本スレが機能していないので、やむを得ず避難所を建てることにします。
ミステリ翻訳家の淡路瑛一さん――伊藤照夫であり、海野雄吉であり、
津川啓子であり、千葉順一郎であった方――の思い出を語りましょう。
荒らし対策として以下の三点の徹底をお願いします。
○最もポピュラーな筆名については 絶 対 に 書かないでください。
(書きたい場合は「センセー」で代用するなど、叙述に工夫してください)
○完全sage進行で。
○荒らしが常駐する本スレPART2からの誘導は無用に願います。
なお、言うまでもなく作品内容のネタバレは厳禁です。
うんち
おおこういう手もありましたね。
>1 goodjob!
今月号の「本の雑誌」鏡明のコラムに
ちらりとセンセーへの思いが書いてありました。
センセーの追悼本って出ないのかねえ?
>>4 よかった。誰も気付いてくれないままdat落ちしたらどうしようかと思ってました〜。
>センセーの追悼本って出ないのかねえ?
今のところ追悼本の企画は耳にしていませんが、中間小説誌は各誌で追悼特集を
組むと思います。とりあえず、今月発売の「ミステリ・マガジン」は確定。
書籍で予定に上がっているのは、フリースタイルの「ポケミス全解説集」と、ちくま文庫
の傑作選(怪奇篇・全3巻)ぐらいでしょうか。
それから、2/25に「〜〜さんを偲ぶ会」が開催されます。呼び掛け人は、阿刀田高、
逢坂剛、北村薫、高信太郎、権田萬治、佐野洋、高橋克彦、皆川博子、宮部みゆき
の各氏。出版関係者限定みたいなので、ご希望があれば簡単にレポートします。
>5
情報ありがとうございます。
本スレでは、こんな話ができなくなっちゃって哀しい...。
今月は久々に「ミステリ・マガジン」みてみます。
(なんせ「読ホリデイ」休載中は、手に取ることもなかったからなあ...)
フリースタイルの本は、わくわくしながら出るまで待ちます。いつまでも待ちます。
ちくまの傑作選は、何とか怪奇篇以降も出版してもらえるよう応援しましょう。
偲ぶ会、少し先ですが、
できる範囲で結構ですので、レポしていただければうれしいです。
呼び掛け人の方たち、何となくセンセーとの親交が想像できますが
皆川博子さんと親しかったとは、全く知りませんでした。
新聞広告で確認したところ、今日発売の「小説宝石」2月号でも追悼特集が
組まれているようです。
北村 薫 佐野 洋 法月綸太郎
皆川博子 宮部みゆき 新保博久
という方々の追悼文集のようですね。
ちょいと本屋さんを覗いてこよう。
>>8 今月は「問題小説」にも追悼特集あり。
メンバーは、高橋克彦、佐野洋、山前譲の各氏だそうです。
しかし、二人だけで会話しているのっても淋しいですねぇ。
でも、人集めにageられないのがつらいところ……。
おいおい長屋の住人が増えることを祈りましょう。
>9
同意!
まあしばらくは、マターリといきまひょ。
本スレ1の住人だったら、きっと気づいてくれるって。
ミステリ・マガジンと小説宝石の追悼特集、読んできますた。
MMは笠井潔・石上三登志・日下三蔵などなど。
センセーの次にMMの編集長をされた方の追悼文が興味深かった。
センセー、締め切りぎりぎりの原稿を
編集者が待ってる前でサラサラっと書いて、
見直しも推敲もしなかったそうな。
(砂絵のセンセーが砂絵書いてるみたいでかっこいい)
小説宝石の特集もよかったです。
皆川博子さんとセンセーのつながりは、いまだ不明ですが
皆川さんの書かれた追悼文には心打たれました。
「問題小説」の追悼特集は、前述の通り、佐野洋、山前譲、高橋克彦の三氏。
佐野さんは「小説推理」の連載「推理日記」でも、一回まるまるを追悼に充てています。
「ミステリ・マガジン」とあわせて三誌にセンセーの思い出を書かれたことになりますね。
デビュー以来のお付き合いでお元気な方というと、佐野さんぐらいだからなぁ。
佐野氏の「推理日記」読みごたえありました。
1/26付朝日新聞夕刊の「惜別」のページに
創作一途で名探偵「量産」、という見出しで
怪獣のおもちゃと一緒に写ったセンセーの写真と
高信太郎、堀燐太郎両氏の談話を絡めた記事が掲載。
堀さんって「別冊新評 都筑道夫の世界」に「夕陽荘23号室」についての
エッセイを書いてたおもちゃコレクターの堀田英俊さんですよね?
光文社文庫の「本格推理」に短篇が入選して、ペンネームを作ったと
聞きました。
昨日の夕刊は読まずにしまってしまったので、早速出してきます。
情報ありがとうございました。
○最もポピュラーな筆名については 絶 対 に 書かないでください。
…………_| ̄|○ シマッターーーーーー!!! 自分で書いておいて……
( ´ー`)つ マァマァ キニシナイキニシナイ
>堀さんって、おもちゃコレクターの堀田英俊さんですよね?
そうですそうですその通り。
フリースタイルのサイトに堀氏のコラム発見。
センセーの話も書かれてます。
http://webfreestyle.com/horilyn/horilyn.html 堀さん、センセーの小説にでてくるいろんなおもちゃを
実物の写真や図解で解説したような本、作ってくれないかなあ。
楽しい本になると思うんだけど。
今このスレに気づきました!ありがとうございました!
>>17 よかった、人が増えた! よろしければお好きな作品など教えてください。
>>17 3人目、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
今週の週刊文春2月12月号
小林信彦コラム欄にてセンセーの追悼文。
「カルト編集者」というタイトル。
センセーのEQMM時代を、同じ編集者として語れるのは小林氏しかいない、
と勝手に想像していたのですが、氏いわく、ほとんどすれ違いに近かった、そうです。
コラムの最後のセンセーの言葉は、かっこよくて、
ちょっとうるうるしてしまいました。
私も「週刊文春」、買ってきましたー。
ヒッチコックマガジン編集長就任時の小林さんが26才。
その時期のEQMM編集長だったセンセーが29才ですか。
そういえば、「SF-JAPAN」のインタビューでも「僕に一番才能が
あったのは編集者として」とおっしゃってました。
ところで、17さんはいずこに?
すみません。微アクなもので。
今日ミステリマガジンをようやく買いました。
週刊文春は明日買ってきます!
好きな作品は「なめくじ長屋」「誘拐作戦」です。
それからショートショートも。
「どれが好き」というと「夜の声」が特に好きです。
最近またいろいろと読み返していますがやはりセンセーの作品は大好きです。
>>22 「夜の声」いいですねぇ。
「電話の中の宇宙人」→「風見鶏」と読み比べるのも楽しいです。
細々とやってるスレですので、お暇なときに覗きにきてくださいね〜。
本の雑誌3月号の戸川安宣氏の連載エッセイが
センセーに関する興味深いお話でした。
おすすめ。
光文社文庫版「猫の舌に釘をうて」
恥ずかしながら、初めて読みました(本格モノ苦手なもんで...
いやもう、こんなに胸がキュンとする話だとは。
有紀子さんのモデルとなる女性が実在した、ということを知ると
主人公の思いが作者の気持ちとかぶっているような気がして、
ますますキュンキュンしてしまいます。(←これはもしかしてセンセーの罠?
本筋とは関係ないけど、詳細な街の描写も、とてもいい。
併録された「哀愁新宿円舞曲」は、もちろん初めて。
「娼婦の町」「歌舞伎町夜景」のような素敵な短編が読めて、幸せでした。
俺も>22さんのように、センセーの作品を読み返していきます。
(というか、まず未読分を読まなくっちゃなあ。)
戦前の東京の描写が素敵な連作ミステリ「東京夢幻図絵」はお読みですか?
断然お勧めですよ〜。
>>25 はい。「夢幻地獄〜」と間違えて買いました。
面白いですね!
>>24 「猫の舌〜」は学生の頃に読んだときは、主人公の気持ちが全然理解できなかったのですが
読み返してみるとなんとなく理解できるようになりました。
本の雑誌も読まないとですね。
スレの皆様の情報には感謝しています!
>25
さんくすです。
次、何読もうか迷っていたので「東京夢幻図絵」にします。
中公文庫版が積ん読の山に埋もれているはずなので
ちょっと掘り起こしにいってきます。
桔梗氏も17氏もかなりセンセーを読み込んでおられるようで、うらやましい。
わたし、センセーのハードボイルドや怪談、伝奇、SFものは
しっかり押さえているのですが、
本格モノにまだまだ未読が残ってます。(ミス版なのに恥ずかしい...
>>27 >次、何読もうか迷っていたので「東京夢幻図絵」にします。
>中公文庫版が積ん読の山に埋もれているはずなので
おお、文庫をお持ちでよかった。元版から作品が一つ増えていてお徳です。
>わたし、センセーのハードボイルドや怪談、伝奇、SFものは
>しっかり押さえているのですが、
私は先日、「妖怪紳士」の第二部・第一回の載った「少年キング」をようやくゲット
しました。途中の号はいくつか持っていましたが、やっと発端が読めた! これ
何号まで連載されたのかな〜。
>本格モノにまだまだ未読が残ってます。(ミス版なのに恥ずかしい...
いえいえ、それだけセンセーの活動が多彩だったということですし、これから
楽しめる作品が多くてむしろラッキーですよ。本当に読めば読むほど奥深さに
ため息の出るような作品群ですから。
30 :
名無しのオプ:04/02/17 19:31
やっぱり!昔、文庫の解説かなにかで、この名前を見た気がしたので、来てみました。
ブックオフなどで見かけるとこまめに買っていたが、積読状態だったのでさっそく家に帰って読んで見ます。
「なめくじにきいてみろ」「暗殺教程(?)」などのアクションもの、面白かったなあ。
よし、仕事やめて、今日はもう帰ろう。
>>29 そのサイト、よく見てるのに気づいてなかった・・・_| ̄|○
>>30 四人目の愛読者さん、いらっしゃ〜い! お待ちしてましたー。
♯センセー自身が淡路瑛一名義で解説を書いているのは、新潮文庫の
♯『酔いどれ探偵』ですね。
アクションものがお好きなら『暗殺心』(徳間文庫)がお勧めです。お読みですか?
申し訳ない!2ch初心者なもんで、昨日はageてしまいました。2chを教えてくれた
女子社員に、上げない方法を聞きましたので、もう安心です。
桔梗さん、「暗殺心」確か前に買った覚えがあるので、探して読みます。
昨日は自宅の本の山から、角川文庫の「ひとり雑誌第1号」を見つけたので、読んでおります。
1号から増刊号まで4冊出てきたのはうれしかった。無くしたような気がしていたので。
長い間読んでいなかったので、これからしばらくは読みつづけようと思っています。
よろしくお願いします。<仕事中ですが>
こんばんは&はじめまして。
今日更新された日本推理作家協会の会報より。
>追悼
>都筑先生の原稿取り
>松田しのぶ
いやあ、順調に住人が増殖中ですよ、桔梗さん。
>>30 はじめまして。よろしければ「ひとり雑誌」の感想なぞ、お待ちしております。
>>33 はじめまして&情報さんくすです。
日本推理作家協会のサイト、読ませていただきました。
ミステリ・マガジンの追悼文に「センセーは見直しも推敲もしない」とあったので
てっきりエッセイを書かれるときだけと思い込んでいましたが、
なんと小説も推敲されないとは、びくーり驚愕唖然。
↑これだけの文章書くのにも推敲してる、俺って... (´・ω・`)
日本推理作家協会サイトの1月会報にも
長谷川卓也、新保博久両氏の追悼文あります。
>>34 はじめまして。「ひとり雑誌」読みつづけております。
なんかいいなあ、このロマネスクな雰囲気。
漢字づかいも、表現も、文章全般現代の目で見ると確実に古びているのだが、
ページを捲る手を止めない(翻訳風はちょっと落ちるが)スピード感は、
さすがセンセーです。
志ばかり高く何をいっているか判らん小説より、肩の力を抜いて、
「読み物ですから、存分に楽しんでください」という姿勢がとても心地よいです。
詳しくは、全巻読破後に。
おお、こんなスレがあったとは気付かなかったよ。
本スレに関しちゃ同情に堪えない。
漏れはセンセーについては大した読者じゃないから
ネタをふることもできないが、
どうかマターリ続けてくれ。
本日(もう昨日ですが)18時より目白台の椿山荘で行われた「〜偲ぶ会」に出席して
きましたので、簡単にレポートしたいと思います。(といいながら書き終わってみたら
原稿用紙12枚分もあるよ……何やってんだ、俺 _| ̄|○ 長文ご容赦です)
広い会場で参加者は120人ぐらいでした。司会は「ジャーロ」編集長の北村一男さん
とマンガ家の高信太郎さん。まず、全員が一本ずつ花を持って、壇上の先生の写真
に献花。人が多いので20分ぐらいかかりました。
スピーチのトップバッターは佐野洋さん。同年代の作家、小松左京、結城昌治らとは
子供時代の話がよく合うのに〜さんとはぜんぜん合わなかった。普通の子供が読ん
でいるような本はすっ飛ばして、もっと難しい本を読んでいたわけで、よっぽどませた
子供だったんだなと思った。デビューしたときには〜さんは既に評論家で、怖い存在
だった。その頃〜さんに言われて自分の方向性を決めてくれた言葉がある。(ここで
絶句)絶句というとミステリ大賞授賞式での〜さんを思い出す。皆さんに心配をかける
といけないからこの辺でやめておきます。(颯爽と段を降りる)『西洋骨牌探偵術』に
入っているある短篇を連想させるスピーチでした。たぶん3分ぐらいで本日の最短記録。
つづいて盛岡から駆けつけてきた高橋克彦さん。追悼文にあった「葬式に出たいんです」
の話でした。あと、『南部殺し唄』の取材で盛岡を案内したときの話。同書の解説にも
書かれていますが、三日間同じものを見てきたはずなのに出来上がった小説を読むと
普通の人の気が付かないような風景が丁寧に描写されている。そのことをいうと「普通の
人が気がつくようなことばかり小説に書いていては面白くないでしょう?」
「本格ミステリの『十七羽の烏』」と言ってたのは『十七人目の死神』と混ざったんでしょう
ね。克彦さんは会の途中で盛岡に帰られました。
三人目は実際に小説講座で先生の指導を受けた薄井ゆうじさん。教室は多いときで20人、
少ないときで4〜5人で、ほとんどマンツーマンで指導されたこともあるそうです(羨ましい!)
