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書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :
「生首に聞いてみろ」が平成16年下半期の直木賞ノミネートされるか否か
注目している。まあ、ほぼ100%駄目だとは思うが。
昨年の「葉桜…」にもひそかに期待していたのだが、文壇と一般社会からは
完全スルーされてしまった。
ノリリンの「生首に…」は、誰しも異論が無い本格長編ミステリ、しかも本邦の
ミステリにおける伝統的悪癖とも言える怪奇探偵小説を枠を脱した作である。
(この点でアーヤの「暗黒館の殺人」は怪奇幻想小説とも理解される可能性があるため、推すことが出来ない)
直木賞史上、このようなクイーン風の長編パズル小説の受賞例は無い。
本格ミステリの社会的認知のためにも、1%未満の可能性(否、願望)に賭けたい
ところではある。
落選しても、せめてノミネートされれば次に繋がるのだが。