【金田一】横溝正史 =七つの仮面=【由利三津木】

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824書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
由利先生シリーズ(三津木記者が単独で登場する作も含む)も、
どこかでまとめて全集にして欲しいものである。

ノンキャラ作品で全く話題にあがらないが「帰れるお類」は、
横溝作品としては、異色の逸品。
純文学>>(超えられない壁)…>ミステリ(特に本格)という通念に立てば、
大横溝がこういう作品も書ける人だったと知り、嬉しい気持ちを感じざるを得ない。
怪奇・猟奇どころか、ミステリ性さえ排した、どこかモーパッサンや志賀直哉の短編を
想起させる作である。