先生の指導には観念的なところはまったくなく、徹底的な技術論だった。デビューに際しても、
この新人賞はこういう傾向だから何枚ぐらいのものを書くといいよという具体的なアドバイス
をもらった。編集者としての感覚にも優れた人だった。負けず嫌いなところもあった。あるとき
電話で「薄井くん、いま新人賞の選考をしているんだが、犬は漢字で犬と書いてあるのに猫
はカタカナでネコと書いてある原稿があって、嫌になってしまった。由来が判らなくなるから
僕は動植物の名前をカタカナで書くのには反対なんだ」「先生、それではオットセイはどう
ですか?」「ちゃんと漢字で膃肭臍と書けるよ」「ではアルマジロはどうでしょう?」(しばらく
考えて)「薄井くん、僕は小説にアルマジロなんか出さないんだ」書けないときはどうしたら
いいでしょうと訊ねたときの答え。「薄井くん、そういうときはね……書くんだよ!」この「書く
んだよ!」という言葉は執筆中、いつも耳に響いている。この会に出ると先生がいなくなった
ことを認めなければならなくなるようで、本当は嫌だった。ワガママで、頑固で、優しくて、派手
好き、新しもの好き、映画が好き、落語が好き、そして何より小説が大好きだった先生、本当に
ありがとうございました――。やばいなー、書いてて泣けてきましたよ。薄井さんも最後は涙声
でした。先生に教わったことはほとんど日記につけておられるそうで、古い日記から色んな
エピソードを書きうつしてきたとのこと。とてもいいスピーチでした。
献杯の音頭は推理作家協会理事長の逢坂剛さん。光文社文庫の解説にも書かれていた話
ですが、海外ハードボイルドを読み漁っていた高校生の頃(昭和三十年代)、ある本に収録
されていた〜さんのハードボイルド論で石川淳の名を教えられ、すっかりファンになったこと。
ただし作家になってからある選考会の席で直接訊ねてみたら「そんなこと書きましたっけね?」
(さっき調べてみたら、この本は南北社から昭和35年に出た『推理小説への招待』荒正人・
中島河太郎編でした)オール読物推理小説新人賞でデビューしたときの選考委員をして
おられた。先ほどの猫をカタカナでネコと書いた原稿は私のものではないはずですが(爆笑)
高さん、高橋さん、薄井さんらお弟子さんたちの話を聞いていると、自分も弟子入りを志願して
いればよかったかと思う。今となってはかなわぬ話だが、せめて残された作品を読み返して
いきたい――。さすがにメリハリの効いたスピーチでした。
ここでしばらく歓談タイム。歌舞伎町の飲み屋「まつ」のママで現在は作家として活躍して
おられる松埜乱さんの話は旅先での珍しいエピソード。映画研究家の森卓也さんは桂米朝
さんからメッセージを披露。人間国宝の口からキリオン・スレイやシルビアの名前が出るのは
なかなか新鮮であった由。先生の唄(古くて題名が判りませんでした…)を吹き込んだテープ
が流れて、後半のスピーチに突入。
大沢在昌さんは天地茂主演のドラマ「一匹狼」のオープニングナレーションが、カート・キャノン
ものの「おれか…」に酷似しているのでパクリ疑惑を抱いていた。推理作家協会に入って手帳
を見ていたら電話番号が載っていたので、いきなり電話してそのことを訴えたことがある。
すると「あのドラマは僕の原案なんですよ」と教えられ、長年の疑念が氷解した。協会の理事
になりたての頃、〜さんに協会賞の選考委員をお願いしたいという話になった。〜さんは協会賞
を取っていなかったが(選考委員は既受賞者が任命されるのが通例)キャリアを考えると選ぶ
方に回っていただくのが妥当だった。当時の理事長(山村正夫さんか佐野洋さん)に〜さんが
来たら、お前がそれを打診しろと言われた。「待ってくださいよ、それ、メチャクチャ微妙な問題
じゃないですか、僕は嫌ですよ」聞き入れてもらえなかった。仕方がないので理事会に少し
遅れて現れた〜さんに話を切り出した。「あの〜、協会賞のことでちょっとご相談が」「いただける
のでしたら喜んで貰いますが」「……………いえ、そうではなくて実は選考委員をお願いできない
かと」〜さんは一瞬ちょっと微妙な顔をされたが引き受けてくれた。読者としては中学・高校時代
にハマってほとんどの作品を読んだ。最初は『なめくじに聞いてみろ』。読んだのは『飢えた遺産』
と題された版の本だったと思う。片岡直次郎も物部太郎も大好きだけど、実は一番好きなのは
銀河盗賊ビリイ・アレグロだったりする。
つづいて逢坂さんと同様、オール読物推理小説新人賞出身の宮部みゆきさん。デビュー作
の選評に書いていただいた「このまま、この道を進んでもらいたい」という言葉が忘れられない。
いつもこの言葉を思い出しながら書いている。駆け出しの頃、対談や座談会に何度も呼んで
いただいていろいろとお話を聞く機会を得たのは、考えられないくらい幸運だった。早くから
(新人には荷が重い)時代小説を書きたがっていた私を心配して、何度もアドバイスをいただいた。
怖い話が大好きで子供の頃から怪談ばかり読んでいた。先生は少女雑誌にもミステリを書いて
おられたから「中には僕の小説もあったかもしれないね」先生の怪談に「はだか川心中」という
神懸り的な傑作がある。ある時ミーハー根性丸出しで「あのアイデアはどこから思いつかれた
んですか?」と訊いてみた。先生はちょっと笑ってから「内緒」といわれた。結局、答えを教えて
もらえないまま、先生はちがう世界へいってしまわれた。先生がもうどこにもいらっしゃらないか
と思うと、不安で、悲しくて、たまらなくなるけれど、「いつまでも僕に頼っていてはいけないよ」と
いわれそうな気がする。これからも先生に教えていただいたことを忘れずに書きつづけたい――。
宮部さんは最初からほとんど半泣きで、聞いているこちらも何度も目頭が熱くなりました。
最後は阿刀田高さん。デビューしたての頃、ブラック・ユーモアというコピーがちょっと注目されて
藤本義一さんが司会をしている「11PM」に出演することになった。デビューしたとはいえ、まだ
国会図書館に勤めていた素人だったから、詳しいプロにも出てもらおうということで〜さんが来て
くれた。大阪での収録が終わってハプニング発生。
一緒に出演した森山加代子さんが東京に帰るというのでホテルをキャンセルしたところ、
間違えてゲスト全員分の部屋をキャンセルしてしまった。なんとか一部屋だけ確保して
もらって〜さんと一緒に止まることになった。尊敬する先達の言うことは何でも聞かなくては
ならないと思っていたから、もし〜さんにホモセクシュアルの趣味があったらどうしようかと
思ったが、幸いそういうことはなく操を保つことが出来た(←アホかw)紹介のときに、〜さん
のショート・ショートの分野での業績を受け継ぐといわれたが、実はショート・ショートは星
新一さんが切り拓き、星さんと共に消滅したジャンルだと思っている。〜さんの業績はショ
ート・ショートに留まるものではなく、ありとあらゆる分野に及んでいる。作家として何か新しい
ことにチャレンジしようとすると、そこには必ず〜さんが先駆者として残した足跡がある。
そういう偉大な先輩を持てたことに感謝している。
ハワイから来られた長女の理奈さんの挨拶。亡くなる直前の一年ほどをハワイで一緒に
過ごせて本当によかった。好きな映画もよく観にいっていた。最後は歩くのも面倒になった
のか車椅子に座っていたが、私の弟子たちに囲まれて幸せそうだった(理奈さんはあちら
で何かを教えておられる由。何の先生をされているのかは聞き取れませんでした。申し訳
ない)物知りで、子供の頃から訊ねたことは何でも教えてくれた。
怖い話をたくさん書いているくせに、たいへんな怖がりでもあった。好奇心旺盛な父のこと
だから、先にいった母たちをつかまえてあちらのことを根掘り葉掘り訊ねている頃かもしれ
ない。好奇心が強すぎて、とうとうあちらのことを知りたくなっていってしまったんだと思うよう
にしている。とても淋しがり屋だったから、もしかしたら今日来ていただいた皆さんのところへ
幽霊になって顔を出すかもしれない。そのときにはどうか怖がったりせずに相手をして
あげてください。
平均年齢がかなり高めの会だったためか、二次会などもなくそのまま解散。落ち着いた
雰囲気のとてもいい会でした。呼びかけ人の中では皆川博子さんのお顔が見えなかった
のがちょっと気がかりでしたが。参加者に配られたペーパーは表が直筆原稿の一部を
拡大したもの(文章が切れているので作品は特定できませんでした)。裏が堀燐太郎氏
の編によるシリーズ・キャラクターリスト(一部、単発長篇の主人公もあり)でした。
>38-44
詳細かつ素敵なレポありがとうございます。
じっくり読ませていただきました。感謝。
改めて泣けてきました。
私は遅れて来すぎた読者で、まだ50冊ほどしか読んでません。
古本屋をじっくり探しながら偲びます。
>47
「殺人狂時代」しか観てないので
行きたい気持ちでいっぱいですが、
東京はちと遠いのであります。残念。
ついでだから、センセーの映画のリスト。
「危いことなら銭になる」(日活・1962)●原作(「紙の罠」)
監督:中平康 宍戸錠・長門裕之・浅丘ルリ子
「潜水艦カシオペア」(1964)●原作
製作・演出 真鍋博(16ミリカラーアニメーション 3分)
「怪盗X 首のない男」(日活・1965)●原作
監督:小杉勇 宍戸錠・松原智恵子・川地民夫
「100発100中」(東宝・1965)●脚本(岡本喜八と共同)
監督:福田純 宝田明・浜美枝・有島一郎
「俺にさわると危ないぜ」(日活・1966)●原作(「三重露出」)&脚本(中西隆三と共同)
監督:長谷部安春 小林旭・松原智恵子
「スパイキャッチャーJ3 SOS危機一髪」(東映東京 ・1966)●原作
監督:鹿島昭 川津祐介・江原真二郎・丹波哲郎
「殺人狂時代」(東宝・1967)●原作(「飢えた遺産」)
監督:岡本喜八 仲代達矢・団令子・天本英世
「キャプテンウルトラ」(TBS=東映・1967)●スクリプター(光瀬龍と共同)
監督:竹本弘一 佐藤肇 中田博久・城野ゆき・小林稔侍
「国際秘密警察 絶体絶命」(宝塚映画=東宝・1967)●原作
監督:谷口千吉 三橋達也・水野久美
「100発100中 黄金の眼 」(東宝・1968)●脚本(小川英・福田純と共同)
監督:福田純 宝田明・前田美波里・佐藤允
>>48 先ほど帰ってきました。私は「100発100中 黄金の眼」と「国際秘密警察 絶体絶命」が
初見でしたが、けっこう面白かったです。後者では空気に触れると三千倍に膨れる泡で
人間を固めてしまう殺人方法が随所で登場。要は『暗殺教程』に出てきた殺人ラバーの
バリエーションなのですが、泡がモコモコと際限なく出てくる特撮がよく出来ていました。
結構ファンの人も来ていたようです。後ろにいた二人連れは『紙の罠』の話をしてました。
山陰在住なもので、こうしたイベントには縁がありません(泣
CSの日本映画専門チャンネル(707ch)で今月30日に
「100発100中」と「100発100中 黄金の眼」が放映されるので
観たら感想書きます。
大森望さんの日記より。
【2月25日(水)】
18:00、都筑さんを偲ぶ会@椿山荘プラザ一階ギャラクシー。
新潮文庫勤務時代、大森は都筑さんの担当をおおせつかり、1986年からの数年間は、
東中野のお宅にもわりと足繁く通ってました。最初の仕事は、『トルコ嬢シルビアの華麗
な推理』の文庫化にあたって、タイトル変更の相談をしたこと。ちょうどその2年ばかり前、
トルコの人の抗議を受けて、特殊浴場の通称がトルコ→ソープへと一斉に変わったん
でした(→「トルコ風呂考」)。
「ソープ嬢とかソープ・レディなんてえ言葉は使いたくないからねえ」とおっしゃって、都筑
さんがしばし長考。最終的に「泡姫シルビア」に落ち着いたのはご承知の通り。
ちなみにこの文庫版、目次と解説ページで解説者名が違っちゃってるんですが、これ
はどっちも都筑さんの筆名。矢田省作っていうのは「さくしやだよー」のアナグラム。これ
はたしか、最初、淡路瑛一(『猫の舌に釘をうて』の主人公の名前))名義で原稿をもらっ
て、その後、「やっぱり矢田省作にします」と言われて本文を直したのに、粗忽な担当編
集者が目次を直し忘れた――ということだったような気がする。それとも先に本文が校了
してたんだっけかなあ。もうよく覚えてなくてすみません。
その後、文庫オリジナルのエッセイ集『昨日のツヅキです』や、ホラー系のショートショ
ート集『25階の窓』を出し、ホテル・ディックの長編、『ホテル・ディック 探偵は眠らない』を
文庫書き下ろしで書いていただいたのがたぶん最後の仕事。本とビデオの山に囲まれた
昼なお暗い仕事場で座布団にすわってお話を聞いていたのがつい昨日のことのよう――
と言いながら、前述のように細かいことはもうほとんど覚えてなくて、最初にお目にかかっ
た折、高橋良平氏に紹介してもらったのも、良平さんに今日聞くまですっかり忘れてまし
た。
一次会終了後は、石上三登志夫妻、鏡明、高橋良平、宇山日出臣、法月綸太郎の
各氏とティーラウンジでお茶。すっかり昔話モード(笑)。
>52
初版の目次の解説者名が「淡路瑛一」版と「矢田省作」版の2種類あるという噂の
新潮文庫版「泡姫シルビアの華麗な推理」ですが、
こういうことだったのですか。ふーん。
大森氏が新潮社勤務だったとは、知りませんでした。
俺はこのスレを見るたびに泣く
桔梗氏よ、貴重な内容なレス、いつも乙です
東京創元社「ミステリーズ!Vol4」に
戸川安宣氏による追悼文。
本の雑誌に書かれたのとは、違う内容です。
その「本の雑誌4月号」の特集・闘志メラメラ野望の一冊!
「あと三百冊は出してやる!」という日下三蔵氏インタビュウ記事の
センセーの未収録作品についての話が興味深い。
「東京夢幻図絵」読了。
昭和初期を描いた犯罪実録風風俗小説集とでもいいましょうか、
バラエティにとんだ内容がなんとも贅沢です。
独特な語り口調も心地よく、もう大満足。
なかでも「東京五月大空襲」が怖くて哀しくて、でも好きだなあ、この話。
あと「墓場の丁」「白山下薄暮」「ガラスの知恵の輪」もいい。
はやく復刊して書店に並んでほしい一冊です。
ジャーロ最新号に偲ぶ会のレポートと高橋克彦さんの追悼文(新稿)あり。
>>56 「東京夢幻図絵」は何度読んでも面白いです。ただ、センセーの本の中でも
類似の作品がほとんどないので、復刻しにくいんですよねー。
ジャーロ読みました (つд∩) ウエーン
雑誌関係の追悼文は、これが最後っぽいですね。
全く気づかずあっちしか見てませんでした…。反省。
三年前、創元版の「誘拐作戦」を読んだときからファンになりました。
それからは古本屋を駆けずり回り、復刊に心躍らせる毎日です。
桔梗さん毎回貴重なレスありがとうございます。
ちくま文庫の復刊が待ち遠しい…。
>>59 いらっしゃい! 反省なんてそんな……。荒らしに見つからないように隠れている
スレですから、こうして気付いてくれただけでうれしいですよ〜。
ちくま文庫のシリーズ名は「〜恐怖短篇集成」に決定。五月から三ヶ月連続刊行です。
ちくま文庫、第1巻は「黒い招き猫」でしたよね。
随分前に読んだきりだから、とってもうれしいっす。
生島治郎「浪漫疾風録」(講談社文庫)読みました。
早川書房編集部時代の生島氏の熱ーい自伝風小説。
編集長だったセンセーをはじめ、田村隆一、開高健、小泉喜美子などなど
いろんな作家の方々の若かりし頃が楽しめます。
結城昌治の名付け親がセンセーだったとは、知らなかったなあ。
この勢いで、次は「推理作家の出来るまで」を読んでみます。
旅行先で「蜃気楼博士」を発見しました!
が、2500円…バイトしてない学生にとって一冊の本にこの値段は辛いorz
そもそも安いのか高いのか。
ちくま文庫のシリーズは本当に期待してます。
予定されてる作品を読むのは後回しにして楽しみに待ってます!
>>61 第1巻のタイトルは合本の『悪魔はあくまで悪魔である』の方になりました。
第2巻は『阿蘭陀すてれん』、第3巻は『雪崩連太郎全集』です。
『浪漫疾風録』は面白い小説でしたねー。続編の『星になれるか』もお勧めです。
>>62 うーん、単行本のサン・ヤング・シリーズならば妥当な値段という気がしますが
ソノラマ文庫だとちょっと高いかな? でも最近は、全然見なくなっちゃいました
からねぇ。読むだけなら図書館で桃源社の『こんばんわ幽霊です』を探す方が
手軽かもしれません。
はじめてこっちに気がつきました。
矢田省作氏ってアナグラムだったんですね。
ずっと読んでいたのに全然気がつかなかった……。
矢田省作って、いいかんじな文章を書く割りに
けっこう辛口だったから、あまり好きじゃなかったんだけど、
まさか作者だったとは、思いもよりませんでした。
それで、矢田省作の出てくる本をいくつか探していて、気がついたんだけど、
紺野豊、若狭威一郎、朴亭三圃、田口実といったひとたちも
文章が似ている気がする。
彼らも、もしかして作者なんだろうか((((;゜Д゜))))
矢田省作と紺野豊は、当時から作者っぽいなーと思ってました。
でも同じく変名を疑っていた松田忍さんが実在したから、今はちょっと自信なしw
>>65 田口実をぐぐってみるとセンセーの本の解説以外に
1959年を中心に10篇のミステリ短編を訳されていたことがわかりました。
→EQMM以外では、お名前が見あたらないこと。
→60年以降、ミステリを翻訳された痕跡がないこと。
→10篇のうち6篇が掲載されている号には、
センセーの訳された別の短編が並んで掲載されていること。
(センセーはブラッドベリやブラウンなどSF寄りの短編を訳されています)
→10篇のうちの1篇、アーサー・ウイリアムズ「この手で人を殺してから」(EQMM1959-2)は、
1973年早川の『世界ミステリ全集〔18〕37の短篇(傑作短篇集)』に収録されたとき
訳者名がセンセーになってること。
などから、田口実=センセーでは? と妄想しています。(実在されたらごめんなさい)
ついでに、田口実翻訳リスト。
アンソニイ・バウチャー「殺人アンコール」《EQMM 1958年12月号》
ウィルバー・D・スティール「レディ・キラー」《EQMM 1959年1月号》
アーサー・ウイリアムズ「この手で人を殺してから」《EQMM 1959年2月号》
フロイド・マハンナ「マリアはなんでも知っている」《EQMM 1959年3月号》
モリス・リー・グリーン「〈今月の殺人〉クラブ」《EQMM 1959年4月号》
ウイリアム・フェイ「金に見放されるとき」《EQMM 1959年6月号》
アヴラム・デイヴィッドスン「君は未だ汚れなき花嫁」《EQMM 1959年7月号》
リチャード・ロックリッジ「誰にも失敗はある」《EQMM 1959年8月号》
ウェス・ルーピン「真実の瞬間」《EQMM 1959年9月号》
ローズマリイ・ギボンズ「長い黒い影」《EQMM 1959年11月号》
ジェイムズ・J・ケリー「紙きれ」《EQMM 1960年1月号》
>>63 「浪漫疾風録」の続きがあるとは知りませんでした。探してみます。
さすがに「推理作家の出来るまで」は持って歩けないので、
通勤中は日明恩(たちもりめぐみ)さんの「鎮火報」を読んでます。
で、作者のことぜんぜん知らなかったので
たまたま今月号のミステリマガジンに載っていたインタビューを読んでみると、
なんと、この方もセンセーの小説講座出身者!
