ディクスン・カー(カーター・ディクスン) Part6

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642書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
>カーの発売点数は疑問符がつくほど多い気がするけど、もしかして米で本格復古運動で>も起こったのかな?
>ハリウッド辺りが「カーを映画化するかも」とか宣伝してたりしてw。
カーヲタの妄想に笑った。
形上、一応品揃えしておくこと(これが通販のセールス・ポイントでもある)と、
実際に読まれている、売れているというのは全然別な話である。
買うだけならフリーマンも可能。(ペーパーバックで相当数が復刊)

カートことジョンの英国怪奇小説に関する詳しい読書歴を知りたいところだ。
初期作にはこの辺の影響が大という感がある。
リットン卿の「幽霊屋敷」、クロフォードの「上段寝台」、ジェイコブズ「猿の手」等々の古典は愛読していたであろう。
クロフォードの「泣きさけぶどくろ」はお気に入りだったとか。
英国怪奇小説には、暗く重い雰囲気が特色なのだが、これに対して、
英国の気風を色濃く残す米東部出身とはいえ、陽気なアメリカ人らしい明るい気質が
前面に出て来るのが中期以降の作かと思う。