高村　薫　その五

>>939
ハードカバーのほうの看護婦の悲嘆ぶりとラストの部分が好き

文庫のラストも悪くないけど、ハードカバーを知ってると尻切れっぽくて
文庫の主人公はうじうじしすぎで嫌い

水沢のキャラも全然違うよな。
単行本は萩原聖人っぽい。
文庫はクボヅカっぽい。

「マークス」普通にどちらも楽しんだから、「LJ」の文庫化楽しみにしてる。
問題は「照柿」はどうでもいいとしか思えないところだ。

合田のいる世界（高村薫ワールド）では、まだ林原は逮捕されてないのか？

あのさ･･･新リア王ライト版とか晴子ライト版、高村以外の作家に描いてもらわないと
誰も読まんぞ

本人も万人にウケるとは思ってないだろ。

ただあんまり売れてないみたいだし、
余計なお世話だけど、こういう路線をずっと続けると不味いような気もする。
まあそれでも凡百の作家よりは売れてるんだろうけどさ。

売れないものを書くのも、作家の使命では？
高村は一生分の生活費ぐらいは稼いでるだろうし。

高村はもう金のために書いてはいないだろう

そして新刊、改稿本が出るたびに俺は買い続けるだろう

儲ってありがたいよな、ホント

>>933
レスが遅れましたが
それ程印象が違うなら機を見て読んでみたいと思います

新リア王は売れてないみたいだけど、
晴子情歌は発売週のTOP10にランクインしてた筈。

そんでもって、
晴子読んで、もう高村薫はいいや、と思った人が大多数。

マークスの山、読もうと思うんだけど
先にハードカバーの方読んだほうがいい？

>>951

YES

ブクオフの単行本５００円均一セールに乗じて
レディージョーカー上下巻を手に入れてしまった。
読むのが楽しみというより怖い。

>>953
レディージョーカーは大丈夫です。
思う存分堪能して下さい。

>>952
レスありがとうございます。
この人の本は、文庫になると中身が
かなり変わるみたいなので不安があったんで

すいません、ageてしまい

リア王の平積みがとっとと片付けられてて悲しい。返品率が凄そう。
作者本人は何とも思わないだろうけど読者として悲しい。
確かにもう充分な評価はもらってると思うけど
最近の著作が読まれないと過去の作品も読まれなくなりそう。

＞晴子読んで、もう高村薫はいいや、と思った人が大多数。

１作外す作家なんて５万といる。
しかし新リア王が晴子の続編で政治家、僧侶の話なのが…

本人の評価より、この出版不況の時代に切られないか心配…

まあ文庫はどれも版重ねてるっぽいから平気だろうが。

80のﾊﾞｰさんになっても書いていてもらいたい。

以前マークス読んだので、今度はブクオフで各１００円で購入できたレディ・ジョーカーを
３ヶ月近くかかって読みますた。
読みごたえはバッチリあって堪能できたのですが、まさか高村が腐女子だったとわ・・・ｗ

>>961
涼しいうちに照柿もぜひ。
夏読むと氏にそうになる

わたし、地を這う虫しか読んだことない高村初心者なのですが、次に読む作品でお薦めを教えてください。

>>963
「黄金」、「我が手に拳銃を」あたりが丁度いい長さでいいかも
ホモ？が大丈夫ならリオウも

高村作品は、文庫になるとこざっぱりした印象になる。
風呂にでも入ったのかと。

入ったのか、入らなかったのか。

>>962
ありがとうございます。
ブクオフで見かけたら購入してみようと思います。

「神の火」はたしか温泉に入ってたなそういえば…

小豆色の乳首(;´Д`)ﾊｧﾊｧ

いや、そういう真面目な人だから「マークス」「照柿」「LJ」って
傑作を右肩上がりにかけたのだろうが･････････････。

うまくいえんが、儲かった金でホスト遊びでもしてくれ。
このままいくと、最終作品は般若心教とか仏教の法典じみたものになりかねない

途中でおかしくなって、西遊記を書き始める高村薫

途中でおかしくなって、ｾｶﾁｭｰを書き始める高村薫

ここは「あったら嫌な高村薫」スレになりました

セ、セカチューは嫌だなあw

次作は、秋道を中心に描くんだろう？
いわばやんちゃが度を越したワルを描くんだろうけど、２００２年のシーンを
象徴するような若者を描くことが出来るのだろうか？
クラブやドラッグに浸った文化を高村がどこまで丹念に調べ上げるのだろうか？
下手すれば安物の風俗小説と化しかねない危険性もあるわけで、仮に成功すれば、
高村にとってエポックメーキングとなる作品になるだろう。

高村はこれまでも若者を描いてきたが、その若者といえば普通の若者とは異なる、何か
大きな社会的世界的な文脈をひっさげている陰のある人物像だった。しかも李歐を除けば、
中年に差し掛かった３０代もしくは中年そのものの４０代が主役で、あくまで脇役として登場したに
過ぎなかった。もちろん銀行強盗やらかす奴やら、原発襲撃プランに関わる奴やら、国家安全部のスパイやら、
ＩＲＡテロリストやら、尋常な人物ではなく、読んでいる本がこれまた今時の若者の主流が読んでいる本とは
真逆。
つまり高村がこれまで描いてきた人物・世界とは違う若者文化の中に暮らす人物の像をどういきいきと描けるかが見もの。
高村が警察ものを書かなくなった理由の一つが、事件とそれがおかれる社会的文脈との線が結べなくなったというものだったが、
今の風俗を社会的なひろがりをもった仕方で書こうとすると相当至難じゃないかなと思う。