センセーは、どうも孤高の人のようなイメージがあったのですが、
その思いは、薄井さんをはじめ、日明さんや畠中恵さんのような個性的な作家の中に
しっかりと受け継がれていってるように感じます。
>>67-68 おお、凄い! EQMMと「37の短篇」で「この手で人を殺してから」のテキストが
同じなら、ほとんど断定できるんじゃないでしょうか。
・・・と思って両方出してきてみましたが、うーん、文章はまるで違いますねぇ。
14年も経っているから全面的に訳し直したという可能性もありますが、現時点
では保留かな。私も調べてみますので、何か判ったらご報告します〜。
なるほど
田口実の解説では、その肩書きがコピーライターになっていて
若い頃に翻訳家を目指していたことも書いてあったから、
60年以降、翻訳の仕事をされてない、というのは
その時期に転身された、ということかも知れないですね。
作者から「そういう設定が与えられた」可能性も十分ありそうだけど。
>>70 素速い検証、さんくすです。
そうですか。文章、まるで違いましたか...._| ̄|○ シクシク
>>71 そうですね。
化粧品会社の宣伝部におられたこともあるんだから
昔からのお友達かも知れませんね。
センセーもコピーライターだったし。
ちょっと田口実の解説、探して読んできます。
それにしても、センセーが適当に別名をつけられるとは思えないので、
本当に作者の別名なら「矢田省作」みたいに名前の中にヒントがあって、
読み解けたりするのでは....と考えるのですが、
それにしては「田口実」って普通の名前ですよね。(全国の田口実さんすみません
アナグラムとか、何かをもじってるとか、う〜んう〜ん。
縦書きで書くと、左右対称....なんてのは、ダメですか。
ちくま文庫 「悪魔はあくまで悪魔である」
買ってキタ━━━━━(´ヮ`)━━━━━!!!!
山藤さんの絵がいっぱいで、うれしいー。
きっちりツボを突いてくる日下さん、GJ。
>>74 あ、もう出ていましたか。恐怖篇の三冊がそれなりの成績をあげれば
次に繋がりますので、お友達に宣伝していただければ……。
76 :
アラクマ:04/06/12 21:33 ID:zD6v22rt
ちくま文庫「阿蘭陀すてれん」購入しますたー。
今回は「阿蘭陀すてれん」と「十七人目の死神」の合本(+1作おまけ)
第1巻は、知人らに4冊買ってもらいましたが(少なくてスマソ
売れ行きが気になります。本屋で見る限りは、平積みされた分が
着実に減っていってるように思うのですが。
第2巻も、引き続き宣伝してきまーす。
77 :
アラクマ:04/06/12 21:41 ID:zD6v22rt
そうそう、ご無沙汰している間に
『梅暦なめくじ念仏』と
読売新聞社『自選傑作短編集』を入手しました。
『自選傑作短編集』は、センセーのお写真満載でびっくりです。
淡路氏のショートショート怪談で思うけど、一般的に最後の一文が「サプライズ」傾向なのだが、
淡路氏は「余韻による恐怖」を多用している。
星新一や阿刀田はサプライズ派の雄で、そのものズバリ「恐怖」を演出しているが、
淡路氏は、しばらくしてから滲み出す恐怖を演出するのが好きなのではないだろうか。
79 :
桔梗信次:04/06/22 02:03 ID:0lThFYAW
ご無沙汰しています。
>>77 『梅暦なめくじ念仏』、3つのシリーズものは他の本でも読めますが、単発の
「暗闇坂心中」はこれにしか入っていないので貴重ですね。
>>78 ああ、いわれてみれば、オチでアッと言わせるタイプでないショートショートで
心に残るものがたくさんありますね。「大凶のくじ六枚」とか「船を見に」とか。
アラクマさんのレスでも名前が出ていた畠中恵さんが
オール讀物6月号で
>「なめくじ長屋捕物さわぎ」と人情
と題したエッセイを書かれていました(「偏愛読書館」)。
月遅れですが一応ご報告。
81 :
桔梗信次:04/06/30 23:45 ID:tupXCY5g
いま出ている「小説現代」では、香納諒一さんがエッセイで「なめくじ長屋」再読中と
書いています。出版社時代(文春ですね)には担当編集者だったとのこと。
ちくまの三冊全巻読了しましたー。
あまりホラー系は得意ではなかったのですが、そんなの吹っ飛ぶくらい面白かったです。
そういえばなぜかこの三冊、カップリングの片方ばっかり持ってました。
そんなわけでこの先も期待してます。
ちなみにこっちも片方ばっか(ry
83 :
アラクマ:04/07/14 20:23 ID:jwgtVCws
>>82 おお、全巻読了おめ。
俺は、今日、やっと「雪崩連太郎全集」を買ってきました。
もう何度も読んでるんだけど、何度読んでも面白いので、また読むのであります。
雪崩連太郎って、あんな目に遭い続けて
それ以前と同じ生活をよく続けていけるよなー。
俺だったら、一回でもあんな目に遭ったら立ち直れなそう
85 :
桔梗信次:04/07/24 19:06 ID:D8CnPVn+
なんだかんだで、いつも命は助かっていますからねぇ。
でもセックルした相手が目の前であんな……ヽ(`Д´)ノウワァァン
ちくま文庫でぜひ<児童篇>を。
88 :
桔梗信次:04/08/30 10:42 ID:CCnYWE6Z
「本の雑誌」最新号の高橋良平氏の連載が凄い。いっしょにニューヨークに行った
話から始まって、EQMM創刊前後のことまで、興味深い話が満載です。
89 :
アラクマ:04/09/01 23:01 ID:mvwIFnOc
読み落としておりました。ありがとうございます。
高橋氏のこの話といい、
創元社から出たばかりの「キャプテン・フューチャー全集」の
大元帥のあとがきといい、(こちらはセンセーの話ではないですが)
あの頃の話は、ほんとに面白いっす。
90 :
桔梗信次:04/09/01 23:27 ID:cgS5BOH+
そうですね。本の雑誌社から出た宮田昇(内田庶)さんの
『戦後「翻訳」風雲録』も、滅法おもしろかったです。
91 :
アラクマ:04/09/03 19:20 ID:uo/sER3R
うー、その本、なかなか本屋さんで見つからないんですよ。
「滅法おもしろい」なんていわれると、もうソワソワしてしまいます。
Amazonで頼もうかな...。
93 :
名無しのオプ:04/10/13 18:49:29 ID:2QreIuOz
↑
なにこれ?
94 :
桔梗信次:04/10/20 00:17:30 ID:ipua0J3F
古本屋で徳間文庫版「退職刑事1」に集英社文庫の帯がかかっているのを発見。
ああ、かけ間違えたんだなと思って何気なく手にとったら、帯に
「俺は退職刑事、事件の依頼なら任せてくれ」
みたいなコピーが書いてあって仰天。よく確認したら、それは「二日酔い広場」の
帯でした。誰だ、こんな悪戯をしたのはw
95 :
名無しのオプ:04/10/21 10:58:46 ID:TgvsZuVO
どひゃ〜!! 何という濃くて豊富な情報量! こんなにすごいスレがあったとは!
522ではありませんが、誘導ありがとうございました!
私もセンセイ大好きですが、桔梗様、アラクマ様、すごい!
やっぱり、センセイの全作品読破とかは、当たり前なんでしょうね。
私は、まだ読んでない方が遥かに多い。また来ます。すごいっ!
96 :
名無しのオプ:04/10/27 17:02:29 ID:dX8OxKA/
どっひゃ〜〜!!センセーのスレがすっかり荒れてしまったので、今年の春頃からはチェックしてなかったら……こんなスレが立ってたとは!!
「淡路」という名前を見たときは、心臓が止まるかと思いましたよ!すぐに書きこみたかったけど、友人に上げない方法を聞いてから書きこみに来ました。
少年キングまで押さえてる桔梗さん…すごすぎ!!
あぁ…もっと早くこのスレを見つけてたら、色々な追悼文を読む事が出来たのに…
センセーの本はかなり読みましたが、児童物だけは一冊も読めてないので、ちくまでも光文社でもどこでもいいから、復刊してくれ〜〜!!
桔梗さん、アラクマさん、今後も時々来ますので、よろしくですm(__)m
97 :
桔梗信次:04/10/27 20:34:41 ID:hE79qKS8
>>95-96 うわっ、新住人が二人も! うれしいです。ぜひ今後も来てください〜。
「本の雑誌」の高橋良平氏の連載、いよいよEQMM創刊からハヤカワ・ファンタジィ発刊
直前まで話が進んできました。先生の文章も大量に引用されていますよ。
98 :
名前考え中:04/11/03 11:22:07 ID:UyYMkLZI
ども。96の者です。皆さん…と言っても数が少なそうですが(笑)…「復刊ドットコム」ってご存知でしょうか?
入手困難な本を復刊させる為のサイトなんですが、センセーの特集ページが出来たそうです。
もしよかったら、覗いてみて、欲しい本があったら投票してみてください。
「蜃気楼博士」や「おはよう妖怪たち/ロボットDとぼくの冒険 」辺りが復刊されると嬉しいなぁ…
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3091
99 :
95:04/11/06 00:33:43 ID:voIMRXGb
>>98 「蜃気楼博士」投票してきました。この題名だけで、すごく読みたい。
復刊されるといいですね。
100 :
名前考え中:04/11/09 09:59:16 ID:RMn4gOD3
>>99 ありがとうございました!!今チェックしてみたら、ここ数日間で票が増えてる!!(とは言ってもまだ19票ですが…)
ほんっと、どこかで復刊されると良いですよね。以前ネットでチェックした時は、1万円の物・2500円の物(楽天)・そして500円(!!…ただし、このページは古本屋店主の日記ページで、ネット上での購入は出来ませんでした…)の3点を見つけた事があります。
頼むから復刊してくれって感じですよね。新刊であれば、多少高くても著者(ご遺族)にお金を支払う形で読む事が出来るわけですし、何としても復刊して欲しいものです…。
101 :
アラクマ:04/12/01 17:54:36 ID:plKMvx/A
ご無沙汰しておりました。
>>95さん、こんにちは。
私もまだまだセンセーの未読本が残っていて、ある意味幸せです。
先日引っ越しした際、センセーの本をまとめてみたのですが、
シリーズものに抜けがあったり、あるはずの本がなかったりと散々でした。
(つーか、また古書店めぐりが楽しくなるのですが...)
これからもポツポツ読んでは、なんか書き込みますので、よろしくです。
102 :
アラクマ:04/12/01 18:31:31 ID:kVDbHZtm
>>96さんもこんにちは。
確かにセンセーのジュブナイルも復刊してほしいですね。
桃源社から出てた4冊には「妖怪紳士」も「蜃気楼博士」も含まれてるから、
それに単行本未収録分(!)をプラスして、どーんと全4巻で出してほしいぞ、創元社。
ちなみに、桃源社のジュブナイル本は、
古書店の児童向けの絵本や図鑑のコーナーを探すと
たまに見つかることがあるので要注意。
103 :
アラクマ:04/12/01 19:19:29 ID:tNE5swdc
連続カキコすまん。
>>97 高橋氏の連載、読んでます。
センセーがSFの紹介にもかなりチカラをいれられたことを知り、
ブラウンやブラッドベリという、ある種SFの王道を少しはずしたセンセーのセレクトが、
欧米とは少し違う「日本SF」という独自のジャンル(って言い過ぎか?)を
創りあげることになったんだなあ、と確信しました。
11月27日で、はやくも1周忌。
早川は「読ホリデイ」出してくれないんでしょうかねぇ。
ディーヴァーの「魔術師」なんて、センセー喜ばれただろーなー。
104 :
桔梗信次:04/12/02 00:48:20 ID:fYPqMlbM
>>103 ご無沙汰しています。一周忌を期して新情報でも書き込めればよかったのですが
各所、なかなか動きが遅いようでして…。フリースタイルとかどうなってるんだろ?
ディーヴァーは「コフィン・ダンサー」を誉めてましたよねー。
その連載「読ホリデイ」ですが、分量的には「推理作家が出来るまで」よりも多い
ぐらいなので、早川としても扱いに苦慮している模様。編集部に知り合いがいる
ので、そのうち「文庫オリジナル全四巻でどう?」とかせっついてみます。
『ポケミス全解説』は、「来年早々に延ばしました」
とのことです。
106 :
アラクマ:04/12/02 23:21:53 ID:6xMzEiPJ
>>104 おお桔梗さん、お願いします。
>分量的には「推理作家が出来るまで」よりも多い
そういえば「読ホリディ」って、200回近く連載されてましたよね。
早川の苦悩もわからんでもないけど、ここは何とかがんばってほしい。
ディーヴァーって、作品の善し悪しは別にして、
とにかく読者を騙そう騙そうとする、
その姿勢がセンセーのお好みに合ったのかも知れませんね。
私は持ってませんが、「ボーン・コレクター」の映画パンフにも
「骨を集める棺桶で踊る」という一文を書かれてるようです。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年も絶版になった作品が再販されるといいな。
しかし某スレ荒れてるなぁ…。
108 :
アラクマ:05/01/02 01:08:52 ID:UUYAD6ha
おめでとうございます。
某スレ、立ち直るかと期待していましたが、なんだか1年前に逆戻りですね。
今年もこのスレでお世話になります。
とにかく読むぞ〜。
109 :
桔梗信次:05/01/02 07:12:45 ID:ZWi4bong
あけましておめでとうございます〜。
今年はとりあえず、ちくま文庫の第二弾(時代小説傑作選)の企画が通ることを祈って。
年末に「ゴジラ ファイナル・ウォーズ」を見てきましたが、クライマックスで宝田明演ずる
国連事務総長が銃を撃って、「これでも昔は100発100中の男と呼ばれたものですよ」とか
言ったので、思わず吹き出してしまいました。どういう楽屋落ちですか>東宝さん
100発100中って巷では怪作・珍作として認識されてるみたいですね。
あの主題歌と主人公のキャラクターせいか
今更ですが、本質を突いていると思ったので転載します。
某スレでこんな話をみんなで語りたかったよ、ママン・・・(遠い目
ミステリーをのんびり読む快楽(穂村弘さんのポケットから)本紙掲載2003年09月21日
「都筑道夫著 猫の舌に釘をうて<青春篇>」(光文社文庫・800円)
心を揺さぶられたり、どきどきしたり、せつなくなったり、感動したりしたくないときに読む本がある。
例えば佐々木倫子の『動物のお医者さん』(白泉社)。
大学の獣医学部を舞台にしていながら、ここにはリアルな生々しさというものが全く欠けている。
いや、欠けているのではなく、生々しさが徹底的に取り除かれているのだ。
その結果生まれた登場人物たちの、魂を持たないようなデクノボーぶりが素晴らしい。
愛や恋の存在を知らないかのように、のほほんと犬を散歩させながら生きてゆく姿に深い安心感を覚える。
リアルで感動的なものが常にいいというのは、実は貧乏性な錯覚ではないか。
心を揺らされない楽しみを求めるとき、意外にいいのはミステリーである。
のんびりとくつろいだ気分のまま、本の中の人間が謎にまみれて死んでゆくのをみるのは楽しい。
都筑道夫は一貫して読者の心を揺らさない傑作を書き続けた名手である。
『猫の舌に釘(くぎ)をうて』は初期の代表作。
作者としては例外的な愛の物語なのだが、
「私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら、被害者にもなりそうだ」、
というアクロバティックな設定が、読者に絶対安全な距離を与えてくれる。
我々は安心して作中の<私>の運命を見守ることができるのだ。
112 :
アラクマ:05/01/23 19:55:37 ID:d5J96zYy
>>111 >一貫して読者の心を揺らさない傑作を書き続けた名手
そうですねえ、いわゆる「感動」とか「涙」は、外して書いてられますもんね。
書かない、というより、そんな恥ずかしいもんは書けない、って感じでしょうか。
先日「泡姫シルビアの華麗な推理」を読んだのですが、
この作品も、最初は謎解きもある、せつない話なのですが、
進むにつれて謎解きがメインになり、ウェットな部分は抑えられていきます。
(ちなみに、今、シルビアの続きを読んでるんですが、
これはまた別の意味で1作目よりウェットです(´Д`;)ハァハァ
113 :
春江:05/01/23 23:58:30 ID:1EsupfNb
私もファンです。
このようなスレがあって感動しました。
しかも内容も濃い!
