>>445 わからないのであればレスは不要。
エラリー・クイーン作品(初期)を手本・理想にしている
日本の本格ミステリの作家は多い。
シマソウ、アーヤ、ノリリン、森厨房、アリス等々
しかし、なぜかその物語設定は、カー風の怪奇・怪談風のものが多い。
あの鮎川先生でさえ短篇の傑作「赤い密室」「白い密室」は怪奇色が強い作品であり、
社会派と称される清張先生も、怪奇探偵小説の直系とも言える
謎解きミステリ長編「高校殺人事件」を書いている。
本朝における本格ミステリのマエストロ横溝正史先生が、クイーン風ではなくカー風の
路線を選択したことが、その後の読者の嗜好形成や後進の作家に与えた影響は
大きいものがあるようである。