぁ価値は人それぞれだからな
同じ方向性ならば優劣のつけようもあるが
それぞれ全然ちがった方向性で「アンチミステリ」なわけだから。
赤と青はどっちがきれいか、というようなもの
727 :
名無しのオプ:2010/03/27(土) 01:49:11 ID:qzrfKeLZ
完全犯罪を読んだ時の衝撃は未だに忘れられない
もうトリックもあれだけど、よくあの時代にあんな危ない設定で書いたと思うよ…
728 :
名無しのオプ:2010/05/13(木) 16:46:11 ID:eF00f2Mo
黒死館殺人事件読み始めたんだが
澁澤訳のラヴクラフトを旧字体で読んでるような感じになってきた
729 :
名無しのオプ:2010/05/14(金) 05:05:32 ID:bb0ET8ST
法水の説明や指摘は思わせぶりな割にスカが多いので話半分に読み流し
さまざまな品や本などの羅列描写も
二度目に出てきたら「そういえばそういう物があったなあ」と思いだす程度で
気楽に読むといいぜ
730 :
名無しのオプ:2010/05/14(金) 06:29:13 ID:DOwqgUAo
>>729 『白鯨』を1章置きに読んでいくような読み方だな
731 :
名無しのオプ:2010/05/15(土) 18:36:35 ID:aZWzEKHh
732 :
名無しのオプ:2010/05/26(水) 22:15:33 ID:FZffbVNL
>>730 『戦争と平和』を一日一語づつ読んでいくスヌーピーを思い出した。
733 :
名無しのオプ:
奇書系のスレ(四大奇書、ドグマグ、虚無)が軒並みアガってるので何となくage