皆さんほどの知識がないので、今後はROMだけします。
嬉しくてつい出てきてしまいました。
それでは失礼します。
114 :
111:05/01/24 02:50:17 ID:wR/qymyd
自分で抜粋してて反論もおかしいのですが、
>都筑道夫は一貫して読者の心を揺らさない傑作を書き続けた名手である。
は、間違いだと思う。
「砂絵シリーズ」「女泣川シリーズ」には見事に感動作がある。
思うに、安易なお涙ちょうだいが嫌いなだけではないのだろうか。
日本での喜劇、寅さんシリーズを見てもらえば一目瞭然だけど、お涙が必ずある。
個人的意見だけど、喜劇で泣かせたり感動させてどうする?と思うけど、
日本では「お笑い」は価値が低く見られ、「感動」を高く評価する向きがある。
ここは都筑氏も指摘している内容だけど、とかく「お涙」=「感動」なんだよね。
都筑氏の書く感動は、上手く説明できないけど、淡々とした中に浮かび上がってくるものだと思う。
「ボロは着てても心は錦」ではないが(例えがおかしいが)、悲しくても顔は笑っている、
そんな市井の人々を描いていたのだと思う。
その心映えの精神こそが都筑流美学だと思う次第。
これが江戸っ子の美学かはよく分からないのですが。
>>113 桔梗氏、アラクマ氏他の皆様は確かに濃いですが、
オイラみたいに「都筑、萌え〜」なアホもいます。
バシバシっと、その思いを書いてくだせえまし。
115 :
桔梗信次:05/01/24 04:28:23 ID:q1tCVSpq
春江さん、111さん
いやいやいや、確かに私は先生の本を読みすぎて、ちょっとおかしなマニアになって
しまったかもしれませんが(w 皆さんとあれは良かったこれが面白かったという話を
したくてたまらないのですよ〜。そのためにこんな隠れスレを立てたわけでして。
ROMなどとおっしゃらずに、話を聞かせてくださいよぅ。
>>114 >思うに、安易なお涙ちょうだいが嫌いなだけではないのだろうか。
まったく同感です。感動を強制するような小説はカッコ悪いと思っておられたのでは
ないかなぁ。
泣いていいですか…?
以下NEWSはエンタテインメントの視点に欠けすぎですが、各自が心の中で補完してください_| ̄|○ (涙
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050219-00000087-kyodo-ent 奇想天外な喜劇や、太平洋戦争を取り上げた映画で知られる映画監督の岡本喜八(おかもと・きはち、本名喜八郎=きはちろう)さんが
19日午後零時半、食道がんのため川崎市多摩区生田の自宅で死去した。
81歳。鳥取県出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。
戦前、東宝に入社したが、軍事工場に動員され、豊橋陸軍予備士官学校で終戦を迎えた。
復員後、「結婚のすべて」で監督デビュー。
中国戦線で部隊の不正を暴く兵隊の活躍を描いた活劇「独立愚連隊」(1959年)で人気を集めた。
戦後の経済成長になじめない戦中派サラリーマンを描いた「江分利満氏の優雅な生活」(63年)や、
日本の敗戦を取り上げた大作「日本のいちばん長い日」(67年)、終戦時期の青年をコミカルに描いた「肉弾」(68年)など、
戦争にこだわった。
118 :
アラクマ:05/02/23 14:12:34 ID:NLS6G31C
>>117 (つω;)ヾ(・д⊂グスン
遅くなってすまん。(20日からアクセス規制で書き込めなかったのですよ)
日曜の朝に訃報を聞き、涙しました。もう大好きな監督でしたから。
「殺人狂時代」については、講談社文庫の「なめくじ」の解説に、監督自ら書かれていましたね。
「殺人狂時代」をオクラにされ、そのうえ「水準以下の出来」と言われたのは
監督にとってかなりの衝撃だったらしく、それまでほとんど飲めなかった酒を覚え、
ついでにゴルフも覚えたそうです。(どちらも仲代達也が師匠だった、というのもイイ話)
オクラになった理由は、中原弓彦(小林信彦)氏が、
日活で宍戸錠主演用に作った脚本を、ほぼそのまま映画化したもんだから、
東宝の上層部には理解できなかったんだろう、と想像しています。
また、それより前に撮った「ああ爆弾」や「江分利満氏」が東宝上層部に不評で、
次作、の企画(小松左京「日本アパッチ族」!)は棚上げ、
以後、如何なる企画を持ち込んでも受け付けない、と宣言されていたくらいですから、
ただ単に、上層部に岡本監督を嫌ってる人がいた、というだけのことだったのかも知れません。
こんなスレがあったとは!
山風スレで日下さんが淡路スレでと言ってるのを見て発見しました。
創元で誘拐作戦が出た頃からのファンです。
新刊書店で購入できる本は大体買ったので、最近は古本を漁っていたり。
(砂絵のセンセーだけはなぜか購入してない…)
吸血鬼飼育法とかフォークロスコープ日本が特に面白かったなぁ。
ホテル・ディックも好きです。
時代ものやアクションものは筑摩等で復刊されるみたいだけど、
キリオンとかはどこかからでないのかな?
120 :
アラクマ:05/03/10 22:30:10 ID:lhxu5ysm
>>119 やあ、いらっしゃい。
淡路スレから今晩は。
確かに、ファンとしては、
キリオン・スレイや西連寺剛も
創元あたりでまとめてほしいですよね。
>>120 こんばんは、レスどうもです。
西連寺剛は文庫で4冊持っているんですけど、
最初の一冊だけ入手できなくってまだ読んでないんです^^;
ハードボイルドはちょっと苦手なんですけど、西連寺シリーズはどんな感じですか?
>>121 変な言い方かも知れませんが、「淡路氏の男の美学」の集大成ですね。
江戸っ子気質も含まれてたりと、砂絵のセンセなどと共通の男の臭いを感じます。
作品的には気軽に読めるし、どの順番で読んでも問題ないと思いますので、
とりあえず一作読んでみてはいかがでしょうか。
個人的には中篇で活躍すべきキャラだと思うんですよね。
あの文量で西連寺の活躍を描くには足りないような感じがします。
いきなり私事であれなのですが、僕の高校の生徒会誌で淡路氏の作品特集を組みました。
紙幅の都合と僕の力量不足に加え、他のページの編集にも追われていたので、
十分満足できるものにできませんでしたが…
僕の世代で淡路氏の作品を読んだことのある人は少ないので、
少しでも多くの人にセンセーの作品を知ってもらえたらいいなぁと思ってます。
>>122 「淡路氏の男の美学」の集大成ですか。
早速、「脅迫者によろしく」でも読んでみます!
>>123 ぜひ読んでみたいですね。
さわりの部分でいいですから、いつかうpしてください。
淡路氏作品で一番話題に上らないのではないかと思う「闇を食う男」(ジョイノベルス)を読んだ。
昔でいう中間小説なので、軽く読めるのだけど、グイグイと読ませる力には驚き。
古めかしい表現があったり、そこは苦笑い的な淡路節だけどw、評価しづらいが面白いのだ。
傑作でもないのに、これって何なのだろ? 誰か説明してくれぇーー!
最大の欠点は「女子供には読ませられん」ですかねw
126 :
桔梗信次:05/03/19 14:19:43 ID:pnMiiH9J
>>125 「闇を食う男」みたいな地味な作品の方が、かえって先生のうまさがよく判るんですよねぇ。
軽く書いたようにしか見えないのに、よく考えると設定は凝りまくってて隙がないし、各話の
ゲストキャラにはメチャクチャ存在感があるし、ホントにため息が出るほどうまい。
ご指摘のように、エロティックなサービス(w も抜かりないし、掲載誌で先生の作品と意識
せずに読んでるような読者も、得した気分になれたんじゃないかなあ。プロの技ですわ。
>>126 Xシネマ辺りでやれば、いいものできると思うんだけどなあ。
アクションとエロを水増ししても骨組みがしっかりしているので、うまくいきそうな気がする。
>地味な作品の方が
ホントに地味で、ハデさの欠片もない。
でも全部を読み終わると、滲み出るようなバイオレンスで脳が興奮する。
昨夜は、闇を食う男になった夢を見て怖くなりました。
友人の母妹を残酷に殺したんです・・・もちろん夢ですけど。
128 :
名無しのオプ:2005/03/23(水) 08:31:56 ID:c6D4iJoZ
闇を食う男はその設定に燃えた。
でも映像化するとなあ……。
129 :
ナルセ:2005/03/26(土) 04:11:32 ID:U/RaSWR0
お初にお目にかかります。
センセーが亡くなられたって知って、翻訳者淡路瑛一を亡くなったことにしちゃったり、
ビリーアレグロの最後をアダムとイブにしちゃうような、センセー流の洒落じゃないかと
一瞬思ってしまいました。
去年の夏、仕事でしばらくハワイに滞在した時に、センセーもこの景色見てたのかなぁ?
とか、いろいろ考えてしまいました。
130 :
桔梗信次:2005/03/26(土) 06:55:06 ID:FIS8+vNg
>>129 いらっしゃいませ〜。いいハンドルですねー。今後ともよろしくお願いします。
新企画情報
少年小説集成(全6巻)本の雑誌社
翻訳アンソロジー(全3巻)東京創元社
どちらも刊行は、夏から秋にかけてになりそうです。
131 :
名無しのオプ:2005/03/26(土) 09:08:08 ID:zUhPLKUC
>新企画情報
>少年小説集成(全6巻)本の雑誌社
>翻訳アンソロジー(全3巻)東京創元社
うひょ〜♪
132 :
アラクマ:2005/03/26(土) 17:21:59 ID:VbL3Q9LG
>>130 ああもう失神しそう。
関係者の方々に大感謝(涙涙
本の雑誌社から巻数本って、初めてですよね。
やるなあすごいなあ。「少年小説集」ってとこが、らしくていいなあ。
創元も渋い。ラインナップも楽しみです。
>>129 おお、ビリーアレグロ!
カバーに惹かれて買ったことを思い出します(センセーごめんなさい
133 :
名無しのオプ:2005/03/26(土) 23:09:02 ID:ZHHTkw0z
CSの日本映画専門チャンネルで
「殺人狂時代」が放映されるようです(「映画秘宝」岡本喜八追悼特集より)
これはDVD化の前哨戦ととっていいんだろうか?
134 :
名無しのオプ:2005/03/26(土) 23:30:16 ID:qpEteCVd
>>132 オイラも持っているビリータソの表紙は大友だけど、あと誰かいたよね?
ナショナルキッドみたいな表紙は憶えているんだけど・・・。
135 :
桔梗信次:2005/03/27(日) 01:14:36 ID:PJJJxvKE
>>134 単行本も文庫も大友克洋の同じ絵ですよ。実は私も集英社版のビリイ・アレグロを
大友カバー絵に惹かれて買ったのが、先生の作品との出会いでした。
136 :
銀座の児雷也:2005/03/27(日) 15:29:28 ID:KbisfSDq
はじめまして。
山風スレから流れてきました。こんな裏スレッド(?)があるとは。
現在大学生なのですが、古本者のせいか始めて買った先生の本は
何故か桔梗信次さんと同じビリイ・アレグロ。
あのラストにニヤニヤした記憶があります。
始めて読んだ作品は、ハンドルの作品だったりするのですが。
137 :
桔梗信次:2005/03/28(月) 00:06:02 ID:7xPdotsM
>>136 いらっしゃい〜。どんどん長屋の住人が増えてうれしいです。
「銀座の児雷也」は「蓋のとれたビックリ箱」に入っている短篇ですが、まず短篇のタイトルが
出てくるということは、先生の編んだアンソロジー「名探偵が八人」を読まれたのかな?
読んだ本の感想など、気軽に書き込んでくださいね。
138 :
名無しのオプ:2005/03/28(月) 01:29:38 ID:y4LHjt9w
>>137 温かく迎えていただき、ありがとうございます。
>「銀座の児雷也」は「蓋のとれたビックリ箱」に入っている短篇ですが、まず短篇のタイトルが
>出てくるということは、先生の編んだアンソロジー「名探偵が八人」を読まれたのかな?
そうです。
アンソロジー好きなもので、集英社文庫のあのアンソロジーシリーズは集めているのです。
他に「幻覚のメロディ」には「らんの花」が入っていたような。
お尋ねしたいのですが、先生の少年物の出来はどうなのでしょうか?
あまり関係ないのですが、先日佐野洋の「赤外音楽」を読んで、
予想はしていたものの少しがっくりしたものでw
ま、出来がどうであれ絶対に買うんですけど。
139 :
名無しのオプ:2005/04/06(水) 03:10:30 ID:lROOpJwm
『平将門呪殺事件』(七十五羽の烏・改題)があるが、このタイトルは本人が考えたのかな?
出版社がゴリ押しした臭いのだけど・・・。
140 :
名無しのオプ:2005/04/06(水) 11:06:48 ID:6lgtRL4O
>>139 同感。『平将門呪殺事件』って、なんか垢抜けないタイトルだ。らしくない。
ずっと前のセンセー文章で、翻訳の世界に長くいたのでタイトルの変更は割と平気であるというような意味の事を読んだ記憶がある。
出版社ゴリ押し説に賛成。
「変幻黄金鬼」のあとがきだったっけ?
141 :
名無しのオプ:2005/04/06(水) 15:21:21 ID:oGgbVMk6
>>138 「蜃気楼博士」は本人は大したことのない作品みたいなことをおっしゃっていたけど、
寝食忘れるぐらい面白いとボタ餅ほどの判子を押したるわ!
一読どころか五読ぐらいの価値あり!!!
他作品は短編で全体的に小粒ですが、子供用に作られているせいでしょうか、
謎や事件や設定にヒネリないおかげで、論理のアクロバティックが無理なく飛び跳ね回っています。
感想としては優秀な推理クイズといったところでしょうか。<短編のみ
142 :
アラクマ:2005/04/06(水) 22:12:23 ID:5xhdAL43
>>141 そういえば、推理クイズ形式の連作もありましたよね。
「燃えあがる人形」も、良い頃のS・キングと同じくらい面白いと思う。
(個人的には「血のスープ」よりも好きだなあ)
143 :
138:2005/04/08(金) 21:39:55 ID:Zh/ly3gZ
>>141 ありがとうございます。楽しみが増えました。
とりあえず今日は「明治探偵冒険小説集」を買ってきました。
先生の新企画といい、凄い新刊が次々と出ますなぁ。
144 :
名無しのオプ:2005/04/08(金) 22:51:21 ID:BcSfoHwW
某スレ、グタグタだなぁ・・・。
コピペされているレスは俺だから責任の一端はあるけどさ・・・。
愚痴はさておき。
>>143 >とりあえず今日は「明治探偵冒険小説集」を買ってきました。
どひぇー、初耳です、詳細キボンヌ〜〜〜〜〜!!!!!