鈴木清剛の「ロックンロールミシン」とか
石田衣良の「池袋ウェストゲートパーク」のようなリアリティある現代若者像を
描く文体をものしうるか？
そこがとわれると思う。高村に浮遊する身体をもてあそぶ若者、チーマーやカラーギャングは
描けない。小難しいこと考えてるギャングなんてやめくれといわれるだろう。

高村にリアルな現代若者は求めてないなあ。
最近の社会情勢に対する考えを見ると、
なんかいかにもって感じの類型的な若者像を描きそうで不安。
ゲーテ読んでるチーマーでいいよ、もう。

リアリズムと無縁のところで小説を書いてきたというのなら、リアルな若者像を描くことは
求めても仕様がないけど、これまで大衆小説を書いてきて、しかもリアリズムに拘るために
詳細なデータを収集して小説のディテールを構成することで、そこから小説のプロットを補強する
という方法をとってきたわけだから、急に妙ちくりんな小説も書けないだろう。
となればある程度リアルな若者像を描くことが要求されるわけで、しかもポップな感じを出すためにも
これまでとは異なる文体を模索しなければならず、そうなるとえっ？というような文体にしあがってしまい、
一読して「高村作品だ」と判別できない代物になるだろう。一つの冒険であるが、同時に大失敗の駄作と化する
可能性が大。言葉に対していい加減な意識で接している現代社会にあって、貧困な語彙でいかに表現するかが勝負
になってくるだろうね。「マジうざくねえ？」とかその類の言葉で何を語るというのか、少なくともこれまでの
言葉という言葉を一つ一つ選択し、修辞に配慮した文体で描くことが不可能となれば、どういうものが
出来上がるというのだろうか？
鈴木清剛とか石田衣良とかは、それを描くことが上手いと思うし、馳星周のような描き方も高村とは違うだろうし。
馳の「虚の王」という渋谷の高校生やらギャングを描いた小説のようなものも高村には無理だろう。
あるいは村上龍の「希望の国エクソダス」のようなチーマー（まあチーマー文化も衰退しているが）
も描けない。携帯やネットでつながる島宇宙化した共同体なんて一番描きにくいだろう。
暴走族を描くにしても、せいぜい９０年代までの暴走族の形態はなんとか描くことができたとしても、
２０００年代のそれを描くのは非常に難しい。一人の人物から社会的なひろがりにまで拡散させて書くことが
困難だから。
ゲーテ読んでいるチーマーも実際には稀にいるのかもしれないが、一般的には考えにくい（ヴァイオリン刑事も考えにくいけどｗ）。
「歎異抄」やら「正法眼蔵」果ては埴谷雄高の「死霊」とか「永久革命者の悲哀」なんて読むギャングというのも下手すれば「そんなアホな」
ということになるだろうし。西成の若者は描けても渋谷・池袋の若者は描けないだろうというのが俺の正直な意見。
長々とすまん。

巷には暴走族を描く漫画は多くても、チーマーやギャングを描く漫画が少ないよね。
漫画でも描きにくい主題なのかもしれない。
暴走族なら「ＢＡＤＢＯＹＳ」とか有名な作品があるし、「特攻の拓」とか「爆音列島」とか
いい作品もあるんだけどね。ただしそれらも８０年代あるいはせいぜい９０年代までのメンタリティ
なんだよ。暴走族漫画である程度リアリティを感じられるのはこのぐらいか。本宮ひろしとかとなると
９０年代としても読めない。あまりにも干からびているし。「黄金を抱いて翔べ」で登場する「吹田連合」は、
８０年代９０年代の族ではありえない。あれはどうみても７０年代の族らしい。
俺の親父の現役世代だよ。死を賭した危険な暴走の疾走感や躍動感とその行為の無意味性の自覚というものは、
今ではない。だから過去にわずかに暴走族を描いたことがあるにしても、「吹田連合」のような描き方はもはやできない。
チャンプロード（これでもまだ渋谷・池袋の若者像とはずれているだろうが）などでも読んで情報収集に励むのだろうか？
でもＣＲを読んでいる高村薫なんて想像できないし、したくないｗ。
「背教者ユリアヌス」とか読んでる姿の方がいいよ。
パーヴェル・アレクセーイェヴィッチ・イェルギンのように、チーマーやギャングを描けないし、第一そんな人物などいないｗ

三輪與志は虚体の象徴表現だったあ〜(’-^*)マジおもろい。
これからもバリＸ２「死霊」読むよ♪
良かったら読んでみて��さぃ(*^_^*)

なんて手紙はいやだなあｗ

マジ？読んでみま〜す(^O^)
大好きです↑↑(∀ﾟ)人(ﾟ∀)ノ!!☆★

こんな感じか？
確実にコアな読者は離れる。

f6+uH+Iaさん

長すぎ！

>>982
ごめんなさい(*^_^*)

舞城みたいな文体の高村なんて想像できない…

（舞城王太郎＋金原ひとみ＋馳星周＋新堂冬樹＋花村萬月＋柳内大樹＋田中宏＋高橋ヒロシ）÷８＝高村薫の次作？

合田刑事がカラーギャングと戦う話はどうでしょう？ｗ

>>986
行儀が悪いと叱り付けてオシマイ

マコトとなら、クラシックの話題で
ヴァイオリン刑事と意気投合するかもしれんw

そういえば、マコトとつきあっていた署長は合田の役やった渡辺謙だったから
いけるかも。
設定は池袋のギャングのキングであっても（ちなみに「ギャングキング」はおもしろいよ）、
失われた１０年について長々と語りだしたしてｗ