今、読んでいるミステリ小説は?【5】

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508書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
横溝作品の軽いやつを読みたくなり、「双生児は囁く」を読み始める。
場合によっては、横溝氏は文学者足り得たかも、とふと思った次第。

>>501を読んで次元の低さに唖然とした。
ミステリか否かという事は、実質的な内容面において判断されて当然であり、
本屋の棚の分類などといった営業面も絡んだ外形的・表面的な事は、
判断基準足り得ないのである。
例えば、既出の谷崎の「犯罪小説集」(中公文庫)は、ミステリの棚にあったことは無いが、
本書に関するレスは削除対象になるのか?
エーコの「薔薇の名前」はミステリ等エンタメの棚ではなく、文学の棚にあるが、
板違いの本なのか?
ミステリ作家ではあるが、乱歩の遺作「指」は明らかにミステリではなく、
代表作「押絵と旅する男」もミステリとは言い難いものがあるが、これらの作品に関するレスは削除対象足り得るのか?
このような例を考えてみてもわかるとおり、「一般的にミステリと言われているもの」の定義
など不可能なのである。
このためミステリか否か、従ってミステリ板におけるレスの対象とするに
ふさわしい作品であるか否かは、読み手の判断にかかってくるところが大きいものになる。
従って当然のことながら、読み手は「この作品はミステリとして語るにふさわしい」旨に
関する説明責任を負うことになる。
単に「××はミステリとしても面白い」と書いただけでは不十分であり、
「どこがミステリとして読めるのか、面白いのか」という質問に対しては
回答する道義的な責任を負うかと思う。
509書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/13 20:34 ID:G1hz/1Zf
谷崎潤一郎関係のスレに関して、敷衍しておくと、
文学板の谷崎スレは、「文学としての谷崎作品」を語る場であり、
「ミステリとして読んだ場合の谷崎作品」を語る場ではない。
そのようなレスこそ、まさに板違いと言えよう。
谷崎作品に関しては、「犯罪小説集」は既に紹介済み(過去ログあり)であり、
「鍵」の紹介に関するレスも保存されたので、詳しい論考等を行うのであれば、
リンク先のミステリ板のスレへ書くのは当然ことかと思う。

今後は、読書中(再読を含む)の本の事はこのスレに、読了後の本の事は該当のスレに、
書くことにするYO!
しかしながら、今後も本屋の書棚の分類等にはこだわらず、ミステリと判断した書は
随時紹介して行くこととする。
ミスヲタ諸兄は、フョードルの「罪と罰」は第一級のクライム・ノヴェルでもあり、
「カラマーゾフの兄弟」は、謎解きミステリの要素が濃厚な作であることを、
各人が肝に銘じておけ。
510名無しのオプ:04/07/13 20:37 ID:p4OcKClo
そういいつつ削除人を敵に回すのが怖くて書き込めないヘタレ馬であった