145 :
桔梗信次:2005/04/08(金) 23:59:20 ID:1/x5lqq9
>>67-68で話題になった田口実氏の素性が分りました。
ポケミスの「ジャングル・キッド」(エヴァン・ハンター)の解説中に
>念のため丸善の田口実氏に調べていただいたら、ハンターの生れ年は一九二六年。
という一節がありました。洋書の担当の方だったのでしょうね。
146 :
138:2005/04/09(土) 07:56:17 ID:dzIEGQoE
>>144 ちくま文庫から出たばかりのもので、全4巻を予定しているそうです。
ちなみに内容は
1黒岩涙香集
幽霊塔/生命保険
2快楽亭ブラック集
涙の暁/車中の毒針/幻燈/かる業武太郎
3押川春浪集
銀山王/世界武者修業/魔島の奇跡
4傑作短篇集 露伴から谷崎まで
あやしやな(幸田露伴)/弁護美人(梅の家かほる)/化物屋敷(丸亭素人)
名人藤九郎(無署名)/少年の悲哀(国木田独歩)/指の秘密(姫山)
秘密(谷崎潤一郎)/汽車中の殺人(三津木春影)/難船崎の怪(滝沢素水)
長レスすみません。
ここらへんは、色んな意味で桔梗信次氏が誰よりも詳しいと思いますが。
個人的に2が楽しみ。存在は知っていましたが、小説を書いていたとは。
売上がよかったら続刊もあるのかな。
147 :
名無しのオプ:2005/04/17(日) 11:38:16 ID:0Bs/Rt0n
東スポで連載していた「いろ艶筆」って、まだエッセイ化されてなかったよね?
148 :
147:2005/04/20(水) 03:09:40 ID:4Tlvm4yv
くすん…、もしかして誰も読んだことないとか?
正直、エロくもなかったけど、淡路氏の少年時代の性風俗が克明に書かれており、そういう意味では面白かった。
あと淡路氏の「性には興味津々だったけど、奥手だし、恥ずかしがりやなので、想像でカバーしてました」という告白チックな点が面白かったかなw。
149 :
名無しのオプ:2005/04/20(水) 06:50:34 ID:CvUjo6YK
エッセイ化っつーか単行本化はまだされてないと思う。
彫り物に触れた回だけ何故か切り抜きを持ってる……。
150 :
名無しのオプ:2005/04/21(木) 00:58:19 ID:4k4mvRdm
>147
あれって書いてたのセンセーだったんですか!
中学くらいのころ父の部屋で隠れて読んでた記憶が…。
151 :
名無しのオプ:2005/04/21(木) 01:27:50 ID:4gEkOJwA
>>150 各曜日で執筆担当者が違います。
1冊にまとまるほどの総量ではなかったなかったはずですし、
内容の関係上、本にしづらいとは思いますが、どこかまとめてくれる出版社ないかしらん。
152 :
名無しのオプ:2005/04/21(木) 08:07:38 ID:uKBJ285j
たしか数年くらい連載されてたと聞いたけど
本になる分量はなかったのかな。
たとえ分量が足りていたとしても
単独で出すのはきついか
153 :
ナルセ:2005/04/22(金) 19:11:41 ID:7sWbEsuP
>146
快楽亭ブラック集って初代ですよね?
2代目って、なんとなくキリオン・スレイとだぶってしまう。
つーか、キリオンと柳亭茶楽(字あってる?)が、オイラの頭の中で混ざってるだけかw
154 :
名無しのオプ:2005/04/22(金) 19:50:54 ID:K5nxJU4V
一応とりあえずsageときますね。
155 :
内藤端午:2005/04/23(土) 02:01:30 ID:7JPKIkAt
お初です。
いやあ、こんないいスレが伸びていたなんて、迂闊にも気づきませんでした。
夫婦揃ってセンセーのファン、というか、センセーの話で盛り上がって付き合うようになったので、訃報を聞いたときには残念でなりませんでした。
これからも密やかに、良スレであり続けますよう、祈念しております。
156 :
桔梗信次:2005/04/23(土) 02:48:50 ID:c1DLrmjt
ビリィ・アレグロに内藤の旦那、いい感じで長屋の住人が増えてきてうれしいです。
とりあえず、少年小説コレクションの各巻タイトルを投下
1 幽霊通信
2 幽霊博物館
3 蜃気楼博士
4 妖怪紳士
5 未来学園
6 拳銃天使
桃源社から出た四冊『こんばんわ幽霊です』『おはよう妖怪たち』『さよなら犯人くん』
『ロボットDとぼくの冒険』に、単行本未収録作品を加えて六冊に再編集したもの。
157 :
名無しのオプ:2005/04/23(土) 03:35:00 ID:WRAdHqrp
158 :
名無しのオプ:2005/04/24(日) 02:15:40 ID:V3FaQWlw
>156
はいはいはいはい!!
買います買わせていただきます!
159 :
名無しのオプ:2005/04/24(日) 08:58:15 ID:6OdtgKZA
蜃気楼博士の表紙絵の再録はガチで!
160 :
名無しのオプ:2005/05/11(水) 10:23:59 ID:FhA3M+lh
hosyu
161 :
名無しのオプ:2005/05/19(木) 03:36:56 ID:YDxs6ZmV
某所のスレで思ったことを一言。
淡路と鮎川、本格推理の姿勢・態度に関して日本の両巨頭だと思うが、
互いの作品に対する批評や評価を寡聞にして聞いたことがありません。
また比べた評論家も知りません。
ご存知の方いらっしゃったら、ご教授のほどを。
162 :
桔梗信次:2005/05/24(火) 12:40:12 ID:S4YvAysb
「週刊文春」のコラムをまとめた小林信彦氏の新刊『本音を申せば』(文藝春秋)に、先生の思い出を
書いた「カルト編集者」の項が収録されています。連載時に読み逃がした方は、ぜひご一読を。
本の雑誌社の少年小説コレクションは8月に1・2巻同時刊行でスタート。以後、毎月1冊刊行の予定。
>>161 鮎川さんの方は編纂アンソロジーの巻末解説ぐらいしかないかと。『透明人間大パーティ』と立風の
『都市の迷宮』かな。後者はすぐに出てきたけど、解説は山前さんでした。
先生の方はエッセイとして書いたものは、たぶんないはずです。生前に酒席でうかがったところでは
「佐野洋たちと会うと、鮎川・土屋あたりの本格は古くさいといつも馬鹿にしていた」とのことでしたw
昭和三十年代の話でしょうけど。
163 :
名無しのオプ:2005/05/24(火) 19:05:23 ID:iRACFB92
>>162 >佐野洋たちと会うと、鮎川・土屋あたりの本格は古くさいといつも馬鹿にしていた
佐野洋とも、ここらへんでは意見が合ったんですねw
既出の「浪漫疾風録」読みました。小泉喜美子に関する下りは、納得いきませんでしたが、
先生の変人ぶりは楽しめました。
他に「別冊新評 石井隆特集」を読んでいたら、先生のエッセイが。
いやー、コミックコレクターでもあったとは。
更に古本屋で「面白漢字辞典(?)」○○○夫編という本を発見。
手にとってみたものの、本当に「編」以上は関わっていないようなので棚に戻す。
色んな仕事をされていたんですなあ。
164 :
名無しのオプ:2005/05/25(水) 07:27:41 ID:ahuGFEFk
161です、桔梗殿、ご教授ありがとうございましたm(_ _)m
>鮎川・土屋あたりの本格は古くさいと
先生、泥臭い作品、嫌いだからなあw
先程『名探偵の憂鬱』(アンソロジー・青樹社)の、山前譲の評論?「名探偵の系譜」があるのですが、
>昭和三十年代後半にさしもの推理小説ブームも終焉すると、シリーズ探偵の活躍はあまり目立たなくなった。
>(中略)昭和四十年代は名探偵不遇の時代であったと言える。
>そんななか、淡路氏ひとりが名探偵物に新風を吹き込んでいた。(ry
感想として、「これも淡路氏の業績のひとつと考えてもいいのでは」と思ったです。
もし淡路氏が活躍してなかったら、各作家が魅力的な名探偵を復古させる動きをしたか、それは神のみぞ知るのみ。
(※『名探偵の憂鬱』には淡路氏の作品は収録されていません)
165 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 18:58:47 ID:Eo+fKqKU
hosyu
166 :
啄木幹雄:2005/06/11(土) 16:04:09 ID:z6rm2BMG
はじめまして、キツツキです。
16:アラクマさんご紹介の堀 燐太郎のおもちゃ探偵ファイルゞRLは、正しくは以下のはずですが。
http://www.webfreestyle.com/horilyn/horilyn.html あのコラム、地味ですが、実は、わたくし、密かに楽しみにしているんです。
6月7日にUPされた最新の28に、筆者本人も知らないおもちゃのことが書いてありました。
わたくしも知らないのですが、どなたか、ご存知の方はいらっしゃいませんかねえ。
気になっております。
167 :
名無しのオプ:2005/06/11(土) 22:54:06 ID:y1qUtXWQ
168 :
啄木幹雄:2005/06/13(月) 10:00:49 ID:4iV5LCiR
>6・11
確か、センセーと皆川博子さんは、同じ年のお生まれです。
169 :
啄木幹雄:2005/06/13(月) 10:13:42 ID:4iV5LCiR
>>16 >堀さん、センセーの小説にでてくるいろんなおもちゃを
実物の写真や図解で解説したような本、作ってくれないかなあ。
楽しい本になると思うんだけど。
大賛成です。
近藤、土方コンビが活躍する話に登場するようなオーストリア製のちいさなピストル、
アメリカのベル研究所がつくったびっくり箱などなどの実物写真や、センセーご自身
がコレクションされていたパズル、おもちゃ、根付なども巻末に併載して、そんな
ビジュアル・ブックが発行されたらステキでしょうねえ!
170 :
名無しのオプ:2005/06/13(月) 12:03:59 ID:/XK5flsB
キツツキさん、書き込むときには、メール欄に「sage」と入れてください。
171 :
啄木幹雄:2005/06/13(月) 13:28:02 ID:4iV5LCiR
sage
わたくし、書き込み、初めてで、ルールがよく分からなくて、ごめんなさい。
これで、いいのでしょうか。
172 :
名無しのオプ:2005/06/13(月) 13:31:22 ID:/XK5flsB
えーと、「啄木幹雄」の四文字を入れてる「名前欄」のとなりに、「メール欄」がありますよね?
そこに「sage」と入れてから、書き込みを送信してください。
173 :
名無しのオプ:2005/06/13(月) 13:34:42 ID:/XK5flsB
名前:啄木幹雄 E-mail:sage
この形です。
174 :
啄木幹雄:2005/06/13(月) 18:20:56 ID:4iV5LCiR
>>173 こうですね。いま理解できました。
名無しのオプさん、ありがとうございました。
>>38-44 桔梗信次さん、遅くなりましたが、詳細に渡る偲ぶ会<激|ート、ありがとうございました。
感謝しております。
175 :
桔梗信次:2005/07/07(木) 01:40:36 ID:+1Q+PO6b
176 :
アラクマ:2005/07/08(金) 13:13:29 ID:aV13+rCJ
>>175 第1回配本分の2冊では、
和木俊一シリーズが網羅されているようで、うれしい限りです。
各巻のエッセイと解説も楽しみですが、
なんと毎月刊行とはすばらしい。
出版社と編集者の意気込みを感じるなあ。
177 :
桔梗信次:2005/07/22(金) 02:33:46 ID:i+INv3it
「少年小説コレクション」の巻末エッセイのラインナップをお知らせします。
一部交渉中。
1 幽霊通信 皆川博子「いつもでも読み継がれて」
2 幽霊博物館 辻真先「先達の背中を見ながら」
3 蜃気楼博士 加納一朗
4 妖怪紳士 曾根忠穂(「奇想天外」編集長)
5 未来学園 豊田有恒
6 拳銃天使 北上次郎
皆川さんと辻さんのエッセイは一足先にゲラを見せてもらいましたが、いずれも
素晴らしい内容でした。辻さんの結びの1行で泣きました……。
178 :
名無しのオプ:2005/07/22(金) 11:36:39 ID:ppth4OJ9
桔梗さん、いつも先取り情報ありがとうございます!
ミーハーですみません。
桔梗さんの正体って、もしかして、「桔梗信次」とイニシャルが同じ方ですか?
179 :
アラクマ:2005/07/25(月) 14:45:58 ID:RCXUxiPp
>>177 巻末エッセイも、ジュブナイルへのこだわりがあって、いいですね。
個人的には北上氏がセンセーをどう語られるのか楽しみ。
というか、私の拙い記憶では、
北上氏がセンセーに触れるのは、今回が初めてなのでは。
そうそう、7/31 19:00よりチャンネルNECOで
中平康監督「危いことなる銭になる」が放映されます。
180 :
名無しのオプ:2005/07/30(土) 23:15:07 ID:5C9mDPiL
>>179 記憶が定かでないので恐縮ですが、
北上次郎氏は、
「紙の罠」のシリーズかなにかのアクションものについて、解説かコメントを寄せていたと思います。
いわく、
007の原作の本来の持ち味であった「危機を体力でなく頭脳で切り抜ける」タイプのアクション小説を
日本で取り入れて成功したほとんど唯一の例、とかそういう切り口でした。
その後フォロワーが生まれなかった、ともあったような。
話は変わりますが、
エドマクベインが亡くなりましたね。
センセーが高く評価していた作家がまた一人・・・・・・
181 :
名無しのオプ:2005/08/01(月) 15:32:41 ID:cQha3JTt
久しぶりに来た
>>175 装丁が凄く(・∀・)イイ!
是非買っていきたい
182 :
アラクマ:2005/08/01(月) 18:28:46 ID:LF4+UdJi
>>180さん、フォローさんくすです。
調べてみると『別冊新評・センセーの世界』の中に
北上氏の「センセーのアクション小説」という評論があるようですから、
おそらくそれでしょう。(というのは、この雑誌持ってないんですよ(冷汗
朝日新聞夕刊文化欄には「こころの風景」というミニコラムがあり、
毎週いろんな方々が交代で書かれているのですが、
先週は日下三蔵氏が担当でした。
7/27(水)には『三重露出』というタイトルで
センセーについて語られております。
>>181 (´・ω・`)ノごぶさた〜。俺も買う〜。
183 :
名無しのオプ:2005/08/10(水) 22:31:38 ID:uDbXfUha
ジュブナイルから話をそらして申し訳ありませんが一言。
「二日酔い広場」久々読んだですよ、夢中で読んじゃいましたですよ。
今読んでも古びないという言葉がありますが、古びないどころか違和感なしですよ。
あえていうならトルコ風呂という表記と、ラブホ街の描き方が古い程度、あとは無問題。
心の襞の謎こそが問題という大人のためのハードボイルドで、世界に出しても恥ずかしくない傑作ですよ。
ただ…なんで一冊で終了しちゃったんだろ?
地味すぎたのかな? 全3巻だったら、代表作の1つに選ばれていただろうに、ですよ?
184 :
桔梗信次:2005/08/12(金) 23:51:05 ID:VdBN3H27
「少年小説コレクション」、今日あたりから本屋さんに並び始めるようです。
近所に大きい本屋がない方、忙しくて買いに行く時間がないという方は、
版元に直接申し込めば、送料無料で送ってくれますよ〜。
>>178 あ、ホントだ。意識したわけではないですが、イニシャルは同じですw
まあ、ここではあくまで桔梗信次ということで。
>>182 北上さんのその文章は、『気分は活劇』(徳間書店→角川文庫)というエッセイ集に収録されています。
文庫だと、巻末の「活劇映画のリアリティ」という項の第4節がまるごと、それに当たります。単行本は
ちょっと見当たりませんが、こちらだとタイトルがちゃんと出ていたと思います。
>>183 久米五郎、いいですねぇ。西連寺剛ものとは一味ちがったハードボイルドですが、登場人物の
存在感が凄いです。文庫だと主人公の名義であとがきが書いてあるんでしたっけ?
185 :
183:2005/08/14(日) 21:15:05 ID:gJjmc2SY
>>184 >版元に直接申し込めば、送料無料で送ってくれますよ〜。
い、いかん、無料という言葉に弱い…_| ̄|○
もう二度と読めないと思っていたジュブナイルが読めるだけありがたいです。
ところで、まだまとまっていないエッセイがあると思いますので、それはいつ出版予定ですか?w
冗談はさておき、今回の出版、誠にありがとうございました
。
>久米五郎、いいですねぇ。
カート・キャノンを意識して、似すぎたと先生は思ったのでやめちゃったのでしょうか?
失礼ですが、先生って潔癖すぎる性格だからなあ。
そこが欠点でもあり、魅力的なところなのですけどねw
186 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 15:22:38 ID:hurKJBcl
良スレアゲ
都筑道夫のスレがこんなとこに
187 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 18:50:53 ID:hurKJBcl
188 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 20:15:48 ID:vyH0r7U7
微妙に、重複スレっぽい。
都筑道夫の他のペンネームなのかな?
