ディクスン・カー(カーター・ディクスン) Part5
332 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :
バカミスの定義に粘着している奴がいるが、個人の感性に関する問題であり、
厳密な定義が無いものに関する極めて不毛な議論と言える。
(この点は、トリックの大技・小技の定義も同様である)
私は、鮎川、都筑作品に御都合主義や偶然性は感じても、バカミステーストは
感じたことはない。
アクロバティックな論理や機械的な細かいトリックには、感心はしても驚愕というのは
無いのだ。
ジョンの具体的な作を取り上げて、バカミスか否かを論じるてみると、
各人が持つバカミス観のようなものが見えて来て面白いかもしれぬ。
そこから、万人が認めるバカミスといった作品が浮かび上がって来るやもしれぬ。
例えば、メジャーなところでは「黒死荘殺人事件」。
トリック、犯人共に文句無しのバカミスだと思うのだが?反対意見を聞いてみたい感あり。