『読みました』報告・国内編Part.2

このエントリーをはてなブックマークに追加
132名無しのオプ
しかし最近の歴史研究で、司馬作品も妄想全開のよくできたファンタジー
だということがだんだんハッキリしてきたからなあ。

よくSFファンの間で言われているのが、映画「2001年宇宙の旅」が
公開された時、「それまでの荒唐無稽なSFと違って綿密な科学考証に
基づいたリアルな映像」などと言われていたのだけれど、2001年を
越えてみると、むしろ「荒唐無稽」と言われていた活劇などに出てきた
技術や発想はすでに現実化しているのに、リアルに見えた2001年に見ら
れるものは今ではトンデモなものでしかなくて実現しようとする人も
いないものばかり、というのがある。
司馬作品も案外講談もの以上にホラばかりだ、と笑われる時代がもうそこ
まできている気がすると同時に、同時代のドキュメントなどを調べていると
一人の人間の蛮勇や英断でことが決まることが意外に多くて驚いている。
あんがいと「影武者」の方が「関ヶ原」(もう相当史実と違うことが明らか
になっている)よりもリアルだったと証明されたりするかもしれない。
山本勘介も結局実在したしなあ。(いつの時代の話だ)