189 :
名無しのオプ:2005/08/16(火) 20:22:33 ID:tc/RpO3T
190 :
:2005/08/17(水) 00:13:45 ID:6oDrr+ef
重複だな
都筑道夫のスレ行け
191 :
名無しのオプ:2005/08/17(水) 09:51:26 ID:6oDrr+ef
192 :
名無しのオプ:2005/08/17(水) 21:26:22 ID:6oDrr+ef
ジュブナイルは買いでつか
193 :
名無しのオプ:2005/08/18(木) 22:03:51 ID:klg4UY4I
買いだよ
194 :
名無しのオプ:2005/08/19(金) 15:47:32 ID:7JIQ7UeQ
195 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 11:15:27 ID:qJKDfsiy
196 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 18:54:12 ID:qJKDfsiy
197 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 19:00:21 ID:zhLkNQUJ
「最もポピュラーな筆名」で書かれた作品についても当然禁止だよね。
198 :
名無しのオプ:2005/08/20(土) 19:15:01 ID:qJKDfsiy
だな都筑道夫のスレは別にあるし
199 :
名無しのオプ:2005/08/21(日) 11:56:29 ID:VgR9G6Bc
200 :
名無しのオプ:2005/08/21(日) 16:54:05 ID:Bcul6UtP
桔梗さんの先取り情報ってかなり貴重なんよね。
重複だと主張している(まあ実際その通りなんけど)人達も本スレを見てくれたら
このスレができた経緯や、本スレでは語れない内容であることがわかって貰えると思うけど。。
理解してもらえなかったら、桔梗さんが常駐できる掲示板を作るしかないか(来てくれるかはわからないけど)
201 :
名無しのオプ:2005/08/21(日) 19:07:25 ID:s7DrOJQH
ageレスしている人は、
>>1を無視する荒らしだからスルーしましょう。
こんないいスレでも、悪意を持って荒らしに来る人がいることに絶望を感じますね。
202 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 00:39:44 ID:WqM+TEMC
重複
203 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 07:46:39 ID:4UxBDvXk
本スレがまともに機能している場合は重複だろうね。
残念ながら、本スレはまともに小説の話が出来るような状態ではない。
実質的には、避難所であるここの方が本スレといえるぐらいだ。
空ageくんは本スレが機能していると思うなら、そちらを使えばいいだろう。
機能していないと思うのにageているなら、ただの荒らしだ。
204 :
名無しのオプ:2005/08/23(火) 00:39:18 ID:ZO5W2xOR
重複
205 :
名無しのオプ:2005/08/23(火) 00:46:43 ID:JZvqyaOq
おかしな粘着が居着いちゃったなあ。
淡路氏が好きな訳でもなさそうだから、スルーしてればそのうち飽きていなくなるとは思うけど
せっかく少年小説コレクションがスタートした時期なのに、その話を出来ないのはつらいね。
206 :
名無しのオプ:2005/08/23(火) 23:27:34 ID:ZO5W2xOR
重複じゃないの
都筑道夫のスレはあるし
207 :
名無しのオプ:2005/08/23(火) 23:43:50 ID:JZvqyaOq
ここは本スレが機能していないから立てられた避難所だよ。
どっちも機能しているならば重複だけど、実態はそうではない。
ID:ZO5W2xORは、いま現在、本スレが機能していると思うのかい?
208 :
名無しのオプ:2005/08/24(水) 05:42:54 ID:vCXXGBe9
209 :
名無しのオプ:2005/08/24(水) 06:24:19 ID:3xh8ICGp
はげど。
夏休みが終わったら消えるよ、きっと。
それにしても少年小説コレクションおもろいわ。
こんなのが6巻も出るとはやでうれしやw
210 :
名無しのオプ:2005/08/24(水) 07:06:57 ID:wF/VmWO2
都筑道夫
211 :
名無しのオプ:2005/08/27(土) 00:24:31 ID:Qi4EPGYj
212 :
名無しのオプ:2005/09/02(金) 20:51:17 ID:YVn1maUf
213 :
桔梗信次:2005/09/14(水) 13:14:34 ID:oKBFym6d
少年小説コレクション3『蜃気楼博士』は、早いところでは明日ぐらいから配本開始の模様です。
全作品が挑戦小説という本格度の高い一冊。イラストや写真もたくさん入ってます。
11月にハヤカワミステリ文庫クラシックセレクションから『酔いどれ探偵街を行く』が復刊予定。
今月発売号からリニューアルして国内作家専門となった光文社の「ジャーロ」は、12月発売の
第22号で追悼・3回忌特集。「未発表原稿130枚」+「秘蔵アルバム」だそうです。待ち遠しい。
214 :
名無しのオプ:2005/09/14(水) 13:33:58 ID:8w/ddwuf
毎度毎度orzです。
三橋一夫の方も期待しています。
スレ違いではありますが、もし差し支えなければ
昭和ミステリ秘宝・ちくま文庫怪奇探偵小説集・河出文庫山田風太郎についても
進行状況を教えて頂けますでしょうか?
215 :
名無しのオプ:2005/09/16(金) 02:01:42 ID:3ZcGeauN
>>213 未発表原稿130枚ですか。それは楽しみですね。
そういえば晩年に書かれていたいくつかの短編や単発エッセイはどうなってしまうんでしょうか?
なめくじの(今となっては)最終話や『推理氏の推理』でしたっけ?
センセーも高く評価していたアイザックアシモフも
晩年の黒後家蜘蛛の会の短編がまとまらないまま現在に至ってますが
このまま読めないままになってしまうのはもったいないことです。
216 :
名無しのオプ:2005/09/16(金) 16:09:39 ID:EDCNRo7I
「蜃気楼博士」買ってきました。
いやあ、開く前に後半のページがやけに黒いと思ったらこういうことでしたか。
>>513を読んで想像していた以上でした。
それにしても、この一冊を読んで日下三蔵氏のセンセーへの愛と
マニアとしての業の深さ(失礼)を改めて思い知らされましたw
こりゃセンセーも驚いてるんじゃないでしょうか。
217 :
アラクマ:2005/09/16(金) 23:46:19 ID:33b09pTr
『蜃気楼博士』まだ出てなかったorz
明日再度挑戦してみます。
少年小説コレクション1と2は、
大書店数軒の平積みが結構減っていたので、
いい感じなのかなと勝手に想像。
>>215 なめくじ長屋の最終話「二百年の仇討」は、その前の「百物語」と一緒に
光文社文庫「七十五羽の烏<本格推理篇>」に入ってますよー。
218 :
アラクマ:2005/09/17(土) 20:10:38 ID:KhASKftv
『蜃気楼博士』見つけました。
すごいすごい。
ひゃあコメットさーん。
219 :
名無しのオプ:2005/09/18(日) 12:34:31 ID:aGoFqTab
未発表原稿130枚!!!!
(つД`)
220 :
名無しのオプ:2005/09/19(月) 19:26:17 ID:1XZ7zslZ
221 :
名無しのオプ:2005/09/20(火) 02:48:42 ID:dqx5gI6H
Dr.ミラージュ、キターーー!
222 :
名無しのオプ:2005/10/02(日) 21:03:01 ID:snFdhNa9
新評社の「淡路瑛一の世界」が補遺されて再販されないかなぁ・・・。
できたら他の作家のも・・・。
223 :
名無しのオプ:2005/10/08(土) 21:35:33 ID:ZgMzOifC
正式名称は忘れましたが「葛飾北斎おんとし二百歳」は、なめくじ長屋の「二百年の仇討ち」の元ではないでしょうか?
エッセイだかインタビューで「葛飾北斎おんとし二百歳」は分解して使ったと記憶してます。
それでももし、なめくじ長屋として復活したとしたら、良きにつけ悪しきにつけ、感慨深いものがあります。
晩年になって(そういうお年ではなかったのですが)、本格推理を貫き通そうというは驚嘆に値します。
ホント、十サインはどうだったのでしょうねえ・・・。
224 :
名無しのオプ:2005/10/09(日) 14:08:15 ID:T7H0e+Sv
たぶんたまたまタイトル似ただけなんじゃないかねえ……
225 :
アラクマ:2005/10/20(木) 22:41:53 ID:Zx7LbW8w
コレクション4、キタコレ!
このすごい内容が、こんなお値段でいいのだろーか。
好きな作家の新刊を買ったときのうれしさと、
古書店で探し回ってた本をやっと見つけたときのうれしさを
同時に味わえるという、ああなんて素敵な本なんだ。
226 :
アラクマ:2005/10/20(木) 23:17:02 ID:C+NfB/oH
ヒトがいないので、役に立たないセンセー情報でも。
●角川文庫・片岡義男「ラジオが泣いた夜」
巻末に、センセーと片岡義男の対談がついてます。
噛み合ってるような、合ってないような、おかしな対談が笑えます。
(昔の本なのでBOOKOFFの100円コーナー等で立ち読みしてください)
●ちくま学芸文庫・正岡容「東京恋慕帖」
巻末に、桂米朝・大西信行・小沢昭一による鼎談がついてます。
センセーの師匠でもある正岡容について、皆さんで語るのですが、
これが滅法面白い。センセーの話も、少しだけ出てきます。
227 :
桔梗信次:2005/11/21(月) 02:53:37 ID:XbIeXzJH
最近(でもないか)の情報です〜。
●少年小説コレクション5『未来学園』とハヤカワミステリ文庫『酔いどれ探偵街を行く』が
発売になりました。
●佐野洋さんの新刊『推理日記』PART10(講談社)は、ここ五年分を収録しているので、
協会賞受賞のときと追悼エッセイ、関連の回が二つ含まれています。他にも「もう一人の
江戸川乱歩」など、いくつかの章にお名前が出ています。
●パンローリングから小畑しゅんじ・画『キャプテンウルトラ』が復刻されました。当時出た
ひばり書房版は、一般人に買える値段ではなくなっているので、実にありがたいです。
マンガ版には先生のクレジットはありませんが、一応、関連本ということで。
228 :
アラクマ:2005/12/15(木) 22:01:14 ID:KFG9GMt6
光文社ジャーロキタ━!!!! 3回忌追悼
〈未発表原稿 130枚〉
〈未発表作品解題〉「あるいは退職刑事最後の事件」 新保博久
〈リスペクト短編競作〉
「幽霊をやとった女」(クォート・ギャロン) 法月倫太郎
「墓標の庭」(物部太郎) 西澤保彦
「三、四、五角館の殺人」(もどきシリーズ) 霧舎巧
〈Comic〉「依願退職刑事」 いしいひさいち
〈評論〉「遙かなり」 栗本薫
〈写真で偲ぶ〉「悪凝図鑑」 構成・堀燐太郎
〈追悼文再録〉
「センセーの温かさ」 高橋克彦
〈なめくじ長屋〉に描かれた砂絵・全図柄 堀燐太郎編
センセー世界の住人たち 堀燐太郎編
-----------------------------------
未発表原稿は、ノンタイトル、未完なのですが、
これがもう、なんだか走馬燈のようなというか・・
とにかくファンは読むべし。
229 :
名無しのオプ:2005/12/16(金) 17:40:10 ID:o1ynra5k
>>228 マジでいい情報だ。
だよなー未発表原稿たくさんありそうだもんなーワープロだしなー
切れ端でも読みたいもん
230 :
名無しのオプ:2005/12/16(金) 17:59:50 ID:sh2ZP1kY
「ジャーロ」生まれて初めて買ったよ。
濃い中身です。ただ栗本薫の評論は・・・。
ま、有難いのには変わりないですが。
少年小説コレクション6も買っってきました。
全6巻完結おめでとうございます。
作品内容はもちろんのこと、
編者解題・ゲストエッセイ・装丁・表紙の材質にいたるまで
非常にグレードの高いコレクションだったと思います。
231 :
名無しのオプ:2005/12/17(土) 23:20:27 ID:K0VgCoRH
創元推理文庫『日本怪奇小説傑作集3』に、やはり都筑作品が収録されました。
「はだか川心中」でした。
232 :
231:2005/12/18(日) 00:45:19 ID:NyNJzJMK
しまった・・・今自分のレス見直したらとんでもないミスを・・・orz
233 :
名無しのオプ:2005/12/20(火) 10:02:48 ID:rY+R44ER
>>232 現物は見て無いけど、amazonの収録作品一覧を見た限りでは、
>231は正解と思うのだが・・・
どこがミスだったの?
234 :
名無しのオプ:2005/12/20(火) 10:09:58 ID:JTeniKLR
>>1を参照。
必要以上に気にしなくてもいいと思いますけどね。
235 :
233:2005/12/20(火) 15:31:39 ID:rY+R44ER
>>234 あっ、ほんとだ。
意図的な人たちは別として、うっかりミスは231さんの他には二人(
>>14・
>>33)しかいないようだ。
でも、大丈夫。
その二人の内一人は、桔梗さんだから。
236 :
名無しのオプ:2005/12/20(火) 17:33:33 ID:n5hTxUBq
俺も初めてジャーロ買った。
あの長編、もし完成していたら最後の(「最新の」といったほうがいいかな)に
なったのかな。
(というか『探偵は眠らない』が最後の長編だったとは気づかなかった)
自分は淡路氏の作品に書かれる時代をあんまり体験してないので
未発表作品に書かれてる物たちが、実感的に分かるのが楽しくて嬉しかった。
そういう意味では最初のグラビアも良かったなあ
>>230 評論はもっと若いひとがやっても良かったね
237 :
名無しのオプ:2005/12/20(火) 23:41:08 ID:J7Cbdszb
ええとチラシの裏ですいません
先週末キングコングを見に行ったわけですが
実に見事な「古い皮袋に新しい酒を注ぐ」の造りで
33年版コングを高く評価してたセンセーがご覧になったら
さぞや喜ばれたのではないかと・・・・・・
238 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 00:21:42 ID:TPVNOMXb
>>237 そのキング・コングの翻訳が、現在文庫で4社から出ていますね。
早川と創元推理と角川と集英社と…
スレ違いスマソ
239 :
名無しのオプ:2005/12/25(日) 18:22:38 ID:zdEq9lsd
このスレで知って慌てて本屋行ったけどジャーロもうなかったよ…
こんど大阪行ったときにでも探してみるかな。
今年は少年小説コレクションも出たし、この調子で来年もセンセーの本が出版されるといいな。
240 :
名無しのオプ:2005/12/25(日) 22:24:04 ID:xaz+V49H
>>239 ちなみに23日の段階では、東京は神田神保町の書泉グランデでは平積みでした。
241 :
名無しのオプ:2005/12/26(月) 01:13:18 ID:/JoIuPrl
よくしらんがアマゾンでも買えるんじゃね?
242 :
名無しのオプ:2005/12/26(月) 01:17:52 ID:5NaL+JBP
20日の段階で三省堂本店で平積み。
同日旭屋水道橋店では一冊のみ。
ジャーロだとこんなものなのでは。
243 :
名無しのオプ:2005/12/27(火) 23:03:06 ID:JO+aPiaJ
日下たん、来年もセンセーの本出してくれるのかな?
244 :
名無しのオプ:2005/12/28(水) 09:05:20 ID:xeYrf9Ht
センセーの作品やエッセー、評論は、色々な作家や作品に触れるきっかけになったな。
「名探偵もどき」からE・D・ホックを知ったし、
「退職刑事」からH・ケメルマンやJ・ヤッフェを読み始めた。
特にヤッフェなんか、ブロンクスのママシリーズは本国では一冊に纏められていないという記述を読んで
「つまり日本では纏められているということか?」と考えて書店に走ったのはいい思い出だ。
245 :
名無しのオプ:2005/12/29(木) 21:59:33 ID:oubIWbKX
猫の目が変わるようにが500円で売ってたんだけど、これって妥当な値段?
古本よくわからないもので。
246 :
名無しのオプ:2005/12/29(木) 22:09:24 ID:rn6PvB6p
>>245 古本は見つけたときに買え、というのが原則です。
500円ならば迷わず買ったほうがいいと思います。
247 :
名無しのオプ:2005/12/29(木) 22:13:18 ID:oubIWbKX
そうなんですか。
どうもありがとうございます。
>古本は見つけたときに買え
そうなんだよなあ。ないのは本当に出てこないもの
キリオンの二巻目がいまだ見つからないよ
文庫はそれ以外ほぼコンプしたんだけど
249 :
239:2006/01/08(日) 20:50:17 ID:EThWMfcE
ジャーロやっと買ったよ。
すばらしい内容でした。
是非、来年もこういうのをやってほしいなぁ。
250 :
名無しのオプ:2006/01/17(火) 16:33:18 ID:2Uzpoc3r
キリオン1巻ようやく買えた!
リバイバルのだったけどめちゃくちゃうれしい。
けど、後の3冊探すのも苦労しそうだ…
どっかまとめて復刊してくれないかな。
251 :
名無しのオプ:2006/01/17(火) 16:52:38 ID:+7v7E+P0
252 :
名無しのオプ:2006/02/02(木) 01:52:04 ID:oEEvlkvS
センセーの薀蓄とか小技を実際に試してみたひといる?
