【本格の】鮎川哲也 四番館【鬼】

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574書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
フリーマンの「樽」は古典としての意義はあるだろうが、
今読むと謎解きミステリとしては弱く、
この点は、前述したとおり解決を偶然性(疵)に頼っている面があるとはいえ、
黒トラの錯綜したトランクを巡る謎解きの方が面白い。
「樽」は、後の87分署シリーズ等に通じるような警察小説としての集団捜査の面白さを
持つ面が着目されて良い作かと思う。