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書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :
本日の讀賣新聞読書欄、読者からの質問コーナー(「本のソムリエ」)、
「…鞄が話のキーを握る面白いミステリーがあれば、ぜひ読みたいのですが…」
という44歳主婦の質問に対して、回答者となったアリスは、とっておきの名作と
して、日本のミステリーを代表する傑作であると共に、鞄ミステリーというジャンルを
設定したら(あるんかそんなもの(w )、間違いなく世界の最高峰であるとの賛辞を
添えて、鮎の「黒いトランク」を推している。
(続いてジョンの「妖魔の森の家」も推している)
余談ながら、「…気分がスカッとする本はないですか」という38歳主婦からの質問
に対して、回答者の井上荒野はM・シューヴァル&P・ヴァールーの「笑う警官」を
推しているが、回答の内容を読めば確信犯的に本書を推しているのはわかるものの、
質問の意図を考えれば、妥当性を欠く回答であると言わざるを得ないものがある。
ふと、鮎はマルティン・ベック・シリーズのような警察小説も書けたのではないかと
思った。鬼貫は「足を使う」名探偵なのは、今さら言うまでもないことだしな。