風邪のときは濃縮肉汁を飲むとかそんなの。
俺はブックマッチを片手でつけようとして大変なことになった。
253 :
名無しのオプ:2006/02/02(木) 15:58:48 ID:X0PmpB4j
ファンになったのがここ数年の若輩なので、そのような経験はないです…
それにしても、ちょうど創元・光文社・筑摩・主婦の友といったところから
復刊がされる時に、ファンになってよかったというべきなのか、
センセーがお亡くなりになって新作を待つ経験を味わうことができなかったと嘆くべきなのか…
趣旨違う上に駄文スマソ。
254 :
253:2006/02/04(土) 23:06:11 ID:KiusIhC1
ついに暗殺心を手に入れました!
前2ちゃんで評判よかったので、読むのが楽しみ。
255 :
名無しのオプ:2006/02/06(月) 19:10:46 ID:ipJZrdAv
>>254 オメ!
ワタシもずっと探してた『銀河盗賊ビリイ・アレグロ』を、今日見つけたよ。
表紙カッコイイ。
明後日ぐらいから、読めると思う。
256 :
名無しのオプ:2006/02/07(火) 14:13:45 ID:p8OzZxQE
257 :
名無しのオプ:2006/02/07(火) 17:23:19 ID:E6PBefis
258 :
名無しのオプ:2006/02/07(火) 18:12:09 ID:spiztFCp
>>257 ここは、淡路スレですよ。
初歩的な推理で解ります。
フフフフフ・・・
259 :
名無しのオプ:2006/02/07(火) 20:01:57 ID:E6PBefis
あぁ、そういえば古本スレにもこのこと書いたからそれで知ってたんだね。
260 :
名無しのオプ:2006/02/07(火) 20:20:48 ID:DeZWr+aq
当りです。
IDが同じだったので解りました。
261 :
名無しのオプ:2006/02/08(水) 17:05:46 ID:m7VuruK2
うう、なんか楽しそう。
262 :
名無しのオプ:2006/02/10(金) 02:53:02 ID:JeqUhGWv
>>255 ビリイの表紙は大友克洋なんだよね
ぴったりだけど
一体誰のチョイスなんだろ
263 :
名無しのオプ:2006/02/14(火) 10:03:48 ID:5O1KwXvX
>>262 ビリイの表紙、是非みたい。
UPしてくれ〜。
又は、見れるサイト教えてくれ〜。
264 :
名無しのオプ:2006/02/14(火) 10:09:19 ID:Ua39J2cL
「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」でgoogleのイメージ検索を実行せよ
265 :
263:2006/02/14(火) 10:41:33 ID:iVPWlV3W
>>264 サンクス!
見ました。
ウンウン、いい。
同じ絵で、背景を変えたりしてるのね。
バックが宇宙のヤツ、欲しいわ。
266 :
名無しのオプ:2006/02/28(火) 12:29:10 ID:e9FNn1J8
田中小実昌からもらったっていう、
「スナックで人魂の話をしてたら、女の子が『アタシは星が流れるのを見たよ』っていった」
ていうショートショートが、何の本に入っているか、分かるひといませんか?
あと、その話をもらったくだりが書いてあるエッセイもあったと思うんだけど、
探しても探しても見つからない。
267 :
名無しのオプ:2006/03/02(木) 20:17:25 ID:EJ24kd7J
>>266 1.「ひとだまを見た」『あなたも人が殺せる(悪夢図鑑1』
2.「推理作家の出来るまで 下」P.229
268 :
名無しのオプ:2006/03/02(木) 23:35:49 ID:GRihdV5c
>>267 ありがとうございます!
1は何故か参照していなくて
2は持ってないから除外してた。
助かりました。
269 :
名無しのオプ:2006/03/05(日) 00:26:50 ID:7Cxz4avN
森の石松の話って、何に収録されてましたっけ?
それとまったく関係ないけど、石松が「江戸っ子だってねえ、寿司食いねえ」と出した寿司は、
箱寿司、ちらし、なれ寿司、オカラの握りという説を聞いたことあるけど、どれが通説でしたっけ?
・・・質問ばかりですみません○| ̄|_
270 :
桔梗信次:2006/03/05(日) 00:56:15 ID:tUv6pj5V
「森の石松」は『犯罪見本市』に入っています。
石松の寿司については、「握りではない」ということしか知りませんでした。
押し寿司みたいなもんかと思っていましたが、通説があるんですか?
271 :
名無しのオプ:2006/03/05(日) 17:39:21 ID:br4+dOhZ
広沢虎造のレコードでは、
「大阪本町橋名物の押し寿司を、・・・」
となっている。
272 :
名無しのオプ:2006/03/05(日) 18:13:02 ID:5YyF2YsP
今年は復刊ないのかなぁ。
273 :
269:2006/03/10(金) 23:59:23 ID:Fvkq5t++
274 :
名無しのオプ:2006/03/11(土) 20:08:31 ID:SW7cvIbj
>>273 「フォークロスコープ日本」はお持ちでしょうか。
「宇宙大密室」に、3篇追加したものです。
275 :
名無しのオプ:2006/03/11(土) 20:19:12 ID:I2BReNIL
フォークロスコープは結構古本屋でみかけるね。
276 :
名無しのオプ:2006/03/19(日) 21:33:04 ID:kGMb6iNs
うちの近所の古本屋は全部壊滅しました・・・。
話はずれますが、ブックオフはそうでもないですが、他の古本屋だと古い本は買い取ってくれません。
需要がまったくないそうです。
古い本といっても1年前でダウトなんですけどね・・・。
今のうちに手に入れとかないと古本屋めぐりでも見つからない日がやってくるのでしょう。
というか、そうなりつつあるし・・・。
277 :
名無しのオプ:2006/03/19(日) 21:42:26 ID:mocuXZaT
278 :
名無しのオプ:2006/03/20(月) 20:47:24 ID:5y1YT/Hq
楽天フリマかヤフオクをセンセーの名前で検索すれば?
279 :
名無しのオプ:2006/04/14(金) 21:37:34 ID:wbfL7D3J
『いなずま砂絵』の「 第五席●半鐘どろぼう」は、
書き下ろしでしょうか?
280 :
名無しのオプ:2006/06/20(火) 01:56:53 ID:9JsmgsSS
書下しではないと思うけど、確かに「推理作家の出来るまで」の
作品リストからは漏れてるね。
281 :
名無しのオプ:2006/06/20(火) 15:13:06 ID:YAsgzL6D
遂にこのスレもageられてしまったかorz
282 :
名無しのオプ:2006/06/21(水) 01:20:46 ID:1tiU/tda
ごめん、落ちそうだと思ったから…。
283 :
名無しのオプ:2006/06/21(水) 08:32:53 ID:S5OtGGfV
とりあえずもう一つのほうをあげておきましたよ。
しかし本当に新刊楽しみ。
284 :
名無しのオプ:2006/07/25(火) 23:16:58 ID:LjvALo8b
新刊てポケミス全解説か。嬉しいな。
どうせならビデオ評論の記事も一緒にしてくれないかな。
285 :
名無しのオプ:2006/07/28(金) 12:00:15 ID:yT+vPywE
もう先生の復刊本はでないのかな。
日下さんも最近音沙汰無いし…
286 :
桔梗信次:2006/07/29(土) 01:24:52 ID:i1cGhy3l
翻訳アンソロジーは決まっているのですが、細かい編集作業が難航中。
他に、時代小説選集、アクション小説選集、『東京夢幻図絵』などの
復刊企画を売り込んでいるので、今しばらくお待ちいただければ。
287 :
名無しのオプ:2006/07/30(日) 21:13:47 ID:TKY/Y7jO
>>286 了解しました!
楽しみに待ちます。
首を長くして。
288 :
名無しのオプ:2006/08/23(水) 21:54:23 ID:iDsgDtFA
訴訟マダー
289 :
名無しのオプ:2006/09/04(月) 03:03:49 ID:plfHS6os
幽鬼伝+暗闇坂心中が読みたい
290 :
名無しのオプ:2006/09/04(月) 08:04:53 ID:+hOkg+ZH
どうせなら全集を
291 :
名無しのオプ:2006/09/06(水) 19:43:46 ID:qRUF7ME3
『ポケミス全解説』は
10月発売予定だそうな。
気長に待ってるよー。
292 :
名無しのオプ:2006/09/19(火) 17:21:04 ID:ySrB2sqD
件の三流評論家が告訴すると息まいてから一年が過ぎようとしてるが、ホントに何もないね。本人もみっともないから出てこれないんだろうなあ。
293 :
名無しのオプ:2006/09/19(火) 18:37:35 ID:w9JjyVLB
スレタイに沿わないコテハン叩きは禁止。ルールは守れや。
294 :
名無しのオプ:2006/09/19(火) 18:42:41 ID:ySrB2sqD
誰もコテハンなど叩いたことはないが。
295 :
名無しのオプ:2006/09/19(火) 19:22:08 ID:kM+m4Yys
荒らしを告訴した人は固定ハンドルだから、なにがあろうと批判は許されないんだよ。
スレタイに沿った話のできない自演常習者は去れや。
296 :
名無しのオプ:2006/09/19(火) 20:33:32 ID:ySrB2sqD
告訴した人違いじゃないのw
こっちは三流評論家の話しをしてるんだしねwww
297 :
名無しのオプ:2006/09/19(火) 23:08:46 ID:ySrB2sqD
反論がなくなったな。
スレ住人の完敗だなw
298 :
名無しのオプ:2006/09/20(水) 11:23:41 ID:cTpLyqRY
コソコソ隠れてやるからダメなんだが、まだわからんかなあ。
堂々と都筑スレを使えばいいんだよ。
299 :
名無しのオプ:2006/09/21(木) 20:20:23 ID:1aGwWDcT
ほれ、さっさと都筑スレに行けや。語りたいんだろ?なら本スレに行け。
300 :
名無しのオプ:2006/09/22(金) 16:14:06 ID:Z9MovF9a
都筑道夫と淡路瑛一を使い分ける五流作家はコテハンではないから叩いてヨシ!
301 :
名無しのオプ:2006/09/23(土) 09:07:06 ID:tCPaapwz
書斎のいるスレじゃあまともな議論は出来ないな
302 :
名無しのオプ:2006/09/23(土) 09:34:53 ID:4osj//nr
新避難所をある場所に立てようと思うがOKか?
まあもちろん立ててところで探してくれとしかいわんけど
303 :
名無しのオプ:2006/09/24(日) 20:22:54 ID:L+eYoiMZ
頼む。
探すわ。
ほんと、やれやれだね。
304 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 17:00:19 ID:X5GWw4sc
本スレがあるのに使わないバカが立てるスレは必ず見つけて潰すんで。
それがいやなら本スレを利用せいやクズが。
305 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 17:56:10 ID:w/wlywZl
悪質荒らしの話だが、過去に幼女に対して悪戯した経験を語るのも2ちゃん流のユーモアだそうです。
上記の発言をした奴に良く似た男が本日死刑判決を受けたのは妥当な判断だな。
日本も無期懲役など廃止して終身刑を導入すべきじゃん。
306 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 19:17:29 ID:YBBrMIxs
>>304 で?
待ってるんだが、まだ来ないのかな?
307 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 20:01:07 ID:X5GWw4sc
おまいらが一番盛り上がっているときに潰す。絶対にな。
308 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 20:57:19 ID:Pftcp95X
>>307 何を勘違いしてるんだか。お前みたいな半端者にはスレひとつ潰すこともできないよ。
せいぜい老いた母親に乱暴するくらいしかできないゴキブリ以下の存在がお前だ。
みんなゴキブリ以下のお前の臭いに辟易して別の場所に移動しているだけだ。
何が「潰す」だ。潰れているのはお前の顔面だろうが童貞野郎wwwww
309 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 21:10:35 ID:ETOy+X0f
>>307 やれるもんならやってみな
負け惜しみばっかりの書斎魔神のバーカwwwwww
310 :
名無しのオプ:2006/09/26(火) 21:20:18 ID:9DBzRXyd
今「七十五羽の烏」を角川文庫で読んでるんですが
山藤章二のいらすとれいしょんやセンセーのれたりんぐは光文社文庫でも入っているんですか?
311 :
名無しのオプ:2006/09/27(水) 07:48:25 ID:rcHJXMih
負け惜しみでもなんでもなく、このスレも潰れたわけだが。
312 :
名無しのオプ:2006/09/27(水) 12:34:18 ID:Qbehfp04
313 :
名無しのオプ:2006/09/27(水) 13:02:16 ID:SNv4pTq4
本スレで語れや。
314 :
名無しのオプ:2006/09/27(水) 23:19:00 ID:ypPEUEv/
旭区鶴ヶ峰か。
駅から近いんか?
315 :
名無しのオプ:2006/09/28(木) 00:45:31 ID:LYcYWHsA
咲子
316 :
名無しのオプ:2006/09/28(木) 18:01:47 ID:qfodSnnd
駅からちょっと離れてる
そのかわり公園が近くにある
317 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 07:50:53 ID:GhgSd4cl
完全に強迫ですな。裁判の際の有力な資料になりましょうなあ。
318 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 15:01:12 ID:PmB0Ghy0
↑
なんやこれw
裁判? なんのこっちゃ?
319 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 16:05:00 ID:T2EBm8I/
某三流評論家がいきまいている例のヤツでしょ。
320 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 16:18:35 ID:IJcGsnpa
被告訴人が名無しで怯えておりますw
321 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 19:19:22 ID:GhgSd4cl
もうあの件は時効まで何も起きんでしょうなあ。
322 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 20:33:39 ID:mH68L9eo
本スレでやれや。
323 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 20:51:50 ID:Gn1Bf2BE
えーっと。
「時効」を意識しているということは常々言ってる「罪にはならない」はうそだったってことでいいのかな
324 :
名無しのオプ:2006/09/29(金) 23:39:59 ID:IJcGsnpa
問題となっている犯罪行為を止める気配がないのだから、いつまでたっても時効は成立しないと思うよw
325 :
名無しのオプ:2006/09/30(土) 06:46:46 ID:RRnuSEpv
犯罪行為などどこにもないよ。
アンチが日下に煽られてギャアギャア騒いでいるだけ。
326 :
名無しのオプ:2006/09/30(土) 07:31:07 ID:FxCTu1Kb
つまり「某三流評論家がいきまいている例のヤツ」「もうあの件は時効まで何も起きん」
というのは日下という人物に関することなわけか。ふーん。未だに名指しで中傷とは
実に良い度胸……と言いたいところだが、ただのアホウだなw
327 :
名無しのオプ:2006/09/30(土) 07:47:16 ID:wlv7Ti1y
さすが書斎さん、理論家だなあ
328 :
名無しのオプ:2006/09/30(土) 09:56:09 ID:g1Xe+62f
どのような理論なのか論理的に説明できない理論家の書斎さんw
329 :
名無しのオプ:2006/09/30(土) 22:00:25 ID:RRnuSEpv
>>326 それを繋げて読むには何らかの意図なしでは無理でしょうな。
だからこそいつまでたっても立件できないわけでw
330 :
名無しのオプ:2006/09/30(土) 22:06:36 ID:YRzZrTtJ
331 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 09:26:14 ID:M3JXPP6E
>>330 それはおまいに文章を読み取る能力が欠如してるからだよ。
332 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 09:33:25 ID:DW9UdFhV
>>331 いやいやお前の頭が悪すぎて326が何言っているのか理解できず、
意味不明な329をレスしたのが原因だろう。
333 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 10:26:18 ID:Sueg73Y9
>>331 おまいに〜とか、2ちゃん用語を気さくなあんちゃんを装って使用しておりますが
この人、来年50代の大台にのります。
みっともないですね、あり得ませんよ。
334 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 10:30:14 ID:es5ymEIz
粘着バカのコテハン叩きに比べたら遥かにましだろ。
335 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 14:39:23 ID:ZeEwzPih
馬が前スレでどんな発言したのかも知らない=スレ住人ではないくせに、
スレ違いの馬の弁護と日下氏への誹謗中傷を執拗に繰り返す、
>>334のようなクズ馬とそれにたかる銀バエが一番の悪者だろうよ。
336 :
名無しのオプ:2006/10/01(日) 14:57:27 ID:+R9Fo9zR
>>335 同意
書斎は名無しでグダグダ言うな
正々堂々を論争してみろカス
337 :
名無しのオプ:2006/10/02(月) 15:58:30 ID:nPWA9JUX
10月になってもまだ暑い日が続くね。
こんな日はプールにでも飛び込みたいな。
338 :
名無しのオプ:2006/10/07(土) 09:01:52 ID:QjRcEuJS
二度は言わない
さがしてください
339 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 19:39:53 ID:RMGXGTpC
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1159366393/414 379 名前:最低人類0号 本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 17:30:42 mS7LF6G8
>>413 阿呆を苛める時は殺さず生かさず末長く、を信条としておりますので
書斎先生がまだ娑婆に居られるのは喜ばしいことです。
真面目にミス板等で雑談を楽しみたい方々は憤慨されるでしょうが…
これが書斎叩きの実像だよ。書斎が悪いわけではなく叩いたり煽ったりする連中が荒らしであることは最早明白でしょうね。
そして、三文文士の日下某が都筑スレでこの連中の尻馬に乗ってスレを壊滅的に破壊したこともな。
340 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 20:24:09 ID:zwMjQg/T
( ´_ゝ`) フーン
341 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 20:39:50 ID:RMGXGTpC
>>340 余裕ぶっこいた振りはやめとけや。コテハン叩き荒らしと日下何某の劣勢は明らかなんだからなw
342 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 21:05:53 ID:o9xSKXdN
直接リンクじゃなくて引用か、それなら何ボでも捏造が可能w
343 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 21:09:49 ID:RMGXGTpC
>>342 おまいは目が見えないのか?
ちゃんと直接リンクできるようにしてるだろう。コテハン叩き荒らしの印象を変えようと必死過ぎなのはわかるが、
あまりに馬鹿げた発言はやめとけや。
344 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 21:27:46 ID:eezVfE4L
ブラクラかもしれん直リンを律儀に踏むヴァカはおらんよw
ここは魔界中野魔界2ちゃんだぜ?
345 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 21:56:11 ID:VGSSEIBs
おれは相当に無知なんだって威張られても困るよ
346 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 22:27:12 ID:vYRIN7kQ
たとえブラクラじゃないにしても、
339に引用されているレスが
339自身が投稿したものではない、
という保障は無いしな。
どうせ自分で発言して
自分で告発してるんだろ?
347 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 22:57:14 ID:RMGXGTpC
言い訳が必死すぎて笑い死ぬよwww
348 :
名無しのオプ:2006/10/13(金) 23:18:32 ID:vYRIN7kQ
あぼーん
350 :
名無しのオプ:2006/10/15(日) 09:44:26 ID:Q+dpHoVd
どうせこれも全部書斎の自演だろ
見苦しい
351 :
名無しのオプ:2006/12/31(日) 11:35:28 ID:2fo8r8Wb
某三流氏はとんだ恥をかき続けた一年でしたなあ。
あんなこと書き込まなきゃよかったのにねえ。
352 :
新桔梗信次:2007/03/28(水) 17:58:41 ID:J8I+JbOj
どっからでも、かかってきなさい。
353 :
名無しのオプ:2007/05/30(水) 20:58:26 ID:Xub8XKoO
挙げ
354 :
名無しのオプ:2007/06/15(金) 23:49:02 ID:4gA97Ezr
みすず書房から
宮田昇氏の『戦後翻訳風雲録』が増補改訂して復刊!
2600円だけど面白す。興味ある方は、どぞ。
355 :
名無しのオプ:2007/09/05(水) 02:53:51 ID:anlbFL82
後期というか何というか、コーコシリーズの長編がK文社から連続で出たわけだが、
なんでコーコだったのだろ?
「三重」とは違う形の“形式への挑戦”とは思うけど、いかんせんコーコには荷が重すぎ。
・・・キャラ立ち弱いし。
この作品群の意義をどなたか批評してくれんかのぉ・・・。
356 :
名無しのオプ:2007/09/13(木) 00:08:45 ID:F9chitMf
新顎十郎が復刊されたな
357 :
名無しのオプ:2007/09/14(金) 15:23:43 ID:5vsX5apy
うむ。
日明恩のあとがきには
ちょっと泣いた。
358 :
名無しのオプ:2007/09/15(土) 15:47:42 ID:9tCaRbfL
>>356 文庫の2にあたる部分は、入っているのでしょうか?
359 :
名無しのオプ:2007/09/15(土) 16:55:57 ID:CLZR2q12
>>358 多分1巻目だけだと思う。
収録作品
・ 児雷也昇天
・ 浅草寺消失
・ えげれす伊呂波
・ からくり土左衛門
・ きつね姫
・ 幽霊旗本
・ 闇かぐら
360 :
名無しのオプ:2007/09/16(日) 13:25:10 ID:ub6EkF+A
>>359 ありがとうございます。
復刊なので、そうじゃないかと思っていてけど、ぜひ、2の方も出して欲しい。
361 :
名無しのオプ:2008/01/03(木) 23:03:07 ID:3fYbj7M7
日下さんよりお知らせ。
179 名前:名無しのオプ 投稿日:2008/01/03(木) 15:40:01 ID:j4diBI5+
(略)
>>169-171 昭和ミステリ秘宝は、作者の知名度と作品の出来、入手何度などを勘案して
小林信彦『紳士同盟』『紳士同盟ふたたび』、都筑道夫『東京夢幻図絵』、
山田正紀『贋作ゲーム+不思議の国の犯罪者たち』というラインナップに
なりました。
362 :
名無しのオプ:2008/05/17(土) 19:50:31 ID:40vXObgH
ほしゅage
363 :
名無しのオプ:2008/09/07(日) 08:30:22 ID:Y0GbeAWB
そろそろこちらのスレが活性化する予感
364 :
名無しのオプ:2008/09/07(日) 22:14:37 ID:yT36knk8
『紳士同盟』を読んだけど、過去の文庫本の解説が収録されているのが良いね。
解説を付けさせてくれない作家なんか嫌いだ。
365 :
名無しのオプ:2008/10/14(火) 11:52:24 ID:u1+Q+LnO
東京夢幻図絵には何か併録されるのかな
366 :
桔梗信次:2008/10/18(土) 03:31:34 ID:hzi0BXrt
同じ系統の短篇が他にないため、小説作品の併録はありませんが、
三井永一画伯のご厚意により、中公文庫版のカバー画と桃源社版の
各篇トビラ絵を再使用させていただくことが出来ました。
また、「道化の餌食」が掲載された「野性時代」の巻頭グラビア
「餌食にした町」10ページ分を再録しました。さまざまな自作の
舞台になった町の写真に、著者自身がキャプションをつけたもの。
こちらはネガが見つからず、印刷物からの復刻になります。
367 :
名無しのオプ:2008/10/18(土) 17:00:31 ID:sMXPi+Qu
368 :
名無しのオプ:2008/10/18(土) 23:25:53 ID:EDdYqbPR
369 :
名無しのオプ:2008/10/20(月) 14:15:48 ID:iF3Yr04q
わっ、桔梗さん、帰ってきてくれたのですね?
できれば、これからも、いい情報があれば、ここで紹介してください。
370 :
名無しのオプ:2008/10/22(水) 20:11:09 ID:mWJPuYqZ
コマーシャル=悪にあらず。そんなに目くじら立てんでもいいんでは?
371 :
名無しのオプ:2008/10/23(木) 01:23:50 ID:nflFwd8P
367みたいに見当違いの事言ってる人はスルーでいいよ
372 :
名無しのオプ:2008/11/08(土) 18:33:13 ID:FE+F+Pja
『東京夢幻図絵』面白いね。
男女関係の構図がほぼ同じ作品があったりするのはアレだけど、その場合も当時の風俗とかの描写が楽しくて許せてしまう。
まだ3編読んでいないのがあるけど、これらにも期待。
373 :
名無しのオプ:2008/11/09(日) 23:22:51 ID:X2g82gTM
今年はキリオンと夢幻図絵の2冊が復刊されたけど、来年はどうなるだろうか
374 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 16:04:45 ID:8/9RYMqw
「東京夢幻図絵」
近頃こんなに誤植が多いのは珍しい。
あれ?っと思ったのが3〜4ヵ所。微妙なのが(腕とも胸とも読める)1ヵ所。
単行本になったばかりなら分るが、もう何度も文庫になってるし。
しかし、都筑センセー面目躍如たる面白さ。堪能しました。
375 :
名無しのオプ:2008/12/02(火) 01:49:32 ID:v0Tsh0/x
376 :
名無しのオプ:2008/12/13(土) 16:37:58 ID:HM1fW7ti
神保町の@ワンダー、今都筑道夫の本えらいことになってるな
買わなかったけど・・・まとめ買いしたい人は見に行くといいかも
377 :
名無しのオプ:2009/01/21(水) 17:58:14 ID:3pNsb27b
あけおめAGE
378 :
名無しのオプ:2009/01/21(水) 19:48:53 ID:yZqoVEF2
にぎやかな悪霊たち復刊しないかな
379 :
名無しのオプ:2009/01/21(水) 20:16:30 ID:oDuLKRGy
ようやく発売か。
〈2月20日発売予定〉
●『都筑道夫 ポケミス全解説』(小森収 編集)
(定価2700円+税) 装幀:平野甲賀
お待たせしました!
都筑道夫氏が、エラリイ・クイーン・ミステリ・マガジン編集長時代から
書きついでき た 「ポケット・ミステリ」の解説を一冊の本になります。
「ミステリ評論家」都筑道夫の真髄がいま明らかに!
(※EQMM連載「ぺいぱあ・ないふ」も収録)
http://webfreestyle.com/forthcoming.html
380 :
名無しのオプ:2009/01/24(土) 22:26:31 ID:WU3GwKoC
381 :
名無しのオプ:2009/02/18(水) 21:12:36 ID:yryoC32M
ポケミス全解説が発売されたね
382 :
名無しのオプ:2009/02/18(水) 21:23:35 ID:QkmIBBaG
ポケミス全解説、買ってきました!
ありがとうフリースタイル!
ありがとう小森収!
383 :
名無しのオプ:2009/02/21(土) 22:19:12 ID:jVuPdWkS
ポケミス全解説は嬉しいけど、復刊系ももっと出てほしいな
面白い作品なのに新刊で手に入らないのはまだまだあるし
384 :
名無しのオプ:2009/04/02(木) 01:48:06 ID:9LwfM55+
保守
385 :
名無しのオプ:2009/04/02(木) 04:27:32 ID:DkRhtJjD
読ホリデイ刊行決定だって
386 :
名無しのオプ:2009/04/03(金) 14:16:03 ID:rCNNLMUg
やたー
387 :
名無しのオプ:2009/04/06(月) 12:29:24 ID:fAleGOWN
でも、全部じゃなくて抜粋なのか…
量が多いから仕方ないけど。
388 :
名無しのオプ:2009/04/06(月) 19:04:04 ID:7xokG8Zr
半分だけじゃ出てもしょうがないな。結局、ミステリマガジンで読むしかない。
389 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 00:19:05 ID:f0Dwx3rF
上下巻でも三分冊でもいいからまとめて出して欲しいねえ
連載時に一通り読んでるけど
もうだいぶ忘れてるだろうからなあ・・・
390 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 10:44:36 ID:TQrR4sDv
怒られるの承知で書くけど、読ホリデイ、最後のあたりは体の不調についての愚痴が多かった。
抜粋ってのはそういった時事ネタをカットした、本や映画の話になるのではないかと思う。
391 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 10:59:01 ID:YaDiXtFZ
そういう愚痴とかの回をカットしたとしても半分も削ることにはならないんじゃ
前に日下さんも言ってたし素直にページ数の問題と捉えていいんじゃないかな
どっちの理由にしろ、全回収録してほしいところだけど
392 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 13:48:12 ID:pOBkiJZ1
むしろそういう愚痴こそが面白いかも。
393 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 19:12:33 ID:DKQps5Lu
例えば今回のフリースタイルの本が「都筑道夫ポケミス全解説」ではなくて
「都筑道夫ポケミス解説傑作選」という300ページほどの本だったとしたら
増刷がかかるほど売れただろうか。
「ぜんぶ読みたい」というファン心理を蔑ろにした出版企画は失敗するよ。
394 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 19:49:41 ID:j0AIivnp
>>393 うーん。このスレに来るような人だったらセンセーの本というだけで買うと思うけど
どうかなあ。
やっぱり「全」が付くと違うような気もする。
395 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 22:08:22 ID:19iQokJZ
都筑道夫の本なんて、買う奴はなんでも買うし買わない奴は買わないと思うよ
396 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 22:47:23 ID:xxIpA7Op
397 :
名無しのオプ:2009/04/11(土) 23:47:09 ID:qa7uQC7Z
ん? 俺はどっちにしろ買うけど、
体の愚痴であろうと何であろうと、
全部通しで読みたいというのが本音。
まあ、ハヤカワが出さないんだから仕方ないね。
図書館に通って、コピーでも取るか。
398 :
名無しのオプ:2009/04/12(日) 00:23:12 ID:9h5ZnsAf
>>390 愚痴というか
当初の「読」の部分のない身辺雑記みたいになってたよね
分量がどんどん減っていて読んでいてすごく不安になったよ・・・
小林信彦も同じようなこと感じていたって後のエッセイで書いていた
あの辺は正直読み直したくないくだりだけど
かといってカットしてしまったら
エピローグのない小説のようになってしまう気もする
>>395 だから多少多くなっても全部出せばいいじゃない
>買うやつはなんでも買う
399 :
395:2009/04/16(木) 13:14:00 ID:jnAUGwmN
>だから多少多くなっても全部出せばいいじゃない
うん、俺もそう言いたかったのよ
推理作家の〜なんて馬鹿高いわけだしね
400 :
名無しのオプ:2009/05/23(土) 15:50:17 ID:7iFWm0Au
401 :
名無しのオプ:2009/06/03(水) 11:18:06 ID:05EmC5p5
402 :
名無しのオプ:2009/07/02(木) 15:40:38 ID:pPHI/plk
403 :
名無しのオプ:2009/07/25(土) 04:56:13 ID:oT7a9y/u
次は「東京スポーツ」の日替わりエッセイ「いれ艶筆」だね(水曜日担当)。
こちらは怪談ウンチク話が中心だったけど、
これこれのネタをこう発展させたけど、ここで行き詰まったとかの自作も多かったし、
それがミステリの場合、リアルな必然性では、このネタは支え切れないといった言及の仕方までしてた。
404 :
名無しのオプ:2009/08/01(土) 05:22:52 ID:/18ygOqg
ミステリー!
405 :
名無しのオプ:2009/08/01(土) 08:54:20 ID:xGlO2Yfh
>>403 「いろ艶筆」は新潮文庫で部分的に出てなかったっけ?
たしか「昨日のツヅキです」みたいな題名で…
406 :
名無しのオプ:2009/08/01(土) 12:25:33 ID:1+AeBllV
「昨日のツヅキです」は週刊誌に連載した「先週のツヅキです」を
まとめたもので、「いろ艶筆」は入ってないよ。
407 :
名無しのオプ:2009/08/02(日) 11:09:57 ID:MR8UdKDb
映画好き名人らしい。
408 :
名無しのオプ:2009/08/11(火) 19:31:16 ID:XkLfBJpj
予告されていた「北斎当年二百余歳」のトリックは「妄想名探偵」の一編で使われたらしいけど
どの短編かわかりますか?
409 :
名無しのオプ:2009/08/29(土) 21:30:11 ID:6uEClRKI
アゲ
410 :
名無しのオプ:2009/11/16(月) 16:26:20 ID:xJ6Cfm81
読ホリデイ読んでるが、本格を古いものと捉えているのは残念だなあ
411 :
名無しのオプ:2009/11/16(月) 23:07:12 ID:3D2jYa/x
まあ時代の流れ的に仕方なかったんじゃね?
海外のミステリはどんどん内面を書く方向に言ったわけで
412 :
410:2009/11/17(火) 23:26:08 ID:Qh8iawih
読了!
前述のように本格やクラシック新刊に否定的なのは寂しいが、
総じて楽しい読み物だった
ガイドからどんどん逸脱してトリビアや裏話思い出などなど
縦横に飛ぶ文章は節々に共感を呼び起こす
翻訳に対する厳しい姿勢は苦笑したけど
そして後半親しい人たち次々に死んでいくのは悲しかった
それにしても、しょっちゅうハワイ行って映画観まくり凄いなあ
独学英語なのに
413 :
名無しのオプ:2009/11/18(水) 02:22:49 ID:A5o0bsii
おつかれ
あの量だと読むのも一苦労だよな
つか純粋な書評集としては取り上げる作家偏りすぎ
キングとマクベインばっかじゃねーか、みたいなw
あとラストでどんどん本が読めなくなっていって、「次で読む」とか言ってた奴が
結局忘れ去られてたりとかは読んでて悲しくなった
妻が死んだ、の一文は衝撃的だし
まあその後で映画スパイダーマンの話をしてるところがさすがだけどw
414 :
名無しのオプ:
あ、忘れてた
読ホリデイの下巻だったかな
バリンジャーの「赤毛の男の妻」のネタバレしているので注意
急に出てくるから付録の索引からバリンジャーが出てるページは
避けたが良い